ゲームサークルRAINBOW謹製
サモンクリーチャ−管理用紙
030602
10万ヒット記念 中身入り (I〜III) 追加 030801
111,111ヒット記念 能力などを日本語化 030904
モカと引き替えに修正・スリクリン@CR2氏によるpdf化 030911
再訂正&スリクリン@CR2氏によるpdf化 031023
めぐり氏からのモカ情報を元に表を一部修正 040904
HAL氏作 サモンネイチャーズアライI-IX,サモンモンスタ-(G,N)I-IX追加 041027
HAL氏作 ,サモンモンスタ-(E,N)I-IX追加 041127
Cds:PEの名が示すとおり、D&D3eとはロウソクと召喚された犬と急所攻撃が全てのゲームである。
中でも魔法使い達が自在に操る召喚獣達は少し呪文レベルが上がっただけでダメージリダクションは付くは特殊能力は付くは、もうむちゃくちゃな性能を誇っていると言っても過言ではない。
しかし。
そう、しかし、だ。
世界中のウィザード達は、強力な召喚術士として活躍するために、プレイ時に常にMonster Manual(MM)を小脇に抱えていなければならないと言う大きな障害を抱えている。なぜなら、召喚されるべきクリーチャー達はほとんどPHBには掲載されていないからだ。この障害は、魔道書が必修のものであるウィザードをリアルにロールプレイさせてくれるWotCの小粋な心遣いなのかも知れないが、ありがた迷惑この上ない配慮であるといわざるを得ない。
なぜか?
召喚されたクリーチャー達が、セレスチャルだのフィーンディッシュだのとナニを意味してるのか日本人の9割以上が知らないであろう名前を冠しているばかりでなく、暗視能力だの火へのレジストなどといった様々な能力をも身につけてしまっているからだ。
つまり、ドルイドのようにバカ正直に素直な心で素の動物を召喚している間抜けな連中はともかく、5HDを超えればダメージリダクションまで獲得し始める召喚獣を使いこなす大魔道士様としては、MMのみで召喚獣を操ろうとすると大変なことになる。
「ようし、じゃあウェストはサモンモンスターIVを唱えるぞ。えーとPHBによれば15種類の中からクリーチャーが選べる・・・ってずいぶん動物じゃないのも混じってるなおい・・・ん?インプってiで始まるクリーチャーだよな?なんでIの項にいないんだ?・・・・なんでDevilの項に入ってるんだよコイツ!もういい!じゃあフィーンディッシュ・ダイア・エイガリっつぐおああ!(←舌噛んだ:15秒悶絶)とにかくダイアエイプにするぞ・・・え?フィーンディッシュの能力はって?知るかそんなのなんか悪魔っぽいんだよふぃーんでぃっしゅなんだからよ。ナニ?HDが多いとダメージリダクションが付く?いやまて、ウェストはエイリアニストだからクリーチャータイプが・・・・」
あわれ、立派な大魔道士様であるはずの君は、一回召喚魔法を使用するたびに突然ネタを振られたふかわりょう並の大パニックに陥ること必定である。
プレイ中断、パーティ崩壊、家庭不和、離婚訴訟などといった不幸な事態を招くことにもなりかねない。
しかし、もう安心だ。
増加する一方である日本での離婚率を低減させるべく、我々はサモン・モンスター管理シートを作成した。
このシートをプリントアウトし、自分の良く召喚するクリーチャーのデータを書き込んでおけば、わざわざMMを持ち歩かずとも召喚士気分を満喫できること間違いなし!
オマケに使い魔を持ってる君には使い魔管理シートとしても、さらにはDMには出現モンスターデータ管理シートとしても使用できるのである。
さらに今回は「20面体ダイス板」管理者であるところの“ニッポンの賽振り”氏の手になるpdf版まで用意される周到ぶり。
あまつさえ、このたびCds:PE10万hit記念事業のひとつとして、サモンモンスターおよびサモンネイチャーズアライ呪文により召喚可能なモンスター達を、I〜IIIに限り、各種クリーチャー種別による修正を施した上で表に記入したモンスター一覧表も掲載される運びとなった。めでたし(ちなみにこちらに関してもニッポンの賽振り氏の手によって一部がpdf化されている。EXCEL持ってない人は新潟に足を向けて寝てはならない)。
ゲームサークルRAINBOWがいかに日本の離婚率上昇を憂えているかがおわかりになろうかと思う。
ぜひともこれらのシートを使用して、タクマ君良子さんともに協力し、明るい家庭を築いていただきたい。
【・・・・・・・・誰?】
030904 111111ヒット記念 追記
長い交際期間を経て、ついに所帯を構えるに至ったタクマと良子であったが、2人の生活には早くも亀裂が入りつつあった。一体二人の間に何が起きたというのだろうか。
タクマは英語が読めない良子に気を使って日本語版モンスターマニュアル(以下和MM)を購入したのだが、その能力の表記はRAINBOW謹製サモンモンスター表の表記と一部が異なっていたのである。
「もう英語版持ってるのにわざわざ日本語版買う必要もないっしょ。つーか金ねえし。置き場にも困るし」とかたくなに和MMの購入を拒んだ石川の手によって作られたかの表は、確かに一部が英語の表記のままだったのだ。
この小さな齟齬は、しかしタクマ・良子の二人の間に大きな影を落とす原因となる。
良子「ダーリン、じゃあ私はサモンネイチャーズアライIIIでレパードを召喚するわ。(果てしなく野太い声で、ウルヴァ○ンの身振りをまねつつ)サモネイチャーザラァァーイ!! 煉獄の猛り狂うレパードを召喚!そして攻撃表示!(腕を組みながら、むやみにえらそうに)」
タクマ「・・・・・はい。どうぞ」
良子「じゃあ攻撃ね・・・あらん?pounceって能力があるみたいだけど・・・え?Rake?」
タクマ「良子ちゃん、どうかした?」
良子「ダーリン、私のレパードちゃん、いろんな能力持ってるみたいなのぉ。」
タクマ「どれ・・・・・あれ?能力だけ英語だねえ。よくわかんないな・・・・・じゃあ、とりあえずナシで」
良子「!! ヒドイ! ダーリンそんな人だったの!信じられない!わたしのレパードちゃんを!」
タクマ「え?・・・あ、いや・・・だって、時間が・・・・」
良子「ひどいわ!結婚前はあんなにやさしかったのに!釣った魚に餌はいらないってこと?いらないってことなのね?いいわ!実家に帰らせていただきます!」
マズイ。日本の離婚率を低下させるべく作り上げたはずのサモンモンスター表が、タクマ・洋子の間を引き裂くなんて。
ああ、何という皮肉だろう。
これが二人の運命なのか。
マゼラン星雲波高し。
そんな二人の、そして高齢化・少子化の危惧される日本の危機に、一人の男が立ち上がった。
良子が自分の荷物をアタッシュケースに詰め、タクマがそのまわりで半泣きでオロオロしているわずかな間に、男は作業を終えた。
『用語、和MMに合わしときゃいいんでしょ?ほれ。』
今まさに玄関を出ようとする良子(よそ行きに着替え、何の用があるのかしっかりコロンまで叩いている)の前に、コピーの束がばさりと音を立てた。
拾い上げた良子の目が驚きに見開かれる。
そこには用語が和MMの記載にコンバートされた、いわば完全版サモンモンスター表がしっかりと印字されていたのだ。
良子「こ・・これは・・・・・そうか!pounceって「飛びかかり」のことだったのね!それにRakeは引っかきのことなんだ・・・ダーリン、私ダーリンのこと誤解してたみたい・・・・ゴメンネ」
タクマ「いやぁ、わかってくれればいいんだよ。ア、アハハハハ」
洋子「うふふふふ」
タクマ「・・・・・・・・あ、待って!あなたは一体・・・・?」
タクマは、無言のまま(そして呆れ顔で)2人に背を向け去って行こうとする男に声をかけた。
開いた扉から差し込む逆光の中、男は振り返り、一言言い残してその場を去った。
タクマは、顔さえよく見えなかった男の残した言葉を噛みしめるように、何度も繰り返した・・・・・・。
『あ、匿名でお願いします。』
というわけで(長い)、匿名の有志の方より『表記を日本語版モンスターマニュアルに合わせたサモンモンスター表』をいただきました。
111,111ヒット記念事業として、ここに発表させていただきます。
ご協力下さった某氏、ありがとうございました。
それから、pdf化に関してはETM氏・通りすがりのNPC氏より多大なるご助言・ご示唆を頂きました。
あわせてここに御礼申し上げます。
さあ、使いやがれ!
注)pdf版は文字が詰まったり消えたり線が太かったりと激しく出来が悪かったのですが、
スリクリン@CR2氏のサイオニクスパワーにより大幅に改正されました。イヤッホウ!
さあ、四本腕の妙技を味わうがいい!
031023 さらに追記
多数のモカと引き替えに、誤記・誤植の訂正がなされました。
さあて、pdf化はどうしようか・・・・・。
思案に耽る石川は、部屋の扉を叩く音を聞いたような気がした。
ん?誰だ?こんな夜中に。
立ち上がろうとしたその刹那、部屋の扉が、本来開かないはずの方向に向けて、無数の破片をまき散らしながら開いた。
驚く間も与えないかのように、俊敏な動きで破砕口をくぐり抜けて、緑色の生物が石川の部屋に飛び込んだ。
「・・・・な?ななな?」
奇妙にも見えるバランス感覚で二足歩行するその生物は、まるでそこにいるのを知っていたかのように石川の前に立ったかと思うと、無言のまま襟首を掴んで石川を立たせた。
四本の腕に付いた鈎爪は石川のシャツを引き裂き、穴だらけにしている。その細い腕のどこにそんな膂力があるものか、その生物に持ち上げられ、石川の両足はプラプラと宙をさまよっていた。
カマキリのような顔に並んだ二つの複眼が、キチン質特有の輝きを伴っててらてらと輝く。
その不気味な輝きは知性の----本来昆虫にはないはずの知性を感じさせる輝きだった。
その生物はきちきちときしむような小さな音を立てながらゆっくりと口を開いた。
肉食の昆虫特有の小さな牙が、あたかも連動するかのようにぐっと前にせり出す。
石川は、その牙が自分の喉笛を食いちぎり、血がほとばしる様を想像して小さく身震いした。
その背にはじっとりと粘り着くような脂汗がにじみ出る。
石川は、死を覚悟した。
石川の生命を掌中にした、ヒューマノイドは小さく震え出す。
呼吸はひゅうひゅうと荒く、胸は大きく波打ち、極度の興奮状態にあることが見て取れる。
と、突然、その細身の体からは想像もできないような大声で、ヒューマノイドは叫んだ。
「・・・・・・イシカワ!
Get the Taaabooole!!」
ヒューマノイドの頭頂部の周りで、緑色の輝き----火花のような、電流のような、それでいて暖かみのない、不可思議な輝き----がきらめいた。
今さっきまで石川のいじっていたコンピュータが、突然バチバチと火花を散らし始める。
パソコンから四方に飛び散った電流が空気を切り裂き、部屋の中に生臭いオゾンの香りが満ちる。
モニターは激しく明滅を繰り返し、あたかもそれに呼応するように蛍光灯が明滅する。負荷に耐えきれなくなったのか、モニターは奇妙な色合いに変色し、画面には無数のヒビが。
あまりの眩しさに石川は目をつぶる。
そして静寂------。
どれほどの時間が過ぎただろうか--------。
石川は、覚悟を決めてそっと目を開けた。
そこは、何の変化も生じていない、自分の部屋だった。
ドアも、パソコンも、照明も、部屋の空気も。
そして先ほど4本腕のヒューマノイドに掴まれて破れたはずのシャツも。
何一つ変化していない部屋がそこにあった。
・・・・・・・・夢でも見ていたのだろうか?
やれやれ、仕事も趣味も程々にしなきゃな。石川は小さく頭を振る。
いやな夢を振り払おうとでもするかのように。
無事だったという安堵感と、夢にしては異常なまでに感じられたリアリティに対する恐怖感。
奇妙な二つの感情がない交ぜになったまま、ふとモニターに目を向けた石川は、そのままの姿勢で凍り付いた。
そこには先ほどまでは決してなかったはずの----否、石川には決して作り得ないはずの、サモンモンスター表pdf版が、自作したExcel版と並ぶ形で、ぽつりと表示されていた。
とまあそんなわけで、スリクリン@CR2氏の再度のご協力により、修正版サモンモンスター表ならびにサモンネイチャーズアライ表が完成しました。
表を使う人たちは名古屋の方に足を向けて寝てはいけません。
え?なぜかって?
だって、いるじゃないですか。君のすぐ後ろに。
<サモンモンスターI〜III 一覧表>
<サモンネイチャーズアライ I〜III一覧表>
<こっちは白紙シート!>
#使い魔や特別な乗騎、動物の友達記入に使うが吉
<使い方>
PDF版でもEXCEL版でも好きな方をクリックして、データが表示されたらそのまんま適当なサイズの紙(A4が適当と思われる)にプリントアウトしよう。そしたらテキトーに自分の使うクリーチャーデータを書き込んでいくがいいさ。
#ちなみに石川は“プリンタの設定”により、A4用紙1枚に2ページ印刷されるように設定して利用している。現実にはこちらの方がコンパクトで使いやすい。と思う。
041027&041127 追加
さて、いくつかの細かい修正とバージョンアップは行っていたものの、いしかわはこのサモンモンスター表並びにサモンネイチャーズアライ表をほっぽらかしにしていた。
いや、それは正確な言い様ではない。
実を言えば、この約1年半の間、何度か続編を作ろうと試みたことがあった。
掲示板やD20板、そしてメール・・・・幾度となく、「続編はまだですか」「4レベル以降の表はないですか」という、ようは催促を受けるたびに、作ろうと試みてはいたのだ。
だが、その試みは、これまで全て失敗に終わっていた。
大抵はPHBの呪文のところに表示されたモンスターの数を確認したときに。
多くの場合、そのクリーチャー数の多さにげっそりしてそのままPHBを閉じ、布団引っかぶってフテ寝をはじめたものである。
そして、まれに心がその数に負けぬ強さを持っていたとき(ああ、たぶんロッキーかジャックアスでも見た直後だったのだろう)、データの打ち込みをはじめたことがあったとしても、2、3のクリーチャーを完成させたあたりから「大体なんで俺がこんな苦労せなあかんねん欲しいちゅー奴が作ったらええやんけわし使うわけやないんやからせめてもテキストででも作って送ってよこしてみろやその直後に表にしたるっちゅーんじゃ欲しい言うんやったらおどれもちっとは努力せんかいヴォケが」等という呪詛が口から漏れ出しはじめ、家人が不安そうな表情でこちらをのぞくようになり、その後2つほどクリーチャーを入力したあたりでパソコンのキーボードをひとつぶん殴ったあと自室のサンドバッグを延々どつきはじめたり通りすがりのヨメに意味もなくスタナーをキめてみたりプチプチシートを黙々とつぶしてみたりなどの現象が周辺で起こり始めるため、中断せざるを得なくなってしまったのだ。
ぶっちゃけた話、そもそもモンスターの表って入力すんのめんどくせえんだよな。
書くことやたらいっぱいある上に、そのせいで記入欄が瞬く間に埋まって文字数あわせに悶絶するハメに陥るし。
あと9レベルサモンとかって自分では絶対使わないから、正直作る気になんねーんだよなこれが。
とかブツブツ自分に言い訳していたところ、なんとHAL氏から全レベルを網羅したサモンネイチャーズアライ表が送られてまいりました。
<ダウンロードせよ!>
サモンネイチャーズアライI〜IX
通常版 PDF版
1ページに2ページ入ってる版 PDF版
スゲエよ!くそ!超便利!
つうかこんなめんどくさいばっかりの地道な仕事を黙々と果たしてくださったHAL氏はガチでスゲエと思います。
マジで。
いしかわはその根気と忍耐力に賞賛の拍手を惜しまないものであります。
ありがとう!ありがとう!
というわけでダウンロードした人はページを繰る度に「HALさんありがとう」と心の中でつぶやいてから使うように。
え?クレリックの僕はどうしたらいいのって?
安心したまえ。HAL氏はその辺も抜かりない完璧超人なのだ。
HAL氏はサモンモンスターI〜IXをも完成させてくれていた。
もうね、彼はすばらしいよ。2000万超人パワーはあるね。マジで。
さあ、使うがいい!
<ダウンロードせよ!>
サモンモンスターI〜IX(善&中立)
通常版 PDF版
1ページに2ページ入ってる版 PDF版
サモンモンスターI〜IX(悪&中立)
NEW! 通常版 PDF版
1ページに2ページ入ってる版 PDF版
サモンモンスターI〜IX(全属性)
NEW! 通常版 PDF版
1ページに2ページ入ってる版 PDF版
ちなみに通常版はA4に5体のクリーチャーが、「1ページに2ページ入ってる版」はA4に「通常版」が縮小されて2ページ入ってるものだと思ってくれればいい。
自分の持ち歩く荷物の量と、目のよさと相談しつつ、好みのほうを利用されたし。
そして最後に、こんな大仕事を黙ってこなしてくれたHAL氏にもう一度感謝を!
ありがとう!
当シートについてのご意見・ご要望はこちらまで!