スカーミッシュを遊ぼう!
魁!DDM塾!!
-- Dungeons&Dragons Miniature --
文責:いしかわ
070816 モカ原稿
071101 100万hit記念原稿追加
Amazonに注文したミニチュアがいつまで経っても届きゃしねえ現状を見るに、日本におけるDDM購入人口は相当な人数に上っていると思われる。某イエサブなんかに行っても欲しいパックが無くて再入荷待ちなんてことはざらだし、輸入元であるHJ社もミニチュアのギャラリーや通販を続けてたりするあたり、それなりに買ってる人はいるようだ。
が、しかし。
DDMプレイ人口は、といえば、これはおおいに寂しいものといわざるを得まい。
たとえばGoogle先生に”DDM ミニチュア”と尋ねてみても、DDMをプレイしている人たちのサイトなど数えるほどしか出てこない(ついでにいうと我がcds:peも出てこない。屈。ちなみにDDMだけでググってみるのはやめた方がいい。ダイレクトドライブ駆動方式とか配当割引モデルとか遊戯王ダンジョン・ダイス・モンスターズに興味があるというなら別だが)。
そうなのだ。
世の多くの人々は、DDMをD&D用の駒として、あるいは単にコレクタブルなものとして購入しているのであり、DDMを(まさに本来の用途である)スカーミッシュ・ゲーム(*)のユニットとして用いている人はごくレアな存在なのだ。
それはDACのような煮染めたように濃ゆいD&Dウォリヤーが集まる集会でさえ顕著な傾向である。出るサプリはすべて購入し、DDMは毎回個人輸入で2〜3ダース購入した上「コンプしてない」とトレードやeBayで収集に血道を上げるようなD&D亡者(いしかわはこうした人物を少なくとも5人以上挙げることができる)でさえ、「いやー、DDMはやってないんだよねー」なんてことを平然とのたまうのが、いまのDDMの置かれた現実なのだ。
なぜか?
一つには「現行のプレイ人口が少ない」という点が上げられる。
少なくとも対戦相手(そしてその相手は少なくともウォーバンドが構成できる程度のDDM購入者でなければならない)がいなければゲームが成立しない対戦型ゲームであるDDMにとって「相手がなかなか見つからない」という点は誠にもって厳しい。ちょっと試しにプレイしたくても、その相手さえ見つからないのではおもしろいかどうかも判断できないではないか。
もう一つ、「プレイの困難さ」も大きな問題である。
DDMは現在、プレイマットとしてポスターサイズのマップを使用している。言い換えるなら、ポスターを広げられるスペースが無いとゲームがプレイできないのである。また、実際にはその他にユニットカードを置く場所や各種記録を行うメモを置くスペース、敵の攻撃に倒れたクリーチャーを泣きながら安置する墓地、プレイ場所までユニットその他諸々を運搬してくる荷物を置く場所や対戦相手に投げつけるためのつけもの石置き場などで、なんだかんだいいながら4人で会議室の机1つ程度のスペースを必要とする。M:tG等のカードゲームなどであれば多少の高低差のある場所(例えば階段やマクドの机とイスなど)でもプレイできるが【迷惑です】、フィギュアを並べた位置1マスのずれで戦況が大いに変わることすらあり得るDDMでは平坦な場所が必須となる。総部屋数12部屋平屋建てガレージつき庭つき飼い犬つき牧場つきショットガンつきオールド・ブラック・ジョーつきなメーリケェェェン!な家ならともかく、ラビットハッチなジャパニーズたる我らにとって、これだけのプレイスペースを取ろうと思うと結構な努力が必要とされる。「そんならみんなでできるD&Dにしようか」という流れになってしまうのもむべなるか。
しかし。
そう、しかし、だ。
DDMはつまらないのか?という質問に対して、われわれDDMウォリヤーたちは胸を張って答えるだろう。「ノン、断じて!」と。
そう、DDMはおもしろい。
D&Dをベースにしたなじみある戦闘風景、総計200ポイントのウォーバンドを構築する戦略の妙と、それらを縦横無尽に繰る戦術の楽しさ、いつもは顔を見たら全力で逃げ出すだろうヒュージレッドドラゴンやマインドフレイヤを操りファイヤブレスやマインドブラストで敵を蹂躙する喜び、そして20面体の出目に一喜一憂しながら対戦相手と競い合う楽しさ。
そもそも、D&Dとは戦闘を楽しむゲームである。【断言】
そのD&Dの戦闘部分を抽出した、しかもそれにウォーゲーム的戦略性を加味したDDMがつまらないはずがない。
実際、「DDMを買ってるからプレイはしてみたいんだけどね」という人は少なくない。
現在いしかわは月に1度ほどのペースでD20板【Miniatures】ミニチュアについて語ろうスレでプレイヤーを募集し、DDMを細々とプレイしているが、毎回「やったこと無いんですが」というDDM持ちや他のミニチュアゲームからの参戦者、あるいはプレイ中に声をかけてくるD&Dやその他のTRPGプレイヤーたちとほとんど毎回遭遇している。
よろしい。ならばDDMだ。
DDMを購入しながらプレイしていないものたちを、我らが愛するDDM界に引きずり込んでやろうではないか。
堰を切れ!! 戦闘の濁流の堰を切れ!! 諸君!!
1歩目 D&DウォーリヤのDDM
2歩目 ウォーバンドを組もう!
3歩目
[ダウンロードせよ!]
■ウォーバンドジェネレーター by Va氏
071101 update (DoD追加) いしかわ
■用語集(邦訳版)
071101 いしかわ
DDMルールブック(WarDrum)の用語集部分邦訳
※旧ページ スカーミッシュ
さぼりっこ氏作 ミニチュアリスト (041223)
*本来DDMとは"Dungeons&Dragons Miniature(s)"の略称であり、DDMを使ってのゲームはスカーミッシュと名付けられている。が、なぜかこちらの名称は悲しくなるほど使われていないので、本稿では一般的に使われている”DDM”をそのままゲームの呼称として使用する。
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諸君、わたしはDDMが好きだ。
諸君、わたしはDDMが大好きだ。
50ポイント戦が好きだ 100ポイント戦が好きだ
200ポイント戦が好きだ エピック戦が好きだ
ハイランダー戦が好きだ シールド戦が好きだ
4人バトルロイヤル戦が好きだ 2on2マッチが好きだ
キャンペーン戦が好きだ 一度きりしか行われてない公式戦が好きだ
Field of Ruinで TeleportTempleで
Dragon Shrineで Broken Demongateで
ドラウのMithral Minesで Fane of Lolthで
Magma Keepで Hellspikeで
すべてのマップ上で行われるありとあらゆる戦いが大好きだ
Arcane Ballista がNentyar Hunterの指揮効果で敵を吹き飛ばすのが好きだ
ツンドラスカウトに空中高く放り上げられた敵兵が追加打撃でばらばらになった時など心がおどる
スニグの率いるゴブリン兵団を撃破するのが好きだ
スニグが死んだとたん3人のゴブリンが消えたときなど胸がすくような気持ちだった
スティージの横隊が一斉に敵の指揮官を蹂躙するのが好きだ
取り囲まれた指揮官がスティージに何度も何度も血を吸われている様など感動すら覚える
敗北主義の逃亡兵達をポイントに数えるときなどはもうたまらない
モラルセーヴ失敗に泣き叫ぶ敵ユニットがバロール閣下の指揮下に組み入れられるのは最高だ
哀れな抵抗者達が立ち上がってきたのをエルミンスターが焼き払った時など絶頂すら覚える
巨大ブラックドラゴンのしっぽに戦線を滅茶苦茶にされるのが好きだ
500ptの部隊を守るはずのエピックな前衛が1Rと保たずに斃れていくのはとてもとても悲しいものだ
お金持ちの物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
レアなユニットだけのウォーバンドに追いまわされイエローモールドの様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ
諸君 私は戦闘を 地獄の様な戦闘を望んでいる
諸君 D&Dウォーリア諸君
君達は一体何を望んでいる?
更なる戦闘を望むか?
情け容赦のない糞の様な戦闘を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし次元界すべてのHFOを殺す嵐の様な戦闘を望むか?
『戦闘! 戦闘! 戦闘!』
よろしい ならばDDMだ
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