はじめの一歩のいっぽ先
−−前衛[モンク]編−−
070808文責: T_N
080301 改稿
編: いしかわ
<蛇足>
(幕が開く)
えー、みなさん、いつもモンクで遊んでますか?
(耳澄ます。返事がない)
えー、みなさん、一度くらいモンクで遊んでますよね?
(耳澄ます。数少ない同意の声、そして怨嗟のうめき)
えー、みなさん、これからモンクで遊んでみようと思ってるんですよね?
(耳澄ます。……までもなく嵐のような嘲笑)
(壇上のモンク赤面。無言で困惑。聴衆から野次が飛び始めるに至り、
そそくさと退場。続いて入場したパラディンが歓呼の声で迎えられる。
舞台袖で涙にくれるモンク)
……きっとみなさんも、こんな風景を地元の公民館で見たことが有ることでしょう。
え、ない? ああ、ずいぶんな田舎ですねそれは。
ともあれこんな風に、モンク(のプレイヤー)の経験というものは、語られることもなく打ち捨てられてしまうことが大半でした。
しかし、これを憂えていたのは、世のモンク者だけではなかったのです。慈悲深く、慈愛あまねき、偉大なるCDS:PEからお声がかかり、今まで聞いてもらうことのできなかったモンク講演の内容を、ここにまとめてお目にかけることとあいなったのでございます。
<蛇足ここまで>
モンクは不当に低い評価がなされているクラスでありますが、実際には遊んで楽しい優良クラスなのです。ただ、序盤の困難や隠れた定石の多いこと(必須の特技のひとつがモンスターマニュアルに掲載されている……とかね!)が多くの挑戦者をして挫折させてきたのも事実でありまして、そのへん、もうちょっと楽な道をいくつか示せれば、モンクの不当に低い評価を払拭できるのではないかと考えています(低い評価の正当な部分についてはどうしようもありませんが)。
ので、ここでひとつ、モンクがいかにダメであるか、そしてどうすればマシになるのか、さらにはいかにモンクが楽しいクラスなのか、についてお話ししたいと考える次第。
御用とお急ぎのない方はどうぞどうぞ。
[目次]
誕生の章■モンクを(普通に)作るといかに難儀なキャラになるか
■難儀でないモンクを作ってみよう
●種族
●能力値
●技能
●特技@ 命判・ダメージ重視の場合
●特技A コンバットオプション重視の場合
■たぶん難儀でないモンクの例
活躍の章 ■はじめに
■その1:1レベルはファイター
■その2:《肉体武器強化》
■その3:魔法の拳
■その4:モンクス・ベルト
■その5:能力値強化アイテム
■その6:その他のマジックアイテム
■その7:補助呪文による強化
■最後に