ドラゴン300号レビュー
2002/11/21
by B.M
いやー、ついに300号ですか。
200号記念を見たのがつい先日のことのようです…。
さすがに300号なので、レア、プレミアム、クロミウムカバー、フォイルド、リミテッドなどの言葉に弱いBMは早速購入しました。
…結論から先に言うと”普通”の号です(笑)。
<表紙の変遷>
ドラゴンがどう変わったかを調べるため、昔のドラゴンと比べつつ表紙についてレビューしたいと思います。
ちょうど300号の記事に”表紙特集(p.18)がありますので併せてごらんください。
1号
このころは雑誌の存在を知りませんでした(笑)。
100号(p.21にあります)
白と紫に統一された落ち着いた感じの表紙で、シンプルに竜の彫刻が配置されています。
アダルトで高年齢層向けの雑誌っぽい表紙ですな。
このころはD&Dをやってたと思いますが、金が無いのと英語が読めないのとでドラゴン誌は買ってませんでしたね。
ひそかにAD&Dには憧れていましたが…。
200号(p23)
真ん中にホログラム処理(ビックリ●ンシールみたいのです)がされていて、そこにおぼろげな像が映し出されるというなかなか凝ったもの。
綺麗なので感動して買った記憶があります(笑)。
記念号にしてはなんかの儀式のようなイラストで、あまり派手さがありません。
この地味さがセカンドって感じですな。
300号
どーんと、派手にゴールドドラゴンが描かれています。シンプル・イズ・ベストな感じで。
本のふちも金色で、派手派手です。
うむ、なんかサードっぽいイメージですな。
こうして並べて見ると歴史を感じますねー。
一時は存続を危ぶまれましたが、何はともあれ続いて良かった。
これからもがんばってくれWoC(ハスブロ)。
The Incomplete Villain - Gary Gygax(p16)
そう、ガイギャックス氏です!。
D&Dを語る上では欠かせない人物のコラムが(1ページですが)載っております。
彼の創作した悪漢(Wastri)についての記事です。
…サードとは関係が無いです(笑)。
Hellish fangs on Abyssal Wings(p.28)
フィーンディッシュドラゴン。
別の次元からやってきたドラゴンです。強力。
もー、これでもかと言わんばかりにチャートが詰め込まれています。
驚く無かれ、なんと5種類のドラゴンが紹介されているのです。
向こうの人はドラゴン好きだなー。
By The Hand Of Hags(p.40)
サベージかつワイルドランドのイービルなキャスターたち(ハグやウィッチドクター、悪いドルイドなど)のための道具。
…なんつーか、300号なのにマニアックだなー(笑)。
How Far Shuld You GO?(p.44)
キャンペーンのスタイルを4つにわけ、それぞれについての適正なプレイをガイドしています。
テーマは"Evil"。邪悪の定義や扱い方についてがメインです。
勧善懲悪モノに飽きたDMはこの記事からなにかのヒントを得られるかもしれませんね。
Secrets Of The Skinscribes(p.52 袋綴じ)
ワザワザ袋とじにしてくれてます。
心臓の弱い方は開封しないでください、みたいな。
この記事はネクロマンサ−用の新呪文について、です。
まぁ、タイトルを見れば分かりますが、ちょっと痛そうな呪文です。
やたらいっぱいあります。
これを使えばキャンペーンに”特殊な呪文体系を操るネクロマンサーのギルド”を簡単に出すことができるでしょう。
The Minions Of Darkness(p.58)
全国の邪悪なDMの味方、モンスター用のプレステージクラスです。
これは勿論DM用情報なので、プレイヤーの方は読まないようにしてください。
読まない方が楽しいプレイができる、ということになってます。TRPGでは(笑)。
→DMの方だけこちらへ
ClassActs "The Flesheater"(p.69)
フレッシュイーター…生肉喰らい?。
なんか、どうにも良いクラスには思えません…つーかカオティックイービル用なので、DM用でしょうか。
→DMの方、又はカオティックイービルのキャラクターの使用が許可されたプレイヤーはこちらへ
The Risen Dead(p.71)
フラゼッタのデスディーラーばりのイラストがイカす!。
アンデッドキャラクター作成用のテンプレートです。当然DM用でしょう。
Shrouded in Death(p.78)
マミーの生態。
むかーしからドラゴン誌の看板記事であった生態シリーズですなー。
昔は”ミミックの生態”とか”ビホルダーの生態”なんつーアツいのがありました。
マニアックで好きなシリーズです。
エルミンスターガイドとリヴィンググレイホーク・ジャーナルももちろん載ってます。
Who Plays This Game?(p.96)
新しいプレイヤーをゲームに誘うには?という、非常に実用的な記事です(笑)。
この手のハウツーは日本には少ないので、かなり役に立つのではないでしょうか。
ま、アメリカと日本じゃ事情が違う事が多々ありますが…。
参考にはなるでしょう。