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汝、左手にモカを貰ったら、右手でも貰いなさい
──慈悲の神デルソフィの言葉

Complete Divine
信仰大全
2006/03/14
B.M(びいえむ)

 同時期に出た『高貴なる行いの書』に比べると、高貴でない分 だけ使いやすい本だ。
 そう、善とか悪とか、チョコパフェとかイケメンとかは関係ないからだ!
 ──これでD16さんも安心(?)

 『高貴なる行いの書』は善悪について考えないと、その面白さが減じられる本である。
 それに対し、この本は単なるキャラクター強化書として使っても優秀なのだ。

 神とか! 善とか! 関係ねぇ!! 知るかそんなもん!!
 そんなもん、今じゃケツを拭くカミにもならねぇのによぉぉ【何】
 俺のキャラクターだけ強くなれば良いんだよぉ! ヒャッハー!!
 つえぇーー! 俺のキャラつぇぇ! うっとりするZEEE!!

 ……そんな、悪魔の心を 持った、世紀末でアナーキーな君に最適の本だ。
 思わず白いパ−マネントが全部吹っ飛ぶ。
 デーストローーーーーーーーーイ!!

 さぁ、君も恥ずかしがらずに言ってみよう……

「安西先生、強キャラがしたいです……」

 さあ、強くしよう!


 ……と、意気込んだものの。
 うぁー、おわらねぇぇぇ(泣)
 というわけで、上級クラスのレビューのみ一足先にお届けします。
 この本全体のレビューはもちっと待ってください。



はじめに


第1章 信仰篤き者たち


第2章 上級クラス

 ここだけ文体が著しく違いますが、辞典にまとめた時のためなのでよろしく。先読み。
 それぞれの項目の意味や「特徴」については上級クラス辞典 第3.5版を参照。

01:ヴォイド・ディサイプル
02:ウォープリースト
03:ウルプリースト
04:エヴァンジェリスト
05:エントロポマンサー
06:コンセクレイテッド・ハリアー
07:コンテンプラティヴ
08:シーカー・オヴ・ザ・ミスティ・アイル
09:ジオマンサー
10:シャイニング・ブレード・オヴ・ハイローニアス
11:ストームロード
12:セイクリッド・エクソシスト
13:セイクリッド・フィスト
14:チャーチ・インクィジター
15:ディヴァイン・オラクル
16:ディヴァイン・クルセイダー
17:テンプル・レイダー・オヴ・オリダマラ
18:パイアス・テンプラー
19:ブライター
20:ブラック・フレイム・ゼロット
21:ホーリィ・リベレイター
22:ホスピタラー
23:レイディアント・サーヴァント・オヴ・ペイロア
24:レインボウ・サーヴァント



ヴォイド・ディサイプル
和名:虚無の探求者
出典:CD
前提条件:中立;〈呪文学〉10、《呪文レベル上昇》、《抵抗破り》;3レベルの信仰または秘術呪文
転職前のクラスの例:○ウィザード;クレリック
ベースアタック:ウィザード
セーヴ:1つ
HD:d6
呪文:最大+8レベル
総合評価:
特徴:(楽)(器)
 イメージがカッコイイ!
 なにしろ“音符と音符の間にあって、音楽にリズムを与えているようなもの……”であるところの虚無を扱うクラス。
 つまり位取りに役立っているゼロのようなもの。何だか分からんが凄い自信だ!! みたいな!!
 クラス・レベルの上限が13ってのも神秘的で良い。
 ……で、能力は虚無と全然関 係ねぇものがつぇぇぇぇ!(笑)
 なんだこの「明瞭なる刹那」って!(笑)
 特に制限らしい制限もなく、特技や技能を与え放題! やり過ぎだ!! 
 後半も、ゲームを根底から変える能力が目白押し。
 ヤバい雰囲気に浸りたければ時代はゼロ。
 「虚無の打撃」は激しく惜しい。「虚無の一撃」だったら強力だったんだけど……。

 人生設計:とにかくレベルを上げるごとに強くなって行くので、最速で取ってしまった方が良い感じ。とはいえ前提条件を満たすには高レベルが必要なので、実は超・後半戦向けのクラスかも。秘術でも信仰でもイケるが、前提特技と相性が良いのはウィザード系かなぁ。
 新しいサプリメントが出た時、キャラクターを作りなおさなくても特技を試せるのが凄い(笑) ゲーム変わっちゃうって(笑) なので、実は長いキャンペーンに1人居るとパーティ中から手厚く保護される可能性あり。コンボ系のパーティと相性が良い。
 ファーガンドでは:ヴァーデの信者が秘密裏に虚無について研究していると言う噂。それを確かめようとした者は、全て虚空へと飛ばされる……。



ウォープリースト
和名:戦の僧侶
出典:CD
前提条件:BAB+5;〈交渉〉8、〈真意看破〉5;《戦闘発動》;戦、守護、力、破壊のリストの中から呪文一つ;アンデッド退散/威伏
転職前のクラスの例:△クレリック
ベースアタック:ファイター
セーヴ:1つ
HD:d10
呪文:最大+5レベル
総合評価:
特徴:(再録、DoF)(凡)(戦)
 まだ居たのかコイツ(笑)
 9レベルでマス・ヒール1回だけ覚えられてもなぁ! と言う雰囲気満載のウォーなクラス。
 前のヴァージョンからほとんど変わって無いのでビビってたじろいだ。

 人生設計:殴れる僧侶の補助にすると、呪文の落ちが痛い。ファイターの補助として入れるなら……まあ、ファイター続けるよりはマシかもしれんが……。意外にもドルイドから行くと、アンデッド退散とか微妙なマス・キュア系が微妙に補助できるのでビミョーにびみょうかもしれん。いや、でもクレリックとダブって取ることになるから微妙だなぁ。そんな微妙な雰囲気が好きなアナタにオススメ、……しちゃうのか俺。
 やはり、クレリックは1で止め、残りをファイターで埋めて行くのが無難か? そうすれば信仰特技が使えるファイターになる! “攻撃もできるクレリック”だと弱く感じるが、“呪文が使えるファイター”だと強く感じる! 気もする! 嗚呼、ファイター!(泣)
 ファーガンドでは:マイディラン連合の軍隊では、部隊に必ずウォープリーストが居る。



ウルプリースト
和名:原形の力を用いる僧侶
出典:CD
前提条件:悪;頑健+3、意志+3;〈呪文学〉8、〈知識:次元界〉5、〈知識:宗教〉8、〈知識:神秘学〉8、〈はったり〉6;《呪文熟練:悪》、《鋼の意志》;信仰呪文発動能力;特殊な訓練
転職前のクラスの例:○クレリック/ウィザード
ベースアタック:クレリック
セーヴ:1つ
HD:d8
呪文:最大9レベル
総合評価:
特徴:(N)
 ……悪やん(笑)
 と、なると、悪役としてどう使うかと言う思考になるわけですが。
 擬似呪文を盗めると言っても……1日1回だし……スペルシーフのがええやん……。
 まあ、擬呪絡みでなんかコンボ考えとくとか???
 うぬーー。
 使いにくい(笑)
 が、呪文能力は強烈なので問題ないか。  露骨な「信仰呪文抵抗」を活かし、パラディン、クレリック、ドルイドがブイブイ言っているパーティにぶつけて嫌がらせしてみるとか?
 道具屋の主人として出して、“売るプリースト”とか言ってみる?【言ったら1モカ】
 または、……ちょっとゴメン、続きは18禁コーナーで。

 人生設計:うーーーーーーーーーーーーーーーーーん。まあ、前提条件とか《呪文熟練:悪》などから考えると、ウィザードかな? でも〈はったり〉が取れないやん。うーーーーーーん。ソーサラーはもっとスキルが少ないし……。ヘクスブレードだと〈知識:宗教〉が取れないし……。やはりバードか。頑健+2しないといけないんで、生は無理だなぁ。
 ……どうしても、呪文を捨ててクレリックから行くという選択は浮かんでこないなぁ(笑) 説明文には“元クレリック”が多いって書いてあるけど……本当かよ!! クレリックは1で、他を何かで埋めて行くのが良さげ!(笑)
 ファーガンドでは:ヴァモン・プリーストと呼ばれる。他の神の力を奪いまくるヴァモンに相応しい職業だ。



エヴァンジェリスト
和名:福音伝道者
出典:CD
前提条件:神格による属性制限;〈芸能:朗誦〉6、〈情報収集〉5、〈真意看破〉5、〈知識:宗教〉5、〈はったり〉8;《交渉人》または《説得力》
転職前のクラスの例:○バード、△クレリック
ベースアタック:クレリック
セーヴ:1つ
HD:d6
呪文:なし
総合評価:
特徴:(N)(楽)(町)
 D&D新世紀キターーーーーー!
 これまた“ゲームが変わっちゃう”クラスの登場だ。残酷すぎ。
 実は『高貴なる行いの書』に載っているクラスよりも説得能力があるかもしれない(笑)
 説得光線でどんな敵もメロメロだ。7回もセーヴさせる必要は無い(笑)
 属性の副種別を持っていない限り、逃れることは出来ない! ヤヴァい! シナリオ崩壊しちゃう!(笑)
 DMとして最も出会いたくないクラスの一つ。
 頼むからカンベンしてください。

 人生設計:いやー、すげーラクなんで(笑) 領域特典活かせばクレリックからもイケるし、バードからもイケる。何かを挟んだローグやソーサラーからもイケるかなー。なんでこんなにラクなの? マジでDMを殺す気でしょ?
 能力体系から言って、【魅力】を活かすクラスと合わせるのが効果的。一番はソーサラーだろうが、バードでもなんとかなる。俺が最も会いたくないクラスであるバードと、最も会いたくないエヴァンジェリスト。……悪夢の組み合わせだ……。エンターテイメント業界一痺れる悪夢だぜ!! “ザ・ナイトメア”の称号を与えたい。
 魂がルフランしちゃう!!(謎)
 ファーガンドでは:最強最悪の存在として恐れられている。『刃物より、呪文より、どんな怪物よりも宣教師が怖い』とは支配者階級の本音。よって、どの地域でもエヴァンジェリストは最重要注意人物としてマークされ、各都市に登録することが義務付けられている。従わない者にはデラット教会から追っ手が差し向けられる。勝手に集会、演説をすることは、ほとんどの都市で禁じられている。通常は戦争状態であったり、敵対している国家間でも、エヴァンジェリスト問題に関しては協力して事件の解決にあたるのが通例である。



エントロポマンサー
和名:エントロピーの術使い
出典:CD
前提条件:善以外;〈精神集中〉5、〈知識:神秘学〉5;《頑健無比》、《魔法の才》;4レベル信仰呪文
転職前のクラスの例:○クレリック;ドルイド
ベースアタック:クレリック
セーヴ:2つ
HD:d8
呪文:最大+5レベル
総合評価:
特徴:(楽)(N)
 エントロピーの第四法則や第五法則(?)を駆使し、エネルギー弾で攻撃したり、色々エロいことをしたり。
 なんかエントロピーがどうこう言う感じからして秘術系のよーな気がするのだが。
 『信仰大全』に載ってるから信仰! そういうことで! そこんとこよろしく!! ここんとこご無沙汰!!
 「エントロピーの場」は回数が増えれば面白かったかもー。1日2回のままでは後半辛い。
 嫌がらせとしては優秀なので、実はNPC向きなクラスかも。
 ……だって、おそらく「スフィアーの制御」を使って来るから……。
 合掌。

 人生設計:クレリック、ドルイドのどっちでも良いと思われる。小技を持たないクレリックが補助で取る方が良いのかな?



コンセクレイテッド・ハリアー
和名:聖務を任じられし猟犬
出典:CD
前提条件:秩序;BAB+5;〈情報収集〉5、〈変装〉5;《追跡》;特殊な任務
転職前のクラスの例:○レンジャー、△パラディン;ファイター
ベースアタック:ファイター
セーヴ:1つ
HD:d10
呪文:最大4レベル
総合評価:
特徴:(再録、DoF)
 宗教的バウンティ・ハンター。イメージがCOOL。
 COOL!! COOL!! COOL!!
 追って追って追いまくるタイプなので、とにかく“追う目標”を定めないと走り出せない。
 キャンペーンが進んで“追う相手”が現れてからでも良いのかな?
 パーティに1人居ると、DMはシナリオ作成がラクになる筈(笑)
 呪文リストが優秀。シー・インヴィジビリティ、ドミネイト・パースン!?

 人生設計:やはり“狩人”のイメージ通りレンジャーから行くのが一般的か? 殴るだけではどーにもならなくなって来た頃、タイミングを見計らって転身。レンジャー呪文が尻切れトンボになるのがチト惜しいが、しかし、渋い秘術呪文が加わるのでガマンしよう。ハンターズ・マーシーは残る筈だし(笑)
 “宗教的”のイメージ的にはパラディンからもアリ。ディテクト・グッドディテクト・ケイオスを併せれば、属性の特定がラクになる(笑)
 ファーガンドでは:デラット神殿には何人ものハリアーが仕えている。宗教犯罪者、凶悪連続殺人犯、エヴァンジェリストなどを狩るために働いている。デラットの仕事は法を守ることであり、秩序を乱す者は全て敵である(たとえそれが善であろうとも……)。



コンテンプラティヴ
和名:観想する者
出典:CD
前提条件:〈知識:宗教〉13;1レベル信仰呪文;特殊な接触
転職前のクラスの例:○クレリック、△ウィザード
ベースアタック:ウィザード
セーヴ:1つ
HD:d6
呪文:毎レベル+1
総合評価:S+
特徴:(再録、DoF)
 露骨固いマーーーーン!
 色んな不都合を受けなくなる素晴らしいボディを手に入れ、あまつさえ呪文能力は落ちないと言う素敵なクラス。
 なんといっても「信仰の魂」がスゲー。
 スゲー、ツエー、カテー、そして「ボーナス領域」が二個かよっっ!!
 文句無くクレリックの転職候補筆頭。

 人生設計:そのまま行けば良いかと(笑) 転職条件がヤバいくらい楽な上に、呪文レベルが落ちないので、どっから行ってもどうとでもなる。その上能力はどれもこれも便利。設計いらん(笑)
 ファーガンドでは:思想と思索を重視し、哲学を重んじるデルソフィの信徒は優秀なコンテンプラティヴとなる。



シーカー・オヴ・ザ・ミスティ・アイル
和名:霧降り島の探索者
出典:CD
前提条件:エルフまたはハーフエルフ;〈生存〉8、〈知識:宗教〉4;2レベル信仰呪文;特殊な推薦
転職前のクラスの例:○レンジャー;クレリック、△ドルイド
ベースアタック:クレリック
セーヴ:2つ
HD:d8
呪文:最大;8レベル
総合評価:
特徴:(楽)(つ)
 名前が良い。良い雰囲気だ。
 エルフ限定クラスだけあって、神秘的な雰囲気に満ちている。エルフは愛されてるなぁ。
 BABとHDは微妙だけれども、かわりにセーヴと呪文能力が良好。
 追加領域もあるので、多彩な技を持つことができる。
 それだけでなく、補助的な「迅速なる足取り」「コアロンの知覚力」「確かな足取り」は常時発動能力なので優秀。
 痒いところに手が届く感じ。

 人生設計:5レベルまででほとんどのオイシイ要素を修得できるので、再転職が容易。レンジャー/クレリックから行くのがスマートか?
 パーティの遊撃手として色んなことを出来るようにしておくと良い感じ。メインキャスター、メインファイターの次のキャラを目指そう(とはいえ、どちらもかなりの能力を持つが)。
 ファーガンドでは:単にエルヴン・シーカーと呼ばれる。ヴァモンによって奪われた、“ある物”を探しているらしい。何を奪われたのかは、秘密中の秘密。単なるメンバーはそれを教えてもらうことはできず、上からの指令に従っているだけである。



ジオマンサー
和名:地相術師
出典:CD
前提条件:〈知識:自然〉6、〈知識:神秘学〉6;2レベル秘術呪文および2レベル信仰呪文
転職前のクラスの例:○ウィザードorソーサラー/ドルイドorクレリック
ベースアタック:クレリック
セーヴ:2つ
HD:d6
呪文:毎レベル+1
総合評価:
特徴:(再録、MoW)(楽)(器)
 ……説明長ッッ!(笑)
 呪文を組み合わせ、まったくあたらしい(以下略)な風雲クラス。
 秘術呪文行使の制限を軽くしたり、信仰呪文に【知力】修正を適用したりといった小ざかしい技を持つ。
 『ジオマンサーにとって全ての呪文は同じ』ってことなので、サイオニクスもイケる筈(嘘)
 「レイライン」が見えたりするので、トラパーの波に乗ってサーフィンも可能(嘘)
 ええい、嘘ばっかり言ってどうする俺。
 「遷移」により、どんどんと人間から違う生き物に変身して行きます。
 俺は、人間を超越するッッ!! な感じです。
 「君が花に触れたら、それを萎れさせてしまう」という遷移が切なくて良い。
 そんな悲劇のドルイドをやってみたい。
 ……ところでヘッジホッグよ。お前の丸まりはどういうことだ……。
 動作要素と物質要素を省略した呪文を使うとか!? ありえねー!!(笑)

 人生設計:ドルイドをメインにし、近接型キャラにするのがよさげ。「遷移」はそれなりに強いので、呪文と組み合わせれば謎の生き物として活躍できるかもしれない。なによりインパクトがある。
 呪文は汎用的に使えるのだが、スペルパワーはどちらかしか伸びないので注意。ミスティック・シーアージなどの呪文が両方上昇するクラスと絡める……!? しかし、それだと低いレベルの呪文しか汎用化できないし……。悩むのが楽しいクラス、かも。
 ファーガンドでは:グリード・ラットのようにブヨブヨとした腹を持つ遷移、ペトロ種クリーチャーのように皮膚が石灰化してポロポロ崩れてくる遷移、手がアングリー・ギャザーのような鉤爪になる遷移などが知られている。



シャイニング・ブレード・オヴ・ハイローニアス
和名:ハイローニアスの輝ける剣
出典:CD
前提条件:秩序にして善;BAB+7;意志+3;〈知識:宗教〉7;1レベル信仰呪文;ハイロ−ニアス信仰
転職前のクラスの例:○クレリック/ファイター、△パラディン
ベースアタック:ファイター
セーヴ:2つ
HD:d10
呪文:最大+5レベル
総合評価:
特徴:──
 輝く刃を振り回すハイローニアスの聖戦騎士。
 キャンペーンに適合させれば“シャイニング・ヌンチャク”とかにもなるぜ!
 ……いや、むしろモンクだろう。拳だ! というか指だ!
 つまり、シャイニング・フィン(以下略
 武器に能力を与えられるという点ではケンセイに近いものがある。
 回数も割りと伸びるうえ、扱いやすいショックやホーリィなので使い勝手はなかなか。
 ケンセイと違って武器破壊、盗難などに強いしね!
 BAB、HD、セーヴのバランスも良好。

 人生設計:もちろんハイローニアスのパラディンから行くのが一番ラクではあるが。敢えてファイター/クレリックとかから行っても面白い。やや遅れるかわりに呪文能力が段違いに伸び、意外にイカすマーーン!!
 ファーガンドでは:シャイニング・ブレード・オヴ・ゴートスと呼ばれ、グレートソードを振り回すゴートス信者である。



ストームロード
和名:嵐の王
出典:CD
前提条件:頑健+4;《頑健無比》、《持久力》、《武器熟練:いずれかのスピアまたはジャヴェリン》;3レベル信仰呪文;ターロス信仰;稲妻に撃たれること
転職前のクラスの例:○クレリック;ドルイド
ベースアタック:クレリック
セーヴ:2つ
HD:d8
呪文:毎レベル+1
総合評価:
特徴:(野)
 オーランスもビックリの嵐のルーン王(?)
 投げるジャヴェリンが稲妻になったり、嵐の中をぶいぶい歩いたり、なかなか自然自然しぜーーーーん!! ネチャラーイ!!
 「嵐に乗る」で台風の中を飛んでみたい。イカす。
 電気耐性がつくので、落雷もへっちゃらだ。
 呪文能力が落ちないので、どのキャラも一考の価値あり。

 人生設計:野外向きの能力(およびイメージ)なので、ドルイドと組み合わせてしまうのが良いかも。魔法の槍を投擲しまくれるのはオイシイ。《弓禅一如》を修得すれば、その辺上手く回るかな?
 ファーガンドでは:風の神ウージィの信者、海と嵐の神ムグの信者がストームロードになる。



セイクリッド・エクソシスト
和名:神聖なる悪霊/悪魔払い師
出典:CD
前提条件:善;〈知識:次元界〉10、〈知識:宗教〉7;ディスミサルまたはディスペル・イーヴル;特殊な任命
転職前のクラスの例:
ベースアタック:クレリック
セーヴ:1つ
HD:d8
呪文:毎レベル+1
総合評価:S+
特徴:(再録、DoF)(楽)(次)
 悪 霊 退 散 マーーーン!!
 なんとかにかわってなんとかだ!(何
 呪文能力が落ちないので、ボーナス能力は全部オイシイ。
 なによりアンデッド退散まで低下しないので、実質上落ちるものはほとんど無い! 超優秀!
 いわゆる「憑き物落とし」で、霊を追い払ったりできるのでイメージもカッコイイ。
 「専門の敵」のおかげで、アンデッドか来訪者(悪)という、頻繁に出てくる敵に強いのも好印象。
 こいつはつぇぇや。

 人生設計:モロにクレリックから行ってしまって良さげ。特に困ることは無い筈(頑健セーヴぐらい?)。なにげにウィザードからも行けるので、アンデッド退散ができるウィザードになるのもオツか? 信仰特技を使えるウィザードとか(《信仰術力上昇》!!)。その場合は、デーモンハンターがそれっぽいかな。
 ファーガンドでは:ゴートス信者はアンデッドを恐れない! 悪魔も恐れない! ……ということで、アンデッドや悪魔に立ち向かう勇者を年中無休で募集中だ。もちろん頑健セーヴが落ちることも恐れない!



セイクリッド・フィスト
和名:清浄なる拳
出典:CD
前提条件:BAB+4;〈知識:宗教〉8;《素手攻撃強化》、《戦闘発動》、《迎え討ち》、《朦朧化打撃》;1レベル信仰呪文
転職前のクラスの例:○クレリック/モンク
ベースアタック:ファイター
セーヴ:2つ
HD:d8
呪文:最大+8レベル
総合評価:
特徴:(再録、DoF)
 モンク+クレリック。いわゆるモンクレリックというかモンテクックというか【それは違う】
 素手攻撃と呪文がちょっとずつ落ちるが、近接戦闘も呪文も両方こなせるタイプなので万能型になる。
 「素手攻撃ダメージ」によりダメージは確保されているし、「ACボーナス」や「高速移動」も有る。
 「清浄なる炎」で敵を燃やし尽くすこともできる。いわゆるゴッド・フィン(以下略
 ヒーート・エンド!!!(略してないやん
 なにげに「非視覚的感知」を持ったり、最終奥義「内孔の守り」で固くなったりと、小技も秀逸。
 モンクだけだと限界を感じる、というアナタにオススメ。

 人生設計:基本はモンクレリック。戦闘向きの領域特典を持つ神を選ぶとベター。敢えてドルイドで行き、自然の化身と組み合わせるのも面白そうだが……ちょっと遠回りか? モンクの密かな悩みである、BABの低さが解消されるのが嬉しい。
 ファーガンドでは:風雲山で修行している。エルワードレイクもセイクリッド・フィストだった、という伝説がある。



チャーチ・インクィジター
和名:教会審問官
出典:CD
前提条件:秩序にして善または秩序にして中立;意志+3;〈呪文学〉4、〈知識:宗教〉4、〈知識:神秘学〉4;ゾーン・オヴ・トゥルース(信仰);組織の一員、特殊な手柄
転職前のクラスの例:○クレリック
ベースアタック:クレリック
セーヴ:1つ
HD:d8
呪文:毎レベル+1
総合評価:
特徴:(再録、DoF)(町)(N)(器)
 悪は許さん!!
 審問官様のお通りだ!!
 悪と戦うクラスに優しいのがメェェェェリケェェーーーン・スタイル。
 その例に漏れず、このクラスも呪文落ち無し、条件簡単、微妙に技能ポイント高い、と揃ったお手軽上位クラスだ。
 見破る能力と、各種完全耐性が心強い。
 「幻術看破」は審問だけでなく、ダンジョンでも役に立ちそう。
 DMが徹夜して考えた推理シナリオも、「真実照見」で6秒で粉砕!! 危険!!
 ……探偵とかいらないんじゃ……。
 ……。
 ……しかし……このイラストはすげぇな(笑)
 本当に“秩序にして善”なのかオルロック!!(笑)

 人生設計:やはりクレリックか。領域が一つ増えるのでウハウハだ。生クレリックで行けるのでは。
 ファーガンドでは:オルロックのやり方は、善ではない(笑) が、しかし、デラット(秩序にして中立)信者ならば、それぐらいはするだろう。各都市のデラット神殿には、インクィジターが待機している。悪を裁くために!



ディヴァイン・オラクル
和名:信仰の幻視者
出典:CD
前提条件:〈知識:宗教〉8;《技能熟練:知識:宗教》;2レベル占術呪文
転職前のクラスの例:○クレリック;ウィザード
ベースアタック:ウィザード
セーヴ:1つ
HD:d6
呪文:毎レベル+1
総合評価:
特徴:(凡)(つ)
 幻視者……の筈だが、ミステリアスな雰囲気とは裏腹に、実利的な能力満載(笑)
 面白いのは「強化占術」までで、後はどーしよーかと言うぐらい寒い能力が続く。
 ……いやぁ……予知できるから「罠感知」とか言われても……いらねぇし……
 「不意討ちに対する完全耐性」とか付くので、予言とか曖昧な能力じゃなく、確実な強さを求める人向き。
 露骨!

 人生設計:なにげにウィザード向き(笑) 叩かれたら死ぬ人種なので、防御能力が増えるのが嬉しい。いっそ10レベルまで上げて「不意討ちに対する完全耐性」を取ってしまうのが手か。不意討ちさえ無ければ、ウィザードに敵うクラスなど無いのだから!
 ファーガンドでは:キャンデリアの守備隊は、油断を知らない魔術師たちが務めている。おかげでキャンデリアはいまだかつて奇襲を受けたことが無い。



ディヴァイン・クルセイダー
和名:信仰深き聖戦士
出典:CD
前提条件:神格と一致した属性;BAB+7;〈知識:宗教〉2;《武器熟練:神格の好む武器》
転職前のクラスの例:○ファイター;パラディン
ベースアタック:クレリック
セーヴ:2つ
HD:d8
呪文:最大9レベル
総合評価:
特徴:──
 呪文を強化した聖戦士。
 「エネルギーに対する抵抗」が付いたり、暗視が付いたり、最後には「即身成道」で来訪者になれる。
 おまけで《武器開眼》も貰えるしね!(血涙)
 毎レベル呪文が増えまくるので、成長させるのが楽しい。
 戦闘系クラスから行くのに、呪文が9レベルまで伸びるのは驚異的。

 人生設計:どっちにしろ戦闘クラスで7レベル程を取らなくてはいけない。パラディンで特殊能力を固めておくか、ファイターで特技を増やしておくか? どの戦闘クラスでも良いが、後半の呪文との相性を考えておくべし(【魅力】が高くないといけないので、やはりパラディンが第一候補だが)。
 一つの領域に特化するので、スタイルに合わせて呪文リスト(領域)を厳選する必要あり。個人的には“旅”でワープ戦士になるのをオススメ。強い! 戦士の悩みがほとんど解決! 前半がキツいと感じるなら“力”でセルフ補助戦士、普通に“治癒”でセカンド・ヒーラーを目指しても良い。この辺はパーティ次第。“素早さ”で素早さ戦士になるのも良い。余りの素早さに敵が止まって見える時が来る!? “力場”を修得するのもオシャレ(タリズダンだけど……)。
 ファーガンドでは:それぞれの神殿、各宗派にクルセイダーは存在する。一般的にはディヴァイン・バトラーと呼ばれることが多い。



テンプル・レイダー・オヴ・オリダマラ
和名:オリダマラの寺院荒らし
出典:CD
前提条件:混沌;BAB+5;〈解錠〉4、〈捜索〉8、〈装置無力化〉4、〈知識:宗教〉1;オリダマラ信仰;特殊な推薦
転職前のクラスの例:○ローグ
ベースアタック:クレリック
セーヴ:2つ
HD:d6
呪文:最大4レベル
総合評価:
特徴:(再録、S&S)
 その名の通り……泥棒。かっこよく言えば怪盗?
 ローグの技能ポイントを捨てる代わりに、ちょっとした呪文を得るコソドロ。
 ……いやぁ……10レベルで「幸運の領域」貰っても……遅いッス。
 他はローグとほぼ同じ。
 意志セーヴが高い、とか、そういうところを見ないとやってられない。
 急所攻撃と呪文の組み合わせなら、アーケイン・トリックスターのが良い訳で……。
 ……。
 あの、アレだ!
 ……逆さになって宝物盗んでいるイラストがカッコイイよな!

 人生設計:なにげに〈捜索〉さえあれば良いので、サンプルのようにレンジャー5から行くのもアリ。……というか、まあ、行かないのが良いのだろうが(笑) 生ローグからすんなり行けるのは利点。限界を感じたローグの再就職先としてはアリかも。
 ファーガンドでは:神殿や寺院を狙う泥棒は少ない。それらの場所には強力な“善の”守護者が居る事が多いからだ。それよりも見返りの多い墓荒らしの方が、盗賊の神ヴァーリィエルン信者には人気がある。彼等はトゥーム・レイダー・オヴ・ヴァーリィエルンと呼ばれる。



パイアス・テンプラー
和名:敬虔なる聖堂騎士
出典:CD
前提条件:BAB+5;〈知識:宗教〉4;《武器熟練:神格の好む武器》《ゆるがぬ信仰》
転職前のクラスの例:○パラディン、△ファイター;バーバリアン;レンジャー;サムライ;スワッシュバックラー
ベースアタック:ファイター
セーヴ:2つ
HD:d10
呪文:最大4レベル
総合評価:
特徴:(再録、DoF)(つ)
 あのテンプラーが、パイアスが付いたおかげでちょっと弱くなって帰って来た!(笑)
 あんまり敬虔になっちゃ行けないっていう好例?
 とはいえ、BABは良好、セーヴも良好、HDも良好、あまつさえ特殊能力も良好なので、結局得しかしないクラスである(笑)
 前提条件の特技が《ゆるがぬ信仰》(CD)になったので、むしろ条件はラクになったかも。
 (つーか、相変わらずこいつが6レベルからなれる、ってのが信じられん。まあ、《武器開眼》は遅くなったが……)
 そして、呪文リストが大幅パワーアップ! なんとパラディン(ブラックガード)と同じ!!
 こいつぁ強いぜ!
 3.5でも天麩羅!

 人生設計:クソがーー!!!!【何か有ったらしい】 まあ、何からでも行けるんで、ご自由にどうぞという感じ(笑) やっぱり一撃もあるし、パラディンから行くのが良いのか? 呪文が盛大に無駄になるが……。無駄を消すにはパラディン以外。《武器開眼》がかぶるのを避けるにはファイター以外か?(まぁ、別に問題ないか)……と、なると、レンジャーかバーバリアン。短期決戦型でバーバリアンという気がする。激怒一撃。  《一撃回数追加》さえ取れば、どんなクラスからでも良い様な気がする。恐るべし。
 ファーガンド:やはり、ゴートスのテンプラーが有名である。トーチ・ポートのジェン=メッツァー、ライルマーのブリッツェリア=ヴェグディ、ジッタールのセント・ジッター(13忍者のジッターのご先祖様)の三人が人気、実力、美貌で抜きん出ている。



ブライター
和名:忌わしきもの、枯らすもの
出典:CD
前提条件:善以外;BAB+4;3レベルドルイド呪文;ドルイド
転職前のクラスの例:○ドルイド
ベースアタック:クレリック
セーヴ:2つ
HD:d8
呪文:最大9レベル
総合評価:
特徴:(再録、DoF)(N)(楽)
 いわゆる悪ドルイド。
 ドルイドが自然を守り、育むのに対し、ブライターは地球に厳しい存在。
 まるでDARK SUNのディファイラーのように、植物を枯らすことによってパワーを得て呪文を使う。
 「損ないの炎」で山火事を起こすのが好き、とか言ってとんでもねーー(笑) しかも使用回数無制限だし。
 その他、スケルトンになってしまう「屍なる自然の化身」! アンデッドの打たれ強さを獲得できる(弱点もあるが……)。
 死んだ動物を使役する「動物死体操り」、最終奥義「疫病」で病気を撒き散らす!!
 などなど、邪悪な能力が盛りだくさん。
 なんで前提条件が“属性:悪”じゃないんだろう?(笑)
 
 人生設計:ドルイドから行くしかない。前提条件にクラスが示されているのは、非常に珍しいケース。ブライター能力が強いので、生ドルイド→生ブライターという流れがベター。
 ファーガンドでは:森を枯らし、湖を魚の棲めない濁った沼に変える。そう、そんな嫌がらせは当然ヴァモンのしわざ。彼等はヴァモン・ブライターと名乗り、自然を穢すことに生き甲斐を見出している。ヴァモンのせい!



ブラック・フレイム・ゼロット
和名:黒き炎の狂信者
出典:CD
前提条件:善以外;〈隠れ身〉8、〈忍び足〉8、〈知識:宗教〉8;《軍用武器習熟:ククリ》、《鋼の意志》;2レベル信仰呪文;急所攻撃+1d6;殺人
転職前のクラスの例:○ローグ/クレリック
ベースアタック:クレリック
セーヴ:2つ
HD:d6
呪文:最大+5レベル
総合評価:
特徴:(N)(楽)
 ザ・狂信者。
 なんとかに刃物と言わんばかりのククリの使い手。
 しかし、別にPCが狂っている必要は無いと思われる(笑)
 中立属性で「致死攻撃」を入手できる珍しいクラス。
 「聖なる炎」で武器に黒い炎を灯すとか、倒した敵が「邪なる贄」で燃え上がったりとか、なかなか演出が派手。
 ローグ+クレリックとしては、なかなか面白いクラスだ。

 人生設計:クラス縛りが厳しく、ほぼローグ+クレリックで決まりだろう。暗殺の役に立つような領域を選択しておくべし。ククリが好きな火の神なら、“戦”でフィートを稼ぐことができる。いつでも便利な“旅”はローグ能力を増強する。“魔術”や“知識”で調査能力、補助能力を強化するのも捨て難い(単独行動が必要だから)。
 ファーガンドでは:怒れる赤のボーズの信者は、たいていブラック・フレイム・ゼロットの道を歩む。信者の間では、ククリはボーズの身体に生えているトゲだとされている。



ホーリィ・リベレイター
和名:聖なる解放者
出典:CD
前提条件:混沌にして善;BAB+5;〈交渉〉5、〈真意看破〉5;《鋼の意志》
転職前のクラスの例:○ファイター系/クレリック
ベースアタック:ファイター
セーヴ:1つ
HD:d10
呪文:最大4レベル
総合評価:
特徴:(再録、DoF)(楽)
 パラディンに近い戦士。
 違うところは属性が“混沌にして善”なこと。
 正義のゲリラ、というべき存在だ。卑怯な行為は認めないとかグダグダ言わない。
 ……つーか、そうか、むしろパラディンと戦う宿命なのかもしれないなぁ。
 プロテクション・フロム・ロー持ってるし……ディスペル・ローとかあるし……。
 同じ善を目指しながらも、秩序の軸において対立する二者。
 そんな渋いキャンペーンはどうでしょう?
 さて、ついでに能力を紹介。
 病気は取れないが「疲労の除去」ができるし、ブレイク・エンチャントメントが できる。
 恐怖は感じるが、「不屈のオーラ」で魅惑や強制には対抗できる。
 悪を討つ一撃も持っているし、なかなか実戦的。さすがゲリラ。

 人生設計:パラディン並の能力が手に入るので、【魅力】を高めにした戦闘系クラスからゴー。バーバリアンからも行ける。自分の疲労を除去すれば、エンドレス激怒マッスィィーーンと化す!? 技能の条件を満たすにはクレリックかなぁ。ローグかバードでも良いけど。
 ファーガンドでは:善の道を突き進みたいと考える、ウージィの信者はリベレイターになる。慣習やしきたりを無視しがちな彼等はしばしば、ゴートスのパラディンと対立する。



ホスピタラー
和名:病院騎士団員
出典:CD
前提条件:混沌以外;BAB+5;〈騎乗〉5、〈動物使い〉5;《駆け抜け攻撃》、《騎乗戦闘》;1レベルの信仰呪文
転職前のクラスの例:○クレリック/ファイター系(バーバリアン以外)
ベースアタック:ファイター
セーヴ:1つ
HD:d8
呪文:最大+7レベル
総合評価:
特徴:(再録、DoF)(凡)
 うむ、露骨に弱体化してる(笑)
 清貧を誓った騎士だが、そんなのは口だけで、思いっきり魔法の武器と鎧、馬だって持っちゃうぜ!!
 俺達はみじめでしみったれた人生は送らないZE!!
 ……な感じ(笑) だから弱体化したんだな(笑)
 強さだけがウリだったクラスが、強さを失った。どうしろと(笑)
 呪文レベルが毎レベル上がらないが、上がらない時はボーナス特技を貰っているので、問題無い。
 ……問題無い……ファイター的にはこの問題を是非指摘したいのだが……。

 人生設計:クレリックが戦いたくなった時に取ると良いかも。特技が増えるし、呪文も増えるので、特に困らず強化することができる。《騎乗戦闘》が絡んでくるので、乗騎関係をケアしてから行くと良いっぽい。
 ファーガンドでは:かつての栄光(?)にしがみつき、横柄で傲慢な態度を取るので人気が無い。清貧を建前としながら、魔法のアイテムを溜め込むことでも悪名が高い。



レイディアント・サーヴァント・オヴ・ペイロア
和名:ペイロアの輝ける下僕
出典:CD
前提条件:中立にして善;意志+5;〈知識:宗教〉9、〈治療〉5;《退散回数追加》;1レベル信仰呪文;太陽の領域;ペイロア信仰
転職前のクラスの例:
ベースアタック:クレリック
セーヴ:2つ
HD:d6
呪文:毎レベル+1
総合評価:S+
特徴:──
 太陽神の力を授かった、太陽の戦士。いわゆるイーグルシャークパンサー。
 ♪ペイロアが もしも なかったら ちきゅうは たちまち こおりーつくー!
 そんな歌を歌いながら戦う太陽神官(嘘)
 ……ってな冗談はさておき、それぐらいパワフルなのがこのクラス。
 もうね、時代は太陽神じゃないかと(笑)
 呪文能力が落ちないのは当然(?)として。
 軍用武器、タワシを含むすべての鎧と盾を使える! すげぇ!
 「滅却回数追加」でアンデッドを燃やしまくり。
 あまつさえ「治癒領域強化」で治療呪文がエンパワーー!!!……むしろ「治癒領域最大化」でマキシマイズ!!
 「治癒領域の極意」があれば……ヤバい!!
 《領域呪文任意発動》と組み合わせれば……更にヤバい!!
 そしてボーナス領域! アホか!(笑)
 最終奥義「正のエネルギーの爆発」で、アンデッドを光の中に消し去ることもできる。
 文句の付けようのない、強力なクラス。間違いなくトップクラス。

 人生設計:……太陽神の僧侶から行けば?(笑) 領域は太陽と治癒で確定。考えること少ないな(笑) 軍用武器とタワー・シールドが使えるようになるので、その辺の特技は取らなくても良い、とか。《退散回数追加》と相性が良いので、信仰特技をメインに組むと良いとか。その程度かなー(笑) あとは自由にできる。強過ぎ。
 ファーガンドでは:デラットの高司祭はレイディアント・サーヴァント・オヴ・デラットと呼ばれ、敬われる。前提条件の属性は“秩序にして中立”となる。



レインボウ・サーヴァント
和名:虹色の奉仕者
出典:CD
前提条件:混沌以外;悪以外;〈知識:神秘学〉4;3レベル秘術呪文;コアトルの寺院の発見
転職前のクラスの例:○ウィザード
ベースアタック:ウィザード
セーヴ:1つ
HD:d4
呪文:最大+6レベル
総合評価:
特徴:(器)(楽)
 誤植を出すとモカが増え、10モカ溜まると原稿を書かなくてはいけないクラス(嘘)
 コアトル信仰ですよ。マイナーっぽいなぁ(笑)
 いや、モカ信仰よりは断然マシだけどー。
 前提条件の“コアトルの寺院を探し出さねばならない”が厳しすぎて笑える。
 必死になって探したのに、能力がたいしたこと無いのもイカす。ダメすぎる。
 まさにRAINBΦWサーヴァントだ(笑)
 ……いや、それでも「クレリック呪文の利用」まで行けば……明るい未来が……あるのか?

 人生設計:人生というより、パーティを“ジャングルに探索に行く”ように説得しないといけない(笑) 秘術呪文クラスから行くのだが、撃たれ弱さは変わらないので、身の守りは重要。コアトルに祈っても助けて貰えないっぽい。
 ファーガンドでは:マイディラン連合南部の密林に、羽の生えた蛇を信仰する部族が居ると言う噂だが……。




第3章 追加ルール


第4章 魔法のアイテム


第5章 諸神格


第6章 信仰の世界


第7章 領域と呪文