BM『それでは本日はよろしくお願いします、バーバリアンでパワーJのアラミルさん。』
アラミル『……。』
BM『アラミルさん…?。』
アラミル『…Hmmmmm…。』
BM『(唸ってらっしゃる?)あ、あの何かお気に障る事がありましたでしょうか?。もしかしてバーバリアン本だけ後回しにされたのが気に食わないとか…。』
アラミル『…Uhhhhhhh…。』
BM『(怒ってらっしゃる?)い、いや、決してバーバリアンだからどーでもいーやとかそんなことは微塵も思ってなかったわけでいやホントに。』
アラミル『(裂帛の気合を込めて)
ジェイッ!!
BM『(イスから吹き飛ばされながら)うわぁーー!。…イタタタ…あ、挨拶だったんですか、それ?。』


マスター・オブ・ザ・ワイルド
Master of The Wild(MOW)
クラス紹介系ガイドブック(バーバリアン、ドルイド、レンジャー)
全96ページ
David Eckeberry and Mike Selinker著

2003/5/12
by B.M

そういえばやっていませんでした(汗)。
時期を逸してしまったのです。もうしわけない。
買った人にとっては全く役に立たないレビューになってしまいますが、これから買う人の助けになってほしいと思います。

クラス本の最後はバーバリアン、ドルイド、レンジャーの本です。
そう、野山を駆け巡り、動物と心を通わせるエコロジストたちの本です。
決して人気が無いクラスがまとめられたわけでは(略

今回のゲストはレインボーの”パワーJ”ことバーバリアンのアラミルさんです。
彼はバーバリアンでありながらJを極め、ついには”パワー”の称号を得るまでになったツワモノです。
そのパワーJっぷりを堪能してください。
(※:尚、パワーJについて詳しく知りたい方は
Dandanまで質問をどうぞ。)

チャプター1 ネイチャーズ・ロア
BM『さて、”自然の知恵”と題されたこの章ですが、見所はなんでしょうか?。』
アラミル『ゼンゼン、自然ジャナイ!!。』
BM『いや、ほら、えーとワイルドシェイプが自然っぽくないですか?。』
アラミル『不自然!。』
BM『(ま、まさかレイジしてないよな?)いや、ホラ、えーと都市のレンジャーとか…。』
アラミル『自然チガウ!!。俺、モウ、カエル!!。』
BM『(追いかけながら)ま、待ってくださいよぉ〜。』

あんましネイチャーじゃない章ですが(笑)。
第1章は他のクラス本と同じく、クラスについて深く知るためのものになっています。
それぞれのレイスとクラスの関係、他のクラスとこれら3種のクラスの関係など。

その他にも役に立つコラムが山盛り。
・Barbarian Rage(バーバリアンの激怒)について
・Wild Shape(ワイルド・シェイプ)のルール変更、詳細なルール、いかにして能力を選択するか
・都市のレンジャー(ヴァリアント)、Favored Enemy(得意な敵)の選び方、活用法

などなど。
それぞれのクラスをより深くプレイするために役に立つ情報ばかりです。
…活用法って言われてもなぁ…

BM『ホラ…ね?。よかったじゃないですかアラミルさん。バーバリアンにもレイジの説明があって。』
アラミル『ソウカ?』
BM『レイジとかレイジとか…あと、レイジ…(…しまった…)。』
アラミル『……。』
BM『…次行きましょう。』

チャプター2 スキル&フィート
BM『どうですか、アラミルさん?。ワイルドシェイプを使った全く新しいフィートのお味は?。』
アラミル『オレ、デキナイ…。』
BM『動物や植物を操るのとか楽しそうですよね。』
アラミル『オレ!デキナイ!デキナイッッ!!!。(ドンドンドン)』
BM『あ、あ、机が割れます、暴れないで、暴れないで(そんなに泣きそうな顔しなくてもええやんか)。』


既存スキルの新しい用法、新しいフィートを集めた章です。
スキルの部分は〈Handle Animal/動物使い〉、〈Hide/ヒデ〉、〈Wilderness Lore/野外知識〉の使い道について。
新しいスキルはありません。
…X−JAPAN?

フィート部門は今回は多いですよー。おそらく歴代トップじゃないでしょうかね。
なんと総数42個!!。
ああ、クラクラしてきた…。

Wild Shape(ワイルド・シェイプ)の能力が前提となる7種類のワイルドフィートが登場し、ドルイドの株が上がりました。変身した動物の能力をさらに引き出すようなフィートです(コウモリに変身してソナー能力を得たり)。これからは変身をうまく活用するのがドルイドの肝になりそうです。ドルイドのプレイヤーの方はここで各ワイルドフィートの必要能力値、必要な変身可能動物の種類などをチェックして人生設計しましょう。なかでも素早く変身できる<ファスト・ワイルドシェイプ>は必見。
・あの《Toughness/追加hp》がパワーアップして帰ってきました。どのくらいパワーアップしたかというと4倍ぐらい。まあ、前提条件はあるんですが。昔の《Toughness/追加hp》を取得してた人のやり場の無い怒りはどこへぶつければいいのやら。
・Barbarian Rage(バーバリアンの激怒)もバリエーションが増え、回数や持続時間をフィートでカスタマイズできるようになりました。物を壊すレイジや、相手を脅す(笑)レイジも登場。
・その他にも便利な戦闘用フィートが盛りだくさん。ダメージリダクションが増えたり、《Two-Weapon Fighting/二刀流》が得意になったり、利き腕の反対側の武器でパリーしたり。バーバリアンやレンジャーでなくとも活用できそうです。

BM『ほほぅふむふむ…アラミルさん、この<デストラクティヴ・レイジ>なんてどうですか?。怒りながら物を壊しまくるフィートなんですが?。』
アラミル『(鼻息荒く)ジェ、ジェイ!!。』
BM『気に入りましたか。い、いや、ここで使ってはいけません。アチラに”スペ●ン語実況席”がありますので…。』
アラミル『ウガーーーーッ!!!ジェーーーーーーッ。(バキドカガス『ぎゃあー(ス●イン語)』)』

チャプター3 ツール・オブ・ザ・トレード
BM『ゴッツイ形の武器がたくさん並んでいますが…なにか気に入ったものはありますか?。』
アラミル『Caber、ジェイ!!』
BM『…ほっ、ほーー。これはまたデッカイ武器ですな。あ、コラコラ、振り回してはいけませんよ。』
アラミル『ジェッジェッジェーーーー!!(ぶーんぶーん)。』
BM『(ルールブックを読みながら)あ、それ、振り回す武器じゃないですよ。いや、無理…無理な筈なんだけど…ッギャーーーー!!。』

新しい武器やマジックアイテムの章です。
心優しいマスターの元でプレイしている人たちは目をキラキラさせながらこの章を貪り読むことでしょう。
なぜか私の所のプレイヤーは読み飛ばす章なんですが。おかしいなあ。

・武器はエキゾチックウェポンのみ。たしかに見た目からしてエキゾチックな武器が揃ってます。相手を絡め取るウィンチクロスボウ(ハンブ●ビを思い出してください)や肺活量がたくさん無いと吹けなそうなグレーターブロウガン、見るからに痛そうなムチのナガイカなどなど(ラッシャーの方は要チェック)。オススメはカナダの木こりコンテストを彷彿とさせる”投げ丸太”のキャバー(caber)。男らしくて豪快な武器です。
・マジックアイテムは種々雑多。さすがにバーバリアン、ドルイド、レンジャーが使うのに適したものが多いです。傷を治す”アロー・オブ・キュアライトウーンズ”が楽しげ。
・新しいアイテムの概念である”インフュージョン”が紹介されています。ひらたくいうと薬草ですな(漢方薬がイメージに近いかも)。ポーションのようにディヴァインスペルを込める事ができます。インフュージョンの方がスクロールやポーションよりドルイドっぽい感じがしますね。

チャプター4 アニマル
BM『どうですか、この愛らしいアニマルコンパニオンたち。このワンちゃんとか、かわいいでしょう?。』
アラミル『ジェイ〜?。』
BM『どうですか?。』
アラミル『(ごきっ、ばりばりむしゃむしゃ)アンマシ、カワイクナイ。』
BM『…。』

ドルイドやレンジャーにとっては仲間であり、バーバリアンにとっては食料である(嘘)動物たちの紹介です。

Animal Companion(動物の相棒)の詳細なルール。
・大型動物(ヴァリアント)が紹介されています。つーか、ダイアートードってかわいくねー。そしてダイアーエレファントはデカすぎ(笑)
・レジェンダリーアニマル。伝説っていうだけあってドでかいです。もうなにがなんだか(汗)。

でっかい動物、ゴッツい動物が山盛りなのでアニマル系のスペルや能力が底上げされました。
おおきいことはいいことだ!

チャプター5 プレステージクラス
BM『おまちかね、プレステージクラスのコーナーです。実は待ちかねてるのは俺だけなんじゃないかと言う気が最近してきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。』
アラミル『マチカネ、フクキタル。』
BM『お、凄いですね。イリタレイシーなのに良く知ってますねそんなこと。』
アラミル『マチカネ、タンホイザ。』
BM『…(なんか違うんじゃねえか?)』

このサプリメントでは20種類のプレステージクラスが紹介されています。
どれもこれも一癖も二癖もあるヤツばかりで…。
…あ、失礼、「テンペスト以外」は。

◆アニマルロード
転職前クラスの例:ドルイド、レンジャー
ベースアタック:クレリック
セーブ:2つ
HD:d8
呪文:最大4レベル
総合評価:C
出典:MOW
 動物の力を司る神秘的なクラスです。
 スペルや能力も”動物のような”力を得るイメージです。崇めるトーテムによって得られる力が異なります。
 動物のような知覚はもちろん、動物と会話したり、動物を呼び出したりできます。
 変身能力の「レッサーワイルドシェイプ」は名前と裏腹に強力で、最終的にはレジェンダリーアニマルに変身できるようになります。つえぇ。
 「ワイルドシェイプ」を持つということはワイルドフィートも使えるわけで、思ったより色々できそうなクラスです。

◆ベイン・オブ・インフィデルス
転職前クラスの例:ドルイド、クレリック
ベースアタック:クレリック
セーブ:2つ
HD:d8
呪文:毎レベル+1
総合評価:A
出典:MOW
 奇怪な力を持つリーダー格のクラスです。
 自分の部下に力を与えることができます。命令だけして自分は楽をしたい人向け!(笑)。
 かと思えばいきなり範囲内に炎を炸裂させてみたり。アメとムチ?(笑)。
 特定の場所を守護する「ハースプロテクション」や、生贄を捧げて魔力を増強する「サクリファイス」など。
 なんだかもう悪のボスとして使ってくれと言わんばかりの能力ですぞ>全国のDM諸君
 部下の忠誠心をチェックする「デテクトロイヤリティ」がエロいです(笑)。PCで居たら嫌だなあ、これ(笑)。

◆ブライター
転職前クラスの例:ドルイド(主に人間)
ベースアタック:クレリック
セーブ:2つ
HD:d8
呪文:最大6レベル
総合評価:B
出典:MOW
 自然を守るエコロジストであるドルイドに対してこのブライターは自然を破壊する地球に厳しいドルイド。
 ♪腐れ〜枯れろ〜死ね死ね〜(適当
 …ハタ迷惑なクラスですね(笑)。
 森を燃やすためかバーニングハンドが撃てたりします。そこまでするか。
 そうやって自然をぶっ壊しまくっても自分は「サブスタンス」があるので飲まず喰わずでも生存できます。きたねー。
 いちおう「ワイルドシェイプ」も使えますが…そこは腐れドルイドなので…なんと「アンデッド・ワイルドシェイプ」です(汗)。
 最終奥義「プレイグ」はその名の通り疫病を撒き散らす技。敵にまわしたくないクラスです。

◆ブラッドハウンド
転職前クラスの例:ファイター、レンジャー
ベースアタック:ファイター
セーブ:1つ
HD:d10
呪文:なし
総合評価:C
出典:MOW
 荒野をさすらい、狙った獲物を追いかけてどこまでも追跡する血に餓えた猟犬。それがブラッドハウンド。
 ブラッドハウンドに狙われたら命は無い…らしい(笑)。
 ベースアタックとスキルのバランスが良いので使いやすいクラスだと言えます。
 狩りの手順。
 まず「マーク」で目標を定めます。そいつを探すために「デタミネーション」してスキルにボーナスを得ます。
 「ファストトラッキング」にて素早く移動しながら追跡、もちろん「トレースレストラック」で痕跡を残さずに移動。
 ”マークした”敵を発見したら「シャッター」で邪魔な物を吹き飛ばし、「イグノアー・マジカルバリアー」で魔法の壁すらすり抜けて突進。
 敵を得意のサブデュアルダメージで気絶させて生け捕ります。

◆ディープウッドスナイパー
転職前クラスの例:レンジャー、ファイター、ローグ
ベースアタック:ファイター
セーブ:1つ
HD:d8
呪文:なし
総合評価:B
出典:MOW
 辛抱強く、慎重で、静かで、そして危険なスナイパー。
 隠れながら射撃するという姑息にして実に効果的な戦術に長けております。エグい。
 射出武器のクリティカルを増やし、倍率も増やし、射程距離を伸ばし、狙いを正確にし…。
 さらに敵が隠れていてもそのコンシールメント%を下げてしまうという荒業まで有します。
 こんなのが森に潜んでいたら…と考えるとゾっとしますな(笑)。
 特殊能力の回数がやや少なめなのがネックか。

◆エキゾチックウェポンマスター
[最大5レベル]
転職前クラスの例:バーバリアン
ベースアタック:ファイター
セーブ:1つ
HD:d10
呪文:なし
総合評価:B
出典:MOW
 ウェポンマスターのバーバリアン版か。
 全てのエキゾチックウェポンを使用できるようになるのが強力。
 あまつさえ「エキゾチックスペシャライゼーション」までできちゃうんだなー、これが(涙)。
 もう、ファイターはどうでもいいのかとWoCを問い詰めたい。

◆アイ・オブ・グルームシュ
転職前クラスの例:グルムシュ信者のオーク/ハーフオーク
ベースアタック:ファイター
セーブ:1つ
HD:d12
呪文:なし
総合評価:C
出典:MOW
 オークのエリート戦士であるクラス。
 「レイジ」をバーバリアンと共通レベルで計算できるのでバーバリアンからの転職がベターか?。
 唾で相手の目を潰す能力がいかにもオークって感じで楽しげ。
 片目を潰してグルームシュの見るものを見たり、と。
 イメージは特異で奇抜なのでキャラクターに個性を付けるにはもってこいです。
 え?強さ?
 …アナタも野暮なこと聞きますねぇ。

◆フォーハンター
転職前クラスの例:レンジャー
ベースアタック:クレリック
セーブ:2つ
HD:d10
呪文:なし
総合評価:C?
出典:MOW
 フィーヴァードエネミーを特化したクラス、予想通り現れましたな。
 とにかくそのタイプの敵を殺すためだけに生きているクラス。
 …えーいだからそのタイプの敵が出なかったらどうすんねんお前ら!!(笑)。
 とにもかくにも得意な敵だけを目標とした能力がズラリと並ぶ。
 名前が強そうな「ランカー(”怨恨”って言った方がわかりやすいか?(笑))」は最大+5d6ダメージ。
 「ヘイテッドエネミー・ダメージリダクション」は”得意な敵からのダメージだけ”を軽減する能力。
 同じく「〜スペルレジスタンス」は…まあそういうこと。
 最終奥義「デスアタック」は憎むべき敵を一撃で屠る能力。
 わーかったよ。もうわかったってばよ。

◆フォーセイカー
転職前クラスの例:ファイター、バーバリアン
ベースアタック:ファイター
セーブ:2つ
HD:d12
呪文:勿論なし
総合評価:B
出典:MOW
 『魔法は邪悪なものだから消さなければいけない!』。
 そんな電波が飛び込んできたキャラのクラス。
 能力値がモリモリ上がり、傷が早く治り、スペルレジスタンスがあったりするクラスなのですが…。
 ま、世の中そんなに甘くないということで(笑)。
 援助魔法も効かない体になってしまうのでした。ピムチ。
 豪快なメリハリがあって面白そうなクラスです。
 …っていうか魔法が希少なワールドで選ぶと実は強いですね(笑)。
 特集記事→「魔法を捨てろ!そして壊せ!」

◆フレンジードバーサーカー
転職前クラスの例:バーバリアン
ベースアタック:ファイター
セーブ:1つ
HD:d12
呪文:なし
総合評価:S
出典:MOW
 狂える魂を解放する戦士、フレンジードバーサーカー。
 ただでさえバーサーカーは迷惑なのにそれがフレンジーなんだから、もう(意味不明)。
 「レイジ」を越えたパワフルさを誇る、その名も「フレンジー」。これで暴れまくれ!。
 味方も一緒にフレンズィれる「インスパイアフレンジー」が楽しいぞ。大騒ぎだ(笑)。
 (ただし徐々にhpが減るので暴れすぎに注意。)
 ゴーストウォーカーが泣きながら習得する<リメインコンシャス>をボーナスで貰えるぞ!。
 良かったな!?。ちくしょう。けっ、いーーらねえよそんなヘボいフィート。けっ。
 そもそも<パワーアタック>や<クレイブ>が強化されるのでフレンジー使わなくても強いじゃねえか。
 …良かったな?。このやろう。ええっ?。おいっ?。
 <シュープリームパワーアタック>で通常の2倍のパワーだと?。倍はやめとけ!!(絶叫)。
 …おい、David EckelberryとMike Selinker(作者)よお?…うおらどぉうらぁっぁぁっぁーーーっ!!!(Frenzied)
 特集記事→「いいから暴れとけ!」

◆ジオマンサー
転職前クラスの例:ドルイド、ウィザード、クレリック、ソーサラー
ベースアタック:クレリック
セーブ:2つ
HD:d6
呪文:毎レベル+1
総合評価:B
出典:MOW
 僧侶の奇跡も魔術師の秘術も、ドルイドの神秘術すら全て等しいと言い切ってしまうジオマンサー。
 なんだかやる気マンマンなクラスです。
 全ての魔術を混ぜ合わせたり、変換したりして使いこなします。
 が、その反動で体に異変が起きちゃいます。
 ペナルティってわけでは無いですが…ユニコーンの角が生えたり背中に翼が生えたりする程度で。
 むしろ特殊能力が使えて便利、と割り切って変態しまくりましょう。
 それがジオマンサーなのです!。 

◆ヘクサー
転職前クラスの例:クレリック
ベースアタック:ファイター
セーブ:1つ
HD:d6
呪文:毎レベル+1
総合評価:S
出典:MOW
 邪悪な眼、略して邪眼。そんなものが武器のクラスですから、良いクラスのわけはありません。
 往々にして悪役(子供が怖がるような)ですね。
 呪いの眼で敵を睨む能力「ヘックス」を持っております。悪いなー。
 その凝視の効果は様々で、病気や恐怖といったスタンダードなものから魅了などという洒落たものまで。
 なにげにスペル能力とアタックボーナス(そしてHDまで)が素晴らしいので強力なクラスです。
 悪ですが(満面の笑み)。

◆キング/クイーン・オブ・ザ・ワイルド
転職前クラスの例:レンジャー
ベースアタック:ファイター
セーブ:2つ
HD:d12
呪文:なし
総合評価:C
出典:MOW
 ワイルダネスの王(女王)。
 野外ならまかせとけ!。野外以外はやめとくれ!。
 ダンジョンに潜ったときにシュンとなっている王の姿が目に浮かびます。
 『キング寂しい…』とか言っちゃって。
 どれくらいシュンとなっちゃうかというとそれはもうファイターと同じくらいに。
 

◆ウーズマスター
転職前クラスの例:ウィザード、クレリック
ベースアタック:クレリック
セーブ:1つ
HD:d8
呪文:最大+5レベル
総合評価:C
出典:MOW
 旦那さん、ひとつ聞いておくんなまし…レインボーのメンバーにスライムが大好きな男がおりまして…え?そんな話は良い?。
 いや、でもコレってちょっとアレなクラスですよね?(汗)。
 ウーズになってどうすんだよ〜おまえ〜(笑)。
 スライムのような溶解能力、キューブのような麻痺能力、モールドの窒息能力とやることは結構エグい。
 (どーしても卑猥なイメージしか浮かばないのだが)
 でも、スライムですよぉ?。ねえ?。
 最終的には当然のごとくスライムになってしまいますが…いいのか、それで?。

◆シフター
転職前クラスの例:ドルイド
ベースアタック:クレリック
セーブ:2つ
HD:d8
呪文:なし
総合評価:B
出典:MOW
 『シフターってどんなクラス?』って聞かれたら、すぐに『いや、変身』と答えますね。
 もう、変身だけに特化したクラス。
 スペルも捨てて変身一択。なにはなくとも変身。何回も変身。いつでも変身。
 特殊能力も変身のみで、ここまでされるとかえって説明しづらい(笑)。
 レベルが上がるごとに変身の回数が増え、変身できるものが増えていきます。
 最終奥義は移動相当アクションでの変身。
 分かりやすくて使いやすいクラスだと思います。
 とにかく変身。

◆テイマー・オブ・ビースト
転職前クラスの例:
ベースアタック:クレリック
セーブ:2つ
HD:d8
呪文:最大+3レベル
総合評価:C
出典:MOW
 猛獣使い、でしょうか。
 動物を飼いならすことができるクラスです。
 通常の動物支配能力と決定的に違うのは、動物に高いIntを与えることができる点。
 これは便利でしょう。サーカスに入ったら花形間違いなし。
 鍛えればパーティの頭の悪い飛んだり跳ねたりする人より利口になるかもしれません(マジで)。
 最終奥義「インスパイアグレートネス」で猛獣軍団大行進!!。
 101匹ワンちゃんも夢じゃない(?)。
 

◆テンペスト
転職前クラスの例:ファイター、レンジャー、バーバリアン
ベースアタック:ファイター
セーブ:1つ
HD:d10
呪文:なし
総合評価:C
出典:MOW
 呪われた巻物を持って貿易風に乗って出てきそうなクラスですが違います(当たり前)。
 でも、強そうな名前ですよね?(笑)。ワクワク。
 …と、期待させておいてタダの戦士です。
 二刀流が得意です。「オフハンドパリー」が得意です。
 あー、書くことねぇーーー(笑)。つーか、なんなんだこのクラス?。
 ファイターより強いのは当たり前ですが(書くまでも無い?)。

◆ヴァーダントロード
転職前クラスの例:レンジャー、ドルイド
ベースアタック:ファイター
セーブ:2つ
HD:d8
呪文:毎レベル+1
総合評価:A
出典:MOW
 植物の王様。森林のロード。
 つーかファイターのベースアタック+毎レベルスペル+1はもう止めましょうよ?。
 かわいそうですよ、ファイターが。どーでもいーか。
 光合成して自給自足できるのがイカす。日向ぼっこマニア向け。
 「スポンテニアスキャスティング」のように、スペルをリジェネレートスペルに変換できます。便利。
 で、植物を操ったり植物に変身したりしてるうちに最後は自分も植物になってしまいましたとさ。
 いつもながらのことですが。
 人間って、がんばれば何にでもなれるんだね!。

◆ウォッチデテクティブ
転職前クラスの例:レンジャー、ローグ、バード
ベースアタック:クレリック
セーブ:2つ
HD:d8
呪文:なし
総合評価:C(BMおすすめ)
出典:MOW
 探偵。アームチェアの対極のタイプ。ホームズ型か?。
 ちゃんとプロファイリングなんかもできたりしますし、探知/捜索系能力も満載。
 かといって肉体的能力が全く無いわけでもなく、「ディザーム」や「サブデュアルダメージ」にも長けています。
 チャーチインクエスター、スパイマスターとコンビを組めばどんな事件もたちどころに解決、DMは悶絶、二度と一緒に遊んでくれないこと間違いなし!。
 そういうキャンペーンも楽しそうですねえ。
 (今度やろうかなー)

◆ウィンドライダー
転職前クラスの例:ファイター、レンジャー
ベースアタック:ファイター
セーブ:2つ
HD:d10
呪文:最大4レベル
総合評価:B
出典:MOW
 騎乗専用クラス。
 とはいえハーフリングアウトライダーやキャヴァリアのように騎乗しての戦闘テクニックが高いわけでなく、単に強い生物に乗っているクラスです。
 つーか、それが滅茶苦茶に強い。グリフォンとかティラノサウルスに乗っちゃうんだもんなー(驚愕)。
 スペルもそこそこ使えるし、マウントにフィートを与えることもできる。
 …どっちが強いかは明白ですね?(笑)。

チャプター6 スペル
BM『アラミルさん、おつかれさまでした(役に立たなかったなー、コイツ…)。』
アラミル『ウン。』
BM『さ、後はアラミルさんと関係無いんで引き取って貰って結構ですよ。』
アラミル『…オマエ、オレヲバカニシテル?。』
BM『そそそ、そんなことは無いですよ。…あっ、「レイジ」しちゃダメですよ…。』
アラミル『「レイジ」ジャナイ…Uhhhhhhhh…。』
BM『え?え?』
アラミル『うおらどぉうらぁっぁぁっぁーーーっ!!!
BM『フレンジー!!(死)』

ニュースペルは
ドルイド 63種、レンジャー 12種、クレリック 6種、ウィザード/ソーサラー 3種
です(重複あり)。

・新回復呪文のリジェネレートが面白そうです。先にかけておけばヒーリングより役に立つ場面もあるでしょう。(これを「スポンテニアスキャスティング」できるヴァーダントロードは要チェック)
マイト・オブ・ジ・オークは、あんまりマイトしてません(謎)。「ランカー(怨恨)」とコンボするしか。しかもテンペストで(もはや意味不明)。
・動物強化系のスペルがたくさん追加されたので、コンパニオンやマウントを持つキャラクターは作戦の幅が広がること間違いなし。この本に入ってる動物はでっかいのばっかりで使い出がありますよ。
・ついに出たか、という感じの名称であるウォーターボールは気絶(サブデュアル)ダメージを与えるスペル。実は便利?。小学生が考えたっぽい名前以外はイケてるかも。
・スライムをぶちまけるスライムウェイブはエロい(笑)。

まとめ
特殊なクラスが集まっているだけあって、刺激的な内容でした。
まさにエキゾチック、まさにワイルド、動物万歳!。
スライム万歳!ドロドロ万歳!!(???)。

バーバリアン、ドルイド、レンジャーは個性が強いクラスなので自分のキャラクターを強くアピールすることができます。
この本で紹介されている新しいルールも、その個性を伸ばす方向でデザインされています。
さあ”尖った”キャラクターを作りましょう。
ていうか全体的に”強い”んで強さにしか目が無い人も安心ですよ?(笑)

特にプレステージクラスは強力なものばかりでした。
あーーあーーーあーーー。
戦闘クラスが強力なのばっかりだよー。
やはりS&Fのヤツが弱すぎるとしか良い様が無いですが。
何回も言うけど”ファイターのベースアタック+毎レベルスペル+1”は止めましょうよ?。
すぐ分かるでしょ?ヤバイって。
やめてくださいよ。ねえ、やめてくださいよー。

やめろっつてんだろコノヤロー!!!!。
うおらどぉうらぁっぁぁっぁーーーっ!!!

 

p.s
…スライム人間はどうかと…