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Complete Adventurer
コンプリート・アドヴェンチャラー
2005/07/15
B.M(びいえむ)


 その名の通り、冒険者の為のサプリ!
 ……って言ったらみんな当てはまるか(笑)
 “スキルを活用するクラスのためのガイド”っちゅーことです。
 他がウォリアー、ディヴァイン、アーケインっちゅーことから類推するに……この本は“残り”です(おい)。
 いわゆるローグやバード系、大技よりも小技、力よりもスキルを駆使するテクニカルキャラクター向けの渋いサプリと言えるでしょう。

 日本語版が出たら、訳語とかを補正して記事を書き直しますので。
 今回はサラっとサクっと駆け足で紹介してみます。
 そして独断と偏見の「BM訳」が付いているのですが、おそらく嘘ばかりなので気を付けて下さい。
 (公式訳語とは異なる可能性が大、というか間違いなく異なるでしょう)


C1 追加クラス
 三種類の“ローグ系”クラスが追加されています。

ニンジャ
 オウ、ニンジャー!
 コイズミを知らない外人でも知っている、日本一有名な職業。それがニンジャ。
 基本的に鎧無しなのが熱い。スニークのかわりにサドン・ストライクを持ち、ゴーストタッチ/ウォーク系能力が充実。“気力”という独自のスキルポイント システムを持っており、戦略的に能力を使えるのが強味。ローグよりやや戦闘向き。

スカウト
 スキルポイントがローグと同じでボーナスフィートが貰え、ヒットダイスがd8と言う。基本スペックの高さが素晴らしい野外系ローグ。
 走ると「スカーミッシュ」で強くなるので、なんとかして移動しまくりましょう。昔のヘイストが使えれば、相当楽だったかも(笑)

スペルシーフ
 なんでも盗む、凄腕のローグ。
 呪文はまだしも、レジストやスペルライクアビリティまで、とにかく何でも盗みます。やりすぎ! 4レベルまでとはいえ、一応アーケインスペルを使えるの が嬉しい。
 ウィルセーヴも高いのでキャスターの天敵になりそう。嫌がらせマーーン!


C2 プレステージクラス

 いよう! プレステ好きか!?
 何PSPの方が良い?
 エロUMDも観れるしな!
 ま、そんなこと言わずにプレステージクラスを見るんだ!
 どいつもこいつも一癖もニ癖もある奴等ばかりだぜ!(中には一癖のヤツもいるけ どな!)

 訳語は脊髄反射で書いてますので注意。
 あと、ここだけ文体が著しく違いますが、「プレステージ辞典」としてまとめた時のためなのでよろしく。先読み。
 「特徴」については以下を参照。

(つ) つまみ食い……強い能力だけ貰って再転職するのに向いているアレなクラス。
(器) 大器晩成型……最後まで上げれば面白い。最後の方に強力な能力が揃っているクラス。
(町) 町、シティ……町での冒険で活躍できるアーバンなクラス。
(野) 野外……ワイルダネスで力を発揮するクラス。
(N) NPC……NPCとして使うのが一般的。または、NPCとして使うと効果的。
(楽) 楽しい……イメージ豊かでやってて面白い。特徴が際立っていてやりがいがある。
(凡) 平凡……面白みの無い。データの塊のような。没個性的な。ひねりの無い。
(次) 次元界……別のプレーンで冒険するのが得意。頻繁に次元界を使うならば評価は一段階上がる。
(日) 日の丸ブリーフマン……笛が得意。


アニマルロード/獣王
特徴:(野)
 動物の王。身体に野生の血をたぎらす、密林の王者風キャラクター。
 動物のようにナチュラルウェポンが使えるぜ。ネチャラーーイ!


ビーストマスター/動物使い
特徴:(野)
 こちらは動物を使役する方のエキスパート。
 高いBABと強力なアニマルコンパニオンで攻める!


ブラッドハウンド/血の猟犬
特徴:(楽)(N)
 悪人は許さないぜハンター。
 たまに善人も許さないぜハンター。
 とにかく、ブラッドハウンドに狙われたらエライ事になる。それだけは間違い無い。
 キャプチャー能力が高く、〈隠れ身〉や《追跡》 が通常速度でできるのは素晴らしい。
 “マーク”した敵に対しては徹底的に有利。


ダガースペルメイジ/風雲剣
特徴:(器)(楽)
 いにしえの森の奥深く、ドルイドとアーケインキャスターは研究を重ねていた。
 そして彼らは訓練の末、二本の短剣と魔術を組み合わせた全く新しい格闘術を究めた。
 それが風雲剣である!!
 「うぉーーーーーーー!!」

 “短剣術師”とかの方がわかり易いですね(当たり前)。
 ダガーを両手に持ったまま呪文が使えるのが格好良いクラスです。イケてます。
 究めれば魔法で“斬る”ことが出来るのが素晴らしい。ビジュアル重視のプレイヤーも思わず納得!
 ダガーに魔法を込めて殴れば威力倍増。面白さ、格好よさ、強さがほどよく組み合わさった素敵なクラス。そりゃ、思わずイラストも1ページ取るっちゅー の! 露骨贔屓だろこれ!(笑)
 イカスのはタッチスペルをダガーに載せて投擲することができる「アーケイン・スロー」。リターニングが付いて、外しても呪文が失われないのが画期的!  まさにブーメラン!? うぉぉーーーーーーーっ!!【風雲はもういい】
 最終奥義は全力攻撃しながらクイッケンで呪文が使えるという、呪文戦士垂涎の能力。このクラスをやるだけで夢が叶っちゃうよ!


ダガースペルシェイパー/短剣変化士
特徴:─
 手札から一枚捨ててストーン・レインじゃ!(嘘)
 風雲剣のワイルドシェイプ版。つまり、両手ダガーとワイルドシェイプ。……急に空手とブーメランを組み合わせたぐらいの違和感が噴出してくるのは何故 か?(笑)
 (いや、ってことはこっちが本物の風雲拳か?)
 短剣の能力を、変身後の爪に反映できるのは格好良いかも。


ドレッドパイレート/孤高のパイレーツ
特徴:(日)
 以前は海の上にいないと、船に乗っていないとどーしようも無い感じが漂っていたクラスだが。
 今回大幅にパワーアップして帰ってきた。なにしろ陸の上でも微妙にやることがある。
 そして最終奥義で、ついに“海賊王”に! ……いや、名前負けしてるけどね!
 “海賊の掟”が面白い。むしろこのコラムが一番重要かも。


ダンジョン・デルヴァー/ダンジョン野郎
特徴:─
 D&Dがダンジョンズ・アンド・ドラゴンズである以上、ダンジョン野郎の活躍の場は常に用意されていると考えて良い。
 とにかく潜ることに精通した、優秀なダンジョンアタック要員。
 前提条件の“特別”が熱い! なんか、シナリオのネタになりそうなものが満載。楽しげ。
 狭い所をくぐり抜ける能力や、オーギュリィ(いわゆる勘ってや つ)まで有り、渋〜〜いキャラが演じられそう。
 でもアンデッドだけは勘弁な。


イグザンプラー

特徴:(凡)
 マニアは専門家に勝てないことが発覚!(笑)
 がんばってスキルを鍛錬するものの、少ししかボーナスを得られない悲しいクラス。ロイヤルエクスプローラーを思い出しちまう。なんつーか最近はスキルへ のボーナスは「+クラスレベル」とかが標準になりつつあるのに、+4とは何事。ションボリーヌ。
 その他の『とりあえず得してください』能力が寒さに拍車をかける。なんか知らないけどCHRボーナスがフォートセーヴに付いたり、INTがイニシアチヴ とレフセーヴに付いたり。付きゃあ良いってもんじゃねー(笑) ……つーか、それなら高いセーヴ2つにしてくれ。


フォーチュルカン・ライリスト
特徴:(楽)
 前提条件の厳しさが笑える。アーケイン&ディヴァイン呪文、それにBardic Knowledge(バードの知識)とEvasion(身かわし)! いわゆる器用貧乏キャラ推奨。しかし、竪琴奏者というイメージが格好良いので許す。
 ひとたびなってしまえば、スペルレベルがばりばり伸びるので美味しいキャラ。Bardic Knowledge(バードの知識)はハッキリ言ってゲーム中1、2を争う強力な能力なので、それを持っているのもセールスポイント。こっそりとBABが ファイター並で、あまつさえグッドセーヴが2つ。なんつーか実はパワフルなクラスだなおい。
 “学校”の地図を始め設定も細かく、使い甲斐のあるクラス。


ゴースト・フェイスド・キラー/鬼面戦士
特徴:(凡)(N)
 “怖い顔”をした戦士。
 相手を恐怖に陥れる攻撃が得意。
 ひとまず戦える能力は揃っている。
 ……でもイビル。エビルク。


ハイランド・スタルカー/山スカウト
特徴:(野)
 スカウトの山地対応型。
 −完−


マイスター/発明家
特徴:(N)(凡)
 アイテム作成時間が半分になるのがお得?
 ウィザードリィのビショップばりに鑑定したり……するのかな……
 4レベル以降がキツい。
 むしろレベル2以降がキツい。


マスター・オヴ・メニィフォーム/多相の戦士
特徴:─
 生粋のワイルドシェイパー。
 とにかく色んなものに変身できるので、モンスターマニュアルを隅から隅まで使いたい人向け。君は 変わる 心のままに!


ナイトソング・エンフォーサー
特徴:─
 集団戦闘を得意とする、戦闘能力が高めなローグ。
 人数が集まれば強さを発揮する。
 一人の時はどうしようか。


ナイトソング・インフリクター
特徴:─
 ローグの能力が色々と使えるが、目玉は「チームワークスニーク」だろう。
 仲間がスニークダメージを持つようになるので、囲んでタコ殴りにすれば大変なことに!
 エンフォーサーとインフリクターがパーティにたくさんいるようなキャンペーンは面白いかもしれない。


オラム/教師
特徴:(凡)
 ドワーフの先生。うーーーむ。
 うーむ。
 色んなことを知ってたり、生徒にちょっとしたボーナスを付けたり。
 ……Ummmh

シャドウベイン・インクィジター
特徴:─
 宗教絡みが登場。やっぱり強い(笑)
 BABがファイター並でスニーク持ち。当然のごとくヒットダイスはd10で、スマイト有り。
 なぜか武器破壊が得意だったり、隠れるのが得意だったりとやりたい放題。誰か止めろ。
 全身から光を発して敵を焼いたりします。
 要するにパラディンにスニークを合法的に持たせるためのクラスか。


シャドウベイン・スタルカー
特徴:─
 宗教シリーズ2。
 グッドセーヴ2つが光り、スニークも呪文能力もそこそこ上昇するタイプ。まあ、便利。
 「セイクレッド・ディフェンス」のACボーナスは美味しい。
 「セイクレッド・ストライク」はダガースペルメイジに比べるとイマイチ使い勝手が悪いかも。


シャドウマインド/影心

特徴:─
 イラストがエロい。
 ジェー!【ドワーフ語で“エロい”の意】
 サイオニクス・ローグ。
 敵の精神をメタメタにしつつスニークします。
 ボロンボロンのメタクソにしてからゆっくりスニークを。
 ……や、もうスニークする必要無い気がしますが。


スパイマスター
特徴:(町)(N)(楽)
 来た!
 身分や正体を偽って暗躍するスパイの達人!
 ……いや、まあ、単に俺が好きなだけです(笑)
 こんなに遊び甲斐のあるクラスも珍しい。
 町での冒険が少ないと、どうしようも無い感じですが……。


ストリートファイター
特徴:(町)
 うーーーん、まぁ、実はそれほど町とかストリート専門ってわけでもありません。
 全般的に戦えるクラス、というか普通に戦えるクラス。
 BABがファイターだし、スニークその他いろいろ付くので戦闘向き。つーか戦士大全向き。
 特にハメ技とか強制二択とか前キャンサイコクラッシャーとかができるわけでは無いのが残念。
 強いて言えば「オールウェイズレディ」のイニシアチヴボーナスがウメ昇竜(大)か?
 (もはや何のことか分からず)


テンペスト/風雲會
特徴:(凡)
 あの悶絶まったりクラスのテンペストが半分に凝縮して帰ってきた!
 というわけで、だいたい倍くらい強い(笑)
 両手攻撃をするならコイツ。
 あいかわらずつまらない強さ。


シーフ・アクロバット
特徴:(つ)
 とりあえず1レベル取れば、寝起きが強くなる(笑)。併せて《プローンアタック》も取れば完璧。(そしてドランケンで飲酒攻撃か!?)
 曲芸が得意なローグ。身軽な動きを表現する能力が揃っている。


ヴィジランテ

特徴:(町)(楽)
 その姿はパニシかデアデビルか(いやバットマンだろ)。悪を狩る神速のハンター、それがヴィジランテ。
 イメージにぴったりの独創的な能力と、呪文を併せ持つ強力なクラス。
 セーヴ、ヒット・ダイス、スキルポイントも申し分無し。
 悪を追い、逃さないためのスピーク・ウィズ・デッドディメンジョナル・アンカーなどの小技も光る。
 街の正義は俺が守る!


ヴァチューソ
特徴:─
 バードよりも呪歌に特化したクラス。
 様々な魔力を持つ歌を使い分ける。
 俺の歌を聴け!!


ワイルド・プレインズ・アウトライダー
特徴:─
 マウントを華麗に乗りこなすクラス。その姿はまさに人馬一体の境地。
 3レベルしかない無いけれど、その分すべてのレベルに能力が詰まっている。



C3 スキルとフィート

 スキルの“詳細な説明”が有ります。
 既存のスキルの新たな使い方、より詳細な情報が満載。
 スキルを使う全てのクラスにとって有益です。必読。

 今までにできなかったマルチクラスを可能にするものがたくさんあり、全てのクラスのプレイヤー必見と言えます。
 意外な組み合わせが許可されていたりします。
 (ジェネラルフィートのみ紹介)

《Appraise Magic Value》
 マジックアイテムの効能が分かる! アイデンティファイいらず!

《Ascetic Hunter》
 素手攻撃の計算時、レンジャーレベルとモンクレベルを足せる。強烈。さらにスタニングフィストが強化。
 これはつまりモンク/レンジャーをやれってことか!

《Ascetic Knight》
 つまり、パラディン/モンクを(以下略

《Ascetic Mage》
 モンク/ソーサラーを???
 呪文を消費してダメージを増すのは面白いが……

《Ascetic Rogue》
 ローグ/モンク、は割りと有りかもしれない。
 つーかマルチクラス制限の緩和がオイシイ。

《Brachiation》
 猿のように木々を渡る。
 気分はターザン(not 山本!)。

《Brutal Throw》
 投擲武器の命中ロールに、Strength 【筋力】を使えるようになる。

《Combat Intuition》
 敵を洞察して次の一手を。剣豪ばりの“読み”が体現できる。

《Danger Sense》
 危険を感知するが故に、イニシアチヴに強くなる。ほんとかよ。

《Death Blow》
 クーデグラが素早く行えるように。これで“殺し屋”の称号はいただきだ。

《Deft Opportunist》
 AoOの時にビッグボーナスが得られるように!
 なんぴとたりとも俺の傍は走らせねぇ〜〜。

《Deft Strike》
 相手の弱点を〈視認〉しまくって、丸裸にしろ!
 〈視認〉!  〈視認〉!  〈視認〉!
 これぞアブロ流視認術也。

《Devoted Inquisitor》
 スマイト&スニークで敵をメロメロに。これぞS&S!

《Devoted Performer》
 ばばばばば、バード/パラディン!?

《Devoted Tracker》
 レンジャー/パラディン。または、ドルイド/パラディン。
 マウントがアニマル・コンパニオンになるのは面白い。

《Disguise Spell》
 歌ったり踊ったり、誤魔化して呪文を唱える技。これ面白い。スパイマスターに持たせたい。

《Dive For Cover》
 これを見るとRAINBΦW用語の『サっと避ける』を思い出す。

 ──とある戦時教育フィルム。
 もし、核兵器が飛んできたら、どうするか?
 「サっと避ける」
 (道端に伏せる人々)
 ……そうか、サッと避ければ核も怖くないのか。
 それ以来RAINBΦWでは、ファイアーボールやアイスストームが飛んでくるた びに「サッと避ける」と言い張るプレイヤーが急増した。

 というわけで、ダメかもしれんと思った時にはサっと避けてみよう。
 このフィートがあれば! ワンモアチャンス!

《Dual Strike》
 こ、効果が全然変わっとる(笑)
 その名の通りデュアルにストライクするフィートになった。スタンダード・アクションで両手攻撃ができるのは嬉しい。

《Expert Tactician》
 Attack of opportunity(機会攻撃)さえブチ当てれば、イッツ・パーティ・タイム!
 なんか知らんが強くなる。
 囲んでボコれ!!

《Extra Music》
 Bardic Music(呪歌)が増えーる。
 呪歌用絡みのフィートも増えたので、回数を増やしたくなるのが人情。
 人情に負けるな!(なんだそれ

《Extraordinary Concentration》
 移動しながら精神集中しちゃうぜー。

《Extraordinary Spell Aim》
 仲間をデッドリーな呪文から除外してあげる、半分は優しさから出来ているフィート。
 でも、残りの半分は“普段から仲の悪いヤツを支援呪文の効果から除外する”ために使われる、かもしれない。

《Force of Personality》
 「説明文」が、「利益」より長ぇ(笑)
 カリスマでマインドアフェクトに対抗! おお、言葉の意味は分からんが強そうなフィートだ(棒読み)。

《Goad》
 オラオラオラオラーー!
 どしたどしたー!!
 よゆうッス!
 
 挑発伝説炸裂。
 敵は君を攻撃したくて、たまらなくなるはずだ!
 ファイターボーナスフィートに含まれているのが熱い(笑)

《Green Ear》
 植物に歌を聴かせるという、メルヘンチックなフィート。
 なんだか、ここから物語がふくらんでいきますねぇ。

《Hear The Unseen》
 針の落ちる音も聞き逃さねぇ……。
 かすかな音から敵の位置を察知する、リアル座頭市なフィート。

《Improved Diversion》
 隠れるための隙を、素早く作り出す。

《Improved Flight》
 単につえぇ!(笑)
 飛行が上手になる。グッド・トゥ・パーフェクトは強烈。

《Improved Swimming》
 水泳向上。
 水泳向上。
 水泳が向上するんだったら。

《Insightful Reflexes》
 今度はINTでレフセーヴに挑戦。やめとけ!(笑)

《Jack of All Trades》
 「トラベラー」で言うならば〈万能〉だろうか。
 とりあえず、これがあると幸せになれる気がする、色んな技能がちょっとずつ使える十徳ナイフのようなフィート。
 十徳ナイフばりの活躍を見せる。

《Leap Attack》
 『もしかして、飛んで斬ったら強いんじゃねぇ!?』
 そんなドリーマーに捧げる男技。
 そうです、飛んで斬ったら強いんです。
 飛んだり跳ねたりする時代が来た! ……かもしれない。

《Lingering Song》
 Bardic Music(呪歌)が長く残るよーになります。
 より人々の心に残る、ということか。
 大量生産、大量消費時代に真っ向から立ち向かったフィート【突然何を言い出すのか】

《Moblie Spellcasting》
 歩きながら何かをするって、行儀が悪いと言われなかったかい?
 でも、冒険者に取ってはそれが大事。
 そう、これからはモバイル呪文投射の時代。

《Natural Bond》
 ドルイドとマルチしているキャラクターが、動物の遅れを取り戻すために使うフィート。
 ドーピングで動物がモリモリ大きくなります。

《Obscure Lore》
 うわ強!!
 えー、マジでぇーー!
 【紹介を放棄】

《Open Minded》
 D&Dにおけるオープン・マインドとは……つまり、スキルポイントが天から降ってくることを言うらしい。

《Oversized Two-Weapon Fighting》
 フィート名が、もう、そのまま効果を表しているわけだが。
 でっけぇ武器で二刀流じゃけん!
 そなかじ。

《Power Throw》
 《Power Attack/強打》の投擲版。

《Quick Reconnpiter》
 通称“早視認”。
 素早くジロジロとあちこちを見回すのは、もちろんパーティのためであって、女性NPCを眺めるためでは以下略。
 これぞアブロ流視認術奥義也。
 なぜかイニシアチヴにボーナス付くため奥様にも好評。
 ちょっと奥さん! 私の角にかけてこれ間違いないよ!【みのタウルス】

《Razing Strike》
 このサプリのプレステージにあるように、呪文を攻撃にこめるタイプの能力。
 ダメージを増加できるクリーチャー種別が限定されているのが、チト残念。
 まあ、どちらもローグの嫌いなタイプの敵ではあるが……。

《Staggering Strike》
 敵に重傷を負わせる攻撃。
 トラウマは与えられないらしい。

《Subsonic》
 こっそりBardic Music(呪歌)を使うフィート。

《Tactile Trapsmith》
 DEXで〈Search/捜索〉と〈Disable Device/装置無力化〉をやっちまうフィート。
 むしろ、暗闇でも出来るようになる効果の方がメインくさい。

《Versatile Performer》
 〈Perform/芸能〉の幅が広がる。
 いろいろできるように。
 目指せプリンス。



C4 道具

 まずは特殊な武器から始まりますが、いにしえの「コンプリートハンドブック」のように、ローグスキルの役に立つ“小道具”も満載です。
 もちろんバード用の楽器も載っています。
 マジックアイテムではClaws of Leopard/クロウズ・オヴ・レオパルドが面白げ。パウンス(チャージ後にフルアタック)できます。
 他にはピッキング犯垂涎の指輪、リング・オヴ・ロックピッキングな ど。
 ワンダラスアイテムも山盛り載ってます。


C5 呪文
 
 突如として現れた概念、スウィフトアクション/イミディエイト・アクション。
 これによって、ますます呪文が“軽く”そして“使い易く”なりました。
 スウィフトはフリー並だけれど、1ラウンド1回のもの。ルール増えとる!(笑)
 イミディエイトは自分のターンでなくてもできるアクションのこと。そう、基本ルールに存在するフェザー・フォールのように。その他の点はスウィフトとして扱います。つま り、キャラクターが1ラウンドに取れる行動は以下のようになりますね。

(1)フルラウンドアクション+スウィフト or イミディエイト+フリー
(2)ムーヴ and or スタンダード+スウィフト or イミディエイト+フリー

 うーーーーん。増えとる(笑)
 まあ、フリーほど強力じゃないけど、回数制限があるっていう位置がスウィフト(イミディエイト)になるのでしょう。
 プレステージクラスの能力や、新しいフィートにスウィフト扱いのものがあります。
 追加呪文では、スウィフトであるかわりに効果時間が非常に短い(たいてい1ラウンド)ものが多いです。
 これで、呪文スロットは使うけれど、素早く唱えられるので行動に幅が広がるものが増えました。
 マルチクラスとの相性も良い。
 面白い。

 アサシンのスペルが大量追加。
 一撃必殺クリティカル・ストライク、まいっちんぐタッチのレイスストライクなどなど。
 より攻撃力が上がった感じですね。影を身にまとうシャドウフォームも 格好良い。


C6 組織

 プレステージクラス用の組織などが紹介されています。
 組織を中心に据えたキャンペーンというのも、なかなか面白いもので。
 こーゆうのを見てるとネタが浮かんできますね。

 おまけの「ランダム組織作成チャート」が熱い!!
 (ここで熱がるのはRAINBΦWだけ説)
 

 最後にエピックがちょろっと載って完。
 マルチクラスの幅が広がる本でした。
 ローグ+何か、が面白い。