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その他のプレステージクラスたち(7)

2004/06/12
by B.M

今更になってDMGのものを紹介というこの遅さがCDS:PEの醍醐味ですよ!
誰もが待って(いない)!
見事に(すべる)! マイペース!
マイウェイ!


 ……いやぁ、なんかですね【言い訳の枕詞】
 昔からのプレイヤーとしては
「DMGはマスターのためのもの、プレイヤーは読んではいけない」
 っつーのが不文律だと思ってるわけじゃないですか。だからDMGの内容を晒 すことには抵抗があったわけなんです。ところが最近はプレイヤーもガンガンDMGを読んで、DMがやることを予測したりアイテムを買いまくったり、トラッ プの数値を覚えたりするプレイが当たり前になってきたようで。……一億総マン●キン(=シャーマンキング)になる日も近いよママン。

 さて、そんなわけでマン☆キン(=シャーマンの王様)な君たちのためにDMGに載っているプレステージクラスを紹介しよう! これさえ読めばDMがアサシンを送り込んで君を驚かそうとしても無駄ってわけだ。君はその特殊能力や対処法をあらかじめ知っているわけだから。ブラーを唱えまくり、ニュートラライズポイズンのワンドを連発する君を見て絶句するDMの顔が見ものだぜ! ……いや、そんなものをあらかじめ準備しておいた君たちの能天気さに驚いているのかもしれないが……


◆アーケイン・アーチャー
転職前のクラスの例:レンジャー、ファイター +ソーサラー or ウィザード
ベースアタック:ファイター
セーブ:2つ
HD:d8
呪文:なし
総合評価:⇒B
 弓矢を扱う能力に長けたエルフ(or ハーフエルフ)の射手です。
 手持ちのアローが魔法のアローになる「アロー魔化」はマジックアイテムが潤沢でない貧乏なキャンペーンではかなり有利!
 敵をどこまでも追いかける「シーカー・アロー」、壁を貫通する「フェイズ・アロー」などが便利。
 使いどころを考えるのが楽しい「インビュー・アロー」は矢に呪文をこめる特殊能力。呪文の射程が大幅に延長されます。普段は遠くに飛ばないヒーリング・サークルをこめて遠方の味方を回復とか……(言ってみた)
 “ロマンシン●サガ”顔負けの「ヘイル・オヴ・アローズ(矢の雨)」は効果も“ロマンシン●サガ”と同じだったりします。
 奥義は必殺必中!「ライジングアロー・オブ・デス」。名前の通りの能力だったりします。死ぬ。

 最初はA評価にしていたのですが前提条件の「秘術呪文行使能力」が無駄な気がしてきたので評価をBに下げました。中途半端な魔法戦士はサードでは通用しないですね……(04/09/06)


◆アサシン
転職前のクラスの例:ローグ
ベースアタック:クレリック
セーブ:1つ
HD:d6
呪文:最大4レベル
総合評価:A
 イービルでないとなれないことからも分かるとおり、主にNPC用のクラスと思われます。まぁ、かつてレインボーには「額に汗して働く真面目な好青年…… の、アサシン」ってのがいましたから……。PCでやってやれないこともない……のか!? まあその辺はロールちゃんで。「アサシンという職業と葛藤する キャラクター!」、「善悪の狭間で揺れ動く心情」とか言っておけば通るかも(かも)。
 というわけで技能がちょっと少ないのを除けば“戦闘力のあるローグ”っつー感じのクラスですな。スニークアタックのダメージが下がらないのがとてもオイ シイ(たいていのローグ戦闘系クラスは+5d6までいかないので萎える)。さらに、さりげなくUncanny Dodge(直観回避)も常備。ローグより戦闘で劣る部分はほとんど無いと言えます。
 まずは一撃必殺「即死攻撃」。なんか、名は体を現すの見本のような感じですが(笑)。準備が必要なものの、一撃はやっぱりオイシイ。
 アフリカ象をも一撃で死に至らしめる猛毒を使う時に便利なのが「毒の使用」です。これがあれば誤って自分に毒が回ることもないでしょう。
 そしてアサシンは呪文も使えます。すげぇ。隠密系のスペルがぎっしりみっちり詰まってて良い感じです。



◆シャドウダンサー
転職前のクラスの例:ローグ、モンク
ベースアタック:クレリック
セーブ:1つ
HD:d8
呪文:なし
総合評価:B
 光と闇の狭間に生きる、謎の存在……とのことですがDMGに解説及び全ての特殊能力がバッチリ書いてあるので別に謎でもなんでもありません(たぶん誤植)。
 通常は隠れられないような状況でも強引に隠れてしまう「影隠れ」、あると便利な「暗視」、影と友達!「シャドゥ招来」、心術呪文は怖くない?「心術破り」(けれどウィルセーブは別に高くない……)などと便利な能力が山盛り。どれもそれっぽくて良い感じです。
 便利なのが影の中を移動する「影渡り」。容易に敵の背後を突くことができます。
 

◆ドワーヴン・ディフェンダー
転職前のクラスの例:バーバリアン、ファイター、パラディン
ベースアタック:ファイター
セーブ:2つ
HD:d12
呪文:なし
総合評価:S
 とにもかくにも堅くて頑丈! 無頼のタフネスを誇るドワーフ専用クラスです。
 (以下、H・FOrumに書いたものを抜粋しつつ紹介)
えーと、ドワーヴン・ディフェンダーを目指す皆さん! 《Endurance/持久力》取ってますか?(笑)。このフィート、何のためにあるんだって言っ たらプレステージクラスのためにあるんだって言えるくらい、嫌がらせのごとくいろんな所で前提条件に出てきます。ていうか確実に嫌がらせです、これは100%official 他にも厳しめの――そう、あの伝説のアレ――があったりしますのでその辺は覚悟してください。
 このプレステージクラスの目玉ですが、おそらく「防御の構え」でしょう。「バーバリアンの激怒」のように一定期間ドワーヴン・ディフェンダーを3!2!1!ハッスル!ハッスル!させます。ハッスルしてる間はhpが上がりますがハッスルし終わると減るので注意です。回数が「バーバリアンの激怒」よりも圧倒的に多いのが魅力的(というか、多くないと使いづらいですねコレ)。なにげに『動いちゃいけない』っていう制限もありますが、味方のウィザードにテレキネシスで運んでもらったりすれば良い感じ、かもしれません 。たぶん。
 まるでモンクのように成長するとACにボーナスが付きます(特に条件が無いのでこっちのが断然強い)し、HDも高い! 堅い!
 そしてトドメに本家バーバリアンをも上回る「ダメージ軽減」能力。オイシすぎ。
 これらを組み合わせればあっという間に“いったん言い出したらテコでも動かない頑固親父”のできあがり! 『わしゃあここを動かんぞいぃぃ〜〜』とか唸ればDMはもちろん他のプレイヤーも悶絶すること間違いなし!
 「バーバリアンの激怒」と「防御の構え」の同時発動が可能なら“絶叫し血に飢えた雄たけびを上げながら強固に身を守るドワーフ”という珍妙なこともできます。なんと【str/筋力】+6、【con/耐久力】+8、AC+2ですよ! 意志セーブには+4だ!!(モカでした)



◆ブラックガード
転職前のクラスの例:悪いパラディン
ベースアタック:ファイター
セーブ:1つ
HD:d10
呪文:最大4レベル
総合評価:S
 ルールブックにまで“人の皮を被った魔物”と書かれてしまう堕ちたパラディン、ブラックガード。しかしまぁプレイヤーは人の形すらしていない魑魅魍魎 だったりするので無問題の方向性で。とりあえず19レベルまでは人の皮を被ってプレイし、そこでブラックガードに転向して暗黒神に愛でられるのがベターか と。裏切られたと知った時の周りのプレイヤーの顔が見物ですよ。ゲッヒッヒッヒ……
 なにしろパラディンとほぼ同等の能力を持ち、それに加えて「スニークアタック」を持ちます。パラディンの敵として出すには最適なのは間違いないでしょう (笑) いっつも「スマイトイービル」でイビられている全国のDMの諸君。ついに我らも「スマイトグッド」をもって偽善者PCに立ち向かうことができるよ うになったのですよ!
 呪文はパラディンに比べてマジック・ウェポン系やホーリィ・ソードが無いのでその辺の強化系が不安ですが。まぁ悪の僧侶とか魔法使いをはべらせてなんとかしましょう。悪だし。サモン・モンスターが充実してるので嫌がらせはできます。
 


◆ローアマスター
転職前のクラスの例:ウィザード、ソーサラー
ベースアタック:ウィザード
セーブ:1つ
HD:d4
呪文:毎レベル+1
総合評価:A
 知識を探求する者、賢者といった感じのクラスです。
 スペルキャスターというのは元から強いもんでして。 「呪文:毎レベル+1」っつーだけでほとんどがSクラス、Aクラスに匹敵します。充実した特殊能力を持つローアマスターは文句無しにAランク。
 メインとなるのは「極意」。理由は良く分かりませんが(多分勉強したから)たくさんのボーナス(セーブとかフィートとか、ボーナススペルとか!)を得られます。「健康の極意」でヒットポイントが増えたり(みの●んたもビックリ!)。
 さらに「ボーナス言語」。アイデンティファイが無制限に使えるようになる「秘伝知識」など便利なものがたくさん。
 もっとも便利なのは「伝承知識」でしょう。これは「バードの知識」と同じです。この能力のためにバードが欲しいとも言われるほど便利な(DM泣かせな) 能力です。バード冒険に連れて行く(ましてやバードレベルを上げるなんて!)のはためらわれますが……ローアマスターなら問題無くパーティに入れることが できます。これを覚えるためだけに少しだけ取っても良いクラスだと思います。