Mage Advices!

編:石川

掲示板“Mage Advice” 過去ログ (Adv.1〜3)
:〜030903(111,111hit記念) No.1617まで


<もくじ>


<はじめに>

これまでにMage(バット使い)が掲示板上で答えた質問を一覧にしました。

なお、ゲーム用語の多くやプレステージクラス名などはほとんどが原語(英単語)のままにしてありますので、ブラウザで検索など行う場合は原語で入力してみてください。

<使用上の注意>

なお、FAQは(特記されていない限り)オフィシャルな回答ではありません。特に、ルール根拠(ページ数など)の示されていない回答は解答者の「ここはこうだろう、と思う」といった程度のアドバイスに過ぎません。この点を念頭に置いた上でご利用ください。

「この解釈は間違っている」であるとか「このルールはどうなの?」などのご意見・ご質問(歓迎!)は本HP Mage Advicesまでお願いいたします。


Character Races and Classes

Q:どうも、はじめまして、元ドロウです。リインカネートで人間になってしまったんですが,ECLをどうするかでDMが答えを出せません。+2→0にするのか、+2のままなのか、どちらだと思いますか?

A:特に記載がない以上、DMの判断によるでしょう。

ただし石川がDMなら+2のままにするでしょう。つまり、5lv のドロウ・ファイター(ECL=7)なら、5lvの人間・ファイターに転生します(事実上2lv分のxpペナルティを受けることになります)。ドロウ(など)の「ECL+X」ってのは、ほとんどがスペルレジストなどといった生得能力に対するものですね。では、たとえば「暗視」を持つキャラがそれ故にECL が上がっていたとしたとき、彼が視力を失ったなら、彼のECLは下がるのでしょうか?答はNOのはず。これと同様、リインカネートによる転生時も、「リインカネート呪文の効果でそれまでの姿と生得能力を失っただけ」とみなします。実際、「変更種族はウィッシュで元に戻せる」と明記されてますし。

Q:バーバリアンレイジのブーストした【筋力】と【耐久力】の属性は何に当てはまるんでしょうか?ブルズストレングスなどの能力値強化呪文と重複しますか?

A:バーバリアンのレイジによるボーナスは,修正の種類が明記されていないので無属性,すなわちあらゆる全ての修正とスタックします。

Q:クレリックの任意発動を行う際、変換前の呪文に使用されていたメタマジック(呪文操作特技)をそのまま流用できるか

A:和p78 には、呪文修正特技は高レベルの呪文スロットに用意されているものの、呪文自体は元のレベルの呪文でしかない、との記述があるので、任意発動しても元のレベルの呪文として変換するのが適当では。メタマジックそのものも、「特定の」呪文を”修正”するべく用意されている物なので、予定を変更したら無効になるような気がします。

Q:表3-6クレリック(和P28)において、クレリック1Lvの「1日の呪文数」は1+1となっていますが、これは共通信仰呪文1個と領域呪文1個の2個の呪文が使えると考えればいいのでしょうか?

A:そのとおりです。なお、ウィザードは「系統の専門化(p27)」をすれば(いくつかの系統をあきらめる必要はあるものの)各レベルの呪文を1回ずつ追加できます。

Q:魅力3のクレリックを作った場合、1日あたりのターニングの回数は0なんでしょうか?

A:最低回数が書かれていないので、0になると考えられます。ただし、0回でも退散能力自体は有しているので、≪退散回数追加≫を獲得したり、魅力を底上げするアイテムを装備するなどして使用できるようになると思います。

Q:クレリックがある神格に入っていると、その神格の好む武器を持っていると、その武器の攻撃ボーナスが上がると思うのですが神格を持っているキャラクターは何かパラメーターに影響とかあるのですかね?(クレリックを含めですが)

A:PHB(日本語版)p.165〜の領域の解説によれば、神様の好む武器を使っても攻撃にはボーナスはありません。戦の領域を獲得すればその武器の≪軍用武器熟練≫と≪武器習熟≫を貰えるのですが、戦の領域を持たないで、神様の好む武器が≪軍用武器≫の場合は自力で獲得しなければ使いこなせません。なお、他の領域にもそれぞれ領域特典がありますが、パラメーター(能力値)への影響はなさそうです。

Q:私はFRの神格Gond(真なる中立)を信仰している真なる中立のアライメントのクレリックで任意発動はキュアを選択しています。私はプロテクションフロムイービル(善の呪文)やインフリクトライトウーンズ(悪の呪文)を使用できないのでしょうか?

A:まずコアルール範囲で言えば、真なる中立の神の、真なる中立のクレリックが、任意発動にキュア(またはインフリクト)を選択し、また秩序、混沌、善、悪の呪文を使うに際し、規制を受けることはありません。「中立」の属性は上記4つの属性に対立していないからです(WotC のFAQにズバリそのものの質問が5ページ目にありますので参照して下さい)。よって、あなたのクレリックが任意発動をキュアにし、アンデッド退散を選択しながら、使用呪文にコントロールアンデッドを選択することも可能です。また、インフリクトライトウーンズなどは悪の呪文とはみなされません。よって、善の僧侶でもこの呪文を準備し、使用することは可能です。

Q:モンクなどの素手による攻撃(Unarmed attack)は武器(weapon)扱いなのですか?それとも違うのですか?magic weaponは素手にはかからないだろう、とか思っていたらSpring Attackの条件が'a melee weapon'による攻撃、とかなっていて素手が武器じゃないと素手でSpring Attackできないのか!といった事態に。一応melee weaponのリストに載っているので武器かなあとか、それだとmagic weaponがかかったりして、それはそれでおかしい気も。

A:PHBには『メレーウェポンとは近接戦闘用に設計された手持ちの武器である』と記載されています。よって、厳密には素手攻撃は武器とはみなされません。一方で、FAQでは「Unarmed Attackやnatural weaponはImproved Critical(や他のほとんどの意味において <for most other purpose> の対象になる」との記述がありますので、《Spring Attack/一撃離脱》、Divine Mightあたりは大丈夫そうです。magic weaponは呪文の対象がone weaponです。なお、前述のとおり、素手攻撃は「武器」ではありませんので呪文をかけることは出来ません(magic fangがあるのでそちらを使ってください)。

Q:スタニングアタック(以下SA)はアタックロールを振る前にSAかどうかって宣言するんですよね?って事は、フルアタックで複数回攻撃するときの1回をSAにする事って出来るんですか?

A:どちらもYES。そしてスタンした相手を攻撃することも、その際(あれば)スニークダメージを与えることも可能です。

Q:日本語版PHBのp30の『神格、領域、領域呪文』の所に、「表3−7の典型的な信者の欄に種族名が挙げられていたら、その神格を選ぶためには、クレリックはその種族の一員でなければならない。」と、あるのですが、表3−7に挙げられている種族名は、デミヒューマンばかりですよね?これは、種族名が書かれてないのは人間の神で、人間しか信仰出来ないと見なすのでしょうか?それとも、フリー(誰でも信仰できる)と考えるべきでしょうか?

A:『もし種族名が書いてあったならその種族で無ければいけない』ということであって、書いてなかったら何の種族でもよい、ということになります。人間だけと言う事ではありません。和PHBp90 「宗教」の項には『特定種族と結びついていない神(例えばペイロア)の場合、クレリックの種族は問題でない』と明記されています。また、FAQs!(クレリックの項)にもあるように、このルールに縛られるのはクレリックだけです。同じ信仰呪文を使っていても、パラディンやレンジャーにはこの制限は適用されません。

Q:ウィザードのプレイ開始時の呪文書に記録されている呪文についてですが0レベル呪文すべてと3つの1レベル呪文、そして「さらにウィザードの持つ【知力】ボーナス(表1-1『能力修正値とボーナス呪文数』、P.8参照)+1につき、呪文書には1つの追加1レベル呪文が記録される」とありますがこの文の意味がわかりません。例えば知力が18だったとして幾つの追加1レベル呪文がもらえるのでしょうか?

A:「知力ボーナス+1につき1つ」なので、基本3つ+追加4つの計7つ得られます。

Q:使い魔を複数持つ事は可能なのでしょうか?例えばウィザード/ソーサラーの場合などでも複数の使い魔は持てないのでしょうか?

A:実は「一匹しかダメ」というルールは明記されていません(と思う)。が、あちこちの記述より(英語版がgain a familierになっているとか、「新しいファミリアを得る」ルールが術者が一匹しかファミリアを持てないことが前提となるような書き方になっているあたりから判断して)不可でしょう。

Q:使い魔に寿命はありますか? もし寿命がある場合、カエルを使い魔にした魔法使いはかなり難儀すると思うのですけど(笑)。生殖機能は? もし子孫が残せる場合、生まれた子供はやはり魔法生物なんでしょうか?新陳代謝をしますか?齧歯類の使い魔は前歯が伸び、哺乳類の使い魔は抜け毛し、ヘビの使い魔は脱皮するのでしょうか?

A:「使い魔は普通の動物とほぼ同じもの」との記述があるので代謝や生殖能力はあると考えられます。よって普通の早さでHPを回復したり、(通常の範囲内で)成長するでしょう。もちろんキュア呪文も効果があります。ただ、Tome And Blood(メイジ&ソーサラークラスブック:未訳)によれば、Lifelong companionとあるので、通常よりは長い寿命を有しているでしょう(厳密なルールはないから、「主人と寿命を共にする」とかがそれらしくていいかも)。また、同書によれば「術者は使い魔にする動物を捕まえて儀式に供し、使い魔にする」とあるので、子供ができてもその性質は遺伝しないと思われます。

Q:「ローグがファイター・レベルをとったなら、〈隠れ身〉はクラス外技能として買わなければならず、〈魔法装置使用〉は買うことができない」とあるのですが、ローグ/ファイターにとってはどちらもクラス技能ではないでしょうか。

A:レベルアップしたときには、そのクラスの技能リストを使って技能ランクを上げなければなりません。「取れない技能」についてもp55「マルチクラスのしくみ」の技能の項で詳しく説明されてるので参照してください。それまでの全てのクラスの技能をクラス技能とすると、「バーバリアンレベルを上げたときに〈呪文学〉ランクを上げる」などといった摩訶不思議なことができてしまうので、それをを防ぐためのルールでしょう。

Q:クラスは最大2個までしか取れません!ていうルールは無いですよね?

A:ありません。3つ以上のマルチクラスも可能です。ただし、基本クラスの3つ以上のマルチクラスですととんでもない経験値ペナルティを受ける可能性があります。例えばファイター5/クレリック3/ウィザード1/ローグ1/モンク1/レンジャー1の人間キャラクターは経験値がたった20%しか獲得できません。もしここでドルイド1レベルを獲得した場合、以後獲得できる経験点が0%になり、まったく成長できなくなってしまいます(日本語版PHBp56「マルチクラスの経験点」)。

基本クラスのマルチクラスは2レベル以上の差が存在するクラスごとに−20%のペナルティを受けます。ただし種族の適正クラスはこのペナルティの対象になりません(要するにそのクラスは無いものとして考えればよい)。なお、上級職は経験値ペナルティの対象にならないのでいくらでも兼ねられます。

Q:ローグのスニークアタックについて質問です。PHBp54の説明に「視認困難な相手には使用不可〜」とありますけど、これは133頁の視認困難表に掲載されている全ての状況で不可能なのですか?ちなみにこの一文を見たDMは、「もしこの文が正しければ大抵の魔法使いはスニーク対応のため「Obscuring Mist」や「Blur」の呪文やスクロールを常備してるハズ」と、とってもローグ泣かせな発言をしてます。

A:残念ながらそのDMの言う通りです。つまり、ちょっと霧を出されたりしただけでスニークは不可になります。同様に、明るさが十分でないだけでスニークはできなくなります。スニークは「急所攻撃」なので、相手の急所がどこだかはっきりわからないとうまく行えないのでしょう。もっとも、視認困難をうち破る魔法もまた多数存在していますが。

Q:ふと思ったのですが、レッサー・○○・オーブを習得したローグは条件さえ満たしていれば、その命中一個ずつにスニークダメージを乗せることができるのでしょうか?

A:WotCのオフィシャルFAQに、「スニークダメージがつくのは最初の一発だけ」と明記してあります。ついでに「当たったときはダメージにスニークダメージを足して良い。でもセーヴされちゃったら合計のダメージ半分となる」と注記されていますので武器攻撃より損かもしれません。

Q:PHBのローグのところで武器の習熟=ダガー<全種>と、書いてありますが、特殊武器であるククリも習熟してるのでしょうか?

A:各々のDMに従う(あなたがDMなら自分で決める)のがいいと思います。なにかその武器を使い慣れるような特別な社会的背景を持っているようなキャラなら許されるかもしれません。

※FRCS のp126のキャラ(Rog6/Soc6)は、しっかり特殊武器(ククリ)を修得してます。したがって、ここではKukriはローグの習熟武器として扱っていないことになっています。基本ルールでは無いので絶対に正しいとは言えませんが、一応オフィシャルルールのNPCなのでDM判断の参考にはなるかと思います。

Q:マルチクラスにウィザードを選んだ場合(和p55リダの例では言及されておりません)呪文書や記入費用は発生するのでしょうか?

A:FAQによれば、呪文書はウィザード1レベル取得と同時に『ただでもらえる』そうです。

Q:一人のキャラクターがクラスで「クレリック」と「ソーサラー」を取るとします。二つのクラスが魅力でボーナス呪文をもらう場合はどうなるのですが?一つにまとめられちゃうのでしょうか?クラス別々で「もらえる」のでしょうか?

A:まず、クレリックの追加呪文数は【魅力】でなく【判断力】で決まります(【魅力】 でもらえるのは追加ターンアンデッド数です)。【魅力】で追加呪文がもらえるのはソーサラーとバードですが、この2クラスを取った場合でも、それぞれ個別に追加呪文がもらえます。

Q:マルチクラスしたとき、クラスによってクラス技能の場合とクラス外技能の場合があるんですが、このとき最大技能ランクはどうなるんでしょうか?

A:キャラクターレベル+3です。ただし特定のクラス専用技能(<魔法装置使用> など)だけは例外で、修得可能なクラスのレベルの合計+3です。PHBp55右列中頃「技能」の項に例がかかれているので参照のこと。

Q:アサシンが、フランクしてきてメレー状態のまま3Rおきにデスブロウなる特殊能力を発動してきました。DMG を読むとアサシンがデスブロウを放つには3rdの”スタディ”が必要とありますが、このスタディって何?!ウチのDMは「スタディはアクションじゃねぇよ。3rd敵を見て学習すればいいんだよっ」と無慈悲にも毎ラウンドアタックしながら「学習」「学習」ってお経のように言い放ちます(涙)2ndのアサシンをイメージする私は物陰にでも隠れながら相手をじっと観察するというのがあるんですが戦闘中にそんなお手軽にできるものなのでしょうか・・・

A:death attackの解説文の効果の次の文がstudyについての具体的な説明になっています。それによれば「studyの際、アサシンは敵の動きに注目できるならほかにどんなアクションを取っていてもかまわない。しかし、その際ターゲットになるものはアサシンを発見していないか、敵と見なしていない状態でなければならない」ということなので、戦闘しながら学習はできません。ちなみに学習後は3R以内に攻撃しないとデスアタック不可なので、このへんもDMに確認を取っておく方がいいでしょう。

Q:呪文の項目で、しばしば「術者レベル」という単語がでますが、漠然としていてよく分かりません。例えば、クレリックの領域能力は、「術者のレベル」(守護)という表現と、「術者のクレリック・レベル」(死)という表現があります。これは、たとえばクレリックとウィザードのマルチクラスではどう扱ってよいのでしょうか。

A:「術者レベル」は「その術に関与するクラスレベルの合計」、「レベル」は「キャラクターレベル(=全クラスレベルの合計)」を指すことが多いのですが、「領域能力はクレリックのクラス能力であり、クレリックレベルにのみ依存する」と書いてあるので領域能力に関しては、クレリックレベルのみを基準とします。

この術者レベルはクレリックとしての術者レベルで、例えばクレリック4/ウィザード6の場合クレリックとして術者レベル4,ウィザードとして術者レベル6となり、合計するわけではありません。勿論、クレリック/ドルイドの様に同じ信仰系を習得してもそれぞれ別の系統の呪文として術者レベルを計算します。上級職で術者レベルを積み上げるクラスの場合は上昇させる呪文系統の基本職の術者レベルと合計できますし、領域能力もこのクレリック系術者レベルを基準に考えて良いと思います。

Q:MoonElfでDeitiesをエルフのものではなくTormにしたいと考えているのですが、やはりこの場合何らかの理由を付けるべきでしょうか?

A:ルール的には可能です。種族依存・地域依存(Mullholand/Kara-tua等)の神様でなければ問題ないでしょう。MoonElfのあなたが、Moradinを信仰するのはかなりヘンですが、Faerunian Pantheon であるBaneを信仰しようが、Tormを信仰しようが、Seluneを信仰しようが、Deityの基本理念と大きくはずれなければFR世界の住人なら誰も文句は言わないはずです(FRCSp.232)。

ただし、レルムでは自分と同じ種族の神を選択していないとクレリックは選択できません。

Q:ファイターLev19/モンクLev1のキャラクターが鎧無し・素手で致傷ダメージのフルラウンド攻撃を行った場合、攻撃回数は何回になるのでしょうか?

A:日本語版PHB の55頁右列によると、通常のベースアタックを用いるか、2回目以降の攻撃をモンクのみで行うかのいずれかです。よって、モンク+ファイターのベースアタック・通常の計算方法(19/14/9/4)あるいはLv1モンクのみのベースアタックで攻撃回数を計算(19)を選択できます。当然ながら(19)を選択する事は無いと思いますが。

Skills

Q:技能ポイントで言語を修得する場合、秘密の言語以外はOKらしいのですが、言語リスト内のどれが「秘密の言語」なのでしょうか? ドルイド言語以外は特に「秘密」とは銘記されてないみたいなのですが。

また、もしも「アビサル語」や「インファーナル語」が技能ポイントで修得できる場合、アライメントの制限はありますか?「敵の言語を覚えるのは勝利への第一歩!」と言う理由で、パラディンが「アビサル語」を覚えるのもアリでしょーか?

A:確かにルール上には「秘密の言葉」はドルイド語くらいしか載っていませんが、リストにある以外にもたくさん言語はあります(たとえば一部のローグギルドや教団、暗殺者集団は自分たちだけの暗号のような言葉を持ってる可能性があります)。また、秘密じゃなくても文化的に交流のない地方の言葉を覚えるのは難しいでしょう(DM次第ですが)。アライメント制限はありません。聖職者が悪魔語なんて、と思うかもしれませんが、異端審問官とかは勉強してる可能性があるニョロ。ただ、世の中にはコンプリヘンドランゲージという便利な呪文があるので、わざわざ技能ポイントを支払ってまで敵性言語を覚えるかどうかは疑問ですが。

Q:DC20を越える罠や、魔法の罠はローグ以外には解除できない〜」とありますけど、呪文の書やスクロールにかけられた魔法の罠(「Explosive Runes」など)はローグに、もしくはローグクラスを持つキャラに委ねる以外に方法がないんですか?(それらしい記述は「Explosive Runes」の説明文にありますけど)

A:<Search/捜索>技能の解説(p69)を読むと、「魔法の罠を発見する」事ができるのはローグのみ、と明記してあります。よって「〈捜索〉技能で罠を発見する」事ができるのはローグクラスだけ、ということになります。ただ、たとえばディテクトマジックなどで「罠かどうかはわからないけど魔法がかかっている」など、その状況に応じて罠の有無を予想することは難しくないでしょう。また、ここでいう「解除」は〈Disable Device/装置無力化〉(p69)によって、ということなので、他の解除法(ディスペルマジックなど)はこの限りではありません。

ちなみに「魔法の罠」にディスペルをかけた場合には、呪文によって作られた罠(Explosive Runesなど)は消滅します(各呪文の解説参照)。それ以外(何ら解説のないものなど)はS&S p29の右側のOther ways to Beat Trapというコラムに「魔法の罠はディスペルマジックで、術者が制作者のレベルに術者レベルチェックで勝てれば1d4R動かなくできる」とあります。

Q:ドルイドの動物の相棒(あるいはアニマル・フレンドシップで得た相棒)には、どの程度の命令が出せるのでしょうか?知力×3個の芸が仕込めるとあるので、その芸の範囲でしかできないのでしょうか。また、相棒との意思疎通は、スピーク・ウィズ・アニマルズや〈動物共感〉を使わないとできないのでしょうか。

A:Animal Companion(動物の相棒)についてはDMGp46に指針が示されています。

これによると、「XX(相手指定可)を攻撃しろ」「来い」「(術者を)守れ」「退け」「取ってこい」「身を守れ」「XXに付いて行け」「XXを守れ」「偵察しろ」「待て」「追跡しろ」等の行動を『芸』として仕込めます。

ほかにも「相棒達はコホート(PCと仲の良いNPC冒険者)と同様、誠実な友人として振る舞うもので、ペットや召使いとして働くものではない」「普通の命令はフリーアクションで声で伝達」「複雑な命令は標準アクション」「普通の「相棒」はビホルダーやウーズを攻撃したがらないので、こういう普通じゃない unnatural敵を攻撃させるためには2「芸」ポイントが必要」などといったことが記載されているので確認しておくといいでしょう。

Q:マルチクラスにウィザードを選んだ場合(和p55リダの例では言及されておりません)呪文書や記入費用は発生するのでしょうか?

A:WotCのFAQによれば、ウィザード1レベル取得と同時に呪文書を獲得できます。また、最初の(0lv呪文全て、1lv呪文(3+【知力】ボーナス)個)を記載するための費用も必要ありません。

Q:〈呪文学〉によって他人の呪文書を解読し、その呪文を自分の物にしようとする場合、かならずコピーをとらなくてはならないのでしょうか。換言するならば、他人の呪文書をそのまま使うことはできないのだろうか、ということになります。

A:「敵のウィザードを倒して呪文書を奪った。自分の知らない呪文が載っているので習得したい」という場合、基本ルールでは、自分の呪文書に書き写すしか習得の手段はないはずです(知っている呪文ならば、p155「ウィザード呪文と借りた呪文書」に記述アリ。参照のこと)。

Magic of Faerunという英語サプリには、「10+(呪文書に載っている呪文数)日の時間をかけて呪文書を研究し、その後目標値(25+呪文書中、もっともレベルの高い呪文のレベル数)で〈呪文学〉を成功させることで、呪文書を完全に自分のものに出来る。ただし失敗した場合は、呪文学」のランクが上がるまで再挑戦できない」という追加ルールがあります。

Q:<探索>を使用するときには部屋の大きさで難易度は変わりますでしょうか?

A:p69〈捜索〉の解説には”捜索する物品や表面から10ft以内にいなければならない””5x5ftの平面あるいは1辺5ftの立方体の中に収まる物品を捜索するのに1Rかかる。これは全ラウンドアクションである”と明記されています。

Feats

Q:DMG p.242に載っているUse activatedアイテムのルールで作成したアイテムの持続時間はどうなるんでしょうか?DMG p.176の説明では、一般的には着用している間ずっと効果があるものが多いようですし、例としてあげられているLantern of revealingも使っている間ずっと有効です。しかしUse activatedにはpotionのように一定時間しか効果が続かないものも有りますし・・・

というのも、Shield呪文などがたったの2,000gpでかかりっ放しになったら強すぎるんではないかと(笑)

A:恐ろしいことにこれらのアイテムの効果は「アクティベートしている間中ずっと」発揮されます。よってshield呪文のアイテムを作ればずっとAC+7のままです。なので、人によってはスペルレベルに関わりなく、「与えられる修正」の自乗×2000gpで市場価格を決定する、とルーリングするDMもいるようです。まあ、こっちの方が妥当な気もしますが。

ちなみにポーションは「Single use」という区分になっています。よって一回呪文としての効果(持続時間はそのアイテム固有のキャスターレベルに依存します)をあらわしたら終わりになります。

Q:メタマジックロッドを使用してスクロールを作成するとどうなるのでしょう? ロッドだとスペルスロットの上昇は起こらないのですが、アイテムを作成するときのコストはどうなるのでしょう?

A:ロッドは説明を読む限り「呪文をメタマジックフィートを使ったかのように”投射”できる」というアイテムです。つまり”記憶”ではなく”投射”する能力です。一方、スクロール製作は条件に「書き込む呪文を”記憶”している必要がある」とあります。よって、ロッドを持っていても記憶しているのはあくまでも普通のスペルなので、スクロールに書き込む時も普通のスペルになるということです。

Q:前提条件が別のfeatsで、2個修得できる場合は前者を修得したため、そのまま後者を修得いても良いのでしょうか?(例:攻防一体→足払い)

A:可能です。例えば「人間でファイター」を作成すると、最初から3つのfeatを持っています。その場合、例えば《Power Attack/強打》・《Cleave/薙ぎ払い》・《Sunder/武器破壊》なんて組み合わせで取ることも可能です。

Q:ソーサラーやバードが修正呪文を発動する場合、通常の呪文より時間がかかってしまいますが《呪文高速化》で呪文修正して発動する場合はどうなるのでしょうか?

A:悲しいことに全ラウンドアクションになります(つまり意味ナシ)。

Q:魔法のブーツを作るとして、特技のほかに、〈製作/ブーツ〉といった感じで技能が必要なのでしょうか。もしその場合は高品質のもの(難易度15)でなければならないのでしょうか。

A:〈製作〉技能は不要です。ただし(PHBの《特技》の項にあるように)壊れたマジックアイテムを修理したい場合はその品を加工するための技能が必要となります。なお、武器と防具以外は必ずしも高品質であるとは限りません。つまり、武器・防具でなければどんなものでも魔法はかけられる、ということです。

Q:Song & Silenceでの追加特技《Arterial Strike》と《Hamstring》の英文についての質問です。Benefitの冒頭部分で、"If you hit with ......forgo "の後なのですが、《Arterial Strike》では"+1d6 points of extra sneak attack damage ..."となっているのに対し《Hamstring》では"+2d6 of your sneak attack damage..."になっています。1d6と2d6の違いはわかるのですが、その後の表現の違いがわかりません。

どっちもSneak attackのダメージを犠牲にすることにより効果を付与するのではないかと思うのですが・・・・・・の割には《Arterial Strike》では"extra"=追加っていう表現になっています。

A:たぶん”extra”には大きな意味はないと思われます。よって、2d6の奇襲攻撃ダメージをもつローグは、前者では1d6、後者ではすべての奇襲攻撃ダメージを使用するのをやめることで、各々の殊効果を得ることが可能です。なお、《Arterial Strike》は1回の攻撃では1点分しか与えられない点に注意(TSRsageによれば、1回の攻撃で1つの傷が出来るというデザインコンセプトだそうです。よって、両《特技》を同時に使用することもできないでしょう。また、DM判断によっては〈治療〉を個別に強要する場合もあるようです。

Q:《Chain Spell》って仲間にも使えてよろしいでしょうか?いままでDMを含めて当然のように使っていますが。

DCもダメージも関係ない呪文をChainすればなんのペナルティもなく+3スロットで[キャスターレベル+1人](アイテムならレベル+1個)に呪文をかけられます。このメタマジック1つでMass系の呪文の代わりができてしまいます。

後、DCにもダメージにも関係ないChain harmが飛んできたらやばいです(さすがにクレリックのPLは判っていながら使う気はないらしいですが。)

A:可能です。ただしrange がtouchのスペルはchain化することができないのでharmをchain化することはできません(reach spellと組み合わせてもrayになるので不可<targetが単体でないため)。というわけで実はmass系のスペルの代用には厳しいです(invisibility系、fly、darkvisionなどには適用不可。hasteは可)。普通のwizardなら素直にmass系呪文を覚えたほうがdispellされにくい分だけ有利でしょう(呪文のレパートリーの少ないソーサラーには重要かもしれませんが)。

Q:接触呪文を使用する際、≪攻防一体≫が使用できるのでしょうか?接触攻撃呪文なら当然命中基準値が下がるだけなので可能そうに思われますが、これが回復呪文であっても実は接触呪文なので、相手が避けようとしない限り命中し、同時に術者のACも上昇することになってしまいます。

A:《攻防一体》は戦闘技術を防御のためにも使えるようにする《特技》のようなので、「敵の攻撃に気を付けながら接触している」とみなせば使用できると考えられるでしょう。相手が避けようとしない限り命中するのも「受け側が受けようとしているから」だし、現に命判が必要なのは「避けようとする相手」に対してのみであるからです。一方《攻防一体》の条件として重要なのは(FAQによれば)実際に攻撃したかどうか、ではなくて、「行動の宣言としてattack もしくはfull-round attackを宣言すること」であると考えれば、そして呪文投射後のtouchを行動の宣言におけるattackと見なさず、呪文投射の一部であるとみなすならば《攻防一体》の条件としては不適格なので使用できないことになります。石川的には前者が妥当だ思いますが、オフィシャルな裁定ではないのでどちらを使うべきかはDMに判断してもらってください。

Q:プレステージクラスでスペルのスロットのレベルを変えずにエンパワーとかの修正をできる能力があるものがありますが、こういった能力を使ってスクロールやワンドを作成することは出来るのでしょうか?

A:可能でしょうが、ゲーム的にはこれを許すとめちゃくちゃになるので、DM としての心情的には却下したいところではありますね。メタマジックは使ってもいいけど経験値とコストは払え、とか。たとえばエンパワーだと呪文レベルが2上がる。ということは術者レベルで4変わるので、1レベル呪文のアイテムでも制作費が([1+2(呪文レベル)]×[1+4(最低術者レベル)]=15、よってそれを許せばアイテム作成費用が1/15で済む計算になります。半分とかならまだしも、さすがに1/15は・・・・・。

Q:1レベル呪文アイテムを1とするとエンパワーでは呪文レベルって変わらないですよね?でも3レベルスロットが必要な術者レベルが必要なので[1呪文レベル]×[5術者レベル]=5で価格が5倍になると思ってたんですが・・・

A:FAQによると、アイテム作成の際の"スペルレベル"とは、"スペルの準備されたスロットのレベル"を見るようです。

Q:《その他の魔法のアイテム作成》で製作可能なアイテムに制限はあるのか?

具体例)手袋に50回チャージの呪文解放型の効果を封じる。右手にインフリクト・ライト・ウーンズ、左手にキュア・ライト・ウーンズ、セットで1500gpとか。

A:≪その他の魔法のアイテム作成≫のオリジナルアイテムは作成できるかどうか全てDMの判断に委ねられます。DMはオリジナルアイテム作成を認めた場合、それが本当に適切なデザイン、適正な効果、適正な価格であるか慎重に判断する必要があります。例えばグローブの場合だと、手袋は両手で1組なので、右手、左手を分けることはできません。1つの手袋に2つの能力が備わっていると考えられます。よって、この場合の価格は750+750×2=2250gpであれば許されるかも知れません。よって、2250gpで認められるかもしれません(あくまでDMによります。例えばここで使用回数無限の合言葉型のキュア・ライト・ウーンズの手袋を作成したいと言った場合、DMGp242表8-40にある計算上は1×1×1800=1800gpで可能に見えます。しかし、このアイテムはゲームバランスを崩すことが明らか(無限回復を許すことになる)なので、多くのDMはこういったアイテムの作成を却下するでしょう。

また、DMによってはこうした呪文チャージ能力はワンドと共通の能力であり、《その他の魔法アイテム作成》特技が(《ワンド作成》能力より低レベルで獲得できるにもかかわらず)万能になってしまう、として却下することもあります(こうしたDMの元では《その他の魔法アイテム作成》特技で作成できるのはDMGp206〜にあるようなアイテムに限られるでしょう)。

Q:《巻物作成》や《ワンド作成》 の特技の説明を見ると、術者レベル×呪文レベル×・・・となっているのですが、これの術者レベルというのは、クラスレベルのことなのでしょうか?もしそうだとすると、キュアライトウーンズのワンドは、750gpでは買えないような気がするのですが。(《ワンド作成》 前提条件で5レベルあるので)

A:術者レベルはクラスレベルとは若干違います。例えばパラディンなどは術者レベルはクラスレベルの1/2になります。

さて、巻物やワンドを作成するキャラは、たとえ高レベルでもEXP 消費や製作コストを低める為に低レベルでキャストしたかのようにマジックアイテムを作れます(ただし最低そのレベルの呪文をキャストできるレベルで無いとワンドやスクロールは作れません:例えば2lv呪文はウィザードなら3lvにならないと投射できません。この場合、《ワンド作成》時に術者レベルを3以下にすることは出来ません)。

Equipment and Magic Items

Q:宝石の重量点は?

A:宝石はDMGの各種ジェム類が「重量:−」になってるので無しでいいと思いますが、あまりに多量の宝石を持ち歩くようならコイン同様50個で1ポンドで良いかと。

Q:そのほかのマジックアイテム(ワンド・巻物等)の重量は?

A:マジックアイテムの重さはいずれもDMGに記載されてます(各マジック相手の解説か、あるいはそのアイテムの総説部分に記載があります)。参照のこと。

#ワンドは10本で1ポンド、巻物は書いてないけど、羊皮紙は「取るに足らない重さ」とあるので0かDM判断でよいかと。

Q:魔法の武器+1 以上 と Special AbilitiesにあるGhost Touchを持つ武器って霊体(Incoporeal Creature)に対しては同じ効果ですよね?Ghost Touch武器は霊体も使用できる点が異なるだけで霊体への攻撃時の命中ミス判定50%が軽減されないってDMGのSpecial Abilities(英語版)に記載があるんですが

A:Ghost Touch武器は「Incorporalとしてもcorporalとしても扱える武器だ」と考えてください(なのでIncorporalクリーチャーでも使えます)。

さて、Incorporal能力は「Incorporalなもの、+1以上の魔法武器、魔法でしか傷つかず、しかも攻撃が実体を持つもの(魔法武器など)によるのであれば50%の確率で無効化する」能力です。よって彼らは、

となります。なお、あの説明文は「Incorporalクリーチャーの50%のダメージ無効化能力はGhost Touch武器には適用されない(does not apply)」と訳すのが適当でしょう。

Q:強化ボーナスの計算はあくまで武器の+だけを見るのでしょうか。バルログのボーパルソードが+2の武器でへし折られるのはいたし方無いのでしょうか?それとも+6武器とみなし攻撃を耐えるのでしょうか?

A:強化ボーナス分しか見ません。たとえ+10”相当”の武器でも+1しか強化ボーナスが無ければ+1以上の武器で破壊される危険はあります。ただ、グレーターマジックウエポンなどで強化しておけば簡単には壊されないので対処法はあります。

Q:ミスリル製の盾・鎧の重量は?「盾でも鎧でもないものは重量半分」と書いてありますが肝心の盾と鎧に関しては何もなし。わざわざ「盾と鎧以外」といっていながら、サンプルの「ミスリルチェインメイル」と「ミスリルラージシールド」は重量半分(特に後者は木製のものの半分!)という良くわからない状況。

もし「鎧や盾も重量半分になる」という情報があれば教えていただきたいです。

A:Magic of FarunのP180のミスリルの項目には”Mithral weighs half as mach as steel, has hardness 15, and 30 hit point per inch of thickness.”とありますので、武器・防具でも重量は鉄の半分で問題なさそうです。

Q:前から疑問点ではあったのですが、斧や槍、ポールウエポンの柄は木製なので結構簡単に壊れてしまいます。たとえ硬いミスリルやアダマンの刃にしても結局柄は木製なので武器の強度自体は変わらないと思われます。この柄を金属製にした武器は作成できないのでしょうか。また、柄を軽いダークウッドで作成した場合、重さはどうすれば良いのでしょうか。

A:ミスリルの説明の最後に重さについて「その品物の主たる部分がそうでない物は影響がない事に注意せよ(剣は影響するが槍は影響しない)。」となっているので影響はないでしょう。

DMGにはミスラルやアダマンタインで作ったからといって”武器の”硬度やhpが変わるという表記はありませんが、金属には固有の硬度/hpがあるので、それに応じて増加しても良いでしょう(例えばミスラルなら鉄が硬度10・hp30なのから推測して硬度2倍、hpx4/3にするなど)。

また、柄と穂先の強度差についてですが、これに対してはルールに明記はないので、

  1. 刃が硬くなっても本体の強度は変化しない
  2. ミスラルなどは魔法金属なので、その防護効果は全体に及ぶ(全金属武器同様に強化される)
  3. 戦闘時に使うのは主に金属部分なので、硬度・hpはそのまま適用。ただし攻撃側は武器への攻撃の際、『柄を狙う』(「部位狙い」ルールを適用)によって弱い柄を狙って武器を無効化できる

などの方法を選択するといいでしょう。

なお、柄を金属性にすると武器そのものの重量バランスが崩れて、言うなれば「別の武器」になってしまうでしょう。よって「できない」か、「エキゾチック・ウェポン扱いで作成」を認める程度でいいでしょう。その場合は和PHBp136「材質の硬度とhp」表に従って硬度を決定するといいでしょう。

Q:足止め袋(タングルフットバック)の絡めとりからの脱出方法は大別して二通りありますが、斬撃でこそげ落とす方法に関して、モンスターの爪などでも大丈夫でしょうか。

A:MMのp7、右段中部によれば、モンスターの攻撃のタイプ(Claw、Bite、etc)によってそれぞれSlash(斬撃)、Piercing(突刺し)、Bludgeoning(殴打)のタイプに分けられるようです。例として、爪(Claw or Rake)はpiercingとSlasingのダメージを与えるとあります。従って爪 (Slash) でのこそげ落しは可能でしょう。

Q:足留め袋で出来た糊のエリアに、酸や火炎攻撃をした。糊にダメージは入るか。つまり、糊は溶けたり燃えたりするか。

A:厳密にルールだけ適用するなら「こそげ落とせるのは斬撃のみ」でしょうが、効果がweb呪文に類似してるので、焼きや酸ダメージが入ることにしてもいいでしょう。

Q:Blessed Bookを見つけましたが、かかっていたエクスプロージブ・ルーンを誤作動させて、吹き飛ばしてしまいました

さて、ここで気になることがいくつかありましたので、お答えいただければ幸いです。

  1. 本の修理は可能か。
  2. 可能であるならば、もともと書かれていた呪文はどうなるか。
  3. もともとの呪文が残る場合、それをイレイズ等で消去可能か。

A:

  1. 可能です。
  2. エクスプローシヴルーンの記述を読む限り、本そのものもダメージを被りそうですね。一方「Blessed Book」の記述を読むと「丈夫で水に耐え鉄で装丁された上に銀で飾られている」とありますが、ルーンは本文に書かれているだろう事、ページは羊皮紙であろう事を考えるとページそのものが爆発ダメージを受けそうです。本の厚さは1インチ厚と言うことですのでその硬度/HPは0/2(PHBp136:羊皮紙が無いので「紙」で代用)。となると6d6(ST不可)のダメージを及ぼすルーンのダメージで確実に焼けこげるでしょう。

    さて、焼けたページを「修復」というのは、普通は破れたor 焼けたページを新しい羊皮紙と入れ替える事をさすと思います(羊皮紙に継ぎを当てることは出来ないでしょう。ましてや文字が書いてあるのならば!もしこれが剣などで切られたとか、引き破かれたものならメンディング呪文で充分回復できるでしょうが)。と考えると、書かれた内容が回復することはなさそうです(wishなどを使えば別でしょうが・・・)。ルール化されているわけではありませんが、呪文書は理論の書なので、一部が欠損しただけでも元の呪文を解読するのは困難になると思います。ゆえに、石川なら「修復可、呪文の再生不可ないし〈呪文学〉判定にDC+10-20」とします。参考まで。

  3. 可能です。逆に、Erase 以外で消す方法はありません。

Q:Blessed BookをWoCのリファレンスで見ると、条件に7レベルとありました。作成条件として必要な呪文であるシークレット・チェスト呪文が使えるのは5レベルからなのですが、やはり7レベルになるまでは作成不可能なのでしょうか。

A:はい。Caster Level が 7th 以上でないと作れません。必要レベルに関してはDMGに明記されているので参照のこと。

Q:Boccob's Blessed Bookに書き込まれた呪文はMordenkainen's Disjunctionで呪文書の魔力が失われたとき、中の呪文はどうなるのでしょうか?また、もし、その呪文が失われるとするなら持ち主のウィザードはその呪文書に書き込んでいた呪文と同じ呪文を他人の呪文書から借りて準備できるのでしょうか?

A:DMGによれば「Boccob's〜」は1インチ厚の呪文書にやたらたくさん呪文を書き込める、というシロモノですね。で、これを作成するのに必要なのはSecret Pageのみ・・・ということは、「内容(文章・解説)を視覚的に”変成Transmute”し、本来なら書き込めないほどたくさんの呪文を普通の呪文書と同じスペースに書き込む」呪文だと判断できると考えられます。よって、Secret page効果を抹消された場合、「書いてある文字は消えない。しかし、読むことができるシロモノではなくなる」といったあたりが妥当ではないかと思います。

他人から呪文書を借りる場合については和PHB155(英同じ)「呪文書の造り直しと複製」の項に、「呪文書を失った場合・・・呪文の準備していなかったなら、借りた呪文書から呪文を準備し、しかる後に新たな呪文書に書き込むことができる」との記述があるので、他人の呪文書で自分の持っていた呪文を憶え直すことは可能です。

Q:Ioun Stone(Vibrant purple)は込めた呪文の使用者はキャスターでなくても良いと書いてあるようなので術者のみの呪文やPresisitant Spellを使用した呪文も可能でしょうか。それが可能ならやたらと安すぎると思うのですが…PLは2個をパーティ全体をぐるぐる回して使っています。

しかも戦闘中はアンチマジックな戦士や、戦士がTenser's Transformationを使っていたりします。危険です。BABが25超えてます(苦笑)

A:IounStoneはもともとそういう目的のためのものなので可能でしょう。戦士が呪文を、といっても1レベルウィザード/ソーサラーを混ぜてスクロールで投射することにすれば結局同じ事ができてしまうので、あまり気にしても、という気もします。

Q:合言葉型アイテムについて、一日の使用回数はデフォルトで5回という理解でよいのでしょうか。また、合言葉型のものにはチャージという概念はあるのでしょうか。

A:別にデフォという事はなく、制作時に決定できます(DMGp242)。5回より多くすればコストが上がるし、少なくすれば安くできます(例えば1日1回のアイテムだと、制作費は1/5になる)。詳しくはDMGを参照してください。

合い言葉型か否かとチャージ型か否かには関連はありません。つまり、50チャージタイプも作成できる(そしてわずかですが実際に存在している)のですが、そういったアイテムには作成時は50チャージで、この呪文の効果を使うと1チャージ消費して云々と記述があります。なお、Charges par dayはあくまで1日の使用回数制限なのでチャージ回数とは関係ないです。

Q:スリッパ・オブ・スパイダー・クライムで天井に張り付いている相手に、近接攻撃は可能でしょうか。

A:通常は平面スクエア(X軸Y軸)でしか戦闘は行っていませんが、実際には縦方向(Z軸)にもスクエアが広がっていると考えると、近接攻撃が届く範囲ならば普通に攻撃できると思います。身長から攻撃できる高さを決定することもできそうですが、便宜的に縦方向にも1マス5ftということにしてもいいかと(つまりMサイズのキャラクターは5ftx5ftx5ftを占めていると考えます)。この場合MサイズのキャラがMサイズ武器を持っているなら10ftの高さまで攻撃可、リーチ武器なら15ftまでなどのように処理します。

Q:タワーシールド+1の強化ボーナスは、どのような扱いになるのでしょうか?遮蔽ボーナスが強化されるのでしょうか?それとも盾としてのACボーナスが強化されるのでしょうか?

A:遮蔽ボーナスは遮蔽している物体の素材に関わらず、遮蔽している割合によって防御力が規定されているようなので、タワーシールドに強化ボーナスを付与しても防御効果は上昇しないと思われます。つまり、ACの強化は行われないように思います。

ただし、強化ボーナスによる破壊への耐性(硬度やHPなど)は適用されるでしょうし、各種特殊能力(アシッド・レジスタンスなど:DMGp180)はそのまま適用できるでしょう。

Q:ワンドの使用可能回数は、回復させる事が出来るのでしょうか?ワンドの説明には「使い終わったワンドはただの棒きれになる」ってあるのですが、チャージを回復等の内容はかかれていないように思います。対応した《作成》特技があればできるのでしょうか?

A:「壊れたときの修理」に関しては一応記述があるものの、ルールのどこにも再チャージに関する記述がないので、できないとするのが妥当でしょう。

Q:DMG に掲載されている「Broom of Flying」を作るための必要条件に「パーマネンシィ」がありますが、もし五レベルのウイザードが空飛ぶほうきを作ろうとしたら、やはり「製作日数× パーマネンシィの巻物」が必要なのでしょうか?もしそうなら、やはり魔法のほうきの作成は九レベルまで待ったほうがよいという結論になりますね。

A:DMG p178によれば、前提スペルをアイテムで満たす場合には、スクロールなら1日1本、ワンドなら1日1チャージを使わなければならないようです。パーマネンシーのスクロール15本を用意するコストで、ほうきが買えてしまいますね。

Q:武器に付与するエネルギー属性なのですが、そのダメージ全体がそのエネルギー属性を持つのか、追加ダメージの分だけがそのエネルギー属性を持つのか、どちらでしょう。

例えば、ロングソード+1にフレームを付与した場合、炎のダメージは、1d8+1d6+1(および+strボーナス)か、1d6のみなのか。

A:強化分のみです。SRD によれば、Flaming weapons deal +1d6 points of bonus fire damage on a successful hit. (意訳:命中したら+1D6の”炎ダメージ”を与える。)という修飾を与える強化です。よって、DRが10/+2のクリーチャーがでてきた場合、常に通るのは1d6点だけ、ということですね(無論クリティカルなどによって剣ダメージが10点を上回れば、その分は相手に通るでしょう)。

Q:では、同種の武器でブリリアントエナジーが付与された武器の場合は?

A:ブリリアントエナジーは「生命のないものを無視する」だけなので、体の一部である外皮やダメージリダクション能力には普通の武器同様に機能します。仮にこれにフレームが付与されていても効果は変わらないでしょう

Q:.武器に呪文解放型の効果を付加することは可能か?例)グレートソード+1に50回チャージの呪文解放型の効果を付加する。トゥルー・ストライクをセットして、(2000+350+750=3050gp)

A:原則として武器には武器の特殊能力以外は賦与できません。ただし、Tome and BloodのP.73 Table NotesをみるとCraft magic arms and ArmorとCraft Wandの両方を持っていれば作成可能かと思える記述もあるので、DMによっては可能とするかも知れません。

Q:高品質のアダマンティン製のロングソード(9315gp)を材料として+2の強化を行う場合は、最終の値段は?

A:まずアダマンティンでできた武器は材質による天然強化ボーナスとして+2を得ますが、このボーナスは魔力付加による強化ボーナスと重複できません。よって、+2の強化ボーナスを与えてもあまり益がないことに注意。(まあ、DRや《武器破壊》 への抵抗力としては機能しますが)

で、件の魔法武器を作成するには

Masterwork LongSword 315gp
Adamantine 9000gp
Magical Enchant +2 8000gp

が必要となります。

なお、魔法強化をランクアップするには、作成者であればその差額を支払えば可能となります (DMGp246)。また、特殊な能力を付加する際にはコストが変わる場合もあるのでDMGを参照のこと。

Combat and Inisiative

Q:ロングスピアを装備しているドルイド(特技で《素手攻撃強化》《迎え討ち》を修得)が2体の敵と戦っています。ロングスピアで2マス離れた敵を攻撃した後、敵が〈軽業〉を使って接近し、武器落し攻撃をしてきました。

ここで機会攻撃を行う場合、別々の武器は使用可能ですか?例えば軽業を失敗した相手をロングスピアで機会攻撃し、接近して武器落しを仕掛けた方には蹴りで機会攻撃を行う事は出来るでしょうか?

A:可能です。「機会攻撃は最良の攻撃ボーナスで攻撃を行う」というだけで、使用武器に制限はありません。それが身体武器でも、それは同じでしょう。

Q:近接攻撃宣言で味方の命中等を向上させる為にAC10 に命中判定を行い特典を得る行動アクションですが、この特典って複数人で特定のキャラ(たとえばHFOw)の命中特典を与える事で隣接した人数全てをスタックできるんですか?大型(長い)クリーチャを11人で囲んで1人に+22命中ボーナスとかw(超巨大とかだとすごい修正になりますよねw)

A:援護は状況ボーナスなので、累積できます(ただし、3e版ヘイスト中に複数回同じ目標へ同じ効果の援護は効果がないと思います)。

なお、援護については「AC10に対する近接攻撃を1回行うこと」と書かれているので援護する側も近接攻撃のみ可能です。

※英語版では近接/遠隔どちらでも可能と取れる表現ですが・・・・。

Q:日本語PHBp.138 騎乗戦闘騎乗中の戦闘には「乗騎が5ftを超えて移動する場合、キミは部分近接攻撃しかおこなうことはできない。全力攻撃を行うことはできない」とありますが、その後に、「乗騎が移動している間に全力攻撃アクションを行うこともできる」とあります。どうも、矛盾しているようにしか読めません。これでは CavalierのFull Mounted Attackは意味無いように思えます。

A:馬に乗っての近接戦闘では、通常の(馬に乗っていないときの)戦闘時のように、5ft までの移動(=5ftステップ)だったら全力攻撃可能、5ft以上移動したら部分近接攻撃しかできません。これはルールブックにもあるように、馬が標的に近づくまで待っていなければならないからです。ところが遠隔武器(弓とかクロスボウでの騎乗射撃)では、この「相手のいるところに着くまで待つ」必要がありません。よって、遠隔武器での攻撃の場合は馬で全力移動しながらでも全力攻撃アクションを行うことが出来ます。つまり馬に乗って30ft移動して攻撃、という場合、持っている武器がランスなら(普通)1回しか攻撃できないが、弓だったら全力攻撃(=可能なら複数回)攻撃できる、ということです。

Q:魔法の武器や盾はは強化ボーナスが同じかそれ以上のボーナスが無いと破壊できませんが(和p136)鎧を攻撃するときも同様の制限がかかるのでしょうか?

A:鎧への武器破壊は装備している状態では行えないとFAQに書かれています。着ていない場合も鎧の強化ボーナスは一応有効だと思われます。

Q:盾を両方の手にそれぞれ装備することはできますか?できるとしたら盾ボーナスは重複しますか?

A:装備は可能ですが、盾ボーナスは重複しない、とあるのでACには反映されません(石川的には許してもいいとも思うが。どうせ盾を攻撃に使ったらACボーナスつかないんだし)。

Q:盾を利き手に(のみ)装備することはできますか?できるとして通常通り盾ボーナスを得ることはできますか?

A:できます。盾については利き手・逆手の区別の記述がありません(ルール中では「盾を装備している側の手」と逆手とみなして記述している事が多いようです)。

Q:バックラーを装備した状態で両手武器を持って攻撃した場合、攻撃ロールに−1のペナルティが入るのでしょうか?またこの場合、次のラウンドがくるまでバックラーのACボーナスは得られないのでしょうか?

A:バックラーを装備した状態で両手武器を装備することはできません(FAQ参照)。両手に武器を持っている場合、逆手側は-1のペナルティをうけて攻撃できますが、次のラウンドの”自分の番まで”ACは得られません。

Q:バックラ−を装備した腕ではやはり動作要素を満たすことはできないのでしょうか?

A:できません(当サイト「FAQs!」Spellの項参照)。

Q:自分と同じサイズの武器は片手で使えますが、両手で使うこともできます。この片手⇔両手の持ち方の変更は何アクションに分類されるのでしょうか?

A:特に指示がありません。ので石川ならフリーアクションにします。

Q:両手武器は両手でないと攻撃はできないと思いますが、片手では持つこともできないのでしょうか?例えば動作要素のある呪文を使うために一時的に両手武器を片手で持ってもう片手で動作を行なうことなどはできないのでしょうか?

A:持つだけなら片手持ちが可能です。なお、武器を落とすのがフリーアクションなので、フリー扱いでいいでしょう。

Q:タワーシールドは使用者に遮蔽を与えますが、使用者が近接攻撃をする際にはやはり相手にも遮蔽を与えることになるのでしょうか?また遮蔽率の変更は何アクションに分類されるのでしょうか?

A:タワーシールドによる遮蔽は両者に同じだけの遮蔽ボーナスを与えます。自分の順番に盾の位置替え(フリーアクション)して、次の自分の番までそのままの方向を向いていると見なします(タワーシールドによる遮蔽と相手の位置関係についてはWotCのFAQに詳細な説明あり。参照のこと)。

Q:利き手ではないほうの手による攻撃のダメージ・ロールでは【筋力】修正の半分しか足さないとありますが特技<両手利き>を持っている場合もそうなのでしょうか?

A:《特技》の有無に関係なく、逆手側の【筋力】 ボーナスは1/2になります。

Q:『足払い』について質問を受けたのですが、これは素手攻撃なのか武器攻撃なのか、どっちなんでしょう?

A:足払いは武器でも素手でも行うことが可能です。接触判定を用いているのは「素手(足)で足払いしているから」ではなく、単に「足払いには鎧の強さが関係ないから」だと思われます。

武器の解説によれば、「足払い可能」と書いてある武器は、それぞれが「なぜ可能か」が書いてあるので、逆に言えば「普通の武器はできない」とみなすことが可能そうです。よって「足払い可」の武器を持ってない人は素手攻撃で足払いを行っており、《素手攻撃強化》がない人は「足払い」時に(素手で攻撃していることによる)機会攻撃を受ける、ということになるでしょう。

Q:『機会攻撃時に機会攻撃を誘発する攻撃を選択した』場合、機会攻撃を受ける側は行う側に対して機会攻撃を行っていいんでしょうか(これを許すと、素手で殴り合ってる二人はAoOに対するAoOを繰り出し合っているということになるのかな)?

A:機会攻撃に足払いを使用することは可能です(p128 の表の注に解説アリ)。そして機会攻撃は(可能なら)いつでも機能するので、機会攻撃として武器を持たずに(=素手攻撃として)足払いをすれば先に相手の機会攻撃を受けることになります。これは他の行動でも一緒です(相手の隙をついたからといって、自分の隙が無くなるわけではないのです)。よって、素手のもの同士は(適切な《特技》がないかぎり)1Rに2回ずつ殴り合う計算になりますね。

Q:《素手攻撃強化》特技もなければモンクでも無い人たちの手は、脅威とは成り得ないので機会攻撃は発生しないとおもうのですが。

A:機会攻撃範囲そのもののルールによると、「自分が近接攻撃を行える範囲を機会攻撃範囲に収めている」との定義(p122)があるので、ダメージが無かろうがAoOを呼ぼうが、攻撃可能な区域での不用意な行動はAoOを招くことになるでしょう。

Q:両手が塞がっている状態での素手攻撃(=蹴り、頭突きなど)は可能でしょうか?その際、その素手攻撃を通常ダメージにするために、ガントレットに相当する装備はありますか?

A:ルールとして定義はされておらず、DM判断となってしまうのでしょうが、中〜重装鎧であれば良いと言うことにしてもいいでしょう。なお、FRCSには特殊武器としてブレードブーツというものが存在しています。このブーツを履いていると突撃や疾走ができないのですが、攻撃に使える他、特殊な能力が色々あります。また、角や牙が生える上級職・呪文・超能力は結構あったりしますので、こういった能力を武器にすれば手は自由になると思います。

Q:モンクの素手攻撃は非致傷ダメージを与える攻撃なのでしょうか?そうだとすると、モンクがアンデッドや人造モンスターにダメージを与えるためには、常に−4ペナルティと酷い状態になりますが。

A:モンクの素手攻撃の欄に書かれています。モンクの素手は通常ダメージか非致傷ダメージかを選択できます。

Q:双頭武器を双頭武器として使う場合、両手が必要ですが攻撃する場合は1本の片手武器と1本の軽い武器として扱います。ではダメージ・ロールへの【筋力】修正は両手武器として判断する(両方のダメージに【筋力】修正の1.5倍を加える)のかそれとも1本の片手武器と1本の軽い武器を持っているものとして判断する(片方の攻撃のダメージには【筋力】修正そのままを加え、もう片方の攻撃のダメージには【筋力】修正の半分を加える)のでしょうか?

A:双頭武器は「片手武器と軽い武器」として扱うとありますので、利き手=【筋力】ボーナス、逆手=【筋力】ボーナス1/2になります。ちなみにどちらか片方の刃だけを使って攻撃する場合は両手で使ってるので【筋力】 ボーナスx1.5になります。

Q:バックラーの説明には「バックラーを装備した腕で攻撃した場合、そのキャラクターの次のラウンドが来るまでバックラーのACボーナスをもらえない」とありますがヘイストによる部分アクションでバックラーを装備した腕で攻撃し、その後の標準アクションではその腕で攻撃しなかった場合もそのキャラクターは次のラウンドがくるまでバックラーのACボーナスはもらえないのでしょうか?他の盾による盾攻撃の場合なら次のアクションまでとあるので標準アクションで攻撃に使わなければACボーナスをもらえると思えるのですけど。

A:PHBp105〜6のバックラーの説明の所に『いかなる場合にも・・・次のラウンドがくるまで、バックラーのACボーナスは受けられない』とあるので不可です。わざわざ盾攻撃とバックラーの件が分けられているのは「シールドで殴ったあと、その盾で防御する」のと、「武器を振るった腕に縛り付けたバックラーで有効な防御を行う」のとは違うと言うことなのでしょう。

Q:タワーシールドってAC幾つの盾として扱えるんでしょうか?

A:タワーシールドは和p105 にあるように遮蔽を提供します。つまり、敵に対し、p133表8-9の遮蔽のどれか(AC+2〜+10)を選択して使用できます(ただし、自分が隠れた分、攻撃する相手にも遮蔽ボーナスがつきます)。遮蔽ボーナスなので盾ボーナスと重複できますが、さすがに[片手にタワーシールド&バックラー]は無理ですね。「バックラーの防御効果を得ながら遮蔽ボーナスが得られるほどしっかりタワーシールドを支える」ことは困難でしょうから。

Q:MサイズのクリーチャーがMサイズの武器(例えばロングソード)を「両手持ち」して、ダメージ修正を1.5倍にする事は可能ですか?それとも両手持ちできるのは自分より1ランク大きい武器だけなのでしょうか?もし同サイズの武器でも両手持ちできるのなら、特殊武器のバスタードの旨味は今一つな気がするのですが。

A:自分と同じサイズの武器は両手持ちすることでダメージへの筋力ボーナスを1.5倍にすることができます。

Q:シールドを武器落とし(和p137)することはできますか?

A:シールドそのものをディザームすることは、多分できないと思われます。たとえばロックトガントレットは鎖を輪にして手に武器を固定するもの(p106の図参照:見づらいけど)で、DCに+10ボーナスを与えますが、盾は肘のそばにベルトで止めた上でグリップを握っているものだから、もっと丈夫なはずです。

よって、石川がDMならディザーム不可、ないし少なくとも+20以上の修正で可、と判断します。

Q:タワーシールドで100%遮蔽を取ったときには挟撃を受けたとしてもそれぞれに100%遮蔽を取れるのでしょうか?ちょっと不自然なのでシールド呪文のようにフリーアクション方向をきめることにした方が良いかと思うのです。この場合、挟撃の片側は攻撃が実質できないことになるので挟撃されなくなるのでしょうか?

A:タワーシールドで完全遮蔽が取れるのは一方向に限られます。使用者は自分の行動順にフリーアクションで遮蔽の方向を変更することができます。

東西南北で考えると、北側に完全遮蔽を取っている場合、北東・北西の方からの攻撃には1/2遮蔽、それ以外からの攻撃には遮蔽無しとなります。また、北東側に完全遮蔽を取っているなら北・東からの攻撃には1/2遮蔽となります。ただし、斜め前からの攻撃は両方1/2遮蔽ではなく、片方からは1/4遮蔽、もう片方は3/4遮蔽にすることも可能です。

2人に挟撃されていても、一方が1/2遮蔽以上ならそちらから機会攻撃の対象にならないので挟まれていないものとして扱われます。<03412訂正>機会攻撃と挟撃には関連がない。よって、完全遮蔽でなければ挟撃は発生する。

なお、タワーシールドは「遮蔽」ですので自分からの相手への攻撃にもペナルティがつくことに注意して下さい。(そして1/2以上の遮蔽を取った相手には機会攻撃ができないので素通りされてしまいます)

Q:和p135で装備、運搬、着用中の物体にリングオブプロテクション+2を持つ敏捷力12(+1)のウィザードのリングに攻撃を命中させるには機会攻撃をうけつつ

10+2(リングの反発ボーナス)+1(敏捷力)+5(不思議ボーナス)+8(サイズ)=26

に命中させればいいのでトゥルーストライクの呪文を使えば結構簡単に魔法のアイテムに攻撃が命中して壊されてしまいそうなのですがルール上強化ボーナスがないので普通の武器で壊せるのでしょうか?

A:現行ルール上はそうなります。が、サイズは明らかにポーションビンより小さいので、石川がDMならサイズACボーナスを+16 or +32します。なお、リングは AC13, 2 hp, hardness 10, break DC25として扱われます。

Q:MサイズのクリーチャーがMサイズの武器(例えばロングソード)を「両手持ち」して、ダメージ修正を1.5倍にする事は可能ですか? それとも両手持ちできるのは自分より1ランク大きい武器だけなのでしょうか?

もし同サイズの武器でも両手持ちできるのなら、特殊武器のバスタードの旨味は今一つな気がするのですが。

A:通常、近接戦用武器は両手持ちすることでダメージへの筋力ボーナスを1.5倍にすることができます。

Q:戦闘時の移動なんですが、斜め移動はどのようにあつかえばいいのでしょうか?あるDMは1マスとして扱っていますが、あるDMは1.5マスとして考えています。初歩的な質問で申し訳ないのですがよろしくお願いします。

A:厳密に言えばナナメは一歩で1.414×5=約7.05ftになるのですが、WotCのFAQでは便宜的に「一歩目5ft、二歩目10ft」と判定することを奨めています。つまり「斜め移動二歩で15ft」ってことですね。

Q:突き落とされたなら敵は絶対に「倒れている」状態なのでしょうか?

A:

Q:生来の間合いが0フィートのクリーチャーは、同じマスに入らないと攻撃できないとあります(DMGp67)が、これだとやはり挟撃は無理なのでしょうか。

A:挟撃の解説によると、「そのクリーチャーの正反対にいる仲間がクリーチャーを機会攻撃範囲に収めているなら」効果を発揮する、とありますので、機会攻撃範囲が0ftであるクリーチャーでは挟撃は発生しないことになりそうです(「機会攻撃範囲」と「攻撃範囲」が違うことに注意:攻撃範囲は0ftでも相手にくっつけば攻撃できる)。

Q:敵に接近し(間合い5フィートのキャラどうし)、弓などの武器を使用した場合は相手からの機会攻撃は受けるのでしょうか?

A:遠隔武器vs近接武器の場合 相手の機会攻撃範囲で行えば遠隔武器側は 日本語版PHB122pにあるとおりAoO(機会攻撃)を誘発し攻撃されます。

Q:弓矢の矢の装填は何ターンおきでしょうか?

A:ロングボウ、ショートボウの矢の装填には時間はかかりません。クロスボウは種類によってそれぞれ必要な時間が異なっています(上級クラス本には装填を早く終わらせる《特技》も掲載されています)。

Q:HPが0以下になった仲間が倒れてしまい、仲間を背負う事にした冒険者が何らかの形でダメージを与えられた場合、背負っていた仲間はどうなるのでしょうか?

A:まず、そのダメージを食らった状況から考えると、範囲魔法(ファイヤーボールとか)落とし穴のような物によるダメージなら両者が受けるのが普通でしょう。けど、背負ってる方が「俺がかばう!」と宣言するなら75%:25%くらいのダメージにしてもいいかもしれません(9/10遮蔽すればダメージ1/2になるから)。

また、近接攻撃を受けた際にも遮蔽ルールを使えばいいでしょう。石川なら「背負われてる側が1/2or3/4カバーを受けている」とみなして解決するでしょう(重量によるペナルティなども忘れずに!)。

ただ、例えば進行方向後ろから突然矢を打たれたような状態なら、背負ってる人が背負われた人によって9/10カバーされてる事になるだろうし(向きのない3eでもコレくらいの判断はしていいと思います(笑))、状況と背負った側が「どれくらい守るつもりでいるか(言い換えればどれくらいダメージを片がわりするつもりか)」で多少の修正を加えてもいいでしょう。

Q:通常サイズのキャラクターが歩ける程度の一本の細いレンガで作ったフェンスの無いハシゴの上で人間のファイターとリザードマン(通常サイズ)が今まさに戦ってます。「突き飛ばし」を使用して相手のいる場所から後に下げる事は可能だと思いますが前で向き合って戦ってる敵を横に振り払ってもしくは何かして、ハシゴから落とす事は可能ですか?

A:突き飛ばしの向きって「どっちへ」って指定はないんですね。強いていえば「押し戻すpush him back」なので進行方向逆っぽいのですが、3eではキャラクターの向きはないと来てる(笑)。

ただ、突き飛ばすときのことを考えると、横に突き飛ばすのは結構難しい気がするので防御側に+4程度のボーナスを与えるか、突き飛ばし後改めて【筋力】チェックで勝てば押せるとする、あるいは組み付き後の「押さえ込み」の代わりとして「横に突き飛ばす」を選択する、などが考えられるでしょう。

あと、突き飛ばされた側は【敏捷力】か〈軽業〉などで落ちないで済むなどしておく方が良いかと思います。「落下」は高さによってはかなりデッドリーなので。

Q:こちらのコラム、「アーチャーを極めよ!」には『Invisibility を使うとRapid Shotとの併用で、攻撃回数+1回のスニークアタックが可能』とあり、「はじめの一歩 8歩目」には『〈はったり〉→急所攻撃は2射しても最初の射撃にしか急所攻撃ダメージは付かない』とありますが、〈はったり〉とInvisibilityの効果切れ行動にあたる「攻撃」は異なるという事なのでしょうか?

A:〈はったり〉による【敏捷力】ボーナス消失はルールに「次の”攻撃”の際」と明記してあるので攻撃=アタックロール1回分にのみ有効、としています(よって、例えばシュリケン3本での攻撃もOKとみなしてます)。

一方インヴィジビリティ呪文による不可視状態からの攻撃は、事実上「立ちすくみ」と同様の状態と見なせると考えられます(思いも寄らぬ方向から攻撃されるから【敏捷力】ボーナスをAC に加えられない)。不意打ちの際には(攻撃側が部分アクションしか取れないと言う差異こそあれ)何回攻撃されても自分のターンが来るまでは立ちすくんでなきゃいけないことを考えると、確かにルール的には「敵を攻撃した瞬間に不可視状態は解ける」とありますが、攻撃を開始したものが突然姿をあらわにしたからといって、防御側は(自分のターンが来るまでは)すぐさま対応できないように思われます。よって、これらの状況から石川は「full attack可能=RapidShot併用可」と判断しています。

#このオプションが強力すぎると考えるDMは、当然「一回目しかスニーク付かないよ!」と宣言するかも知れませんし、防御側が何らかのチェック(〈視認〉とか〈聞き耳〉とか)に成功すればスニークは一回で済む、等とするかも知れません。

Q:あるHFOが戦闘中にヘイストポーションを飲んだとします!”次のラウンド”にこういったアクションは可能なのでしょうか?

[敵Aに対し 突撃を実行! 命中失中に関わり無くヘイスト分でAの傍にいる敵Bへ 部分突撃を実行!]

A:BがAに突撃した後の直線上にいるなら可能です。FAQにチャージ後のヘイストの追加移動はチャージ方向にしか移動できないと書かれています。つまり、突撃したラウンドには、直線上しか移動できず、それは他の移動系のアクションと突撃を併用した時も同様です。

なので同一直線上の敵に対する突撃連打には”蹴散らし”PHBp139をオススメします。相手に避けられると「二連続」にならないかも知れませんが(笑)(成功しても1人目にダメージを与えられませんし)。

ただし突撃時には「敵を攻撃できる範囲に入り次第停止しなければならない(蹴散らしは例外)」(p124)ので、仮にヘーストを使用しても1人目にも2人目にも突撃ダメージを与えることは(1人目が死なない限り)出来ないかもしれません。

Q:最初の突撃でAを倒せなくても<軽業>(DC25)で抜ければいいんじゃないの?

A:〈軽業〉による敵の突破は「普通の移動の一部」と定義されているので、チャージとの併用は出来ないでしょう。一人目を〈軽業〉で抜けてその向こうの相手に(へーストの追加行動で)チャージ、なら可能でしょうが。

Q:攻撃ボーナス+10/+5のファイターが、攻撃ボーナス+2のローグに全力攻撃で2回武器落としを行った場合、ローグの対抗判定は何回行えますか?最初のファイターの攻撃+10には攻撃ボーナス+2で行えると思うのですが、2回目の攻撃+5には対抗判定が行えないのでしょうか?それとも常に最良の攻撃ボーナスで対抗判定が行えますか?

A:何度でも抵抗が可能です。そして、常に最良の攻撃ボーナスで抵抗できます。

#ちょっと不思議な感じがしますが、これアリにしないと多人数に武器落とし食らうと確実に落とすようになっちゃうので。

Q:Rhino Hideを着てPower Lunge(当然Power Attackも)を持ったハーフオークの6レベルバーバリアン(STR20)がRageして+1 GreatAxeを使ってチャージし、その際にPower Attackで6点をダメージに回した場合ですが、この場合のダメージはいくつになるのでしょうか。

A:(1d12+14Power Lunge+1Enhance+6Power Attack)×2Rhino Hide=2d12+42です。なお、グレートアックスはクリティカルx3なので、この状態でクリティカルすると4d12+84になります(ダメージの倍率はそのままかけるのではなく、加算されていきます:この場合Rhino Hideでx2、クリティカルでx3なので、1+1(hide)+2(Crit)=x4となります)。

Spells

Q:ダンジョンの奥底のボスキャラ(ソーサラー)の部屋の扉の前までたどりついた僕達は、そこが最終戦だと思い、いろんな呪文をかけていたら部屋の中からも呪文を唱える声が。「大方中のソーサラーが防御呪文でもかけているんだろう」と思っていたらなんと我々の周りに(サモンモンスターで召還された)モンスター達が現れるじゃないですか。これってアリですか?

A:日本語版HPBのP150のセーヴィングスローの直前の「効果線」を参照してください。呪文の効果を発生させたい場所と術者の間が固体によって遮られいてはいけないと記述があります。つまり、この質問の場合のサモンモンスターは詠唱に失敗します。ちなみに霧や暗闇で視界が遮られている場合なら呪文は発動します。ただ、サモンモンスターの場合、術者が召喚時に敵味方を判別できない状況では無差別に攻撃するのではなかろうかと思います。つまり、扉に覗き穴なんかがついてたらOKでした(覗き穴が1フィート以上であればOK)。

Q:「呪文セーヴ難易度」はどうやって決められのですか?

A:各クラスの説明文中の「呪文:」の項(例:クレリックならp30 左上)に書いてあります。基本的には10+能力値修正(クラスにより異なる)+呪文レベルです。例えば【判断力】が18のクレリックなら修正値は+4なので(あなたが何レベルクレリックであっても)1レベル呪文を使えば10+4+1=15だし、8レベル呪文なら19になります。なお、《特技》の中には呪文レベルをあげる事のできる《呪文レベル上昇》や、難易度を+2できる《呪文熟練》などがあります。

Q:接触呪文の使用において、仲間にかける呪文「キュア・ライト・ウーンズ」などでも、標準アクションとして接触を行わなくてはならないのでしょうか?そうすると、呪文をかける(標準アクション)+仲間に接触する(標準アクション)の2ラウンドが必要となります。

A:p125 右「戦闘における接触呪文」を参照すると、「呪文を発動したラウンドに目標に接触できる」とあるので、発動と接触を1セットの標準アクションと考える事が可能でしょう。つまり、「呪文発動→移動→接触」とやることで機会攻撃を受けずに前線の仲間(や敵)に呪文をかけることも出来ます。

また、p128「表8-4 様々なアクション」にあるように、全ラウンドアクションとして6人までの仲間に対し接触呪文を使用することもできます。

Q:Grapple中のPaladinが自分にLay on Handを行いたい場合、Concentration判定のDCはいくつになのでしょう?PHB.P126のUsing Spell-Like Ability on the DefensiveだとDC15で、P125のSpellの場合はDC15+Spell Levelだから、Spell-Likeは0レベルと見なしちゃうべきなんでしょうか?

A:まず、グラップル中の呪文発動における〈Concentration/精神集中〉チェックのDCは15じゃなく<20+呪文レベル>です(p151末:grappling or pinned参照)。Using〜defensive(=DC15)ってのは呪文でいう「cast defensively(防御的発動)」(AoOを受けないように呪文を投射する)をspell-like abilityで行う事です。この場合、呪文と違って「DC15(固定)」であることを覚えておいてください(呪文はDC15+呪文レベル)。

さて、spell-like abilityは、ある呪文(と同じ効果を持つなにか)を使用する特殊能力です。大抵はチャームとかスリープのように元になる呪文があり、その呪文レベルを使って抵抗チェックなどを行ういますが、レイオンハンズの場合は同じ様な呪文がありません。こういう場合には、石川がDMなら前述「spell-like abilityをdefensiveに使用する際にDCにレベルを足さなくてもいい」というルーリングに従い、0レベルと見なして処理します。

グラップルした/された状態で呪文をかけるられるのは、その呪文がSコンポーネント(動作要素)が不要で、かつ(必要なら)Mコンポーネント(物質要素)を手に持っている場合のみです。幸いレイオンハンズはどちらも不要でなので、精神集中さえできればいいということになります(p126 参照)。先程述べたようにspell-like abilityの〈Concentration/精神集中〉の追加DCを0と考えるなら、グラップル中に使用するにはDC20の〈Concentration/精神集中〉チェックに成功すればいい、ということになるでしょう。

Q:2LV呪文のレジストエレメント(別に呪文は何でもいいんですが)の呪文を持続時間延長の特技を使って、3LV扱いにした時、効果時間は倍になりますが、これをさらに高呪文(4LV、5LV)で使用する際、効果時間も3倍、4倍となりますか??

A:なります。030119 版のFAQ p19(feat: metamagic feat)の項の最初の質問に「もしextendのmetamagic featを2度使えば効果時間は3倍に、3度使えば4倍になる」とあります。つまり、コスト(=高レベル呪文スロット)が支払える限り、何度増幅しても良いということになります。もちろん複数個のメタマジックを組み合わせ事も可能です。

Q:マジックミサイルマイナーグローブ貫通させる為に<呪文レベル上昇>させて<呪文威力最大化>させた場合4レベルスロット準備の+3化で 7レベルスロットで良いのでしょうか?

A:はい。この場合、マジックミサイルは4レベル呪文と見なされる(もちろん消費するのは7レベルスロット)から”マイナーグローブ〜”も突き破れます。

Q:<呪文レベル上昇>は高位レベルスロットは有るが(レベルは高いがIntが低いケース)高レベル呪文を使用できない場合は使えないって事でしょうか?

A:その通りです。ここで重要なのは<呪文レベル上昇>の場合のみ、『実際に呪文レベルが上がる』という点です。例えば上のマジックミサイルの例でいえば、合計6レベル分上のスロットを使っていますが、4レベル呪文として投射しています。この場合、本来INTが11あれば投射できるマジックミサイルが、(4レベル呪文だから)14ないと投射できません。もしこれが<呪文威力最大化>のみなら4レベルスロットを使用するにも関わらず、INTは11あれば投射できます。

Q:接触呪文は基本的に構成要素に動作があると思います。構成要素に動作があるということは片手が空いているということなので接触することに問題はないように思えます。しかし特技の呪文動作省略を使うと動作なしで使うことができます。この場合、両手に何か持っていたとしても接触呪文が使えることになります。ですが手に何か持った状態で問題なく接触することができるのでしょうか?特に手から何かを発射するタイプの呪文などは難しいように思えるのですが。

A:「手にものを持った状態で近接接触攻撃ができるか?」ということなら、なんら記述はありませんが、接触攻撃が「指先ないし手のひらをつかう」と考えれば不可ないし持ってるものの大きさに応じて-1〜-4のペナルティを与えるのがいいでしょう。

Q:接触呪文は接触するかあるいは他の呪文を使うまでチャージされますが、この接触とはどのようなものまで含めるのでしょうか?手以外(武器や道具は除く)での接触やあるいは他の人から接触や組みつきをされた場合も接触をしたとみなすのでしょうか?

A:p125に「近接接触攻撃(つまり手で接触をおこなうこと)」という記述があるので基本的には手でしょう(DM次第という事でもいいですが)。なお、呪文を発効するために接触する場合は能動的に触らなければならないので、『尻を触られそうだから尻にショッキンググラスプかけておきます』などと宣言しても発動はしません(ヒップアタックが命中すれば発動するだろうけど(笑))。

「接触」とはp125に「近接接触攻撃する」こと(相手がそれを望まないなら)とあるので命判が必要です。接触呪文は武器を使ってるのと同様に扱うとの記述もあるのでp137「組み付き中に出来ること」に従って処理するのが適当でしょう(組み付かれたときには組み付いてきてる相手を攻撃できないことに注意。よって、まず「組み付き状態」から脱出してから接触する必要あり)。

Q:サモンするモンスターの属性はクレリックの場合和p30によると対立する属性の呪文を使用できないとあります。また、和p207によるとサモンするモンスターの属性により善・悪・秩序・混沌etc の属性が呪文のタイプとして現れるとあります。では、真なる中立の神格を崇める真なる中立のクレリックは自由に召還するモンスターの属性を選べるのでしょうか?あるいは任意発動の選択により善・悪の制限を受けることになるのでしょうか?また、秩序にして善のセレスチャル・バジャーや混沌にして善のセレスチャル・ドッグを召還することは可能ですか?秘術呪文の使い手には上記のような制限は存在しますか?

A:中立のクレリックは「対立する属性」を持たないと考えると、どの属性でも招来できます。なお、中立のクレリックによる任意発動の決定は、呪文の持つエネルギーをポジティブ/ネガティブエナジーのいずれかに変換するか決めておく(=どっちの扱いに長けているか決める)もので、使用できる呪文属性とは関係ありません。

招来クリーチャーの属性の入れ替えはおそらくできないでしょう。

なお、秘術呪文で使う場合にはどっちでも使用できます。ただしevil呪文を使うことはevilな行為と考えられているようなので、フィーンディッシュXXXを招来した後パーティ内のパラディンがどう行動するかは不明ですが(笑)。

Q:8レベル・ウィザードおよびソーサラー呪文の『和P258「マインド・ブランク」Mind Blank/空白の心』と『和P225「ディサ−ン・ロケーション」Discern Location/位置特定』についてなんですが、「マインド・ブランク」は占術呪文を総て妨害する(「ウィッシュ」、「ミラクル」含む)、「ディサ−ン・ロケーション」は、神の直接介入でないと妨害できないと書いてあります。では、「ディサ−ン・ロケーション」で「マインド・ブランク」の影響下にあるクリーチャーの現在位置を特定できるのでしょうか?

A:Dicern LocationMind blank下の生物の居場所の特定はできません(英語版FAQp47の左の中段あたり)。この呪文のせいで、占術と心術は大変肩身が狭かったりして悲しい。

Q:Mage Armor」や「Shield」等の呪文は着ている鎧のACには累積されないの?現在、パーティのファイター/ウィザードのエルフは、DEX20(+5)、プレートメイル(+8)、「Mage Armor」(+4)、「Shield」(+7)の四連コンボでACの総計は34なのですが。

A:日本語版PHBp104「鎧ボーナス/盾ボーナス」のところに記述してあります。メイジ・アーマーの呪文と鎧のボーナスは重なりません。同様に、基本的に同名のボーナスは重複しません(強いものが優先されます)。よって、くだんのエルフのファイター/ウィザードさんは、正面のACは26ですが、背面のAC は19ということになります。(鎧ボーナス(フルプレートメイル)+8、【敏捷力】+1(フルプレートメイルによる【敏捷力】修正制限)、遮蔽ボーナス(「Shield」呪文)+7:正面のみ)

また、フルプレートを着用しているので、呪文の失敗確率が35%となり、移動力も基本値20フィートとなってしまいます。もちろんワンドなどで呪文を投射してるとかなら問題ありませんが。

Q:Shatter」の呪文で相手の装備を破壊しようとした場合、ST判定の値は着用者のものを使うのですか?また、石の扉や鉄の鎖を破壊しようとする場合、重さの計算はどうすればよいでしょうか?

A:STについてはp136 Damage to ObjectのSaving throws(和:「物体への攻撃」の「セーヴィング・スロー」)の項によれば『非魔法の装備中でないアイテムはセーヴは常に失敗』『装備(持ち運び)しているアイテムは、そのキャラクター自身と全く同じにセーヴィング・スロー可能』とあります。ちなみにマジックアイテムは2+<そのアイテムの術者レベル>のST値を持っています(持ってるキャラのST値とアイテムST値の高い方を使って判定できます)。呪文で破壊できるものについては、おそらく「総重量が」術者レベルx10ポンドの物品ということなので、扉を破壊することはちょっとできないでしょう。「扉にかかった錠前」であれば可能でしょうが。

Q:通常のスペル、Wishの説明でプレイヤーと意見が合いません。Expコストの5000は必ずかかるのか、それともwhen以下の条件(Expの必要な魔法をduplicateした時)のみ必要とされるのでしょうか。

A:ウィッシュ一回の投射ごとに5000xpは使用します。ただし「呪文を再現」した場合、その呪文に必要なxpコストが5000以上なら、代わりにそのコストを支払います。つまり、xpコストが7500の呪文をウィッシュで再現したなら、その際のxpコストは5000でなく7500になる、ということです。

Q:Invisibility to Animals」の呪文解説に「腹ぺこのライオンの目の前に立っても襲われもしないし気づかれましない〜」という記述がありますけど、透明系の呪文は嗅覚も遮断するのですか? それとも「Invisibility to Animals」の呪文が特別なんですか? それともこの記述はただの比喩で、実際は視覚以外の六感は遮断されないのですか?

A:呪文の解説一行目に”Animals cannot perceive the warded creatures."とあります。これは「動物は呪文で守られたクリーチャーを『知覚perceive』できない」と訳します。「見えなくなる」ではなく「知覚できなく」なるで、嗅覚も聴覚も遮断と言うことになりますね。

Q:Boccob's Blessed Bookに書き込まれた呪文はMordenkainen's Disjunctionで呪文書の魔力が失われたとき、中の呪文はどうなるのでしょうか?また、もし、その呪文が失われるとするなら持ち主のウィザードはその呪文書に書き込んでいた呪文と同じ呪文を他人の呪文書から借りて準備できるのでしょうか?

A:DMGによれば「Boccob's〜」は1インチ厚の呪文書にやたらたくさん呪文を書き込める、というシロモノですね。で、これを作成するのに必要なのはSecret Pageのみ・・・ということは、「内容(文章・解説)を視覚的に”変成Transmute”し、本来なら書き込めないほどたくさんの呪文を普通の呪文書と同じスペースに書き込む」呪文だと判断できます。よって、Secret page効果を抹消された場合、「書いてある文字は消えない。しかし、読むことができるシロモノではなくなる」といったあたりが妥当ではないかと思います。

他人から呪文書を借りる場合については和PHB155(英同じ)「呪文書の造り直しと複製」の項に、「呪文書を失った場合・・・呪文の準備をしていなかったなら、借りた呪文書から呪文を準備し、しかる後に新たな呪文書に書き込むことができる」との記述があるので、借りた呪文書で自分の持っていた呪文を準備することは可能なようです。

Q:自分がDMをしているキャンペーンなのですが…フォーゴットンレルムなのですが、自分の拠点にEnergy Transformation FieldMordenkainen's Lucubrationにリンクさせたウィザードが自分の後ろに召還したモンスターにSupernatural abilityを使わせてエネルギーを貯め、自分にそのエネルギーをシフトさせ、再び召還呪文を準備ししつつ能力値増強魔法等をかけ続けているのですが、本当にこんな事良いのでしょうか?

A:ルール上、矛盾がないので可能でしょう。ただ、例えばBull's strengthなら、【筋力】にエンチャントボーナスを与えますが、同呪文を複数使ってもエンチャントボーナスは(「同名のボーナスは重複しない」という一般則(PHBp153)に従い)重複しないので、そんなに強烈でもないような気がするのですが。

また、Energy Transformation Fieldの説明を読むと、“it automatically casts that spell "at a point within the field" at designated by you at the time of the casting of the field.”とあります(p92 右上3段目)。この書き方からすると、Touch spellやtargetがYouのスペルをLinkすることはできないように思います(Linkするのは可能だが、castの時点でmishapする)。本当はCreatureをTargetにとるスペルもダメっぽいのですが、本文中で、Blindness/deafnessがLinkの例として挙がってるので…。

Q:Chain Spellって仲間にも使えてよろしいでしょうか?いままでDMを含めて当然のように使っていますが。

A:可能です。ただしrangeがtouchのスペルはchain化することができないのでharmなどの呪文をchain化することはできません(reach spellと組み合わせてもrayになるので不可<targetが単体でないため)。invisibility系、flydarkvisionなどには適用不可。hasteは可、ということになります。

Q:魔法の武器や盾は強化ボーナスが同じかそれ以上のボーナスが無いと破壊できませんが(和p136)鎧を攻撃するときも同様の制限がかかるのでしょうか?

A:鎧への武器破壊は装備している状態では行えないことがFAQに書かれています。着ていない場合も鎧の強化ボーナスは一応有効だと思われます。

Q:強化ボーナスの計算はあくまで武器の+だけを見るのでしょうか。例えばバルログのボーパルソードが+2の武器でへし折られるのはいたし方無いのでしょうか?それとも+6武器とみなし攻撃を耐えるのでしょうか?

A:強化ボーナス分しか見ません。たとえ+10相当の武器でも+1しか強化ボーナスが無ければ+1以上の武器で破壊される危険があります。ただ、グレーターマジックウエポンなどで強化してあれば壊されないなど、対処法はあります。

Q:wiz/sorの1レベル呪文reduce及びenlargeですが、sizeや移動力に影響はあるんでしょうか。ある、とした方が妥当な気もしますし、あると1レベルにしては強力すぎる気もします。特にenlargeRighteous Mightとバランスが取れないような。

A:reduce及びenlargeは最大±50%しか大きさに影響ないのでサイズがシフトするほどの増減ではないのかもしれません。また、少なくともRighteous Mightによって移動力は増えないようなので、reduce及びenlargeでも変化しなくても良さそうです。

Q:マジック・ウェポンについて、「祝福されているとみなされ、ある種のクリーチャーに特別の効果がある」とあります。しかし、具体的な効果については言及されていません。一体、どのような効果があるのでしょうか。

A:特定のモンスターは、祝福された武器に弱かったりします。例えばインプ(悪魔の一種)は傷の再生能力を持っているのですが、祝福された武器によって与えられた傷を再生することは出来ません。 これらの情報は、モンスターのデータ欄に個別に記載されているので、モンスターマニュアルを参照してください。

Q:スピリチュアル・ウェポンについて、この呪文によって発生した武器を、武器に対する攻撃で破壊することは可能でしょうか。

A:p219に「スピリチュアルウエポンを攻撃したりダメージを与えたりすることはできない」と明記されています。

Q:グリッターダストによる目くらましの効果は、アンデッドのような生物でないクリーチャーも盲目にできるのでしょうか。

A:視覚で敵を認識する生物には例外なく効果を発揮します。よって、敵を嗅覚や聴覚で認識する相手には無効ということになります。

Q:ブリンク呪文が効果適用されてるマルチローグってスニークし放題?なのでしょうか?術者は不可視のクリーチャーであるかの〜中略〜DEXボーナスを失わせるとあるので・・・

A:ブリンクが「インビジブルと同様に」「対象はdexボーナスを失う」能力を持ち、スニークアタックの発動条件が「目標がDEX修正を失っている時」なので、可能です。

Q:コマンド」で気になったのでご教授ください!対象に命令形の動詞ひとことによる命令とありますが詠唱者の言葉を理解できない対象生物には効果が無いんでしょうか?

A:コマンド呪文の分類のところを見ると、「言語依存、精神作用」と記されています。よって、精神作用の無効な虫類やアンデッドにはコマンドは効果がありません。また、たとえ相手が人間でも言葉が通じなければ効果がないと言うことになります。

Q:機会攻撃について質問です。PHB278ページに「1/2以上の遮蔽があれば、機会攻撃は妨げられる」という一文がありますが(PHB132ページにも記載)、これには「Shield」の呪文も含まれますか?たとえば、「Shield」を張った魔法使いが、機会攻撃可能な戦士の正面で呪文を唱えても、機会攻撃は妨げられるのですか?

A:英語版Shield呪文にはエラッタが出てまして、「遮蔽”ボーナス”+7を与える」のは変わりませんが、「”遮蔽”は与えない」ということになってます。つまり、機会攻撃を妨げることはできません(ちなみに日本語版では修正済みです)。ただし、機会攻撃に対しても(シールドがそっちを向いていれば) AC+7ボーナスは適用されます。

Q:シールド呪文の解説には「(術者を中心に見た)戦場の半分からの攻撃を防ぐ」と書かれているのでこのシールドは上から見て半円型と考えれば良いのでしょうか。

例えば北側にシールドの中心を置いた場合、北、北西、北東、西または東側からの攻撃に対し遮蔽+7と考えて良いと言うことでしょうか。

A:北を向いたウィザードがシールドを投射した場合、そのウィザードのいる5ft四方のマスの北側の線を、戦場いっぱいまで左右に伸ばしましょう。その向こう側にいるものからの全ての攻撃に対し、ウィザードは+7ボーナスを得ます。また、例えば北東の斜め方向にシールドを展開させた場合、北・北東・東の3マスを含む形で階段状にラインを引きます。この線より向こう側からの攻撃に対して+7のボーナスを得ます。すべてのマスはボーナス有り・無しにきっちりわかれるわけです。

ウィザードは1Rに一回、自分の番にシールドの向きを変えられます(フリーアクション)。

Q:あるクレリックはポリモルフアザーでセレルティアルになっているので(クラス能力でノームからセレスティアルに変化してます)ACが60以上になっていて全然攻撃が当てられません…。こんなのアリ?STもべらぼうに高いのですが、やはりタッチアタックしかないでしょうか。(ナチュラルアーマーだけで+14ですので)。

A:Divine Discipleを5lvまで修得するとNative outsiderに変化するので、セレスティアル、デーモン、デビルにも変身できるでしょう。

#天使も悪魔もアウトサイダーで一くくりにしていいのか、といわれると実は微妙ですが。
#DMによっては特定種のアウトサイダーしか認めないかも知れませんね。

で、セレスティアルのTrumpet Archonは人型なのでポリモルフしたまま鎧や盾の効果を得られますし、ポリモルフはNatural armorを獲得できるので+14になってしまいます。

Q:トゥルー・ストライク+レッサー・○○・オーブ(TnBの呪文)のコンボは、複数出現した全てのオーブが命中+20なのか、どれか一つなのかどちらでしょうか。説明文の二段落目最初の文章に従えば、「同時」と読むこともできるのですが…また、複数出現したオーブを、一体のクリーチャーに向かって放つことは可能でしょうか。

A:一個のオーブは一体にしか攻撃できないが、一体に複数のオーブをぶつけることはできそうです[If you shot multiple orbs, you can have them strike a single creater or several creatures.]。ただ、複数の目標にオーブをぶつける場合、おそらく個々に命中判定を行うでしょうから、トゥルー・ストライクはオーブ一個にしか効果がないように思われます。

Q:床に「グリース」がかかっている状態で、錬金術の火(その他火炎攻撃)を投射した。グリースに覆われた範囲はどうなるか。引火するのか、そのままなのか。

A:科学的にはグリースとかのヌルヌルの油は揮発性が低いので引火しにくいと思います。とはいえ「魔法だから」と考えれば「効果に含まれていないので燃えない」と判断すれば十分だとは思いますが。

Q:ST判定に成功しても効果が残る極悪呪文の「Grease」ですが、効果範囲の「10フィート四方」というのはヘクスで表すとどうなるのでしょうか?また物品に使用した場合、物品の大きさには制限はないのですか? たとえば「巨人が持ち上げている大岩」などを対象にすることもできるのですか?

A:10ft四方などと記載されている場合は2)の4マスが正解です。

手持ち物品の大きさの制限は特に記載はありませんが、「掴んでるところ」を狙えば良いので余り問題ない気もします。反応セーヴに成功されれば効果無し、失敗してれば即座に落として油でどろどろといった風に処理するのがいいでしょう。

Q:日本語版PHB、DMGともに、Supernatural Ability:超常能力はディスペルできない、と書いてあるんですが、これって誤植ですよね?

A:FAQ には「超常能力の効果は、その効果時間が瞬間より長いならば、解呪することができるが、呪文相殺の対象とはならない」と書かれています。なお、モンクのキ・ストライク(気打撃)、パラディンのディヴァイン・グレイス(神性の恩寵)など、恒常的に機能しているスーパーナチュラル・アビリティはディスペルできないでしょう(持続時間が書かれていないから)。

DCは人の場合はレベル+10でいいように思います。ただ、クリーチャーの特殊能力なら、MMのST判定の基準(DC=10+ HD1/2 + 関連能力値修正(能力により変化))のほうがいいかも知れません。

Q:グレーター・プレイナー・アライで来訪者を呼び出そうと考えたのですが、そのキャラクターはLN のクレリックだったのでニュートラル属性の来訪者を探しました。しかし、後ろの属性(善-中立-悪)が中立の来訪者はとてもとても少なく、いわゆるセレスチャルやデーモン、デヴィルの類がいません。こういった状況下で、後ろの属性が中立の神はクレリックに対してどの様な眷属を送るのが妥当なのでしょうか?

A:Manual of the Planes にいくらか載ってます。Mechanus や Acheron の住人がそれに当たります。Zelekhut、Kolyarut、Marut (すべて Invitable)、Mercane や Axomatic Creature でしょうか。またレッサー・プライナー・アライ呪文の解説を見ると「神格の選んだエレメンタルか来訪者」とあるので、必ずしも同じ属性の種族でなくてもいいかも知れません。属性が違っててもその神の信者は居るでしょうし。

#もちろん同属性の者が多いであろう事は間違いないことですが

Q:Weapon like Spellの記述を読んで少し気になったのでPHBの『チル・タッチ』呪文を見なおしてみたのですが、コレの効果回数は『術者レベル』とイコールで正しいのでしょうか? それとも『術者の攻撃回数以内の術者レベル』となるのでしょうか?呪文の記述を読むと術者レベル回数だけいけそうな感じですが、そうなるとこれらの回数全てに対してスニークダメージが(適用可能な状況なら)加算されるのでしょうか?

……そもそもチル・タッチがWeapon like Spellなのかどうかもよくわかってないのですが……

A:例えば10lvWizなら10回タッチアタック成立までチャージは維持されるので、術者が解除するまでは『術者レベルと同じ回数』となります。Weapon like SpellはT&B P37(同様の解説が79P)にAny spell that requires an attack roll and deals damage can be treated much as a weapon.と、また和p125には「接触呪文を帯びて敵に接触する行為は武器攻撃として扱われる」とあるので、チルタッチはWeapon Like Spellとみなせます。なお、P.79にはダメージを与え(このダメージにはSubdualやAbility Damage,Energy Drainを含む)かつ効果発動に命中判定が必要な魔法はWeaponlike spellだと書かれています。参考まで。

Q:ヘーストで追加の部分アクションを得た場合、1ラウンド中に 呪文1回→移動→待機アクション→条件を満たしたら部分アクション発動は可能でしょうか?また、2回待機して2回相手の呪文を呪文相殺することは?

A:可能です。待機は標準アクションなので、移動と組み合わせられますし、待機アクションは自分のターンとターンの間に条件が満たされたら発動する、というものなので、矛盾無く起動します。

さて、「ヘーストして2回待機→呪文相殺」ですが、へーストで得られるのは Partial Action なので、そこに Standard Action である Ready に充てることはできません。したがって、一ラウンドに二回 待機アクションを行なうことはできません。

[3.5]Q:3.5E に導入されたサモン・インストゥルメント呪文ですが、この呪文でS&Sにある“パイプオルガン”なんぞを召喚しようものなら、けっこうな大きさ、重さのある遮蔽物ができるってことですよね。ではこの呪文で通路を塞いだり、“壁”をつくり出したりすることは可能でしょうか?

A:You can’t summon an instrument too large to be held in two hands.「あなたは両手で持つのに大きすぎる楽器を召還できない」とあるのでパイプオルガンは召還できないと思われます。ただ、「呪文で出したものを遮蔽(とか他の目的)に使えるかどうか?」という点については(最終的にはDM判断なんですが)「不可能ではない」ということになるでしょう。

Miscellaneous

Q:「FAQは公式じゃないよ」という記述はどの辺に載っているのでしょうか?

A:これ、逆なんです。「FAQは公式のエラッタとして扱っていい」という記述が無いため、混乱の原因となってます(エラッタの方には前書き部分にちゃんと[official]という言葉が入ってますね)。

Q:テンプラーへの転職を考えています。ディフェンダー・オブ・ザ・フェイスは日本国内ではイエローサブマリンで購入可能でしょうか?それとも、やはり通販してしまう方がよいのでしょうか?

A:購入はイエローサブマリンなどゲームショップが手っ取り早いです。現在でも購入可能だと思います。(クラス本は2400〜2800円程度)

アマゾンコムは安い(※)のですが1冊だけ買うにはちょっと手続きが煩雑な気もします。買うのがDOFだけでしたらショップ買いが早いかと。

Q:味方のウィザードが拾ったポリモーフアザーワンドで味方戦力が足りなかったので急遽、丘ジャイアントに変身し戦況を好転させました。でしばらく、アウトドアイベントが続きホームタウンに戻る事になったのですがここで経験値の話になったのです。私は丘巨人として各種のイベントを経験したので、丘ジャイアントのCRが一時的にディスペルされ加算されて私の戦闘分がEXP表の***になったので何も経験しない物とすると裁定を受けました(これは納得しているので良いのです)。皆さんはこの辺り、どの様に対応されてますか?ちなみにセッションの方は特に差別無くいただきました。

A:石川はなんの問題もなくおなじ経験値をあげてます。その理屈で言うとファイターでゲームをはじめたキャラは永遠に魔法を使うクラスには着けなくなるので。だって魔法を使ったわけじゃないから魔法使いとしての経験は積めないでしょ?(笑)。なんかプレイヤーの工夫を経験値って檻で閉じ込めるのもイヤなんで。

ただ、正直ポリモーフは異様に強力なので、「ポリモーフ中の経験値は半分」とかでも良いかな、と思うときもあります。街でかけてもらえば280gpで鬼婆に変身できちゃうもんなあ。なんにせよ、そういった措置を執るなら”その戦法を使ったら経験値に修正が入る可能性がプレイ前に示唆されていたかどうか?”が重要になるように重要になる気がします。

Q:プレイレポートでありました、「Dice Of Fury」ですが、これってドラゴン誌以外で入手する事はできないのでしょうか?また、ドラゴン誌の何号に記載されていたのでしょうか?

A:載っていたのは289号です。おそらくドラゴン誌以外での入手は難しいと思われます。ドラゴン誌のバックナンバーを注文するのが正攻法かつ安定です。(ドラゴン誌にバックナンバー注文用のハガキがついています。)

Q:マグミンの攻撃が当たった時に頑健セーブに成功しないと使った武器が溶けて「かなくそ」になるそうなのですが、「かなくそ」状態の武器って具体的にどうなるのでしょうか?

A:データ的にはどこにも書いていないかもしれませんが、多分「破壊」された場合と同様、使用不可能になると考えられます。修理は不可能でしょう。

[参考 かなくそ]

Q:セッション時に高高度から落下し死亡したプレイヤーが「キャラクターの落下を助ける方法って・・・」という話題になりました。DMGには落下による最大被害20d6となっていますが1ラウンド(6秒)でどの位落下するのでしょう?

A:ダンジョンマスターズガイドp.69 戦術的飛行の最小前進速度によれば、「即座に着地出来ない高度に居た場合、失速時に150フィート落下し、次のラウンドに失速を回復出来なければさらに300フィート落下する」とあります。

Q:今度DMをするときに、invisibleな敵を大量に出そうと思っているのですが、その敵をスクエアシート上でどのように運用するべきかで悩んでいます。今まではそういう敵は1〜2体くらいしか出したことがなかったので、スクエアシートにフィギュアを置かずに管理していました(プレイヤーに位置確認されるとどうしても敵の位置が分かっているような行動を取ってしまうので)。

しかし、今回のように数が多いとさすがに管理しきれないんじゃないかと。みなさんはinvisibleな敵の扱いってどうされてますか?

A:

Q:マジックアイテムを売る場合には、半額になるんでしょうか。

A:通常、マジックアイテムも半値です。50チャージ型のアイテムの場合は「売値×残りの回数/50」で計算すればよいでしょう。ただしあくまで計算上の話で、カースアイテムは制作費が書かれていても通常買い取って貰えません。

Q:神になりたいと言うプレイヤーがおりまして、Deities&Demigodsを購入したのですが、どこかに載っておりますでしょうか?また、神を打倒できた場合、CRはどうなるのでしょうか?

A:神になるための指針(冒険のアイデアなど)はDe&DeのApendix.2DivineAscensionの項に詳しいです。De&De p218〜に「神の作り方」があります。CRについてもp53〜に記述があるのでご参照を。

Monsters

Q:アウトサイダー(来訪者)は、自らの生来のプレーンで死んだ場合、普通に復活できるのでしょうか?

また人間など、本来マテリアル・プレーンに帰属するクリーチャーは他のプレーンへシフトした場合、それはアウトサイダー扱いになったと思うのですが、その場合はどう処理したらよいでしょうか?

A:MMp6によると「outsiderはwishやmiracleを使わないと蘇生できない」とあります(Manual of the Planesにはクレリック6レベル呪文のRevive Outsiderというアウトサイダー専用蘇生呪文がありますが)。また、FAQ によると、outsiderは「クリーチャータイプ」であり、他のプレーンに行ったものはextraplannarに分類されるようです。よって、対 outsider用呪文は他のプレーンに行ったPCなどに影響は与えないようです(ただしヴァニッシュ呪文などはそのまま適用されます)。

Q:Monsterの攻撃回数ですが、Standard Actionでは常に一回しか攻撃出来ないんでしょうか。例えば成長したDragonなんかものすごい沢山攻撃が載っていますが、Standard Actionであれば攻撃はBite一回のみでしょうか。

また他のMonsterの例だと、Displacer BeastのStandard Actionによる攻撃はTentacleによる一回のみでしょうか。二回ではなく。攻撃回数の多いMonsterの場合Full Attackする事で数倍にも攻撃回数が増えてしまうので違和感を感じます。

A:「FullAttackを選択した時以外は一回のみ攻撃」で正解です(ただし攻撃はBite以外のどれでも選択可)。よって、沢山攻撃回数を持つクリーチャーは、離れてる間は遠距離攻撃能力とthreat rangeを最大限に生かしておき、敵が近づいてくるのを待つ戦い方の方が賢いかも知れません。あるいは(可能なら)hasteを使って移動+Full attackとか、Fry By AttackでHit and awayとか。多数回攻撃をあきらめて1R目はチャージという選択もあるでしょう。

Q:GoblinがWorgに乗っている事があると思うんですが(Silver Marchesのワンダリング等)、この場合PCがWarhorseに乗っているのと同じ扱いになるでしょうか。どう見てもWorgの方が強いのにそれを Goblinが操っているなら、PCは先に「攻撃出来ない」Worgを倒し、その後Mountから落ちたGoblinを攻撃することで、非常に楽に戦いが行えると思うのですが、なんかWorgの攻撃力が勿体ないと言うか。逆にPCが何も考えずにGoblinを先に倒した場合Worgのみが残りPCは大変苦戦するように思います。

A:Warhorseを含む、戦闘の訓練を受けた動物は戦闘時に騎乗者の命令に従い攻撃を行えます。また、騎乗者はDC10のRideチェックに成功すれば、自分も攻撃できます(PHB p72 Ride: Fight with Warhorse 参照)。

ちなみに動物に戦闘を仕込むのはHandle animalチェック(DC15)で可能です(p69、Teach an animal tasksに"attack"が含まれている)。

騎乗者(この場合はゴブリン)が死んだあとですが、p138 If you are droppedに『ウマを操らなければ、戦闘を避ける』とあるので、騎乗動物の戦闘意欲に依ると判断していいと思います。つまり、worgが猛り狂っているような状況ならそのままPCに襲いかかって来るだろうし、戦う気がなかったり火におびえたりすれば逃げていくでしょう。

Q:Mounted Combatにおいて騎乗者がMediumまでの徒歩の者にMelee Attackする場合、+1のAttack Bonusということのようですが、GoblinがWorgに乗っている、またはHalflingがWarponnyに乗っている場合もMediumまでの徒歩の者に対して+1のボーナスが付くでしょうか。それともSmallまでに修正などしますでしょうか。

A:和PHBp138によれば、騎乗者のattack bonusは「高所からの攻撃」によるボーナスです。よって、ポニー+ハーフリングの高さが相手の身長を上回ればボーナスは適用されるはずです。和 p112の図を見るに、ポニーとほぼ同じくらいの大きさのドンキーが高さ44インチとされており、一方人間の身長は大体60〜70インチだから、まあギリギリ適用されると考えていいでしょう。

なお、worgは肩高3ftで、ゴブリンは(身長が書いてないけど)3ft程度(と考えられる)なので、Mサイズ相手には+1は付かないと思われます。同様に、ハーフリングがwar dog(肩高28インチ)に乗ってるときにはMサイズ相手にボーナスは付かないでしょう。

各種ハンドブック他

Q:FRCSを購入してそこに載っていた「ツインソードスタイル」を我がPCにとらせてブイブイいわせておりました!けど実はこの特技、よく読むと、アーマボーナスを提供するものとあります。つまりメイジアーマーよろしく鎧を装着してると全く意味がないっちゅー特技なんでしょうか?!

A:その次の行に注目してください。This armor bonus stacks with the armor bonus from armor and shield.つまり「このアーマーボーナスは鎧や盾のアーマーボーナスとスタック(=重複)する」とあります。

Q:ホスピタラーの1LVの能力にターンアンデッドが書かれていますが、解説にはフォローがありません。

これは「元のクラスLV+ホスピタラーLV」でターンアンデッドが可能なのか、単に誤植なのか・・・(´Д`;)

A:『ホスピタラーは1lv でなく、3lvからターンアンデッド能力を得ます。その能力は[ホスピタラーlv-2]レベル相当で、他のクラスのターンアンデッド能力と重複します。たとえば6lvクレリック/4lvホスピタラーなら、ホスピタラーレベルを-2して、合計8lvキャラとしてターンができます。また、6lvパラディン/4lvホスピタラーなら計6lvキャラとしてターンができます。』というエラッタがFAQに掲載されています。

Q:ブレードシンガーはロングソードを装備している腕にバックラーを装備してもACに知力修正値分の回避ボーナスをもらえる?

A:ルールには明記されていませんが、私がDMなら不可にします。ブレードシンガーが軽装にしているのはその体術を存分に使うためであり、よけいな装備を付けていればそれを邪魔すると考えるからです。

#もちろん、あなたのDMがいいというのなら、それはOKですが。

Q:プレステージドメインについての質問です。Warpriest のPrestige domain, rallyは追加呪文がくるけど、Sacred Fistの Free domainは単に呪文バリエーションが増えるだけってことですか?第3のDomainもバリエーションを増やすだけのように読み取れるのですが・・・

A:プレステージ領域ですが、Warpriestなどの「+1 existing class」タイプの成長をするクラスにおいては

  1. すでに領域呪文を持っている場合は、選択肢が増える(回数は増えない)
  2. 未だ領域呪文を持っていなかった場合(パラディン・レンジャーなど)は、クレリックのように各レベルにつき1つづつの領域呪文を使用することができるようになる(この場合新たに得た領域のみ選択できることになります)

のどちらかになります。

例外はSacred Fistで、このクラスが独自のスペルリストを持ち、新たな領域を持つ唯一のクラスなので例えばクレリックからSacred Fistになった場合、『クレリックの呪文+それぞれのレベルにつき一つの領域呪文(クレリックとして得た2つの領域から選択して準備)+Sacred Fistの呪文+それぞれのレベルにつき一つの領域呪文(Sacred Fistとして得た領域から選択)』となります。

Q:メイジ・オブ・アーケンオーダーのスペルプール能力なんですが、この能力で「自分の知らない呪文(呪文書に載ってない呪文)」をダウンロードしてきてもいいんでしょうか?

A:可能です。p62 spell availabilityの末にspell pool can provide any other spell on the wiz/sor spell list in the PHB,...、要するにPHBとDMが認める呪文はなんでもOKであると記載されています。

Q:MASTER SAMURAIの能力である「Blades of Fury」ですが、効果の現れる条件がいまいち判りません。

A:” サムライが、自身が攻撃されるまで近接攻撃を遅延した場合、開戦時にアドバンテージを得る(=同じ瞬間に殴り合うけどサムライは一瞬先に殴れる)とともに、命判とダメージに+2のボーナスを得る”能力です。要は「相手より早く行動できるときに、相手と同じイニシアチブまで攻撃を遅延したら、攻撃とダメージ+2」ってことです。

Q:自分ラシャーなんですが、鞭ってRANGED-WEAPONですよね?ってことは、Precise Shotが無いと近接戦闘中の敵を攻撃する時、命中ペナですか?また、Rapid Shotが有ればフルアタックで攻撃回数増えちゃったりします?

A:Presice Shotが無いと−4ペナを受けます。ちなみに、SpringAttackでなくShot-On-TheRunが移動→攻撃→移動をするためには必要です。ちなみにMany shot「アロー」を複数同時に撃てるフィートであり、ボルトを射出するクロスボウやその他の弾丸を使う射出武器には適用できないフィートである点に注意。ラッシャー狙いの人の場合、序盤にいきなりExotic Weapon Porficiency<Whip>を採るのではなく、射撃系Featを充実させてからの方がパーティ受けがいいでしょう。

Q:Song&Silencesのスパイマスターの能力の Cover identityの説明にある、1レベルで得られるidentityの所の"such as Murek the tailer from Sumberton"って何のことなのでしょう?

A:これは”特殊な擬似人格を1つ得られる”という説明なので、”Sumberton で仕立て屋を営むMurek さん”という意味でしょう。そういうようなニセの経歴を1つ確立してよい、という説明になっています。

Q:ただいまコルドのクレリックをやっていまして間もなく上級職になれそうなのですが上級職になると新しい領域が貰えると聞いたのですが本当でしょうか?又この情報はどの本に載っているのでしょうか?

A:Prestige Domainsは「Defender of the Faith」というクラスブックに掲載されており、それらを獲得できる上級職ももそこに載っています。残念ながらこのサプリメントは今のところ翻訳される予定はありません。

Q:プレステージクラスの必要条件である「2LV Divine Spellが使えること」などの条件をImbue with Spell Abilityで満たすことって可能なのでしょうか。

A:まず、仮に条件を満たすとしても、

  1. Imbue with Spell Abilityで、付与された呪文を投射した瞬間、条件を満たさなくなって終了。
    レベル7以上の術者が、永遠に4レベルスロットを1つ制限されたままなんて、割に合わないと思う。
  2. 後生大事に付与された呪文を温存したとしても、多くのプレステージクラスでレベルアップで得られるのは、「既存の」レベルに対してだけ。(+1 level of existing spellcasting class)
    Imbue with〜では、元となるdivine spellcasting classを得られるわけではないので、上記のレベルアップの恩恵は得られないでしょう(0+1=1じゃないかって?元のPCが何らかの信仰呪文クラスの0レベルだって言うなら、そうなるでしょうが・・・0レベルではなくて、「無し」ですから)。同様にSpellDomainのAnySpell (FRCS/KoK)をDMにArcaneCastとして認めてもらえれば条件を満たせる場合もあるかもしれません。

Q:マスターすると種族(属性)を変化させてしまうクラスがありますが、そういったクラスを複数マスターするとどうなるのでしょうか。また、そうして属性を得た場合のECL値は?

A:変化前からの特性をすべて持ちます(特性が矛盾する場合は DM に確認してください)。

なお、Prstige Class で得られる種族特性によって ECL が変わることはありません。