ルナ: 上弦☽ 満月○ 下 弦☾ 新月●
セレネ: 上弦☽ 満月 ○
下弦☾ 新月 ●
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朔日-元旦。必要祭(Needfest)の翌日を公式に新年の1日目とする、というラ クセス*の超王(Overking)の布告は、オーリッド人(Oeridian)の 支配するフラネスの多くの国々に受け入れられた。バクルーニー(Bakluni)の民は、彼らの暦と新年を 別に定めている。
*ラクセス(Rauxes):“上王国”(Great Kingdom)の首都。
*星の日:元原稿では”Startday”(始の日)。以下同じ
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朔日-聖ベイン祭(FESTIVAL OF ST. BANE)。アンデッド退散判定 に+1レベルのボーナス。
10日-雪華祭(SNOWDROP FESTIVAL)。 祭りの間、一日中仮面をつけて過ごし、暗がりではカップルが大いに浮かれて互いの衣服を交換する。季節的な問題で、この「交換」は外衣に限られることが多 いが、下着まで交換する地域も珍しくはない。
14日-愛の日(HEARTSDAY)*、または“ミリシアン”( "Myhrissian")。
*:2/14に当たるわけで、多分バレンタイン・デイに相当するのでは。
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11日-紅月祭(FESTIVAL OF THE BLOOD-MOON)。死の神ネ ルルの信者たちの祭り。そして、大抵の「秩序にして悪」のカルトもこの日を祭日としている。この薄気味の悪い祝祭は、厳密には10日に始まり12日の夜に 終わる。これは、共通歴294年(294CY)のこの日、フラネスのいたるところで観測された『血のように紅い月』を記念してのことである。(このとき、 この原因を火山の噴火によるものだと主張した賢者は少なくなかったが、そう主張した数名が不可解な状況で行方不明となって以降、この説を支持するものは急 激に減った。)入念な儀式は、恐ろしげで暗い場所を選んで行われ、多くは極めて不気味で不快な場所が斎場となる。この祝祭は、アイウーズ帝国(Iuz’ lands)では名誉あるものとされているが、これはみせかけで、実のところはあの戦争の勝利、共通歴 583年(583CY)の奇襲による「モラグの教主連 鏖殺」*(decimated the Heirarchs* of Molag)を祝っているのである。
*モラグ(Molag):アイウーズ帝国に編入された地名ないし宮殿。別名「恐怖の間」。もと
もと「ホーンド・ソサエティ」の
都市だったが……
*教主連(Heirarchs→Hierarchs):ハイアーク=高位神官、位の意味。メンバーが、タル
タロス・ハデス・ゲヘナの代表者だったり、その他の邪悪な外方次元界のために空席が用意してあったり、アイウーズの嫁のザグトモイが手を回したり、いろいろあった模様。
22日~28日-罠師の寄合(TRAPPER'S RENDEZVOUS)。レン ジャーや他の森の住人にも好まれる祝日。
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アトロア*、 ベイオリー*、ベアレイ*、アローナにとって大変重要。
*アトロア(Atroa):春・東風・再生を司る中立にして善の下級女神。
*ベイオリー(Beory):オアース(グレイホークワールドの惑星名)そのものを指す真なる中立の上級女
神。
*ベ アレイ(Berei):家庭・家族・農業を司る中立にして善の下級女神。
朔日-バナピス(BANAPIS)。バクルーニーの特定の宗派にとっては「ロザー」("Losar")即ち「元旦」である。贈り物の交換がされるパーティが大々的に催されるのは、この日を誕生日と考え る人が多いからである。スエル(Suel)では祭りにはならない。これは自分の誕生日すら気にも留めない蛮 人の無知と野蛮さの証明といわれている。
末日-万愚節("FOOLSDAY")は、オリダマラほかトリックスターの神々の祭日 である。ウレク公国とレンジャーたちの間では、新人に「GAWK(マヌケ)狩り」を申し付けるのが一般的で ある{無意味なおつかい}。無意味祭の悪政公(The Lord of Misrule)(時にはモーテ リー公とかウィダーシン公とか名乗らされる)はこの日に選出される祭りの主役だ。 グレイホーク市では、城の周囲で夜を徹して「the DESPORTIUM OF MAGICK」が行われる。
アトロア祭(FEAST OF ATROA)は新たな繁殖の季節の訪れと繁栄の約束と
を祝する儀礼である。共同体が、今年1年の予定を立てるために集う日でもある。冬
の降雪によって被害を受けた小屋の建て直しを、共同体総出で行うといった助け合いの風景は決して珍しくない。そうして、共に働き、また馬鹿騒ぎすることに
よって、共同体の構成員は互いの絆と友情をより強くするのである
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11日-タナバト(TANABAT)。七姉妹祭(Seven Sisters Festival)と して有名。伝説によれば、この日可愛らしい7人の姉妹が、吟遊詩人のふりをしたオリダマラをそれと知らずに歓迎し、手厚くもてなしたのだという。その厚遇 と宴の葡萄酒に感激したオリダマラは自らの正体を明かし、彼女たちを自らの館に迎え入れると共に、永遠の命と言う祝福を与えた。この説話の葡萄畑が正確に 何処であるのかは謎のままだが、伝説はあまねく知れ渡っており、多くの葡萄の産地が「当地こそ七姉妹伝説の生まれた場所」と主張している。そんなわけで、 楽園へ招かれた姉妹たちの笑い声のこだまだけでも耳にしよう*1と、この日の夜、人々は葡萄棚に出かけ、この伝説の後なぞり*2をするのである。祝日のの こりは、葡萄とその副産物を褒め称える祭典となる。過去の良い出来のワインを サンプルとして提供し、今年のワインもこの位良い出来になりますように、と祈る参加者で毎年大賑わいである。 そのほかの自然の神々とその側仕えの祝日として祝われることもあるが、主にはやはり『笑う盗賊』(Laughing Rogue*3)の仲間たちを祝う日である。
*1:幸運のご相伴に与ろうということ。 *2:つまり、飲むのでしょう。 *3:オリダマラの別称。
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朔日-ベイオリーの日(BEORY'S DAY)村人は柱*の周りを歌い踊り、春と言 う祝福の季節が過ぎ行くのを祝う。
*柱:おそらく、”五月の柱”メイポール。 『五月祭』メ イフェアや『五月の女王』メイクイーンも 参照のこと。
8~14日-ドワーフの儀式・ハネキアー(Dwarven rituals of Harnekiah)または”山の大掃除”。儀式的な亜人狩りを行う。山岳を縄張りにするレンジャーの中には、“ウー ラ*の狩り”(Ulaa's Hunt)をして祝う者もいる。
*ウーラ(Ulaa):丘 陵、山岳、宝石の原石を司る 、秩序にして善の中級女神。
15日-聖カスバートの日(ST. CUTHBERT'S DAY)。聖カスバートを 熱心に信仰するものたちは、ワルプルギスの夜(Walpurgis falls)までに 悪のカルトを根絶することで名誉を得ようとする。しかし不幸にも、これらはちょくちょく失敗を伴い、誤解を導く――特に見知らぬものがその共同体に含まれ るときには。
18日-ワルプルギス(WALPURGIS)。闇の夜(The Dark Night)と
も呼ばれ、特に悪の祭司たちによって尊ばれる日。
多くの邪悪な集いが、暗く不浄な場所で、入念にもおぞましい儀式を繰り広げる。中には、この夜を狙って暗殺者を放ったり、口にするのも憚られる所業を行う
代行者を送り出したりする連中もいる。この恐怖の夜において、アンデッド退散判定は-4の修正を受け、悪のクレリックが投射する(†信仰)呪文は術者レベ
ルが1高いものとして扱われる。 一般的に、この夜は戸や窓には鍵を掛け、外出しないのが普通である。
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朔日-グッドリーズ(†良き詩、程の意?GOODRHYS)『盾の乙女』マイアヘンが オアースに到来したことを寿ぐ日。
1~4日-燦光祭(FESTIVAL OF THE BLINDING LIGHT)フォ ルタス* の祭日。
*:秩序にして善の中級神、“眩き光の”フォルタス(Pholtus)。裁きと光を(もっと細 かく言うと光、解決、法、秩序、剛直、太陽、月を)司る。
16日-山査子飾りまたは棘の飾り(BAWMING THE THORN*)、自然の悪しき面を宥め慰撫するため、その地域でもっとも古いサンザシをリボンで飾り行列する、子供たちの祭り。翌 日の安全を祈願する意図がある。
*:植物霊を慰撫する五月祭に関連する、実在の用語。メイポール等と関係ある模様。
17日-標めの祝い(しめのいわい)*(CEREMONY OF THE TURNING)。フ ラネスの大半の地域、マークランド、ドルイドの共同体などで行われる儀式。7歳になる子供たちは裸足で目隠しをされた上で森の奥へ運び込まれる。村での宴 会に戻る前に、彼らは自分の新しい名前を見つけて帰らなければならない。子供たちはそれぞれ引き離され、独りぼっちにされる。子供たちは騒がしいまでの歌 に(帰りが遅いようであれば盛大な焚き火に)導かれて村に戻る。そして 無事戻ると、子は祝宴の中心に担ぎ込まれ、祝宴の中央にある炎に持ち帰った名をそっとささやく。これら全てが暗示するとおり、これは『真名』(Truename)の 儀式である。子供たちの安全を守る森の警邏のために、レンジャーとアローナの司祭がこの晩大変に忙しいことは、特筆しておくべきであろう。エルフと友好的 な地域では、エルフがこの種の役割を振られることがあり、エルフを見つけることができた子供は、『吉兆を得た』とされる。
*:つまり、通過儀礼であり『真名』を得る儀式であり七五三や褌締め(へごしめ)である。
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すべての海の神に加え、ボカブ、ソティリオン*、ラーグ*(獣の神)、コード(競技の神)にとって重要。
*ソティリオン(Sotillion):夏、南風、安楽、快適を司る混沌にして善の下級女神。
*ラーグ(Llerg):獣と力を司る混沌に
して中立の下級神。
海神祭(わだつみのまつり)(SEALORDS' FEAST)沿岸地域で、特に祝わ れる。蒼月祭("Festival of the Blue Moon")が週半ばにあり、 セレネが満月となる。グレイホークとその他の内陸部では、代わりにギルドの日(Guild Days)と して祝われる。
また、いくつかの共同体ではソティリオン祭(FEAST OF SOTILLION)と して祝われる。これは、かの神の勝利、すなわち、短くなる日を力ずくで引き戻し、オアースを暖め、成長と繁栄を促進させたこと――を祝う祭りである。祭を 祝うものは、この週を夏の余暇ないしピクニックに、あるいは帰省、つまり家族集合の日として利用する。『“太陽の帰還”という名誉に掛けて、家族は争いを やめ、仲直りをしよう。』そんなふうに言われる時期である。
夏至(MIDSUMMER DAY)は太陽・光・癒しの神ペイロアの聖日である。大抵 の善または中立の地域では、この日は公式に休日であり、“上王国”(Great Kingdom)の ような悪の地域であってすら、祝日としてそれなりの敬意が払われる。太陽のために宴を開き楽しむことがなにより重要であり、衣服のどこかに黄色いしるしを 入れるのが太陽への敬意の表れであると見做される。悪ではない地域では、そうしない人は、少なくとも奇異の目を向けられることになる。天候は不思議なまで に好天を維持することが多く(雨はその地域に対するペイロアの激しい怒りの表れと考えられている)、この公益事業*はペイロアの司祭によるものである。無 償で提供される食事・治癒・ 慰問品には行列ができる。これは、ペイロアの司祭たちがより幸運な人々から喜捨を募って回った、困窮する人々への施しである。
*:つまり《天候制御》を。
夏至の間、アンデッド退散には+4のボーナスがつく。ネルルの司祭はこの日を忌避する。彼らのすべての判定には-2され、彼らが投射した呪文への対 抗セー ヴには+2のボーナスが与えられてしまうからである。アンデッド退散のボーナスは夜になれば消えるが、ネルルの司祭はこの呪いが消える翌晩まで、身を低く して過ごすことになる。
ペイル神聖国(the Theocracy of the Pale)では、同じような催しが行われ ているけれども、この日は『フォルタスの聖日』とされていることに注意。旅行者は全身白い服を着るように警告される。黄色い服や、黄色い糸が留められた チュニックなどは、冒涜的であるとさえ考えられているからだ。
夏の祭りの4日目には、両方の月が満月となり、これを夏至の夜(MIDSUMMER
NIGHT)と言う。ライカンスロープが大量発生し、妖精たちが活動を活発にする一方、秘術使いからは「呪文の効果が強化された」という報
告が毎年のように上げられる。このため、この夜はしばしばあちこちで呪文の展覧会(spell-shows)が
起こってしまう。
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25日-ソティリオンの日(Sotillion's Day)一般的には『勤労感謝の
日』(Labor Day)または侮辱的に『聖アイデスの日』("ST.
IDES")= (『聖アイドラー』"Saint Idler's"=『聖なる怠け者』)と言われる。働かず、夏を楽しむ日である。幅広く
人気があるが、特に若者と恋人たちに人気の日。そのため、この月の満月はしばしば『恋人たちの月』(”Lover's
moon”)と呼ばれる。PCは<隠れ身>していたり<忍び足>していたりする人影に攻撃してしまわないように注
意!
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4日-大集会(GRANDMOTE)単にグランドモート祭とも。大掛かりな弓術大会、市、幸運の神々 (イスタス*、ラリシャズ*、ノレーボ*、ラッド*)の祭りが行われる。
*イスタス(Istus):運命、宿命、予言、未来、誠実を司る真なる中立の上級女神。
*ラリシャズ(Ralishaz neg):偶然、凶運、不運、狂気を司る混沌にして中立の中級神。
*ノレーボ(Norebo):幸運、賭け事、危険を司る混沌にして中立の下級神。
*ラッド(Rudd):偶然、幸運、技能を司る混沌にして中立の半女神。
4~7日-王の祭り(KING'S FESTIVAL)。ファーヨンディ*2/ヴェル ナ*3 で行われる。
†いにしえのシナリオ・『キングズ・フェスティバル』とはなんか関係あるんでしょうか。
*2ファーヨンディ(Kingdom of Furyondy):自由都市グレイホークの北にある国。ハイ
ローニアスのパラディン、ベルヴァー四世を国王に戴く。
*3ヴェルナ(Archclerity of Veluna):かの『大追放(悪
魔逃走とも。The flight of Fiends)』の立役者、ラオの大神官・ヘイゼン司祭長の封ずる地。ヴェルナ大聖国。
25~28日-坑夫の市(MINER'S FAIRS)。
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11~14日-樵の祭り(LOGGERS' FESTS)。
20日-ラクシャ・バンダン(RAKSHA BANDHAN)、バクルーニーの祭り。バクルーニー諸国と、 ペレンランド(Perrenland)、 ハイフォーク(Highfolk)でも祝われる。兄弟または姉妹の祭りであり(大抵は。しかし、兄姉と弟妹 の組み合わせが男女別であることもある)、きょうだいたちは腕輪と花の首飾りをつくり、菓子類と 合わせて互いに贈り合う。きょうだいを持たないもののために、ごく親しい友人の間で『義兄弟(blood brother)』の儀式が交わされる事もある。この日、こうした「しるし」*を身に帯びることは、大変な名誉だと考えられている。
*:きょうだいがいる、という証の、贈られた腕輪や花の首飾りのこと。
25~28日-インペリウム・インヴィクタ(IMPERIUM INVICTA)*、 “上王国”(Great Kingdom)の祭り。ラクセス、北方及び南方の王国、シュゼフリン公*の領土(Szeffrin's lands)、その他の地で祝われる。
*:ラテン語。『不屈の王権』『不敗の王国』くらいの訳になるでしょうか。
*:「“上王国”の元将軍(人間)。先のグレイホーク戦争時、イヴィッド5世の悪意によって変身させられた。アルマー公(584~586)と称した」
→http://homepages.ius.edu/rvest/Greyhawk/GHNPCs.html
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『豊穣』と『醸造の術』とを祝う祭り。ウェンタ*、ベレアイ、ベイオリー、オリダマラにとってたいへん重要。ハーフリング、ノーム、ドワーフの万神殿もこ の日を大変重要な日と見做している。
*ウェンタ(Wenta):秋・西風・収穫・醸造を司る混沌にして善の下級女神。
一部の共同体ではウェンタの祝宴(FEAST OF WENTA) と呼ばれるが、これは、歌と踊り、そして夏の収穫物を女神ウェンタに奉げる事で、冬までの寒くなっていく日々に女神の祝福を授かろうという理屈である。
キーオランド(Keoland*1)と同盟の国々*2は、ニオル・ドラ(Niole Dra*3)で開催される帝国競技大会(Regal Games)でこの日を 祝う。
*1 キーオランド(Keoland):ジェフ・スティリッチの東、グランマーチの南、ウレク
三国からは南西、以上の国を(名ばかりではあるが)従える歴史ある大国。ヨウマンリーからは善良丘陵を挟んでやや北東の位置。
*2
同盟の国々:巨人に滅ぼされたジェフ、ポマージ帝国に攻撃されたウレク三国、巨人を撃退したばかりで国力の衰えたスティリッチ、この間のゴタゴタに戦力を
出し続けて疲弊したグランマーチらがキーオランド王国の同盟国。このゴタゴタに、キーオランドはうまくリーダーシップを発揮できず、同盟国から冷ややかな
扱いを受けている、らしい。
*3 ニオル・ドラ(Niole Dra):キーオランドの首都。人口25,000。あと一人、定住人口が
増えるとgp上限が100,000gpになるため、当局は人口増加政策に全力を投入中だと思う。まちがいない。
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7日-鳴鐘祭(なるかねのまつり)(BELLRINGER'S FEAST)は修道会 と”上王国”(Great Kingdom)以 外のあらゆる場所で催される。住人はその地域で最も大きい鐘がある場所(通常は公会堂か寺院である)に集まり、鐘が鳴らされると、持ち寄った焼き菓子など を互いに交換し合う。この日、民兵は正礼装を着る。これは、この祭りの「鐘を鳴らす」という行為が、「警戒・警報」と「戦時への備え」という 本旨とも繋がっているからである。儀式としては、祭りの色彩がより濃くなっているわけだが、戦時下ないし準交戦状態にある国々では、この元々の趣旨のほう がかえって注目されている。したがって、ニロンド(Nyrond*)では、良くて「かなりの緊張状態」でこ の祭りが行われている。
*ニロンド王国(Nyrond):アーンスト公国の東、ペイル神聖国の南西。「ファイターで 14レベル」の漢、秩序にして善の国王リンワード一世が治める地。例によって混乱中らしい(国王が、なのか、王国が、なのか)。ファイターは仕方ない、 ファイターは。
14日-ラマッス(LAMMAS*)、ドルイドの祝祭。
*:秋分に当たる模様。
18日-ウィックリーズ(WICCRHYS)。元々はサウィン(Samhain*1)または『イーハ・ハウナ』 ("Oidche Samha"=Oíche Shamhna?*2)。ジェフ、ウレク、ド ルイドの土地では万霊節(All Hallows Eve*3)と 呼ばれる。物質界と霊界との境界が薄くなるこの夜、人々は伝統的に精霊や幽霊に仮装し、絵に描かれる妖精のように一晩中はしゃぎまわる。この奇行の真意 は、霊たちが仮装した人々を仲間だと勘違いしてくれれば、彷徨う霊に害を及ぼされずにすむから、である。行きずりの客は戸口でソウルケーキ('Soulcakes')をせがむ。少し大きな町では「誰もがいつか死ぬが、いつか復活を果たす」という内容の無言 劇が演じられる。この晩、 死から復活しようとするものは、<生存>判定*4に+20%ボーナスを得る。また、この夜は悪も力を得る。フィーンドその他を招来しやすい *5というあからさまな危険のみならず、悪の術者が投射する呪文に対するセーヴはすべて-2される。
*1:ゲール語。「夏の終わり」。*2:アイルランド語。「サウィンの(前)夜」。*3:オールハロウズイヴ、すなわちハロウィン。
*4:survival rolls=不明。AD&Dには死人が頑健セーヴを振る、とかあったんでしょうか。
*5:しかし招来へのボーナスについてなにも書かれていない。『悪な生物を招来するとき、術者レベルが1高くなる』、というのはどうか。いやそもそも、こ
この翻訳はこれでいいのか。
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5日-シェブベアの岩投げ(TURNING OF THE SHEBBEAR STONE)。 怪力で有名なオーリッド人(Oeridian)の英雄、シェブベアの偉業を讃える日。彼は国土から岩と言う 岩を片付けた。当地最大の岩は西に向かって投げられた。往時を偲ぶこの休日は、そのため、大変怪我人が多い……*。
*:投石祭りor石投げ競技があるのでしょう(参考:映画『ブレイブハート』)。力の強さを誇示する祭り、と考えられます。砲丸投げの原点。
7日-希望祭(FESTIVAL OF HOPE)。 治療と贖罪の申出――特にペイロアの神官によるものとゾダル*にちなんでなされる申出が、一年でもっとも神聖なこの日に集中する。善の祭りと言うものはも とより開催する意義の深いものだが、近年、特に難民の間ではより大きな意味を持つようになっている。
*ゾダル(Zodal):慈悲、希望、善意を司る中立にして善の下級神。ラオのしもべ、という ことはつまりモンクの信仰対象。
11~14日-献身大祭(DAYS OF DEDICATION)、トライセリオン* の信者の聖日。初日を追憶の日(The DAY OF REMEMBRANCE)といい、自 由を守って死んだ人々を偲ぶことで、祭が始まる。
*トライセリオン(Trithereon):個性・解放・応報・自己防衛を司る混沌にして善の中級神。
12日-黙想の日(DAY OF REFLECTION)、信者たちは来し方を省み、 行く末を熟慮する。
13日-応報の日(DAY OF RETRIBUTION)、応報を能うべし、という 厳粛な神託が、神託を受けるべき者たちに同じように与えられる――司祭たちは信心についての論争に公然と判断を下し、勇敢な行いをした者たちには自由の名 において、神格から恩恵を賜ることさえある。
14日-大いなる解の日(GREAT FREEDAY)を持って『献身大祭』は終わり
を迎える。
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23日-マリーイド(MARIHWYD)。馬の髑髏の面を被った、白い装束の人物が、 同じく白い衣装を纏った人々を引き連れ、頌歌(いわいうた)を歌いながら村中の家々を巡る。彼らは訪れた家々から歓待を受ける。ジェフ人(Geoffites)、テン人(Tenha)、スティリッチ人(Sterish)、ウレクやグレイホークの国々(County of Ulek and Greyhawk)で祝われるほか、近年、ニュー・アルモリア(New Almoria)で も祝われる。*
*:個々の地名については詳細不明のため解説できません。
25~28日-沈思の行(DAYS OF THOUGHT)、ラオ*1やデレブ*2の 信者、一部の賢者にとっての聖日。自省と学習に費やされる。
*1ラオ(Rao):平和・理性・静穏を司る、秩序にして善の上級神。
*2デレブ(Delleb):理性・知性・学問を司る、秩序にして善の上級神。
星の日 Starday |
陽の日 Sunday |
月の日 Moonday |
神の日 Godsday |
水の日 Waterday |
土の日 Earthday |
解の日 Freeday |
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冬の祭りは『無言劇』('MUMMERING')で幕を開ける。人々が この祭りで変装し素性を隠すのは、魔法と魔獣がこの世界にあることで、不思議なことや驚きが絶えないことを祝うためである。にもかかわらず、 この変装に実際に魔法を使うことは、多くの地域で卑劣なふるまいであると受け止められる。ダンスと酒宴が繰り広げられるなかで、最も盛り上がるのは祭りの パレードと、善と悪の戦いを演ずる、無言劇の上演(Performance of the Mummers)だ ろう。一度は悪が勝つが、“言葉を話すようになったもっとも幼い子供”が善を甦らせ、悪役から悪を取り除く。悪のカルトの参入者がこの(重要な)過程を飛 ばしてしまうことが稀にあるが、大きな街ではそうした事が起こらないよう、しっかりと警戒されている。
例外はアイウーズ帝国(The Empire of Iuz)で、かの国の悪の諸侯が善と戦いこれに 打ち勝つという、 歪んだ劇が演じられる。 ここでは、観衆の歓心を得るため、帝国の司祭が儀式用の仮面をつけて善と戦い、善を打ち倒す。ここで善の役を振られるのは、軽度な武装を許された、帝国の 囚人である。*
*:この配役で、打ち倒す、で済むわけがない。絶対流血の惨事が(略)
祝日の残りは陽気な宴会に費やされる。そして、明日からあたらしい月を再び数えることとなる、その最後の夜は、素晴しく特別なものだ。これを年 越しの無礼講(FEAST OF UNREASON)といい、それぞれ違う理由からではあるが、様 々な宗派から栄えある日とされている(ボカブ、リディア*2、リーア*3、ノレーボ、オリダマラ、ラリシャズ、トライセリオン、ラオ、そしてアイウーズま で!)
*2リディア(Lydia):音楽・知識・日光を司る中立にして善の下級女神。
*3リーア(Lirr):詩歌・散文・音楽・文学・美術を司る混沌にして善の下級女神。
しかし一般的に言って、(どの宗派も)祝祭の様子は大体同じである。使用人が街・村・あるいは王宮の長に昇進し、祭の間のみ主の役を務めるのであ る。支配 者に昇格した彼ら元使用人は、馬鹿馬鹿しい法律を施行し(例:農夫はカートを(引くのではなく)押すべし、靴は片方だけ履くべし、など)、皆はこれは従わ なくてはならない。が、伝統的に、「本当の」権威者が 元使用人について周り、危険な/悲惨なことになりそうな法律についてはこれを覆すことになっている。各所で人気の祭だ(かつての“上王国”でさえ人気が あった)が、ペイル神聖国では無情にも廃止させられた。グレイホークの祭の中でも大変人気の高いこの祭は、『ザギグまつり』("Zagyg's Feast")と 呼ばれることが多い。狂気の大魔道師はこれらの祭でいまなお主催に選出され、実質唯一の祭の支配者という栄誉を担う。これは、今日でも彼の影響力が感じら れる、ということである。秘術使いたちはこの期、奇妙な・かつ/または・愉快な失敗をした自分の呪文の話を報告する――ザギグやボカブのご機嫌を損ねたの でないかぎり、命がけの状況で呪文を失敗するなどと言うことはありえないのだけれど。
冬の祭(Needfest)は一部の地域ではテルチュア祭(FEAST OF TELCHUR)として知られる。テルチュア*が冬を生み出した際の勇敢な戦いを記念する祭日で あり、冬の衰えが始まることを寿ぐ日でもある。
*テルチュア(Telchur):冬・寒さ・北風を司る混沌にして中立の下級神。
またあるところでは、この祭を複雑な儀式で持って祝う(“上王国”)。一方、家族(†特にご先祖)を思い出すこと、家系を暗唱するこ とがこの日の一大行事だ、という地域もある(キーオ諸国*、ジェフ、ウレク)。
*Keoish principalities:「キーオの公国々」ということはキーオランド周辺国、くらいの意味かと。
大抵の地域では、しかし、日没後に出入り自由の形式で夕食会を催し、贈り物を交換し、蝋燭を幾つも灯し、歌い、踊る。目的は無論、太陽に「祭に乗り 遅れた」と感じさせ、遠ざかった太陽に早々の帰還を促すためである。