4thCage
CDS:PE4thオレツウェイ>厨補習(前編) キャバが呼んでるぜ


 人は厨に生き、厨 に死ぬ。
 求めよ、厨を。
 厨無き人生は空虚である。
 ──南ファーガンドの吟遊詩人チュウホフ(*1)


D&Dフォース プレイリポート オレツウェイ
厨補習(前編) キャバが呼んでるぜ
プレイヤー:ダンナ、ジェック、ヤモン、ほりび、ユージ
DM&文章:びぃえむ
ロケ地:某カラオケ店



 某年、某月某日。
 日本の某所にて……。
 (何も言ってないのと同じ)

 全く新しい、

厨 とキャバクラを組み 合わせた実戦TRPGキャンペーン

 ……をスタートしたBMだったが、そのセッション運営は困難であった。
 それは、

「プレイヤー(むしろDMにも)に厨成分が足りない……」

 このことであった。
 なにしろ厨と縁のないサードで、殺伐としたセッションを(心ならずも)こなしてきてしまった。
 そのまま、同じ気分でフォースに来てしまった。
 おかげでプレイグループに厨が足りないのだ。
 足りねえ足りねえ厨が足りねえ。
 厨が足りないぜ。


傷つきながら
厨はなぜ戦う
どこかで本当の自分に 出会うためさ


 某八極拳の使い手もそう言っている(*2)


 そんなわけで、BMはセッション中に、

「そんなことじゃ、セッション外で補習だぞ貴様ら!」

 ……とカツを入れるも、改善の様子は無かった。
 やむなく、

「口でクソたれる前に厨と言え!」
「貴様らには両生動物の厨をかき集めた値打ちしかない!」


 ……と、カツどころかレツやキッカも入れてみたが効果は無かった。
 やむなく全員営倉送りにした。



 しかたがない。
 これだけプレイグループに必要なものが欠けているならば、補給するしかない。
 キャンペーン運営に責任を持つのがDMというものだ。
 補習である。
 こうしてRAINBΦWオレツウェイ班は「厨補習」をすることになった。


 これは、厨に命をかけた男達の、熱く燃えたぎる読み飛ばし推奨ストーリーである。

※このお話はフィクションです※




★目次
§H1−1 日本全国厨作戦成功の兆し 
§H1−2 町で見かけた英傑
§H1−3 特別室





§H1−1 日本全国厨作戦成功の兆し 

 某月某日。
 その日も無事にオレツウェイセッションが終わった。
 セッション後、メシを喰うために繁華街へ。
 フラフラとグループで歩いていると、若い兄ちゃんが話しかけてきた。

「あの、キャバクラは?」

 来た!!!
 なんと、オレツウェイの挨拶が こんなところにまで普及していたのである!!
 見れば黒スーツの、TRPGとは関係無さそうなパツキンヤングガイズ(複数)。
 おいおいご新規さん大量獲得かよ!
 こいつぁ業界の裾野を広げたって解釈でいいよな!?

ユージ「ヤバいっすよBMさん、こりゃあブレイクしてますよ!」
BM「ああ、まさかこんなに早く広まっているとはな……」
ほりび「これは日本中で“キャバクラは”が挨拶になる日も近いですね!」
BM「ふ、勝ったな」
ヤモン「うわ厨くせえコイツ」
ダンナ「いいんじゃないのかそれで?(笑)」
ヤモン「あ、そうか(笑)」
BM「まいったな。流行語大賞に出る時に何を着て行こうかな」
ジェック「学生服じゃない。厨だけに」
ヤモン「あれ、また来たよ?」


「キャバクラ組は?」
 

BM「ぬおお、次から次へと!」
ユージ「しかも新バリエーションですよ!?」
BM「俺も知らないうちに……」
ジェック「キャバクラ組って……騎士団ってこと?」
ユージ「スラングですね。騎士団の俗称」
BM「もうスラングまで出てるなんて……こいつは……長者番付のベストテンが見えてきたな……」
ヤモン「ていうかさ、さっきから連続でほりびさんが声かけられてるよね(笑)」

一同「あははははは(マジ笑)」

ほりび「余計なこと言わないでいいよ!」
ユージ「ああ……なんか、知り合いな んじゃないですか?」


ほりび「どういう意味だ!!!」


一同「ああ……なるほど……ねぇ」
ほりび「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや(必死)」
ユージ「あの、いつもの、みたいな感じでしたよね」
BM「良い娘入りました的なものがあったな」
ほりび「無いから! 無いから!!」
ヤモン「まあ、キャバクラと言えばほりびさんですよね(笑)」
一同「ですよねー(笑)」



ほりび「ストップ! ストォーーーーーーーッッップ!!」



BM「何を慌てているんですか? キャバリア・クラスつまり騎士のことですよ?」
ユージ「騎士の中の騎士がほりびさんってことです」
ほりび「君達の会話は違っただろう!!(半泣き)」
BM「ナイツ・オブ・ザ・ナイツですよ、サー」
ほりび「か、家庭の危機が……」(*3)

※このお話はフィクションです(多分)※


 そんなわけで、我々は日本全国総厨房計画が着々と成功しているのを目の当たりにしたのであった。
 あと、ほりびさんの騎士っぷりも。
 厨の夜明けは近いぜよ!




§H1−2 町で見かけた英傑

 某月某日。
 我々は某電気街を歩いていた。
 そして某量販店の前を通りがかる。

ユ−ジ「なんかセールやってますね」
BM「ほんとだ。プラモとかだなぁ」
ヤモン「誰か……誕生日近いやついない?」
ジェック「この状況で答えるやつはいねーー(笑)」(*4)
BM「たしかダンナさんが……」
ダンナ「嘘つくな貴様!!(笑)」
ヤモン「あれ、これは虚偽モカでプレゼントの刑?」
BM「いや……それは……すいません1モカゲットでカンベンしてください」

 BM+1。
 RAINBΦWはうっかり日常会話もできないとても仲の良いサークルです(棒読み)

 なにげなく積んである商品を見る一行。
 そこで……。

BM「お、オイッ! これを見ろ!!」

 突如BMが叫び声を上げる。

ヤモン「何? それが欲しいの?」
BM「いや、うるさいよ(笑) そうじゃなくてこのプラモデルを見てくれ!」


 tyuubou
 (諸事情により画像が不鮮明ですが、孫権さん)


ジェック「ああ、SDガンd……」
BM「待て待て!」
ジェック「?」
BM「まあ、記事にする時に色々問題が……」
ヤモン「ああ、……ンダムがマズいの……」
BM「落ち着け!!(笑) サイトが無くなるぞ(笑)」
ヤモン「(しつこく)そう言えばさ! ……ンダ……

 ドスッ。
 ヤモンはちからつきた。

BM「……だいすけさんとヤモンのセリフは、9割カットしないと記事が書けないと言っておく」
ジェック「誰に言ってるの?(笑)」

 主にD氏に。
 『もちろんBMさんはこのまま掲載しますよね?』と念を押しながら発言するD氏に。

ダンナ「なんだよこれ、BM家に あった(三国志漫画)やつじゃん」
BM「つーかそれを置いていったのは、そこに倒れている男です」
ユージ「え? じゃあこれをプレゼントすれば良いんですか?」(*5)
BM「話を聞け!!!」
ダンナ「だって漫画持ってるってことは、ファンですよね?」
ジェック「嫌いなら受け取らなきゃ良かったじゃない」
BM「おい、RAINBΦWでそんな拒否できるわけねーだろ」
ジェック「知ってる(笑)」
BM「……」

 ヤモン覚えてやがれ……。
 (思い出し怒り)

BM「……まあ……三国志大戦でLEカードが出ると騙されて……」
ジェック「でるわけねーーー(笑)」
BM「ですよねー」
ほりび「で、それがどうしたんですか?」
BM「あ、そうだ。みんな聞いてくれ。この孫権は……」
一同「孫権は?」


BM「厨房だ!!」


一同「???」
ユージ「最近の……(ごにょ)ダム……だからですか?」
BM「いやそういうわけではなく、みんなこいつの名前を見てくれ!」


孫権仲謀


BM「な!? な!?(凄く得意げな顔)」
一同「……」
BM「オイどうしたみんな……うわやめろなにを……」


 ガスッ。
 びぃえむはちからつきた。




§H1−3 特別室
 某月某日──(もういい)。
 我々は、厨成分を補給するために、某厨都市の某厨カラオケ店に集まることとなった。
 大事な厨補給の機会である。
 わざわざ無駄に高……いや、喜んで特別ルームを使用した。

部屋

ヤモン「うわ(笑)」
ジェック「これは凄い」
ほりび「……帰っていいですか?」
BM「いや、俺より先に帰るのは許さないです」
ヤモン「それなら俺が帰ります」
ジェック「いや、私が……」
ダンナ「いや、ここは私が……」

 RAINBΦWはよく意見のまとまった団結力のあるサークルです(棒読み)

BM「厨成分の補給をするには、これぐらいが必要かな、と」
ユージ「まさに厨ワールドですね」
BM「まあ適当に座って……」


ガツッ


BM「いでぇぇーー!!」

 あまりにも勢いよく座ったため、部屋の周囲を飾っている箱に後頭部を激しくぶつけた。

箱

 ……。
 いや、安全確保のために箱にヘッドバッドをした。
 じゃあそれで。

BM「く、Clear!!(良い発音)」
ジェック「安全じゃねー(笑)」
ヤモン「ダメージくらってるよ(笑)」
BM「なんでこれちょうど後頭部のところにあるんだ! 邪魔だよ!」
ユージ「この部屋の意義を全否定し ないでください(笑)」
BM「そ、そうか」
ヤモン「それに耐えることが厨」
BM「これが……厨?」
ジェック「ナイス厨!」
一同「ナイス厨!(パチパチパチパチ)」

 室内に拍手が巻き起こる。
 え? なに俺いいことしたの? 厨なの? 死ぬの?
 
BM「……これさ、座ったら見えないよね? 後ろだから」
ヤモン「だから俺の座ってるところが勝ち組」
ジェック「見えるところに座ったのかーー!!?」
ヤモン「(小声で)いや適当だけど……
BM「ナイス厨だぜ!」
ヤモン「まあ、まかせろ(無責任)」
BM「ヤモンが一番詳しいもんなー、コ レについては」
ヤモン「まあ、どれが何なんだかサッパリ分からないけどね(笑)」
一同「……え?」
BM「たとえばこれは?」

やり


ヤモン「…………スピア?」
BM「違う気がする(笑)」
ダンナ「俺でも知ってるぞこれは(笑)」
ほりび「ええ?? ヤモンさんて、RAINBΦWで一番コレに詳しいんですよね!?」
ヤモン「別に詳しくないよ。俺は買ってるだけだから」
ほりび「どれぐらい買ってるんですか?」
ヤモン「別に……DVD-BOXを3セットぐらい」
一同「買い過ぎだよ!!」

ヤモン「……あ、4セットだった」(*6)

一同「絶対買い過ぎだよ!!!」
BM「と、ともかく、これで厨度上がったよな!?」
ユージ「かなり上がりましたね!」
BM「ああ、やったな。俺たちはついにやったんだ」
ヤモン「……とりあえず一曲入れて良い?」
ユージ「あ、俺も」
BM「……」

 ……えと。
 こうしてRAINBΦW一同は大幅な厨度アップに成功したのであった!
 今後のオレツウェイにご期待ください!!
 ね!!!


BM「豚プレイヤーどもは厨を愛しているか!?」
一同「チュンパーファイ!」
(*7)
BM「キャンペーンを作り上げるものはなんだ!?」
一同「厨! 厨! 厨!」
BM「貴様らの商売はなんだ!?」
一同「厨! 厨! 厨!」


 (つづくかも)











【厨釈】
*1 …… アントニオ・キャバクラヴィッチ・チュウホフ。その型破りで伏線を無視する自由な作風が、性的な意味で支持 されている。
*2 …… 八極拳とポリゴンを組み合わせた全く新しい格等家、厨鬼晶(ちゅうき あきら)氏。決めセリフは「厨年早いんだよ!!」
*3 …… 誤解されないように明記するが、ほりびさんが関係しているのはキャバリア・クラスつまりキャバクラである。騎士ですよ(←誰に言っている)
*4 …… RAINBΦWでは誕生日つまりプレゼント、プレゼントイコールデスである。好き好んで死にたいヤツはいない。
*5 …… 断っておくが、俺は………………と、ここまで書いてから何も書かない方が良いことに気付いた。俺天才。
*6 …… そんな彼も進歩して、新劇場版は2セットしか買わないらしい。ナイス厨。
*7 …… Cuhn-per fi. 生涯厨誠の意。

 



















2009/4/30 記事作成