4thCage
CDS:PE>4th>オレツウェイ>第2話 いきなりクライマックス
※ご注意※
『シャドウフェル城の影』のネタバレ
が含まれていますので、気をつけてください!!
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D&Dフォース プレイリポート オレツウェイ
第2話 いきなりクライマックス
プレイヤー:ダンナ、ジェック、ヤモン、ほりび、ユージ
DM&文章:びぃえむ
使用サプリメント:『シャドウフェル城の影(日本語版)』
★キャラクター紹介
“天空を焦がすknight”メルティアー
ナ・サファイヤエメラルド
ヒューマン・ウィザード
魔王軍四天王の一人にして、曹操孟徳の生まれ変わり。夏侯惇の生まれ変わりを探しているらしい。
魔術で火を自在に操り、その力は天をも焦がす。
職業はナイト(キャバリア・クラス=キャバクラ)。
いちおうエロ(萌え)担当の予定だが、知らん(投げやり)。
略称は「メル」
“風のマイスター”波璃衣・L・オニーバ
ハーフリング・ローグ
Lはライトニングの略。
あの“マイスター”であり、何でも器用にこなす天才で、剣も魔法も超一流、かつスカウト的能力も抜群。
マイスターが何なのかはDMもよく知らない。それぐらい凄い。
自分一人でなんでもできるので、自分が一番好き。
略称は「オニーバ」
”逆襲の天使”ヨアヒム・ワイルドハート ・ウリエル
ハーフエルフ・クレリック
迫害されながら幼少期を過ごし、人間とエルフの狭間に揺れ動く少年。
彼の内に秘めたる獣性が解放される時、人は逆襲の天使を見ることになる。
13忍者第6部(未公開)のエルロイとキャラかぶってる気がする(6部を書けるのはいつのことか……)。
略称は「ヨアヒム」
“逆襲のZERO”スターフラッシュガイナードン・バルスカル
ドワーフ・ファイター
「スターフラッシュガイナードン」でひとつの名前なので間違えないように。
万の魔神と幾億の魔物を撃ち滅ぼし、地上界と天界を救った勇者の末裔らしい。
感受性が強すぎ、敵の痛みが分かり過ぎてしまうために上手く戦えない、とか言い出すので困る。
その割には殺しまくっている気がする。
略称は「ドン」
“スペシャルで2000回の”エレクトラム“初号機”
ドラゴンボーン・パラディン
自分の生まれた意味を知り、なすべきことをなすために、旅を続ける古代帝国の生物兵器。
セッションに遅刻して来たり、プレイ中に漫画(デビルマン)を読んでいたりと、その厨具合は本物である(褒め言葉)。
そんな良い意味で
リアル厨房。
略称は「初号機」
“伝説の地獄”ザ・ホークアイ・イーグルウィンド・ファルコン
隻眼のHFO
バルスカル帝国の皇位継承者。
まだまだ遊びたい盛りであり、父(現皇帝)の容態が危うくなってきたので逃げ出してきた。
剣と盾を組み合わせた、全く新しくない普通で地味な戦闘をする予定。
略称は「ホーク」
──つーか、まだ出てきてない(“未登場人物”だな)
★目次
§2−1 キャラクター登場
§2−2 ヒロイン登場
§2−3 コボルド世紀末親衛隊
§2−1 キャラクター登場
冒険百連発してますかッ!?
僕たちはしています!
てなわけで今週のプレイレポート、元気に始めましょーーう!!
BM「はい、じゃあ幕間が終わったんで挨拶から!」
全員「キャバクラはー!!」
BM「体育会系のノリだね(?) それではセッションに入ります。まずは風のマイスター、オニーバから」
オニーバ「キャバクラは」
BM「行方不明の師匠の設定を教えてください」
オニーバ「ええと、依頼されたのが、このドーヴェン・ストールの妻からです」
BM「代案のほうだね」
オニーバ「そうそう。この妻ってのが、俺に惚れてるみたいだから、
しょうがないよねー」
一同「(笑)」
BM「いきなり厨房濃度高えな(笑)」
オニーバ「しょうがないよね、天才だから(笑) それに美形だし」
BM「それは全員じゃないのか(笑)」
オニーバ「ああ、あと強い」
一同「(笑)」
BM「大雑把な厨房だなぁー(笑)」
オニーバ「まあ、私にできないことはないので、ちゃっちゃと助けに来ました。簡単ですよ」
BM「ですよねー」
天才で美形、あと強い。
シンプルながら厨房の基本を押さえている。
(シンプルすぎ?)
ヨアヒム「じゃあ、次は俺だけど……俺も美形で(笑)」
BM「はい(笑) 美形で?」
ヨアヒム「強い」
BM「それはもういいです(笑)」
ヨアヒム「究極……なんだっけ?……神であるオレツウェーーイを信仰しています」
このヨアヒムの発音が面白いので正式採用することにした。
「オレ」まで一息でフラットに、早口かつ巻き舌で。
小さく「ツ」。
その後「ウェーーイ」で尻上がり(ややビブラート)。
さあみんなで、オレツウェーーーーイ!
BM「導入が『凶兆』でしたね」
ヨアヒム「悪いカラレルというヤツを倒しに来ました」
オニーバ「そういや美形っていうけどさ、このゲームってカリスマある
の?」
BM「あるある。シートの右側」
オニーバ「やった、16だ!」
ヨアヒム「俺も16」
メル「……」
BM「そこは争うところだよね(笑) その二人はほんとに美形かもね」
メル「(自分のシートを見ながら)……数値は10だけど、これは100みたいなもんだから」
一同「(笑)」
厨房特有の思考。
BM「何言ってるかわかんねえけど、よくわかった(笑)」
メル「だからみんなより高いよ、カリスマ」
オニーバ「わからん(笑)」
メル「で、この(導入の)『帝国の遺跡』の中に、より美しくなれるものがあるらしいので、それを取りに来ました」
BM「そういうキャラなのね」
メル「わがままキャラ」
BM「あー、だから浅野なんだ(注:各キャラにはCVが決まっている)」
こっから良く分からんキャスティングの話に。
まさに厨セッション。
ドン「声優分からないんですよ。どうすりゃいいですかね?」
BM「どんなキャラでしたっけ?」
ドン「ナイーブな少年で、勇者と神の間に生まれた一族の末裔です」
BM「神……ねぇ(笑)」
ドン「傷付きやすい子なんで、いじめないでください」
BM「痛ッ!! いたたっ!!」
オニーバ「いたっ!」
えっと……。
なんか二人してタンスの角に小指をぶつけたらしいです。
たしか。
ドン「あと強い、あ、あと美形」
BM「それはもういいですってば(笑)」
ドン「声は……低いけど少年系の人かな?」
オニーバ「ヒイロ(緑川)とか?」
初号機「あ、それは俺です」
BM「うぜぇ(笑)」
オニーバ「じゃあ緒方?」
BM「誰も知らないところから持ってきてもしょうがないからね。それでいいんじゃないかな」
オニーバ「ちなみにオレは子安」
BM「強えなコイツ(笑) 一番おいしいところ持って行きやがった(笑)」
ここでヨアヒムのプレイヤーが絶叫。
ヨアヒム「(頭を抱えて)……ぜんぜんわからーーーん(泣)」
BM「ちょっと厨勉強が足りないですね」
ヨアヒム「そんなに観てないんじゃよー」
BM「これはあれだ。勉強会が必要ですね。いつも地元でやってるけど、次回はアキバで開催します」
一同「えええーー!?(笑)」
BM「そこで厨成分をたっぷり補給してもらいます。各自厨資料を持っ
てくること」
ドン「それは普通に嫌だ……」
BM「何か言いましたか?」
ドン「い、いや(笑)」
BM「みんなね、厨が足りないんです。これはフォースなんですから
ね」
一同「(笑)」
BM「こんなに厨度が低いんじゃ、これはもうフォースじゃないです。こんなのはサードです」
一同「(爆笑)」
BM「つーわけで勉強会やるので、覚悟しとくように」
一同「おえーーーー」
最後に初号機が自己紹介。
自信があるらしい。
初号機「俺のは凄いですよ」
BM「ほう」
初号機「まず、超美形です」
一同「(笑)」
オニーバ「ああー(笑) 俺も超美形って言っておけばよかった(笑)」
初号機「それにギガ強いです」
一同「(笑)」
BM「……それは……厨っていうよりバカかなぁ(笑)」
オニーバ「いやあ、良い厨房だよ(感心している)」
初号機「持っている武器はコキュートス・ブレードと言って、コキュー
トスを切ることができます」
BM「じゃあ切れるんでしょうね」
初号機「自分は帝国の生物兵器で……」
ドン「……そもそも、ドラゴンボーンっていう種族がそうなのかも」
BM「ああ、種族がそもそも人造兵器だってこと? ……うん、じゃあそれで」
一同「(笑)」
BM「それが君の守る“秘密”なのかもしれないね。普通の人は自然の生命体だと思っているけど、みたいな」
ヨアヒム「しぜん! しぜん! しぜんじゃなーーい!」
BM「それは違うキャラでしょ。初号機はその秘密を知らないのかもしれないね。記憶喪失だっけ?」
初号機「ああ……じゃあそれで(笑)」
じゃあそれで。
ワールド設定がサクサク決まるのも、厨ならでは。
フォースのキャンペーンは厨に限りますね。
§2−2 ヒロイン登場
BM「じゃあ、最初はその『帝国の遺跡』の3人パーティ(ドン、メル、初号機)が登場するのがいいのかな」
3人「はーい」
BM「ほんじゃ……(付属のカラーマップを広げて)……このあたりに三人置いてください」
オニーバ「すげえ……D&Dみたいだ!」
ヨアヒム「本当に(D&Dを)やってるみたいだ」
一同「(笑)」
BM「そこはフォースですから(笑)」
オニーバ「割り箸と食玩でやるものじゃなかったのかー」
BM「それはサードですよ? もうこれからはフォースの時代だから、そりゃあフィギュアも置きますよ」
メル「そりゃあマス目も小さくなるよね」
BM「小さくて使いにくいんだよこれ! むしろ割り箸と食玩の方が……」
オニーバ「え?(笑) 時代はフォースですよね?」
BM「あ、ああ……そうですよ……時代の要請とかが……。まあ、そんなことはどっちでもいい」
ヨアヒム「どっちでもいいのか(笑)」
BM「で、ウィンターヘイヴンに向かって旅を……」
メル「メモには冬越村ってあるけど?」
BM「それだと厨っぽくないじゃん。えーと、ウィンターヘイヴンに向かって旅をする一行でしたが……」
ドン「何事も無く着いた、と」
BM「そう言いたいところですが、D&D界の鉄則(?)として“マップを置いたら敵が出る”というのはご
存知だと思います」
一同「(笑)」
メル「まあ、マップとフィギュアまで置かれて何も出なかったらビビるけどね(笑)」
その時、道の前方から美少女の悲鳴が!
メル「なんで悲鳴で美少女って分かるの?」
BM「そりゃあもう、ね、そこは厨だから分かりますね。声で。カリスマ18、厨房
レートで言うと180だな」
一同「(笑)」
ドン「すごいびしょうじょだー(棒読み)」
メル「まあそっちの方を見てみましょう」
BM「怪しげなヒューマノイドに囲まれた少女が助けを求めているようです」
少女「そ、そこのドワーフ様、助けてください!」
ドン「(な、なんでボクに頼るの……)」
一同「(笑)」
ドン「と、心の中で思いました」
メル「始まった(笑)」
ドン「(少女のフィギュアを見ながら)しかしこの子、凄い楽しそうですね(笑)」
BM「ソレを出す度に言われるな(笑) なんか肩に使い魔乗ってるしね(笑)」
ドン「で、どんな娘なんですか?」
BM「それはもう、すごいかわいいですよ。いわゆるヒロインってやつですか?」
これは原作シナリオに無いキャラ。
戦闘などはシナリオ通りにやるが、キャラとかストーリーは追加する感じでやる予定。
ここでパーティの厨房反応を確かめてみようと思った。
だが……。
ドン「もうヒロイン出ちゃうんだぁ」
BM「そろそろフォースの人気も危ないからね」
一同「(笑)」
メル「早いな!(笑)」
BM「この辺でテコ入れしとかないとね」
メル「テコ入れキャラなのか(笑)」
BM「まあ、そんなわけで設定とかはプレイヤーが決めていいです」
一同「……」
サービスのつもりだったが、まるでやる気のないプレイヤーたち。
なにこの厨房濃度の低さ。
いかんよ!
ドン「そう言われても……」
BM「年齢は?」
ドン「カリスマ18だから18?」
BM「適当だなぁ(笑) 厨房ワールドで18って年寄りじゃないですか?」
ドン「じゃあ16」
BM「それがギリギリですか(笑)」
ドン「16以下だと……もうどうしようもなくなっちゃう」
一同「(笑)」
BM「何をどうするつもりなんですか(笑)」
ドン「いやー、それ以下は無理!」
BM「そこはキャラクターで喋ってくださいよ(笑) なんでやたらリアルなんですか」
オニーバ「俺は……」
BM「君は危険だから喋らなくていいよ(笑) つか、ドンは何歳?」
ドン「ドワーフって400歳ぐらい生きるんでしたっけ?」
BM「あ、ルールがねえや(笑) まあそんぐらい?」
ドン「じゃあ少年だから25歳ぐらい?」
BM「高いんだか低いんだか(笑)」
ドン「そのドワーフから見て美少女ってことは、やっぱりヒゲが美しいとかですか?(笑)」
タブーに触れた!(笑)
BM「……最近、ドワーフは小さい娘っていうのが厨なんですよ
(?)」
ドン「え、えええーーー!?(笑)」
BM「元はなんだろう。リネージュかなぁ? まあ、ソード・ワールドとかもそうなってますしね」
ドン「嘘だーー!!!」
ドンが納得しないので、ここで某ルールブックをドンに見せる。
ちなみに、最近の女ドワーフが気になる人は、ココとか見ると
分かるかも。
分からない方が幸せ?
ドン「……」
BM「それが女ドワーフです」
ドン「子供でしょ?」
BM「いや、それで成人?」
ドン「……(無言でルールブックを破ろうとする)」
一同「(笑)」
BM「ちょっ!(笑) 落ち着いて!!(笑)」
ドン「(落ち着いた声で)破ってもいいですか?」
BM「落ち着いて聞いてもダメです(笑) 厨でしょ? 厨!? キャバクラは!」
ドン「……キャバクラとか(怒)」
一同「(笑)」
オニーバ「それ新しいね!(笑)」
南ファーガンドには「キャバクラ
とか」という挨拶もあるらしい。
満場一致で「キャバクラは」への返答として採用された。
「よう、キャバクラは!」
「おお、キャバクラとかー!」
こんな感じで使われているに違いない。
呑気だな南ファーガンド。
ドン「恐ろしいことになってるなぁ……」
BM「この世界ではそうなんです。きっとドワーフってちっこい娘が好
きなんでしょうね」
ドン「……(絶句)」
BM「喜んでますね(笑) じゃあ、助けを求めている美少女も、ドワーフ好みのちっこい娘です」
ドン「……(机につっぷして喜びを表現)」
BM「その娘の名前は?」
ドン「え?」
メル「名前は? って問うマスターも珍しいよね(笑)」
初号機「ナナエルとかメルファとかどうですか」
BM「モロバレだよ(笑) まあ、なんかその辺の本から取ってもいいですよ」
ドン「じゃあこれ! モンスターハンター? 鳥?」
BM「それはイャンクックと戦ってるとこですね」
ドン「じゃあクックで」
BM「う……ん。いいのかそれで?(笑) まあいいや」
ちっこい娘でクック。
まあ妥当か?
ババコンガとかじゃなくて良かった。
クック「助けてくださいドワーフさーん。私、ういんたーへいぶんから来たんですーー」
メル「自己紹介を始めた(笑)」
ドン「いったい何があったんだい? ……まずは、君の性格から聞こうか?」
BM「余裕あるね(笑)」
メル「こんなフィギュアだしね(笑)」
オニーバ「(急に出てくる)厨に居るヒロインってのは、強くちゃダメなんだよ。すごく弱い方がいい」
BM「(気おされつつ)ま、まあ、弱いよ? 村人みたいなもんだし」
オニーバ「あくまでも厨の引き立て役だからね」
ドン「難しいですね。まあ、カワイイとか」
BM「あとカワイイとか」
メル「カワイイしか言ってねー(笑)」
ドン「胸が大きいとか」
BM「パンツ見えてるとか」
一同「うーーん」
BM「そんなんでいいんじゃないの?」
ドン「掘り下げ方の浅いっぷりがヤバい(笑)」
BM「そうだよ!(笑) お前ら、もっと考えろよ、厨として!(笑)」
一同「ううーーーーーーん」
決まらず(笑)
カワイくて弱い、ということに決まりました。
浅ぇぇーー。
BM「虫を見たら怖がる、道では石につまづいて転ぶ、そんな娘です」
初号機「良くこの世界で生きてますね(笑)」
BM「で、手にはカゴを提げてる。薬草でも集めに来たらしいよ」
初号機「ここに!? 死ぬんじゃねーのか(笑)」
メル「弱虫なのか大胆なのか、どっちだ(笑)」
BM「確かに(笑) まあそこは厨なんで」
ドン「ボクに助けを求めたんですよね? じゃあ前に出ます(勝手にフィギュアを動かす)」
これもD&Dのタブーである(笑)
BM「うぅーーーーん(笑)」
一同「(笑)」
BM「ま、いいか、厨房だしね(笑) じゃあ前に出てください」
オニーバ「厨房移動(笑)」
BM「厨房移動だから、別にアクションとかは消費しません(笑)」
ドン「どうしたんだい?」
クック「こ、コボルドがーーー!」
突如として大量のコボルドが前に出てくる。
律儀に今まで後ろで待ってたらしい。
BM「出番を待ってました!(笑)」
オニーバ「まあ、厨房時空を邪魔するわけには行かないからね」
コボルド「まちくたびれたぜぇーー!」
初号機「ちゃんと待っててくれたんだ(笑)」
さあ、戦闘だ!
§2−3 コボルド世紀末親衛隊
あらわれたコボルドは三種類。
スリングを持ったコボルド、盾を持ったコボルド、そして雑魚っぽいコボルド。
コボルドA「なんだぁー、おめぇらはー? さからおうってのかー!?」
コボルドB「そのえさ(少女)をおいていけぇーー!」
ドン「雑魚っぺぇ(笑)」
コボルド「おれたちは、こぼるどせいきまつしんえいたい!」
初号機「……今って世紀末なんですか?」
BM「世紀末っぽいんじゃないかな? 知らんけど(知らんのか)」
コボルド「こっ、このへんでおれたちにかなうやつなんか、いないんだぜーー!?」
一同「(笑)」
メル「じゃあ、苦笑します」
ドン「や、やめるんだ君たち。ボクの力が暴れださないうちに……」
コボルド「なんだとー!? お、おれたちはもう、ここでなんにんもころしてるんだぜーー!!」
ドン「やめて……ボクを……怒らせないで……!」
初号機「(ドンを指差して)こんなウザいやつみたことねぇ!!(笑)」
ドン「失敬な!(笑)」
コボルドは挑発されたと思った模様。
コボルド「な、なめやがってぇー! おれたちこぼるどぞくのおそろしさをみせてやるーー!!」
BM「ではイニシアチブです」
初号機「いや、もう勝ったで
いいですよ」
オニーバ「やるまでもないんじゃない?」
一同「(うなづく)」
BM「……俺もそう思うが、一応やるぞ(笑)」
まずは3人とコボルドでイニシアチブ。
コボルド 5
メル 11
初号機 14
ドン 21
BM「ドンからですー。栄誉あるキャンペーン最初の行動ですね(笑)」
ドン「では、移動して、スリング兵に突撃します」
BM「クックの横を通りますね」
ドン「あっ、機会アクションが!(笑)」
クック「では機会アクションで『助けてください』……と潤んだ瞳を向けました」
ドン「じゃあそれに即応アクションで、『まかせて』、と答えました」
メル「厨房スキルをいっぱい使ってるね(笑)」
ドン「そして、敵に向かって『逃げるんだ、ボクは君を殺したくないんだ……』と言いつつ、突撃」
BM「なんだこいつ(笑)」
ドン「(ころころ……)対ACで17」
BM「当たりました」
ドン「そして12ダメージ!」
コボルド「ぴぎゃーーー!」
しかし、コボルドはまだ立っている。
ヨアヒム「ええー!? コボルドなのにー?」
メル「硬いなー」
BM「まあコボルドも厨仕様だから。しかし、重傷と言えるぐらいには
くらっているようだ」
ドン「敵のhpが妙に多い……」
メル「こっちに火力あるから大丈夫かと思ったけど、ワナだったねー(笑)」
初号機「今までしゃがんで足跡を調べていましたが『やはり、コボルドだったか……』と言いつつ立ち上がります」
ヨアヒム「立ち上がるのは何アクション?(笑)」
BM「あ、ヒドいこと言ってる(笑) いや、これは厨房アクションで
しょう」
初号機「古代兵器のスラスターを使って動いたのでアクション消費しないです」
BM「じゃあそれでいいや(笑)」
ヒドいキャンペーンだ(笑)
初号機「そしてコキュートス・ブレードを抜きます!」
一同「……(無言)」
初号機「コキュートス・ブレードを!!!」
一同「……(優しい目、そしてお互いに軽い会釈)」
BM「うん、分かったから早くしろ(笑)」
初号機「移動して終わりです」
次はメル。
メル「私も武器を抜いて、魔法を撃ちます。『こいつら、金持ってるのー?』」
オニーバ「持ってないと思うよ(笑)」
BM「武器の名前は?」
メル「あー、名前まで考えてなかったなー」
BM「いかんなぁ。厨では必須ですよ? こりゃあ、やっぱりアキバで補習だな」
一同「ヒィー」
メル「武器から炎を放ち、敵をマジック・ミサイルで攻撃します。
『貧乏は死ねー!』」
BM「汚物は消毒だー!」
メル「言いません(笑)」
コボルドA「ひ、ひだーー」
コボルドB「ほ、ほのおのつかいてだとーーー!?」
ドン「元気だな(笑)」
メル「(ころころ……)というわけで、コイツに反応19」
BM「命中」
メル「8点」
コボルド「ぴぎゃ!」
炎が敵を包み、焼き焦がした!
BM「……だが、まだコボルドは生きているようだ」
コボルド「ふう、サードだったら即死だった【池田声で】」
一同「(笑)」
メル「全体的に硬いんだなー」
ドン「そうだねー」
BM「では、敵です。敵はレディとディレイで順番を変えて動きます」
オニーバ「え!?(笑)」
BM「シナリオに書いてある通りにね(笑) そのかわり君たちはルールに無いからレディもディレイも無いけどね」
オニーバ「むかつくわ!!(笑)」
ひどい話だ【他人事】
BM「では、雑魚コボルドが雄たけびをあげてチャージしてきます」
コボルド「ひー!(雄叫び)」
初号機「あ、そこだとクックの横通りますよ?」
BM「ほんとだ。じゃあ、クックは機会アクションで『ああっ』と言って倒れます。そしてパンツが見えました【とってつけたように】」
初号機「(笑)」
オニーバ「サービスいいね」
BM「厨仕様だからね。そして、コボルドの疾風のようなチャージがドンに(ころころ……)対AC21?」
ドン「当たりです」
BM「4点」
ドン「ああっ、ボクの力が目覚めてしまう……」
BM「次は初号機にチャージ(ころころ……)これも21」
初号機「当たりです(笑) 調子よすぎ」
メル「そこもフォースっぽく、プレイヤーに優しい目にして欲しい」
BM「いやぁ、それはモンテ・クックがダメだっていうからダメだな」
オニーバ「おい!(笑) 嘘つけ!(笑)」
モンテが夜中に電話してくるんですよ。
『ビィエムサーン。モットキツクシナサーィ』って。
がんばりますモンテ先生!!【あらぬ方向に向かって祈りながら】
BM「次のコボルドが……届かないな。移動力が1マス足らない。……あ」
メル「?」
BM「そうか、このパワーがあったか」
コボルド「ひゃーっははは! こぼるどにつたわる、りゅうしかそくしきちょうぜつこうそくてんいをみるがいい!」
初号機「りゅ……何だって?(笑)」
BM「そう言ったかと思うと、コボルドの身体が光り輝き、微小な粒子と化していきます」
メル「うわ、強い(笑)」
BM「ソイツは高笑いしながら、腕をさっと振り上げました。光がコボルドの手に集まります」
メル「やりたい放題だ(笑)」
BM「身体の他の部分は光が薄れていき、見えなくなったところでコボルドが手を振り下ろします」
ドン「かっこよすぎ(笑)」
コボルド「てんい! ぜつ!」
眩い光がほとばしった。
やがて5フィート離れたところに光が集まっていき、ブゥゥンという低い振動音とともに光がコボルドの身体を再形成した。
なんと、気が付けばコボルドが一瞬にして(?)5フィートも移動しているではないか!
コボルド「これがひおうぎ、シフティだ!」
初号機「なんだとぉ」
ドン「な、ナンダッテーーー!」
メル「コボルドのクセに、ナマイキなっ!」
オニーバ「(本当にそういうもんなの?(笑))」
BM「(ま、何の説明も無ぇしな。きっと超能力なんだろ)」
★フォース厨講座 その1 〜 シフ
ティ
サードの“5
フィート・ステップ”はフォースで“シフト”と名称変更しました。
なんかカッコつけた言い方で、より厨っぽくなりましたね。
良い事です。
コボルドはシフティと言って、マイナー・アクションでシフトができます。
ズ
ルいよなー。
おかげで[移動→シフティ→突撃]とかできるので、
3.5版の時より自由に動けます。
全部シフトにすれば、シフトだけで1ラウンドに3マス動けたりするので、大型の敵から逃げるのもラクそうです(笑)
これはコボルドの時代が来たか!?
(プレイヤーは『コボルドをPCとして使わせろ!』と言っています(笑))
|
BM「というわけで(ドンと初号機と)どっちを殴るかな。見た目で決めるか」
ドン「ドワーフの美形」
初号機「美形、というか美龍」
BM「うん、まあそういうことを聞いているんじゃないんだ(笑) 防具とか教えてくれ(笑)」
ドン「スケイル・メイルを着た美形です」
初号機「プレート・アーマーの美形」
一同「(笑)」
BM「どうせ美形しかいないんだから、わざわざ言う必要なくね?(笑)」
ドン「そんなことないです」
ないのか?
BM「まあ柔らかそうなドンを殴ります(ころころ……)18?」
ドン「当たりです」
BM「じゃあ4点で」
ドン「やめて! ボクの力が解放されてしまう……」
BM「次のコボルドが……そうだな。ここでワザと後ろ向きにシフティし
よう。そして勢いをつけてチャージ!」
コボルド「ひっさつ、あくうかんすぱいらるちゃーじ!!」
初号機「……その、下がった動きは何か意味あるんですか?」
BM「その方がカッコイイじゃん(笑) いや、粒子の通り道を作ったことにより、加速性能が向上して……」
初号機「もういいです」
BM「おい!(笑) 身体を再構成する時に、流線型にしてだな……」
メル「早く振ってよ(笑)」
BM「くっ(泣) ……いくぜぇぇーー(ころころ……)あ、20だ(笑)」
一同「(笑)」
ドン「こっ、これが亜空間スパイラルチャージ……」
BM「まあ雑魚なんで、クリティカルしても4点で。つまんねぇなこれ(笑)」
メル「それにしても当たりすぎでしょー!(笑)」
気のせい。
そのあとのスリング兵は、遮蔽も有って当たらず。
ドン「では、モール(名称:スターフラッシュモール)を回転させてスリング弾を叩き落します!」
BM「ガキンガキンとはじき飛ばすと、地面に落ちたそれは発火しました」
ドン「火炎弾?」
BM「そのようです。当たらなくてよかったですね。……で、投げ終わったのでシフ
ティで遮蔽の奥へ戻ります。ブゥゥン」
メル「ズルーい(笑)」
その次はコボルド戦士(盾もち)。
こいつらが一番強そうだ。
BM「説明によると“一番強いやつを狙う”らしいので、まあ見た目で考えてプレート着てるやつに行くか」
初号機「来い!」
コボルド「ひゃっはー! ちかくまでよって……シフティ!(ブゥゥ
ン)」
初号機「ズルい(笑) 『な、なんて速さだ!』」
BM「ここで秘奥義を使います。“目標と隣接するマスに味方のコボルドがいるごとに”パワーアップするという……」
一同「するという?」
BM「……ここは英語で言いたかったよ」
一同「???」
BM「じんかいせんじゅつ!」
一同「(笑)」
BM「ホラ笑われた(笑) まあ、それでもコボルド戦士は叫ぶよ」
コボルド「じん・かい・せん・じゅつ!」
一同「(笑)」
コボルド「なめるなぁ〜〜。これがおおくのてきをほふってきた、ひっしょうのさくよ!」
メル「いやぁ、人海戦術って言われてもねぇ」
ドン「怖くないです」
初号機「ダサくね?」
BM「くっ……違う、違うぞ。君たちの思っているじんかいせんじゅつと
は違う!」
一同「???」
BM「漢字で書くとこうだ!」
塵・壊・閃・術
一同「ええー!?(笑)」
BM「刹那の閃きと共に、敵を塵のように原子レベルで破壊してしまうという、恐ろしい技なのだ」
初号機「こ、こえーー(笑)」
メル「それはヤバいね(笑)」
BM「英語で言うと……フラッシュ……バースト……ディスインテグレーション……なんとか」
オニーバ「なんだよ!(笑)」
BM「まあ、すげえ技なんだよ!!」
初号機「じゃあビビります。『こ、これが噂の塵壊閃術か!?』」
BM「これを使って……挟撃して……(ころころ……)ハズレ! もう一人も(ころころ……)ハズレ!」
一同「(笑)」
オニーバ「外れてるじゃん(笑)」
メル「たいしたことないねー(笑)」
BM「凄い……凄い技なんじゃよー!!(まだ言ってる)」
戦場に閃光がほとばしり、初号機の身体を無数の光の槍が貫いた。
耳障りなバチバチという放電音があたりに響き、初号機の姿は白い煙に包まれ見えなくなった。
ニヤリ、とコボルドの戦士が牙をむき出して笑う。
ボロボロになった初号機のマントが宙に舞い、風に吹かれて細かい塵と化した。
傍にいたクックが小さく悲鳴をあげる──だが、その煙の中から初号機は無傷で現れた。
『なるほど、原子分解か。そのカラクリに気が付かなかったら、やられていた』
コボルドたちの笑みが醜く歪み、憤怒と化す。
BM「──とかそんな感じ」
ドン「言いすぎじゃね?(笑)」
メル「私にはただ人数で圧倒する技に思えるけど、それは言っちゃダメ
なのね(笑)」
BM「それは厨的にNG」
初号機「まあ、両方ともかわしました」
コボルド「ひっしょうのさくがぁぁぁ〜〜〜」
メル「必勝じゃないじゃん(笑)」
BM「そして、ここで新ルール。このコボルド戦士は初号機をマークし
ました」
一同「まーく?」
★フォース厨講座 その2 〜 マー
ク
まーくーと言って
もクマのことではありません。
アビスに住んでるやつが捨てゼリフで良く言う、
『キサマはマークしたぞ!』
という、アレのことです。
……ああ、ルールね。
マークとは、その敵に『特別な注意を払うぞ!』という宣言です。
基本的にはファイターが持っており、他のクラスもパワーなどで持っている場合があります。
マークのやり方は簡単で、攻撃をした時に『殴ったやつをマークす
るぜ!』と厨っぽく宣言すればOK.
そうすると、そのマークされた相手は貴方に“ガン見”されていることになり、行動を制限されます。
ちなみにマークはどんどん上書きするので、一番新しいものだけを
使います。
一人をマークできるのは一人だけ、つまりタイマン上等で
す。
夜露死苦ゥゥ!!
ガン見されていることによる不利益は以下のようなもの。
・ガン見している相手以外を攻撃すると−2
・さらにその時、機
会攻撃を受ける
・シフトすると機会攻撃を受ける
割と大変です(笑)
もう、こうなったらガン見している相手を殴るしかありません。
『ああん!? なに見てんだクルァァ!?(ピキピキ)』
イッツ・マーク。
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BM「……ということです。ファイター(ドン)ができるんじゃないかな?」
初号機「俺もディヴァイン・チャレンジでできます」
BM「フォースでは、前衛がマークを使って後衛を守ることができるので、よく覚えといてください」
オニーバ「まあ、俺は守ってもらう必要なんかないけどね!(笑)」
BM「そんなオニーバ君と、ヨアヒム君がやっと出番です」
オニーバ「登場するぜー」
BM「どうやって登場するの?」
オニーバ「俺は……そうだな、崖の
上から登場しよう」
ヨアヒム「じゃあ俺も上から。『待てぇぇぃ!』」
メル「何言ってんの?(笑)」
BM「まあ……いいよ」
一同「いいのかー!!(笑)」
いいらしい。
そんな二人は、どのような登場を見せるのか。
厨になってるのか?
次回オレツウェイキャンペーン第3話『マイスターあらわる』にご期待ください!
キャバクラとか!
【別れの挨拶】
2008/11/27 by B.M