4thCage
CDS:PE4thオレツウェイ>第1話 新テーマによるキャンペーン開始!


★プロローグ:オレツウェイ
BM「ああ、ここで神様を発表しときます」
オニーバ「そういやオリジナルだったね」
BM「クレリックとパラディンの神格で、このキャンペーンのタイトルでもある名前……」
ヨアヒム「俺が信仰してる神ですね?」
BM「そうです。それが究極至高強神王きゅうきょくしこ うつよしんのうの……」
ドン「何かもう凄い(笑)」
BM「……オレツウェイ、 と言います」
一同「(爆笑)」
オニーバ「オレツエーーーーーーーー!!!!(笑)」
BM「スペルはこうね。Ore to Way(と書く)」
ヨアヒム「オレツウェェイ!!」
オニーバ「オレトゥウエェェーーーイ!!」
BM「まあとにかく強い神で、あまりの強さに北ファーガンドを出てきちゃったわけです」
ヨアヒム「あれ? このメモにはペイロアって書いてあるけど?」
BM「それは全部オレツウェイと読み替えてください。神が出てきたら全部オレツウェイで」
オニーバ「オレツウェイ!!! オレツウェイ!!!(←気に入ったらしい)」
BM「オレツウェイの信者、特にパラディンなんかは、戦闘の際には神の名前を叫んで突撃するわけですよ」
一同「オレツウェーーーーーーーーーーィ!!!」




 というわけで(どういうわけ?)。
 これからD&Dの新しい形である“4th Edition(以下フォース)”を始めます!

 ルールが全く新しくなるわけですから、全く新しい切り口で取り組んで行きたいと 思っているわけです。
 全 く新しいと言えばブーメランと空手ですが、我々もそんな感じ(?)で新しいも のを組み合わせてD&Dに注入していきたい……
 ……とか、もういいですか? さっさと始めますね。
 サークルRAINBΦWによる、D&Dフォースのプレイリポート、開幕でござい ます。


D&Dフォース プレイリポート オレツウェイ
第1話 新テーマによるキャンペーン開始!
プレイヤー:ダンナ、ジェック、ヤモン、ほりび、ユージ
DM&文章:びぃえむ
使用サプリメント:『シャドウフェル城の影(日本語版)』

★目次
§1−1 さあ始めよう、全く新しく!
§1−2 厨 of Fury
§1−3 二つ名決定
§1−4 導入



§1−1 さあ始めよう、全く新しく!
 RAINBφWのメンツが集まり、なにやらゴソゴソ話している。
 どうやら新しいキャンペーンを始めるようだ。
 噂の4thエディション(以下:フォース)で……。

BM「……というわけで、シャドウフェルシリーズ(?)を使用したキャンペーンを開始します」
一同「はーい」
BM「今回はシナリオ付属のクイックスタートルールのみを使って行います。ルール違うんで、いくつか注意があります」
ヤモン「ちょっとだけやったことある」
BM「そうね。ゲームデイ2008とかでやった人も居ると思うけど、まあルールが少ない(笑) 一番サードと違うのはイニシアチブかな」
ヤモン「イニシアチブないの!?」
BM「そんなわけない(笑) 待機と遅延が無いので、イニシアチブがズラせない。そして、イニシアチブが同値の時のルールがない」
ユージ「じゃあ、声が大きい人が先に行動するルールとかですか?」
BM「それはルールじゃねえ(笑)」
ヤモン「イニシアチブなんていらないんじゃない?」
BM「それじゃゲームが進まん。……というわけで、私はここに大胆な新 ルールを提案します!」
一同「……?」
BM「元値が大きい人が先に行動する!」
ヤモン「だ、大胆すぎるぅぅ!!」
ほりび「大胆だ!!」
BM「つーわけで、不明なところはサードのルールを使いますよ、ということで」
ジェック「元値が同じ場合は!?」
BM「DEX」
ユージ「DEXも同じだったら!?」
BM「コイン……など」
一同「など(笑)」

 まあそんな感じです。
 フォースのルールと異なってしまう可能性大ですが、過渡期の記事ということでご容赦をば。
 できればモカも勘弁(無理?) 

BM「そんで、せっかくサードからフォースになるわけで。色々と新し くしないといけないよね」
一同「ふむふむ」
BM「だから、テーマを 変えます」
ヤモン「テーマ???」
ダンナ「サードのセッションにテーマって有ったのか?」
BM「ありました」
ヤモン「なに?」
BM「……いやぁ……有ったなぁ……アレとか
ヤモン「だから何?(笑)」
BM「ほら、13忍者には……友情とか努力とかが……勝利で……アレだよ
ヤモン「声が小せえー!!(笑)」
BM「(無視して)まあそんなわけで、今回のキャンペーンのテーマは……」









BM「……これです」
一同「そこがわからん!!(笑)」
BM「3から4になるので、やっぱりそこは変えないとねぇ」
ユージ「いや、なんでそのテーマなのか、っていうのを……」
BM「(無視して)まあチェンジですよ、チェンジ! メリケン大統領も言ってるじゃん」
ヤモン「そこは変える部分なのかーーー!?(笑)」

 変えるところです【断言】
 せっかく版が変わったんだから、ガラリと変えて気分一新。
 サードとフォースは全く違うゲームだってことを分からせてやります (誰に?)
 チェーンジ!

BM「あと、挨拶も変えます」
一同「????」
ユージ「挨拶……って……何ですか?」
BM「ほら、よくラジオとかでもさあ、そのラジオ専用の挨拶とかあるじゃん(よく知らんけど)」
ヤモン「いや、だからそれは必要なのか!?(笑)」
BM「必要だよねぇ」
ユージ「必要なんですか?(笑)」
BM「やっぱね。それは気分を変えるためにね」
ヤモン「いや、サードの時の挨拶って何だっけ?? つーか有った???」
BM「“おはようございまーす”とかね」
一同「(笑)」
ダンナ「じゃあ3.5は?」
BM「“こんにちわー”とか」
ヤモン「D&Dかんけーーねーーーー!!」
BM「まあ、それをガラっと変えようと。新しい挨拶を考えました。それは……」




キャ バクラは




BM「……これです」
一同「(爆笑)」
ヤモン「確かに新しい(笑)」
ダンナ「新しい(笑)」
ジェック「新しいね」
ほりび「ちょっ!!
BM「(小声で)いや、大丈夫です。ほりびさんとは全 く関係 がないです」
ほりび「ちょっと!!」
ダンナ「どういう意味なの?(笑)」
BM「いや、そんなエロい意味じゃないですよ? これは“キャバリア・クラス”の略です」
ヤモン「それは新しすぎるだ ろ(笑)」
BM「騎士(キャバリア)的にはどうなの? みたいな意味を含んでますね」
ダンナ「ぜってーちげーー(笑)」
BM「まあ、エロい意味じゃないので興奮しないでくださいね。特にほりびさん」
ほりび「いやキャバリアでしょ? 興奮しませんよ」
BM「じゃあみんなで練習」
一同「練習??」
BM「ご唱和ください」


全員「キャバクラは」


ヤモン「……このキャンペーンはダメだな(笑)」
BM「その、語尾を上げないのが重要。“キャバクラは?”だと捕まりますね」
ヤモン「誰に捕まるんだよ(笑)」
BM「……なんだろう?」
ダンナ「投げっぱなし(笑)」
ヤモン「ああ、そういや“興奮”と言えば、今回はレベルアップしたら興奮するの?」
BM「あ! ルールに無いんで興奮しないでください」
ほりび「え? (サードって)興奮するんでしたっけ!?(笑)」
BM「ルールに書いてありますよ」

 説明しよう!
 RAINBΦWでは『レベルアップしたら興奮する』のがマナーとされている。
 DMG35ページ、『報酬』の欄の7行目を見て欲しい。

キャラクターは経験点によってレベルを上げることができる。
レベルが上がれば、楽しさも興奮も増すのだ。

 そう、D&Dサードとは、レベルアップして興奮するゲームだったのである!
 エロい!(性的な意味で)

ほりび「そうだったのかーー(笑)」
ユージ「今日知りました(笑)」
BM「残念なことに、クイックスタートルールには興奮するとは書 いてないので……」
ヤモン「えーーー」
BM「なので興奮しないでください」
ダンナ「淡々と?」
BM「そうですね。特に喜んだりせず地味に作業をしてください。あまり興奮するとルール違 反なので気をつけてください」
ヤモン「いやー、今まで無理して興奮してたけど、解放されたよー」
ユージ「そういうもんなんですか?(笑)」
BM「興奮してたねー」
ヤモン「しまくったねー」
BM「メリケンになめられちゃいけないと思って、もうレベルアップのたびに興奮してたね」
ジェック「レベルが上がりそうになると“だんだん興奮してきたー!”ってね」
ヤモン「ツラかったよ」
ほりび「どういうゲームなんですかっ!!(笑)」




§1−2 厨 of Fury

BM「さて、では導入をやりましょうか。まず、舞台は南ファーガンドです」
ジェック「あの大陸(トーチ・ポートがある大陸)の南?」
BM「海をへだてた南半球(?)にあります。同じぐらいの大きさ」
ユージ「時代はどのへんですか?」
BM「邪悪寺院キャンペーンと同じ(※トーチ・ポートがある時代ということです)」
ヤモン「13忍者の時代じゃないんだ」
BM「あの時代は厨無理なんで(笑) ──まあ大陸の西側ね(地図を出しながら)」
ヤモン「ん? この地図にはソード・ワールドって書いてあるけど? (笑)」
BM「ああ、大陸の東側が『ソード・ワールド2.0』で使ってる部分。中央が『アリアンロッド』で使ってる部分ね」
ユージ「(三つの部分を隔てている山脈を指差しながら)じゃあ、この境界になってる山脈を越えちゃいけないんですね(笑)」
ほりび「このラインを越えるとルールが変わると」
BM「そうそう(笑) あと、北の大陸に戻れば4版から3版に戻る」
一同「(笑)」


 #####地図はいずれ清書して公開します#####


BM「はい、そしてキャンペーンへの導入が3つあります」
ヤモン「厨?」
BM「厨かなぁ?(笑) まず一番目が『行方不明の師匠』」
ヤモン「なんか厨のような、そうでないような(笑)」
ジェック「俺は師匠を越えたぜー、とかが厨なんじゃないの」
BM「まあその辺はアレンジして使ってね。で、次が『帝国の遺跡』」
ヤモン「厨だ!(笑)」
BM「厨臭がプンプンするね。で、最後が『凶兆』。バッドオーメンってことね」
ヤモン「んー、微妙」
BM「PC5人に3つの導入なので、どっかがかぶります。まあ立候補かな?」
ヤモン「ちょっと待った! そういうのはキャラの設定から選ぶものだよね?」
BM「まあそうだよね」
ヤモン「キャラの二つ名決めた方がいいんじゃないか?」
BM「絶対おかしくなるぞ(笑)」
ヤモン「ちゃんと厨っぽいのを作ればいいんだよ」

ダンナ「厨 of Fury?」

一同「(爆笑)」
ヤモン「ダイスは?(笑)」
BM「ダイス・オヴ・厨なんじゃないですか?(笑) まあどっちでもいいけど(笑)」
ジェック「厨がフューリーしてどうするんですか(笑)」
ダンナ「そうか(笑)」
BM「まあ、でも語呂が良いからソレ採用(笑) じゃあ厨っぽい二つ名表を作るか!」
ほりび「ええー!?」
ユージ「それゲームに必要なんですか?」
BM「必須だね」
ヤモン「無きゃやらないね」
BM「そこまで大事か(笑)」
ヤモン「厨か……なにげに難しいかもな」
BM「よしチャート埋めるぞ!!」

 ……しかし……。
 予想通り作業は難航した。
 なにしろ普段から厨慣れしていないメンバーが多く、すんなりと決まらないのである。
 『迷宮キングダム』の二つ名表は簡単にできるのに。
 なんとコレのおかげでセッションが4時間程中断し た!!【実話】

 雑誌や漫画を引っ張り出し、ウンウン唸りながら作ったのが以下のチャートである。
 涙なくしては見れない。



オレツウェイ・スペシャル・チャート
厨 of Fury

表A
11:残酷な
23:銀河の
36:逆襲の
12:天空を焦がす
24:虚界へ誘う
44:魔界の
13:The Platinum
25:二十人目の
45:スペシャルで2000回の
14:華麗なる
26:紫に血塗られた
46:狂気の
15:再臨:片翼の
33:光速の異名を持ち(つ)
55:最強の
16:笑顔を捨てた
34:スリーピング
56:まっすぐあろうとする
22:風の
35:祭りのあとの
66:伝説の


表B
11:天使
23:妖精
36:マイスター
12:翼
24:初号機
44:切り札
13:Knight
25:地獄
45:申し子
14:魂
26:混濁
46:小夜曲セレナード
15:堕天使
33:重力を自在に操る
55:傾寄者
16:ZERO
34:フォレスト
56:仮面ペルソナ
22:聖痕スティグマ    35:カケラ遊び 66:究極幻想


※使い方
(1)くだらないものを作ったRAINBΦWを呪う
(2)覚悟を決める
(3)表Aを振る(6面ダイス2個を振り、小さい方を10の位として読む)
(4)もう一度RAINBΦWを呪う
(5)あきらめて表Bを振る
(6)A+BをあなたのPCの二つ名とする
(7)ちょっとがっかりする



 キャンペーンに厨成分が足りないと言うDMは、これを使って注入し てみると良いだろう!
 レッツ厨!
 ただ、使ってみた感じでは、
 『あまり厨にならない……』
 ……という感じだったので、微妙かも。
 (じゃあ薦めるな)



§1−3 二つ名決定

BM「いやー、長かったね」
ヤモン「無駄だよ!(笑)」
ユージ「もうクイーン●ブレイド読み終わっちゃいましたよ!」
BM「君はウチ来るたびにクイーンズ●レイド読んでるね……」
ユージ「そのために来てますから(実話)」

 当然クイックスタートなので、キャラクターはプレロールドを使用。
 誰が何をやるかは事前に決まっていた。
 プレイヤーにある程度の厨設定を作ってもらっていたので、それを加 味しつつ進行。
 (カッコ内のページ数はサプリメントのページ数に対応してます。以下同様)


★ヒューマン・ウィザード(p12)
BM「ではまあ、ジェックから二つ名を決めてもらいましょうか。使うのは<ヒューマン・ウィザード>だったね」
ジェック「魔王軍の四天王かつ美少女」
BM「なに、魔王軍って?(笑) まあいいや……いやいや、四天王ってことはあと三人いるのか!?(笑) つーか魔王って誰??」
ジェック「考えといて」
BM「知るか!(笑) まあいい。ダイスを振りなさい」
ジェック「(ころころ……)天空を焦がす」
BM「焦がす、か。火の呪文あるの?」
ジェック「あるよ。火でマジック・ミサイル撃ったり、火で眠らせた り」
ヤモン「自由だ(笑)」
BM「自由だね」
ジェック「それで[冷気]ダメージ入れたりできるよ」
BM「もう知らねぇ(笑) まあいいや、表Bを振ってくれ」
ジェック「(ころころ……)Knight」
ヤモン「ほらヘンなの混じった(笑)」
BM「“天空を焦がすKnight”か。まあ、ギリギリじゃないの?」
ヤモン「厨かなぁ……まあ、一部だけ英語ってのがウザいといえばウザい」
BM「じゃあナイトって言うウィザードね。あ、違う、ウィザードのナイトか」
ヤモン「分かりにくいよ!!(笑)」
ダンナ「……ウィザードナイト?」
ヤモン「セェェーーーーーフ!!!」
BM「なにが?(笑)」

 ──あらゆる炎を使いこなす魔術師、その名も天空を焦がすKnight



★ハーフリング・ローグ(p10)
BM「はい、じゃあ次に<ハーフリング・ローグ>が振ってください。どんなキャラだっけ?」
ヤモン「なんでもできる天才」
BM「あれだよね。まずD&Dの “クラス”っていう概念を真っ向から否定してるよね(笑)」
ヤモン「それはホラ厨だから。あと美形」
BM「それはもういいよ!(笑)」
ヤモン「どうせ全員美形だよね(笑)」
BM「早く振って」
ヤモン「(ころころ……)22!」
BM「……ってことは“風の”だ(笑)」
ヤモン「やったーーー!!!!」
BM「喜びすぎ(笑)」

 ヤモンが『風の●●●●●』を異常に好きなのはなぜだろう。
 (毎週観てたらしい)

ヤモン「もっかい22だせばいいのか(なんで?) うし!(ころころ……) あー、36だ」
BM「マイスター」
一同「(笑)」
ユージ「厨っぺぇ(笑)」
ジェック「なんか狙ったかのように出たね(笑)」
BM「強いなお前(笑)」
ヤモン「俺は風のマイスターだぜぇーー!(笑)」
ほりび「だいぶオイシイですね(笑)」
ユージ「でも、なんとなくハーフリングっぽいですよね」
BM「かもね」

 ──俺にできないことなんてない。なぜなら俺は風のマイスターだから!



★ハーフエルフ・クレリック(p14)
BM「はい、では次<ハーフエルフ・クレリック>の方どうぞ。なんかパーティのリー ダー的存在らしいですよ」
ダンナ「リーダーやったことないから不安」
BM「まあ、二つ名を決めれば大丈夫です(?)」
ダンナ「(ころころ……)36、は“逆襲の”かな」
BM「あー、なんか普通っぽく始まりましたね」
ダンナ「次が(ころころ……)天使?」
一同「(笑)」
BM「普通にイヤだ(笑)」
ダンナ「ぼえええ」
ヤモン「クレリックだから、天使ってのはちょうどいいのかもね」
BM「あ、ちなみにどんなキャラなんですか?」
ダンナ「二重人格というか、内に凶暴さを秘めてるんだけど普段はおとなしめのキャラです」
BM「ああ、厨ですね(笑)」
ヤモン「やれるんじゃない?」
ダンナ「難産なんじゃよー」
BM「ダンナさんは、多分この中で厨度が一番低いですからね」
ほりび「いや、私が一番低いんですけどね」
ユージ「いやいや俺が」
ジェック「まあ、私には全然ないことなので分からないですけどね」
ヤモン「厨ってなんなのか分からない」
BM「……あの、俺は厨について一つだけ分かってることがあるんだ」
一同「?」


厨 は自分が厨だとは思ってない


BM「……このことである」
ヤモン「池波はいいよ!(笑)」
BM「まあ、俺以外はみんな厨ってことですよ」
ヤモン「じゃあじゃねえか(笑)」
BM「そんなダンナさんも、きっとキャンペーンが終わるころには立派な厨になっていることでしょう」
ダンナ「がんばります! ……がんばるのか?」
一同「(笑)」

 ──世界が……歪む。みんな壊れて……いく……。失われた心を取り戻せ、悲しき逆襲の天使



★ドワーフ・ファイター(p8)
ほりび「振ります。あ、私のキャラはイノセントで純真な勇者(の末裔)です」
BM「まさにドワーフだけにね」
ヤモン「全然うまく言えてないよ(笑)」
ジェック「つーかイメージがバラバラでしょ(笑)」
ほりび「(ころころ……)46?」
BM「狂気の」
ヤモン「あー(笑)」
ジェック「出たー(笑)」
BM「厨御用達ワードが出ましたね。では下を」
ほりび「下は16」
BM「ZERO」
ヤモン「来た!(笑)」
ほりび「狂気のZEROと来ましたか……(苦しそうに)」
BM「なるべく狂気を撒き散らしてロールしてください」
ほりび「そ、それはどういう?」
BM「……(考えて)……普段通り?」
ほりび「ちょ!(笑)」

 ──大事なもののためにボクは戦う。でも、本当は……誰も傷付けたくないんだ!  勇者の末裔、狂気のZERO



★ドラゴンボーン・パラディン(p16)
BM「はい次ー」
ユージ「(ころころ……)54です」
BM「それは小さい方を先に読むんだね。だから45です」
ユージ「ああ、そうか」
BM「ってことは……“スペシャルで2000回の”だね」
ユージ「えええ?(笑)」
ヤモン「ハズレ引いたな(笑)」
BM「あー、最後の方はわりと適当に作ったから……」
ユージ「いやまだ下が(ころころ……)24?」
BM「初号機」


一同「ハズレだーーーー!!(笑)」


ユージ「……あの、まず意味が分からないんですけど(笑)」
BM「それは知ったこっちゃないんで、自分で意味を考えてください (笑)」
ヤモン「よくその組み合わせで引くよなぁ」
ジェック「大ハズレだね」
ユージ「つーかおかしくないですか?(笑) 厨成分を取り入れるためなのに、なんでハズレがあるんですか!?(笑)」
BM「そう言えばそうだな(笑) まあ、どんなキャラなの?」
ユージ「俺のキャラは、生物兵器です」
BM「ですよねー(笑)」
ユージ「強すぎるのでその力を封印しています」
BM「2000回だもんね」
ユージ「もう、何言っても台無しになる気がする(笑)」

 ──特別機として2000回の模擬戦をこなしたエース、それはスペシャルで!2000回の!初号機


ユージ「いや、だからその煽りぜんぜん綺麗にまとまってないですよね?(笑)」
BM「まあまあ、これも厨だと思って(?)」
ユージ「……これ厨かなぁ??(笑)」
一同「(笑)」


★NPC
BM「いちおうNPCの分も振っておこうかな」
ヤモン「? プレロールドは5人分しか無いよ?」
BM「そこを無理に6人目を足します。いや、人間戦士男がいないのが 寂しくてね(笑)」
ヤモン「そういう理由かよ(笑)」
BM「厨でしょ?」
ヤモン「いや厨じゃねえよ!(笑)」
BM「強過ぎて厨だわー」
ヤモン「いい気になるなファイターごときが(笑)」

 言い過ぎ(でもない)。

ダンナ「設定は?」
BM「皇帝……っていうか皇位継承者。帝国の暮らしに飽きたので、暇つぶしに下界に降りて来た。お忍びでね」
ヤモン「それは厨っていうかただの馬鹿だよね」
BM「マズいか? まあ振るよ。(ころころ……)46、狂気の」
ヤモン「振り直しじゃね?」
BM「だね。(ころころ……)46」
ヤモン「狂気しかねえのか(笑)」
BM「キャラかぶるのは嫌だな。もっかい(ころころ……)66」
ジェック「さりげなく出目が良いからいやなんだよね(笑)」
ヤモン「ほんとそうだよ(笑)」
BM「気のせい。66は……伝説の」
ほりび「伝説が来ましたか」
BM「スタンダード厨ですね。次が(ころころ……)25?」
ヤモン「地獄」

一同「伝説の地獄!(笑)」

BM「おえええ(笑) これ、中2行ってるかぁ?(笑)」
ダンナ「進級できなかったね(笑)」
BM「これ小学生だろ!(笑) 厨まで行けなかったよ!!(笑)」
ヤモン「アウト(笑)」

 ──下民どもに皇帝の力を見せてやろう。俺は伝説の地獄、誰にも止められないぜ!

ジェック「でも……それは確かに中学生以上になると出てこないね、そのセンスは(笑)」
BM「確かに。そういう意味では貴重か」
ユージ「そうですよ……。俺のに比べれば……」
一同「(笑)」
ユージ「どうやってこの二つ名で厨を表現したらいいんですか!!!(笑)」

 そんなこんなでキャラクター設定作成が終了。
 5人の冒険者が誕生した。


“天空を焦がすKnight”メルティアーナ・サファイヤエメラルド
 ヒューマン・ウィザード
 魔王軍四天王の一人。
 曹操孟徳の生まれ変わりで、夏侯惇の生まれ変わりを探している。
 魔術で火を自在に操り、その力は天をも焦がす。
 職業はナイト(キャバリア・クラス=キャバクラ)。
 略称は「メル」


“風のマイスター”波璃衣ハリー・L・オニーバ
 ハーフリング・ローグ
 Lはライトニングの略。
 何でも器用にこなす天才で、剣も魔法も超一流。
 もちろんスカウト的能力も抜群。
 自分一人でなんでもできるので、自分が一番好き。
 略称は「オニーバ」


”逆襲の天使”ヨアヒム・ワイルドハート ・ウリエル
 ハーフエルフ・クレリック
 迫害されながら幼少期を過ごし、人間とエルフの狭間に揺れ動く少年。
 彼の内に秘めたる獣性が解放される時、人は逆襲の天使を見ることになる。
 13忍者のエルロイ(未公開)とキャラかぶってる気がする。
 略称は「ヨアヒム」


“逆襲のZERO”スターフラッシュガイナードン・バルスカル
 ドワーフ・ファイター
 万の魔神と幾億の魔物を撃ち滅ぼし、地上界と天界を救った勇者の末裔。
 勇者が一度剣を払えば大地が裂け、剣を凪ぐと千の悪魔が息絶えたという。
 しかしその子孫であるスターフラッシュガイナードンは感受性が強すぎ、敵の痛みが分かり過ぎてしまうために上手く戦えない。
 勇者としての使命と、普通の少年としての良心の板ばさみになっているのである。
 略称は「ドン」


“スペシャルで2000回の”エレクトラム“初号機”
 ドラゴンボーン・パラディン
 恐るべき兵器として作られた彼だが、まだそのことにハッキリと気付いていない。
 自分が本気を出したらどうなってしまうのだろう……?
 と、半ば怯えながら旅をしている。
 自分の生まれた意味を知り、なすべきことをなすために、彼は歩み続ける。
 略称は「初号機」


“伝説の地獄”ザ・ホークアイ・イーグルウィンド・ファルコン
 HFO
 バルスカル帝国の皇位継承者。
 まだまだ遊びたい盛りであり、父(現皇帝)の容態が危うくなってきたので逃げ出してきた。
 このままだと帝国に閉じ込められ、つまらない一生を送るに違いないからである。
 三国志時代の隻眼の武将の生まれ変わりらしい。
 ……っていう設定に急にされて隻眼になった。恐ろしいキャンペーンやで!
 略称は「ホーク」



§1−4 導入

BM「さてさて、それじゃあさっきの3つの設定から選んでもらいましょうか」
オニーバ「なんだっけ?」
BM「『行方不明の師匠』、『帝国の遺跡』、『凶兆』」
オニーバ「んー」
BM「決まらないか? じゃあ、20面ダイス振って高い人から選ぶことにしようかね」
初号機「じゃあそれで(ころころ……)3です」
ヨアヒム「13」
ドン「6です」
メル「8です」
オニーバ「6!」
BM「なんかみんな低いね、っていうかとことんツイてないね2000回は」
初号機「2000回って呼ばないでください」

 厨房濃度13のヨアヒムから選択することになった。

ヨアヒム「どれかなぁ」
BM「素直に考えれば、クレリックだから『凶兆』じゃないですか?」
ヨアヒム「かなぁ。じゃあそれで」
BM「次は? 8か」
メル「8で勝つのか(笑) ……まあ、『帝国の遺跡』かな?」
BM「あいよ。次が6?」
オニーバ「同じだった場合はどうするの?」
BM「元値が高かったほう」
オニーバ「なんの元値だよ!!(笑)」

BM「厨房濃度」

一同「(笑)」
オニーバ「そういや最初にそんなこと言ってましたね!(注:別に言ってない)」
BM「で、どっち?」
メル「まあオニーバでしょ(笑)」
オニーバ「いやいやいやいや(笑) ドンさんどうぞ!(笑)」
ドン「まあまあまあまあまあ(笑) オニーバさんお先に!(笑)」
BM「オニーバじゃないのか(笑)」
メル「だよね(笑)」
オニーバ「なーんだよ!!(笑) どういう意味だよ!(笑)」

 どういう意味もクソも無いと思うが。

オニーバ「じゃあ、俺は『行方不明の師匠』かな」
BM「あいよ。何の師匠?」
オニーバ「……俺の……マイスターの師匠
BM「え?(笑) マイスターって習うものなの!?(笑)」
オニーバ「決まってるじゃん(笑)」
BM「いやいや、どういうものなの、マイスターって?(笑)」
オニーバ「決めといて」
BM「おいっ!!(笑)」

 お互い投げっぱなしジャーマンしか撃たない。
 そんな三冠戦のような、捨て身のキャンペーンです。

BM「で、次なんですが、次から重複するのでー」
ドン「んー、狂気のZEROはねぇ……」
BM「普通に言われるとビビるな、その単語(笑)」
オニーバ「会話としておかしい(笑)」
ドン「んー、狂気、狂気、狂気を感じるもの……」
BM「ないですな(笑) この3つには」
ドン「『帝国の遺跡』にしときましょうか。きっとここにドンの探すものがあるんです」
BM「じゃあ、メルとは知り合いってことで良いですかね?」
ドン「天空を焦がすKnightと? いいですよ」

 二人とも微妙に横文字が入ってるから、きっと良いペアなのであろう。

BM「最後が2000回」
初号機「初号機って呼んでくださいよ!」
BM「変わらないと思うが(笑)」
初号機「俺の……師匠が帝国の遺跡で行方不明になった、という凶兆を見ました」
BM「うん、分かったじゃあ3つから1つ選んで」
初号機「ちぃ(笑)」
オニーバ「3つ選んだら経験値は3倍?」
BM「貰える(笑) 貰えるが、どれか一つ選べ(笑)」
オニーバ「じゃあ俺も凶兆を見たことにしようかな……」
ヨアヒム「プレイヤーが厨で良いのか?(笑)」
ドン「リアル厨(笑)」

オニーバ「どっ、どれがいちばん経験値多いんですかっ!?」

一同「(爆笑)」
BM「貴様(笑) そんなもの教えるわけが……『凶兆』」
一同「(爆笑)」
BM「『凶兆』が一番多い(笑)」
オニーバ「実は俺の出生の秘密には凶兆が……」
BM「もういいよ!(笑) で、初号機は?」
初号機「設定的には『帝国の遺跡』ですね。実は僕は超古代帝国で作られた兵器で……」
BM「コイツ設定語りだした(笑)」
オニーバ「お前アタマ悪いだろ(笑)」
初号機「いやそういうキャンペーンじゃないんですか!?(笑)」

 そうだった。
 チェンジチェンジ。
 チェーーーーンジ!!【チェンジ旋風】

BM「……そうでした、すいません」
オニーバ「ああ、すいませんね」
メル「これは気が付きませんで」
BM「じゃあ、ゆっくり語ってください」
初号機「僕は帝国に作られた強大な力を持つ兵器なんですよ」
BM「ああ、はい」
初号機「伝説の……(中略)……まあ、でもパワーが強過ぎて……」
オニーバ「ああ」
メル「はいはい」
初号機「いやみんなちゃんと聞いてます!?」
BM「え? 聞いてますよ」
初号機「それで封印されて……(中略)……そのパワーが波動で目覚めて(中略)……なんですよ!」
BM「ああ、はい、とても良い設定ですね」
オニーバ「面白いですね」
メル「勉強になります」
初号機「おかしい! おかしいよこの空気!(笑) ここはもっと俺を褒めるところで しょう?」
BM「いや、褒めてるじゃないですか」
初号機「テーマでしょ? 新テーマ!! 厨!!
BM「そ、そうだね。大丈夫。レポートでは詳細に書いとくよ、今のとこ」
初号機「お願いしますよ? 今の軽く3〜40行は行く筈なんで」
BM「書きます書きます。書かせていただきます」

 ごめん嘘ついた。

BM「はい、じゃあ設定メモを配るので、自分の設定と混ぜ合わせて使ってください」
オニーバ「(配られたメモを見て)……え? 俺『凶兆』じゃないの!?」
BM「おい(笑)」
オニーバ「だって経験値が……」
BM「ああ、そうか。オニーバ君。もういいんだよ。無理に興奮したりレベル上げなくてもいいんだ」
オニーバ「な、ナンダッテー!(笑)」
BM「今回は興奮ルールが無いから、がんばって経験値を集める必要はないんだ(笑)」
オニーバ「いやぁ、ついサードの時のクセで(笑)」
メル「興奮を求めちゃいましたか(笑)」
オニーバ「必要以上に求めたね」
ドン「おかしい(笑)」
BM「つーわけで、はい(メモを全員に渡す)……設定読んでね。じゃあここで休憩ー」
一同「はーい」

 さあ、果たしてPCたちはどんな設定で登場するのか?
 上手く“厨”を表現できるのか?
 次回オレツウェイキャンペーン第2話『いきなりクライマックス』にご期待ください!

キャバクラは!
【別れの挨拶】








2008/11/20 by B.M
2008/11/27 誤植を修正(×Kight → ○Knight)