TOP13忍者プレイリポート>第8話 ガルシアスの木

CDS:PE&レインボー合同
D&Dサード プレイリポート企画


第8話 ガルシアスの木


2003/11/11
by B.M


キャラクター:
ガロウズ/人間 ファイター 男
ヴァロック/人間 クレリック 男
ウエスト/人間 ウィザード 男
サイラン/エルフ モンク 男
ノインガム/人間 ドルイド 男
カラカス/人間 レンジャー 男



2ヶ月ぶりの更新となります。
お待たせしてしまって申し訳ない。
10月は「いや、AMCの準備が忙しいから!」と言いながら全てを《Dodge/回避》していたのですが…。
…次の言い訳が思いつかなくなったので更新します(ぉ

さてさて。
苦難の末に”地底の城砦”の深層部にたどり着いた一行!。
はたしてここで全ての謎が解き明かされるのだろうか!?。
ヴァロックの妹を癒す”魔法の木の実”は手に入るのだろうか?。
お待たせしました、ついに完結編です。


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**ここから先はDMに許可を貰っていないプレイヤーの方は読まないでください**
**            (読んでも良いか聞いてみましょう)           **
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目次

§8−1 追放者
 ベラック、あらわる
 禁断の知識
 奴隷

§8−2 死闘
 1ラウンド目
 2ラウンド目
 3ラウンド目
 4ラウンド目
 5ラウンド目
 ラストシューティング

§8−3 終焉
 掃討戦
 小さな贈り物





§8−1 追放者

ベラック、あらわる

BM『さて。その巨木のそばにある人影は男女のものですね。』
ウエスト『男女?。…なんか嫌な予感がするなぁ。』
ヴァロック『あ、ってことはジッターの師匠(ブラフォード)かもしれないね。』
サイラン『あとは誰だっけ?。貴族の娘だっけ?。』
ガロウズ『そうだな。もし生きているとすれば騎士ブラフォードと魔法使いのシャーウィンってことだろうな。』
BM『そしてその奥にもう1人、黒いローブをかぶった人物がいます。その横には馬鹿デカイ蛙がいます。』
ノインガム『その蛙ってベラックのコンパニオンか!?。』
ウエスト『かもしれない。』
BM『…君たちがやって来たにも関わらずその男女は無反応に近いね。』
ヴァロック『奥の人は?。』
BM『その人物はだね。ゆっくりと口を開いたね。子供を諭すように、ゆっくりと、どこか馬鹿にしたような口調で話しかけてくる。』
ローブの男『…おい、止るんだ。』
ヴァロック『じゃあ、とりあえず止まっておこう。ここは止まっとく。』


ついに黒幕らしき人物と遭遇だ。


ローブの男『お前たちは…自分が何をやっているか分かっていない。』
ヴァロック『と、言われてもなぁ。』
ローブの男『おいおい、まさか、この木の美しさが分からないのか?。』
ヴァロック『(小声で)分からんよ。』
ウエスト『その美しい木から、どんな病気をも治す木の実が取れると聞いた。我々はそれが必要なのだ。』
ヴァロック『そうだ!。ぜひ譲ってくれ!。』
サイラン『こいつの妹が病でな。もうその木の実に頼るしかないんだ。』
ローブの男『…ほほぅ。お前たちも偉大なるガルシアスの木の素晴らしい力のことは知っているようだな。』
ヴァロック『噂には聞いている。』
ローブの男『ふむ。凡人にしては優秀な方だな。…そうだ…この木は…これは、まだ生きているんだ。』

生きている!?。



禁断の知識

パッと見ではその巨木は枯れているようにも見える。

ヴァロック『まあ、俺はあんまし優秀じゃあ無いんだが。』
ローブの男『…はるかな昔。ここに住んでいた”大いなる存在”があった。その存在に何者かが強力な力を持った杭を打ち込んで滅ぼしたという。そう、まさに私たちがいるこの場所で、だ。』
サイラン『”存在”!。』
ヴァロック『”存在”っていう言い方やめようよ(笑)。』
ローブの男『…だが…その”力”はここに残った。そして、打ち込まれた杭は生命を得て大きく育った。それが、この”ガルシアスの木”だ。』
ヴァロック『嫌な話になってきたなぁ。』
サイラン『さっき、変な本があったよねぇ?(笑)。』
ウエスト『むぅ。』
ローブの男『…この木の秘密を知っている私は、その力を引き出すことができる。”大いなる存在”が私に力をくれる。』
ウエスト『それは…”彼方よりの使者”のことか?。』
BM『そう言うと、その男はまるでウエストのような顔をして笑った。』
ローブの男『くっくっくっく…。』
ウエスト『わぁーー(笑)。』
ヴァロック『おいーー。』
サイラン『(なにかが)減ってる人だね。っつーか減りきってる可能性が(笑)。』
ガロウズ『聞いてるうちに俺らが”減る”んじゃないのかー?。』
ローブの男『…彼方より?…そう、彼方にも、此方にも……。』
ウエスト『わぁーー。』
ヴァロック『そっちかよ!。』
サイラン『どこにでも、どこの時代にも、ってやつか(苦笑)。』


プレイヤーが何を言っているか全くわかりませんね、この部分(笑)。
…まぁ…そのうち分かる日がくるのではないかと。
とりあえず”減るもの”といえばSで始まってNで終わる三文字のポイントです。
っつーかキャラクター知識としてはウエスト以外は知らないことなんですがね。
(〈Knowledge/知識〉の60の夏)


ウエスト『じゃあそれに答えよう。…どの時空にも、どの空間にもいる。それだな?。』
ローブの男『おお、そうだ!。その通りだ(ニヤリ)。』
ヴァロック『うーん、なんかヤバイ話をしているような気がするなぁ。』
サイラン『聞いちゃいけない会話のような気がする(笑)。』
ガロウズ『減る。』
ウエスト『…なるほど。”名指しがたきもの”の恩恵がその”木”と言うわけか。』
ローブの男『(ニヤニヤしながら)そうだ、その通りだ。…私は追放者ベラックと呼ばれている。私はドルイド社会から追放されてしまった。あの愚か者どもめ!。』
ヴァロック『ま、されるだろ、コイツは。』
サイラン『されるな。』
ガロウズ『減ってるしな。』
ノインガム『コイツは許さん。』
ベラック『私は大自然から素晴らしい力を引き出そうとしただけなのだ。それが、奴等の哀れな脳味噌では理解できなかったらしい。…だが、それはもうどうでもいいことなのだ。私はこの”木”を見つけたのだからな。』


当たり前と言えば当たり前ですが、こいつは”追放者”ベラックです。
どうも良くないことを考えてドルイド社会から追放されたようで。


ベラック『…そして…もうすぐ…全てが揃えば…。昨日も明日も、私の前には全て等しくなる。』
ヴァロック『えぇーーと(笑)。』
サイラン『これ、サードだよね?。』
ヴァロック『サードだよ。』
ウエスト『あははははは。』
ガロウズ『キャラクターシートに「99」で始まる欄が必要なんじゃない?(笑)。』


ベラックは愛しそうに木の表面を撫でながら話し続ける。
脈絡は無く、ぶつぶつと陶酔しながら独り言を言っているようにも見える。


ベラック『…”木の実”か。あれは私が収穫してゴブリンどもに売りさばかせているのだ。かくて木の実は地上にばら蒔かれたり、というわけさ。…この実が…やがて…地上を満たす。』
ウエスト『ヒィィー。』
ヴァロック『困るなー(笑)。』
サイラン『やべぇなー。』
ノインガム『そんなことはさせんぞ。』
ベラック『…私は肉体を捨て……私の精神は束縛から解き放たれ……全ては無になる……お前らも殻を捨てろ。』
ガロウズ『独り言が止まらんな、こいつ。』


ベラックは発光キノコの入った投光器(?)の向きを変える。
木の前に立っていた男女(おそらくブラフォードとシャーウィン)に光が当たり、よく見えるようになる。
ここで〈Spot/視認〉する一行。


BM『ローブを着た女とスケイルメイルを着た男だ。〈Spot/視認〉に成功したキャラクターは、彼らの肌が樹皮のようになっているのを発見します。』
ウエスト『ヒィィィ。』
サイラン『ひー。』
ヴァロック『何が?(笑)。俺、スキル−4なうえに1が出た。ぜんぜん分からない(爆笑)。』
ノインガム『そ、そいつらはどうしたんだ?。』
ベラック『こいつらか。こいつらは、奴隷だよ。…彼らは…この素晴らしい知識を理解しようとしなかったのさ。奴隷にするしか無いだろう?。』
ウエスト『じゃあ、誰にも聞こえないようにこっそりと”すばらしい…”と呟く(笑)。』
ミーポ『?。ウエスト、どうしたんだ?。何が素晴らしいんだ?。』
ウエスト『……(ニヤリ)。』
ノインガム『わぁー(笑)。こっちにも大変な人が。』
サイラン『やっぱ、危ないよぉー。』

すでにプレイヤーの間では”ラスボス候補”の声が…(笑)


奴隷

ここで業を煮やしたヴァロックが騒ぎ出す。

ヴァロック『なんだか分からんが…分からんが、とにかくその”木の実”を食べれば病気が治るんだな?。』
ベラック『たやすいことだな。』
ヴァロック『ならば良し!(←いいのか)。』
ウエスト『…できれば半端な効き方をする方がいいんだ。こう、治りきらないくらいが…。』
ガロウズ『おおーい!!(笑)。』
サイラン『それは本当に”治る”のか?。いったいどうなるんだ?。』
ベラック『本当さ。本当の本当さ。”治る”んだよ。素晴らしいじゃないか。』
サイラン『人間…貴様、隠し事をしているな?。』
ベラック『ふふふ…何のことだ?。』

ここでサイランが〈Sense Motive/真意看破〉するが判別不能。

<BMの浅知恵袋>
 こういう時には〈Sense Motive/真意看破〉が役に立つのですが。このパーティには持ってる人がいませーん(笑)。
 あれほど”俺は騙すからな。誰か取った方が良いよ。”って言ったのになぁ(笑)。
 …それすらフェイクだと思われたか?(汗
 ちなみに”生”とは技能無しで使うことです。生spotとか生climbとか言います。


ウエスト『知識は分け与えるものだろう?。私にも教えてくれ。』
サイラン『あ、俺は知りたくない。余計なこと聞いた(笑)。』
ベラック『その通り。それだけ分かっているのなら…お前には木に受け入れられる資格がある。』
ウエスト『おお、素晴らしい…。』


と、言いながらウエストはベラックの方に歩いていく。
「遠距離攻撃ができるキャラ(ミーポ)に目配せする」と言い残して。


ヴァロック『お、おいおい。ウエスト!。』
ミーポ『ウエスト!。ソイツは悪いヤツだぞ!。行っちゃダメだ!!(←目配せをまったく分かっていない)。』
ウエスト『だー。』
ベラック『ははははは。天才は天才にしか理解できん。だまっていろ下等生物。』
ミーポ『おれ、ミーポだ!加藤じゃない!!。』
サイラン『とりあえずお前は喋るな(ガキッ)。』
ウエスト『(ミーポに小声で)…いいか。俺が”撃て”って言ったら撃て。』
ミーポ『???(とりあえずうなずく)。』


と、なにやら仕込みをしてベラックとの対決に挑むウエスト。


ウエスト『なら、”もう、こんなものもいらないな”…と言ってサイランにクロスボウを手渡す。』
サイラン『まあ、受け取るわなぁ。』
ベラック『賢明だな。…他の者は奴隷になるのかね?。まぁ、奴隷になってくれれば申し分ないが。』
ウエスト『全くだ。奴隷の手はあるに超したことは無いからな。』
ノインガム『わー。』

ここで。
裏切るふりをして目配せしながら立ち去るウエストを〈Sense Motive/真意看破〉することに。
目配せが見えたのがミーポとサイラン。
ミーポは種族の違いもあってアッサリ失敗。
ウエストのプレイヤーの「頼むよ!」の声を受けてサイランが成功。
(ウエスト「オッケー!!」)

<BMの浅知恵袋>
 〈Sense Motive/真意看破〉に対する”種族の違い修正”はルールブックに書いていないファクターです。BMは種族が違えばメンタリティの違いがあるだろうなぁ、と思っていますので、異種族同士の判定では修正を入れています。


さらにノインガムのヴァイパーがこっそりと裏からベラックの方に忍び寄る作戦を開始。
まあ、ヘビvsカエルなら勝つだろうと(笑)。
ヴァイパーはのそのそと〈Hide/隠れ身〉しながら(猛り狂わずに)移動し始める。
(命令をちゃんと分かっているか皆を不安がらせつつ(笑))


ウエスト『さて、じゃあ俺は行くぜ。』
ガロウズ『お、おい!、待てよ!!。』
サイラン『じゃ、俺がガロウズを止める。待て、ウエストは何か企んでいるらしいぞ。』
ヴァロック『言うなよ!!!(笑)。
ノインガム『ノォォォーーッ!。』
BM『言っちゃダメだろ!!(爆笑)。』
サイラン『あ。』
ウエスト『わーーーー。台無しだぁーー(笑)。』

…今回もサイラン、暴れております…


ヴァロック大炎上

危うく台無しになるところをウエストの乏しい〈Bluff/はったり〉でなんとかすることに。
まぁ、実はこのミスがあったおかげで後半苦しいことになった…のかもしれない。

ベラック『気にするな。ウエストとやら。そいつらは自分が既にトゥイッグ=ブライトたちに取り囲まれていることにも気付かない奴等だ。』
ヴァロック『えええーーっ?!。』
ノインガム『ぶはぁー。』
BM『あなたたちの周りを木のようなクリーチャーが囲んでいるようです。』
ガロウズ『…トゥイッグ=ブライトってヤツか。…って、多いな!(BMの並べるフィギュアを見ながら)。』
サイラン『出しすぎ。』
ノインガム『えー、かなりテンパって参りました。』
ウエスト『じゃあジリジリとベラックの方に歩こう。』


サッカーチームができそうな数のトゥイッグ=ブライトに囲まれてしまった一行。
(プレイヤーは呑気に”わあ、夢のサッカーチームだぁ”とか言ってたが。大丈夫か。)
どうなる。


ウエスト『素晴らしい!素晴らしいよ!(近づきながら)。』
ベラック『ふふ、そうか。よし…』
BM『と、ベラックが木を撫でるとその辺りがパカっと割れました。』
ウエスト『いやーん。』
BM『どうも、人間が入れるくらいの大きさの窪みができたようです。』
ベラック『さぁ、入れ。』
ウエスト『それはなんだ?(汗)。』


さすがのウエストも躊躇(当たり前)。
その後ろでは一行が作戦会議。


ノインガム『その隙にヴァイパーに実を取ってこさせようと思うんだが。』
ヴァロック『いいねー、それ。』
BM『蛇の持ってくる林檎…なんか、いいね(笑)。』
ガロウズ『それ、食べさせるとどうなるんだろうね?(笑)。』
BM『妹が目覚めるんだろうね(笑)。』
ヴァロック『な、何に?(興奮気味)。』
サイラン『…ここに変態がいます(汗)。』
BM『なにって…何かに(笑)。』
ヴァロック『それだ!それでいい!。ていうかそれだよォォ(炎上)。』
サイラン『わはは(笑)。』
BM『”お兄ちゃん、ワタシ、なんか…”とか言って(爆笑)。』
ヴァロック『それだァァァァ!!(大炎上)。』
ウエスト『いいから戦闘ラウンド入れやお前ら!!。オレ死んじゃうだろ!(笑)。』

なにやら妹ネタで炎上するヴァロックにウエストが一喝。
ウエスト一身上の都合で最後の戦闘が始まったのでした。



§8−2 死闘


(だいたいこんな感じ。ガルシアスの木は1リットル。)


えー、最後なんできっちり書いてみましたが長いです。
長いとはいえ数ラウンドだったんですけど。
短い割に白熱した戦闘でした。

イニシアチブはPC側が好調。

シャーウィン(らしき人) 26
ガロウズ 26
ヴァロック 23
ブラフォード(っぽい人) 23
ノインガム 20
ウエスト 15
ミーポ 14
カラカス 13
サイラン 11
木 4

…サイラン以外(笑)
だがしかしNPC側のダイス目も良く、クソマスター呼ばわりされる俺(なぜ)。
(そして鬼、リアルクソマスター、うるさいだまれなどの微笑ましい声援を受ける俺(なぜ))

ヴァロック『あれ?。カラカスっていたの?。』
BM『いたよ。一言も喋らなかっただけで(笑)。』
サイラン『えー?。モカ?。』
BM『いや、後ろでゴブリンを70体くらい倒してたんだってば。大活躍。』
サイラン『…言い訳モカ?。』

などとモカりつつ(+2)戦闘に向けて準備を始めた一行。
そこに向かってベラックが一言。

ベラック『ふん、肥料が。騒ぎおって。』
ノインガム『がーーーん。』
ヴァロック『わぁー。』
サイラン『悪役の鑑ですな(←褒めてる場合ではない)。』
ベラック『お前たちが腐っていくのが私の目には見えていると言うのに…。』
ガロウズ『なにをー。』


1ラウンド目

・シャーウィン(らしき人)

まずはBMからヴァロックに一方的に「4点」の宣告がされる。
ヴァロック『なんの4点だよ!。分かってるけど!。』
BM『じゃあ、光の弾が飛んで君を撃った。どうする?(笑)。』
ヴァロック『避ける。』
BM『無理。ハイ4点。』
ヴァロック『クソマスター!(←そうか?)。』

<BMの浅知恵袋>
 マジックミサイルですね。その、あまりの避けられないっぷりと無情なダメージ能力からレインボーでは”殺生与奪呪文”、略して”与奪”と呼ばれています(笑)。
 この場合だったら「ヴァロックから4点与奪」とか。


・ガロウズ
ウエストが裏切ったと思っているため、突撃開始。

ガロウズ『止めろ!止めるんだウエスト!!。』
ウエスト『ひぃぃ、かんに〜ん(笑)。』

トゥイッグ=ブライト(以下”木”)のAoOを誘発しつつ《Mobility/強行突破》で敵の前を駆け抜け、シャーウィンに攻撃。
木の攻撃は当然当たらず。

ガロウズ『ええいそこの半乳出してるねーちゃん!死にな!。』
BM『出してるの?。』
ガロウズ『とぅ!…(ころころ)…ハズレ…しかも”1”(笑)。』
ヴァロック『あー、ガロウズ半乳に慣れてないからなぁ(笑)。』
BM『…出してるの?(木目なんだけどなー)。』
サイラン『万全の戦略で望んだが、女の半乳にたぶらかされおったか(笑)。』

<BMの浅知恵袋>
 出してません。


・ヴァロック
とりあえずブレス


・ブラフォード(っぽい人)
ガロウズに攻撃するもハズレ。
ガロウズ『うーん15?。惜しいねぇ。それならシールドと《Dodge/回避》いらなかったなぁ。』
BM『うるせー。』


・ノインガム
ノインガム『とりあえずヴァイパーをこっそり動かしたい。』
BM『(ころころ)…えーと、カエルがヴァイパーを発見したようですが。』
ノインガム『なにぃー。じゃあ俺をスリングで攻撃表示。…ハズレ。ターンエンド!。』


・ウエスト
一行の方を振り向いた後に語りだすウエスト。
ウエスト『よせ!。みんな、力の一部になろうじゃないか!。』
ミーポ『…??。あれは、”俺を撃て”っていう合図かな?(笑)。』
ウエスト『わーーー。ちがうー。』
サイラン『Charisma 【魅力】 上がったんだから頑張れよ!(意味不明)。』


・カラカス
パーティの盾になるべく移動。


・サイラン
ガロウズのおかげでAttack of opportunity(機会攻撃)が無くなったのですり抜けて攻撃。
スカッ!(お約束)。


・木
カラカスに命中。
それをくらったカラカスは何やらフォートセーヴした後に昏倒。盾になってない説。
パーティは全滅の恐怖に震える。
「グレートヘルムでなんとかする!」「上がったCharisma 【魅力】 でなんとかする!」などの作戦(?)で後はかわした一行。


・遅らせたウエスト
ラウンド最後まで待っていたウエスト。
ウエスト『まて、みんな!。無駄なことはやめろ!…と、言いつつベラックにヒプノティズムをかけます。』
BM『うーん、じゃあまずは〈Bluff/はったり〉ですね。今までの行動で+6のボーナスがあることにしましょう。』
ウエスト『とはいえCharisma 【魅力】 なんだよね。はぁーーーっ!…(ころころ)……ブッ!!。』

一同『わはははははは(大爆笑)。』

無情に「1」を示して止まった20面ダイス。
部屋中が爆笑の渦に巻き込まれた。

ウエスト『やらかしたぁ〜。』
サイラン『やったー(笑)。』
ウエスト『やらかした〜〜(笑)。バレた〜(笑)。』
BM『じゃ、こっちは待ってたんで、それをカウンターしようかな。』
ウエスト『持ってんのかよ!。』

<BMの浅知恵袋>
 ベラックはシナリオではひたすらエンタングルのワンドを振りまくる設定でした。
 そもそもワンドが希少な世界、っつーことでここはベラックの能力を変えました。PCになかなか渡さない代わりに敵もあまり使わないという。
 そのかわりディスペルマジックを持って待機していることにしました。嫌がらせで(笑)。
 …ホントは、キュアをディスペルして嫌がらせようと思ってたんですが、ここは盛り上がったので使うことにしました(笑)。


BM『えーと、じゃあこっちの〈Spellcraft/呪文学〉判定ですな。…(ころころ)。』
サイラン『…2と0が見えますが。』
ヴァロック『鬼かよ!(笑)。』


(ヒドいダイスの目)

ウエスト『完全にバレた〜〜(笑)。バレキ〜〜ン。』
ベラック『…ほほう(相手を見透かしたような顔で)。』
ウエスト『なーんでそんな怒った顔してるの?(笑)。』
ヴァロック『コイツつぇぇー(笑)。』
ノインガム『ありえねー(笑)。』
ベラック『ふん!ディスペルマジック!。』
ウエスト『がーーーん。』
BM『そしてベラックはウエストを見ながらニヤニヤと笑っている。』
ウエスト『……ありがとうございました!!(フィギュアをパーティの方へ動かそうとする)。』
ヴァロック『お疲れ様でしたーっ!(笑)。』
ノインガム『おつかれ!。』
BM『いやいやいや(笑)。』
ヴァロック『帰ろうか?(笑)。』
ウエスト『うん、俺もう仕事終わったから帰るわ(笑)。』
サイラン『よし帰ろう。』
BM『帰れません。』
一同『クソマスターだよ!!。』

…なぜ?。

BM『そして、そのウエストの方を見て、ベラックがボソリと呟きます。』
ベラック『…君も、肥料か…ふぅ(悲しそうに溜息をつく)。』
ウエスト『あははははー。ごもっとも。』
ガロウズ『こいつ、ヘンな技使いやがってー。』

<BMの浅知恵袋>
 えー、もう1つ。こういう戦闘ではこうやってお互いに会話をしたりするものですが。現行のサードのルールではこれは難しいと言わざるを得ません。なにし ろ1ラウンドが6秒ですから。会話なんかしてたらあっというまに2〜3ラウンド経ってしまいます。
 今回は(セカンドからの流れで)なんとなーく、会話してますが。まぁ厳密にやるなら会話は無理でしょう。
 しかしまあTRPGというだけあって戦闘中に会話したほうが”楽しい”のは間違いないんですが。コレは1ラウンドが短いゲームに良く起こる問題ですねぇ(メタルヘッドとかワースブレード、GURPSはさらにキツい!(笑))。

※後日談
 その後セッションを重ねた末、会話は”1ラウンドに6文字までならフリーアクション扱い”というレインボールールが制定されましたとさ(笑)。ちなみにフルラウンドアクションなら6秒喋れます(笑)。6文字ルールはなにげにアツかったり(笑)。

と、いう非常に濃い1ラウンドでした。



2ラウンド目


・シャーウィン(らしき人)

5フィートステップしつつ…

BM『(ウエストを指差しつつ)…4点【与奪】。』
ウエスト『あ、俺すか?(笑)。こりゃあびっくり。…死ぬ。』
ヴァロック『ええ?』
ウエスト『俺ウィザードだよ!(笑)。ここまでドキドキしながら移動してたんだよ!(笑)。』
サイラン『死ぬ確率25%でしたな。はっはっは(笑)。』
BM『もう顔色も変えずに(当たり前)いきなりマジックミサイルをぶっ放しましたよ。この半乳(嬉しくない)娘。』
ミーポ『ウ、ウエストォーー!。』
サイラン『ウエストォと叫んで?。』
ミーポ『…まだ順番じゃない(泣)。』
BM『こういう時、順番が決まってるゲームは寂しいやね。』
ウエスト『(最後にちょっと良い所見せて死ぬか)…逃げろぉ!ミーポ!。』
BM『おぉー、見せ始めた(笑)。』
ヴァロック『もう最後の演技に入ってるね(笑)。』
ウエスト『入ってます(笑)。』

いや、シーンだけを頭の中で想像すると凄く良いシーンかもしれないんですが(笑)。


・ガロウズ
サイラン『あのさ、エロい言い方するとシャーウィン(半乳)はもうスペルが切れてると思うんだよね。』
ウエスト『だよな。』
サイラン『だからブラフォードの方をなんとかして欲しい。』
ガロウズ『そうすっか。あたぁーーーーっく!(by NWN)。』

エロいよ君たち。
それはそうとNWN、セガさんプレゼント大盤振る舞いでしたね。
いやマジで。

ガロウズ『と、いうわけで17。』
BM『当たった。』
ガロウズ『お?当たったの?。』
BM『当たった。鎧も盾もくぐりぬけて当てた感触があった(笑)。』
ウエスト『あー、外皮ボーナスかよー(笑)。』
BM『…でも致命傷にならなかったみたいだ。』
ノインガム『きたーねー。』
ウエスト『外皮きたねー。』
ガロウズ『えー、当たったのになんでじゃーー!(怒)。』


・ヴァロック
ヴァロック『どうしようもない…(届かない)。』
ウエスト『俺にキュアをくれー。』
ヴァロック『こっからここまでワープできればかけられるんだけど(笑)。』
ウエスト『あ、できるよ(笑)。』
ヴァロック『あー、できるの?(笑)。じゃあする。』
BM『凄いルールだな。初めて聞いた(笑)。』
ウエスト『え、1ラウンドに3回までできるよ(笑)。』
ヴァロック『あー、そうか。じゃあワープしてキュアかけてワープで戻ってくることにする(笑)。』
BM『知らなかったよー。俺もルール勉強しなきゃなー。』

<BMの浅知恵袋>
 …できません。



・ブラフォード(っぽい人)
ここでファイターvsパラディンの夢の対決が(笑)。
ブラフォードがガロウズに攻撃し、命中。
9点のダメージでガロウズのhpをいきなり半減させて悶絶させる。


・ノインガム
本体は全力移動で走り回る。
ヴァイパーは林檎を取りに行くという命令が理解できなかった(笑)のでとりあえずベラックに攻撃!。
ハズレ。
ターンエンド!。


・ミーポ
サイラン『んー、とりあえず、下がっとけミーポ。』
ミーポ『下がらない!。』
サイラン『なんで?。』
ミーポ『ウエストが死んじゃう!。』
ウエスト『うーーーむ(笑)。そんな感動的なセリフを吐いている場合じゃないぞ(笑)。』
サイラン『ウエストを信じろ!。』
BM『誰も止められる位置にいないよね?。じゃあ、ウエストの方に行こうとするけど?。』
ヴァロック『止められん。行っとけ。』
ウエスト『来るなー!ミーポ!…とか言っておく。最後だし(笑)。』
BM『最後(笑)。』
ミーポ『ウエスト!俺、なんかできそうな感じがする。体がムズムズする。』

と、言っているミーポの体は薄赤く光り始めた!。

ウエスト『何?。』
BM『ウエスト的にはソーサラーがスペルを使う前兆に見えます。』
ヴァロック『やべぇ、目覚めたよ(笑)。』
サイラン『マジ目覚め!?。』
ノインガム『そんなに痺れるほど優しいDMとも思えんが…(笑)。』
BM『ガーーン。』
ウエスト『俺を巻き込んでバーニングハンドとか?(笑)。』
ヴァロック『敵にマジックウェポンかけるとか?(笑)』
BM『(俺が信用されて無いことを再確認)…えー、ミーポが”うーーーん”と唸ると、ベラックと木が居る辺りにクモの糸のようなものが降り注ぎました。』


<BMの浅知恵袋>
 誰が見てもシナリオと違うと分かる部分ですね(笑)。
 前にも一度説明した通り、ヴァルカニアではアイテムが手に入りにくいかわりに特殊能力は手に入りやすくなっています。
 んで、まぁここは盛り上がってきたところなんで”ソーサラーの力”がミーポに宿ったという展開になりました。

ウエスト『ウェブかよ!。』
ヴァロック『すげぇ!。』
BM『うーん、ここで避けられないと凄い惨めな死に方するなぁ…うぉりゃぁーー!(ころころ)。』
ノインガム『お、すげぇ。19だ。』
BM『あぶねー(笑)。反応は一番低いからなぁ。…(ころころ)…っと、木は失敗か。』
ベラック『なんじゃそのコボルドは!(笑)。』
ウエスト『驚いたか!。』


・サイラン
サイラン『木を殴ってる場合じゃないよなぁ。移動攻撃だと木にAttack of opportunity(機会攻撃)くらうなぁ。』
BM『移動だけならくらわないね。』
サイラン『じゃ、移動だけするか。移動してカエルに隣接。』


・木
ヴァロックに1回当たったが、フォートセーヴに成功される。チッ。


・ウエスト
ベラックめがけて魂のデイズ
…あっさりと抵抗される。
ベラック強し。


・ベラック
ここぞでスペルを発動するベラック。
ヴァイパーが隣接していたのでAttack of opportunity(機会攻撃)するが、ハズレ。

BM『さあ、というわけでウエストに向かってスペルが飛びました。なんだかベラックの声が心地よく聞こえてきましたよ。』
ウエスト『Enchantment (心術) か!。んー、ならばボーナスがあるが…。』
BM『さあ抵抗をどうぞ。ウィルセーヴ。』
ウエスト『うーん…(ころころ)…ノォォォーーーッ!!。』
ヴァロック『また”1”かいーーっ!!(笑)。』
ノインガム『大失敗ですな(笑)。』
ウエスト『あー、まだやりたいことがあったのにぃー。』
BM『とことんベラックに呑まれてますね(笑)。』
ヴァロック『もう、格下だと思われてるよね。』
ウエスト『いや、格下なんだけどね。…で?。何させるんだ俺に?。』
ベラック『君はもう分かっただろう?。私の力が偉大で逆らえないということに!。』
ウエスト『いやまったくその通りで(笑)。』
ベラック『私の元へ来い!。』


<BMの浅知恵袋>
 ここでベラックが使ったのはドルイド2レベルのチャームパーソン・オア・ママルです。パースン意外にも哺乳類に効く様になったチャームパーソン上位互換スペルです。
 この場合すでに戦闘していたのでウエストには+5の修正が付きます。まあ、1を出しちゃあどうしようも無いのですが…(あまつさえウエストはセーブが低い)。


まったくの正論に反論(正確に言うとCharisma 【魅力】 対抗判定)もできずに言いなりになるウエスト!。
いいのか、それで!。
そこへ割り込むミーポ。

ミーポ『ダメだ!ウエスト!。』
ウエスト『ぬ?。』
ベラック『…?。ふん。まずはその薄汚いコボルドを殺したまぇ!。』
ウエスト『…へ、あ、そう?。殺すん?。』
ベラック『その醜い生物と、聡明で力に溢れた私、どちらがより良い存在だか、君なら分かるだろう?。』
ウエスト『…ああ、そうだよねぇ…。そうっすね。その通りっすよベラックさん。いやまったくっすよ。』
ミーポ『どうしたウエスト?。』
ウエスト『(やべぇよ…)。』
ノインガム『マジやべー。』

チャームされたうえにミーポを撃つハメになったウエスト。どうなる?。
ヴァイパーとカエル(ツリーフロッグ)は木の裏で怪獣大決戦(決闘)を繰り広げ始めました。





3ラウンド目

・シャーウィン(らしき人)

ガロウズにデイズするがかわされる。


・ガロウズ
はずれ。


・ヴァロック
木に囲まれて大変にヤバい状況に。
といってキュアをかけにいく隙も無い。
ここがふんばりが丘。
ふんばって木たちと戦うことにした。


・ブラフォード(っぽい人)
ガロウズにはずれー。


・ノインガム
猛り狂うヴァイパーが攻撃し、ベラックに命中。
ノインガムは2倍移動で逃げまくり。


・サイラン
〈Tumble/軽業〉を駆使してベラックの元までたどりつく。
そしてパンチ。
スカッ!。

<BMの浅知恵袋>
 もう皆さんご存知だと思いますが。〈Tumble/軽業〉を利用するとAttack of opportunity(機会攻撃)を受けずに移動することが可能です。移動力が下がっていると〈Tumble/軽業〉は使えないのですが、モンクにそん な心配はありません。モンクと非常に相性が良い技能と言えるでしょう。…その後の攻撃を外したらどうしようもありませんが。


・木

木が暴れるが、ヴァロックに当たらない。固ぇー。


・ミーポとウエスト
ミーポ『ど、どうした?ウエスト?。』
サイラン『あー、ウエストがどうなっちゃってるか分からないんだよなー。』
BM『まぁねぇ。また演技してるのかもしれないし(笑)。〈Spellcraft/呪文学〉なんだけどね。』
サイラン『あるわけねー。』
ミーポ『どうしたウエスト?。そんな怖い顔するな。クロスボウを巻いてくれ。』

と、言いながらミーポはウエストにクロスボウを差し出した。

ウエスト『あああーー、切ない話になってきたぁ(泣)。…巻いてやるよ…あはははは。』
ヴァロック『つまり、次でミーポを撃ち抜くと。』
サイラン『トドメを刺すと。』
ウエスト『にげぇぇーーーっ!!(苦い)。』


・ベラック
Attack of opportunity(機会攻撃)を誘発しつつスペルをかけることにする。
…つまり、サイランは当たらないと見切った!(笑)

ベラック『…まぁ、コイツらはタダの肥料だな(笑)。来いよ。』
ノインガム『がぶり。1点。』
ベラック『〈Concentration/精神集中〉…(ころころ)…成功。』
ノインガム『なんでそういう目をだすかなーー(笑)。』
サイラン『当たった。』
ベラック『ぬ。こういう時ばかり当ておって(笑)。』
サイラン『そして6点。』
ベラック『(ころころ)…この目は成功だね。余裕!。そして毒に対するフォートセーヴも成功!。なめるな!(笑)。』
ウエスト『まーた成功だよ!(笑)。ダイス目良すぎだよ!(笑)。』
ヴァロック『おかしいよ!!(笑)。』

いやー、ホント、この日のBMのダイス目は神がかっていたというか。
ベラックはほとんど15以上しか振ってないんじゃないかなぁ(笑)。

ベラック『つーわけで何事もなかったかのようにスペルだ、肥料たちよ(笑)。蛇に向かってスペルじゃ。』
ノインガム『何セーヴじゃいー。』
BM『ウィルセーヴ。』
ノインガム『うぉぉ、ヴァイパーにウィルは無ぇー。』
ベラック『ほーら、蛇よ。私を噛むのはお止め…。』
ノインガム『(ころころ)…うーん…おっ、足して20!!。』
ベラック『なにぃー。』

と、ベラックの秘策も潰えたところで3ラウンド目終了。



4ラウンド目

・シャーウィン(らしき人)

呪文がねぇ。
とりあえずガロウズにレイ・オブ・フロストを撃ち込んで1点与えてみる。チクリ。


・ガロウズ
ブラフォードに一撃を食らわそうと画策し、19まで命中…が、ハズレ。
外皮硬し。


・ヴァロック
前に出て木と戦うヴァロック。
混戦状態の味方の援護に駆けつける。


・ノインガム
ノインガム『俺のターン!。ヴァイパーがベラックにドタァーーーック!で15まで。そして俺は全力移動で逃げる(笑)。』
BM『15はハズレっす。』
ヴァロック『あれ?。上からだから+1じゃない?。』
ノインガム『あ、そっか。じゃあ16?。』
BM『16もハズレ。』
ウエスト『いや、待てよブレスあるから17じゃねぇ?。ヴァイパーもブレス入ってたでしょ?。』
BM『う…。』
ヴァロック『どうなん?。17では?(笑)』
BM『…当たりだバカヤロウ!!(笑)。きたーーねーーー。』
ノインガム『いやぁ、すっかり忘れてたよ(笑)。』
BM『きたーーねーーー。
ノインガム『で、ガブっと3点。』
BM『いててて。』
ヴァロック『バレキーン(笑)。』
サイラン『よし!バレたぞ(笑)。もう俺たちの勝ちだ(笑)。』
BM『避けたはずなのに当たった!(笑)。これが噂の変移抜牙霞噛みか!(笑)。』

<BMの浅知恵袋>
 なんだか分からないけどレインボーには”敵のACがバレたら勝ち”というジンクスがあります(笑)。バレることを”バレキン”と言います。
 …なんて役に立たない解説…


・サイラン
サイラン『と、なると俺の仕事はこの20面ダイスで両方15を出すことだな。』
BM『きたーーねーー(まだ言ってる)。』
サイラン『(ころころころ)…で、まぁ両方ハズレと。』
BM『ふぅ、サイランでよかった。』


・木
木がノインガムを追いかけたりヴァロックを追いかけたりするが。
結局ガロウズに1発当たり、毒までくらわせることに成功。
が、意外に毒がショボいことがバレキンする。
敗色濃厚。
(…と、ここでふと時計を見たら終電が無くなってることが判明。
ダンナさんと石川さんがBM宅に泊まりこみ決定(笑))


・ウエストとミーポ
さて、ミーポに手渡されたクロスボウでミーポを撃つハメになったウエストは…

ウエスト『にげぇーーー!(苦い)。』
ミーポ『…ウエスト…どうした…?。』
BM『ミーポは哀れな姿で鼻水をすすりながらウエストの方を見ています。まぁ、さすがにここまでの展開を考えるとウエストにここでもう1回判定のチャンスを与えようかと思っております。』
ウエスト『はははは。嫌な予感しかしないぜぇー(笑)。』
サイラン『あぁ、ミーポかわいそうになぁ…。』
ヴァロック『撃つなよーー(笑)。』
ウエスト『うおりゃっ!…(ころころ)…おっしゃ!!成功!!。』


<BMの浅知恵袋>
 この場面では”ミーポへの心情”を考慮して
「Charisma 【魅力】 対抗判定」をしています。チャームの呪文の効果の元にあっても、このような”しないであろう行動”を取らせるにはこの対抗判定が必要となります。
 この結果、ベラックはミーポを殺させようとした=ウエストの敵 ということになって呪文は切れました。
 ここでウエストが失敗したら大変なことになっていたでしょう…。


ヴァロック『おおおー。』
ノインガム『すげー。』
サイラン『これ、リプレイにして信じて貰えるかなぁ?(笑)。』
BM『余計な心配はしなくて良し。』
ウエスト『…ってアブねぇ、撃っちゃダメだ俺!(笑)。違うだろ!。…なんで俺ミーポを撃とうとしてるんだ?(笑)。』
BM『ミーポはウエストを信じきっていて、純真な瞳で下から見上げています。』
ウエスト『わーーー(笑)。あぶねーーー。とりあえず思いとどまった。』
ベラック『どうした?。早く撃て!!。』




5ラウンド目

やっと5ラウンド目。
これって秒数に換算するとたったの30秒か(笑)。
とても30秒とは思えない内容だなぁ。

・シャーウィン(らしき人)
いい加減やること無い。
ダガー抜いて攻撃するがハズレ。


・ガロウズ
はずれ!
やっぱ、パラディンには勝てねぇ!(笑)。
つーか外皮固い!。


・ヴァロック
ナチュラル20でブラフォードに初ダメージを与える。
がんばった。


・ブラフォード(っぽい人)
なにげにハズレ。固いだけか。


・ノインガム
俺のタァァーン!!
全力移動!(笑)
そして吼えたけるヴァイパーの攻撃が木に命中!。
ターンエンド!


・サイラン
Flurry of Blows(連打)が1発ベラックに命中して7点。




ラストシューティング

(ウエスト)

状況が劣勢になったベラックはチャームしたウエストに声をかける。
が、実は4ラウンド目で実はチャームが解けていたわけである。
今度は〈Sense Motive/真意看破〉でウエストを見抜くことができないベラック。
さすがにあせっているのか?。

ベラック『ウエスト君!彼らをなんとかしたまえ!。はやく撃つんだ!。』
ウエスト『ああ、そうだな。』
ベラック『な、何をしているっ?!。』
ウエスト『撃ってやるさ…(狙いをミーポからベラックに素早く変えつつ)お前をなっ!。』
ヴァロック『うぉー、カッコいいぜ!。』
サイラン『これで当たったら最高に格好良いね。』
ウエスト『行くぜ……(ころころ)…うおおおーーーっ!』
一同『おおおーーーーーーっ!!!【本日一番の大歓声】。』


なんと!
ここぞで「20」!!。
期待に答えて結果を出した!。
男の中の男だ!
このクリティカル(可能域到達)で一気に戦闘は盛り上がる!。

サイラン『うーわー。』
ノインガム『やべー。』
BM『やべぇ、格好良いよ(笑)。…つーかクリティカルは勘弁。』
ウエスト『えい!…(ころころ)…ああーーーーーっ!。』
一同『すげぇーーーっ!!!【本日一番の歓声、更新】。』

そして2度目のロールで「19」!!。
ここぞとばかりにクリティカルするウエスト。
やってくれた。
男だよ!サムライだよ!!


ウエスト『いやぁ、この内容マジで誰にも信用されねぇ(笑)。』
BM『マジかーーー。マジ死ぬ。マジ死ぬ。』
ウエスト『7点だ!!。』
BM『ぎゃひぃーー(…やっぱ無理してスペル使ってAttack of opportunity(機会攻撃)受けたのが敗因か…)。』
ベラック『…う…お、俺が肥料になるのかぁーーーっ!。』
ウエスト『やりきった!!。』
ヴァロック『格好良いよ!ウエスト!!。』
サイラン『良いタイミングで出たなぁ。』
ノインガム『すげー。』

額に矢を受け崩れ落ちるベラック。

ベラック『…貴様…術にかかったふりをしていたのか…。』
ウエスト『いや、実は結構本気でかかってたけどね(笑)…と、それはさておき、”お前は人を舐めすぎた”。』
BM『じゃあ、口から血を溢れさせながらズリズリとベラックは倒れていきます。そして、最後に…。』
ベラック『我は流転する…我、すでに解き放たれたり…そう…ここにも…あそこにも…。』
ウエスト『うーん(実はもうヤバイのか?)。』
ベラック『…既に…種は蒔かれた…。』
ウエスト『あばよ、ベラック。』

──決着。



§8−3 終焉

掃討戦

その後、シャーウィン(仮)とブラフォード(仮)は動かなくなりPCによりトドメを刺された。
指にはめている印章付きの指輪を回収して身元を確認する。
やはりシャーウィンとブラフォードのようだ。

トゥイッグ=ブライトたちも各個撃破で掃討された。
主を失ったカエル(ツリーフロッグ)はどこかに行ってしまった。
死闘は終わりを告げたのだ。

不思議なことがあった。
戦闘が終わった時カラカスの姿が見当たらなくなっていたのだ。
一行は首をひねったが、辺りを探しても見つからないのでほおっておくことにした。

こうしてベラックは死んだ。
彼は知識を求め…そして自然界の理を自らの手で改変しようとした。
ドルイドにあるまじき行為であった。禁忌の知識でもあった。
だが植物園を見る限りではその成果は着実に出ていたようにも見えた。

彼は何を求め、そして何をしようとしていたのか。
果たして何が”地上を満たす”というのか。
”既に解き放たれた”、”種は蒔かれた”とベラックは言った。
もう始まっているのだろうか。
一体、何が?。
それはベラックと同じ謎の微笑を秘めたウエストだけが気付いているのだろうか…

そして”木の実”。
なんだかんだ言ってこれしか望みが無いのでヴァロックはどうしても持って帰ると言い出した。
ガロウズとサイランは反対したが、ヴァロックの決意は固かった。
しかたなくサイランが木を登り木の実をもぎ取った。

木の実を取った後、ガルシアスの木に油をかけ、火を点けた。
木はまるで生きているかのようにのたくり、全身から瘴気のようなものを発散しながら燃えていった。
まるでうめき声が聞こえてくるかのような禍々しい動きを見せていた。
ウエストはその最期の様子を見て、ふと”美しい”と思ってしまった。
彼は食い入るように燃える木を見つめていた。

ウエスト『あばよベラック。何十年か後に…また会おう。』

こっそりと、ウエストは口の中で呟いた。
”何十年後か”にいったい何があるというのだろうか。
ウエストの口元に浮かんだ微笑の意味を、誰も知らない…。

足元ではミーポがウエストのローブで鼻をかみながらすすり泣いていた。
ちょっと困った顔をしたウエストと対照的にミーポの顔は安堵に満ちていた。


小さな贈り物

”地底の城砦”の出口にて。
一行はなんとなくウエストとミーポから離れて立っている。
ガロウズが2人に声をかけようとし、それをヴァロックが無言で止めた。

ミーポがまた不安そうな顔をしている。
そして、去って行こうとするウエストに向かってかぼそい声で問いかける。

ミーポ『ウエスト。俺、またここで待ってなきゃダメなのか?。』
ウエスト『ああ。…そうだな。』

そう言うとウエストはハンドクロスボウをミーポの手に握らせた。

ウエスト『…お前が強くなった時に、俺は戻ってくる。』
ミーポ『待ってるぞ。…ウエスト…これ。』

ミーポが差し出したのは、拾ったガラクタや鉄クズ(かなくそ)で作られた指輪だった。
ウエストの指に合うようなサイズに作られている。
それをウエストが指にはめ、サイズがピッタリだと分かるとミーポはにっこりと微笑んだ。

ミーポ『俺、強くなる。』
ウエスト『アディオス。』
ミーポ『ミーポは強くなる。だから、泣かないんだ。』
ウエスト『……。』

顔を泣きだす寸前までくしゃくしゃにしながら、ミーポは一行に背を向けた。
そして後ろを振り返らず、クロスボウを固く握り締めてダンジョンの奥へと走って行った。

ウエスト『……。』
ガロウズ『連れて行ってやらんのか?。』
ウエスト『ああ。』
ヴァロック『それが定めだ。』

パタパタという立ち去っていく足音は、その速度を緩めず一行の耳に届いていた。
ガロウズがウエストの背中を叩き、一行は揃ってオークハースト目指して歩き出した。
ミーポとは、正反対の方向へと。



13忍者 「地底の城砦」編 −完−

<第8話 了>