TOP13忍者プレイリポート>第2話 血の斧の恐怖

CDS:PE&レインボー合同
D&Dサード プレイリポート企画

第2話 血の斧の恐怖

於2003年5月24日(土)
マスター&ライター:B.M
プレイヤー:ダンナ、右近、ゲドボン、ジェック[敬称略、順不同]

2003/6/2 公開開始
 

目次
§2−1 モカの間
§2−2 キャラクターメイキング
 ケース6 ノインガム(ドルイド)の場合 12 Swim Temple's Shield
 ケース7 グライズ(バーバリアン)の場合 Heart Punch far the Thunder
 ケース8 ガロウズ(ファイター)の場合 Below the Earth,the Knee Swoops
§2−3 ミニセッション
§2−4 プレイヤーの感想
§2−5 BMの独り言
 
 

§1−1 モカの間
ああ、ここではモカから逃れられると思っていたのに…やはりレインボーとモカは切っても切れない関係なのか(泣)。
キャラクターメイキング編でいくつか間違いが見つかったのでそれを発表します。
これはですね。
そのう…ここが間違いやすいから気を付けようね!…という記事として役立ててください(笑)。
あんまり言ってると”誤魔化しモカ”が付くのでこの辺でさっさと記事に行きます。
 
 
 
 
モカ

 

サイラン氏はニュートラルグッドなのですが、モンクはローフルが必須だったかと思います。 (5/23-21:54)
…その通りです。サイラン(右近)氏を問い詰めたところ『はい、間違いました。1モカ受けます。』という快いコメントを頂きました。…分かってるな、モカの恐ろしさを(笑)。
*****

 1レベルパラディンはターンアンデッドできないので、3レベルになるまではターンアンデッドの能力が前提条件となっているDivineMightは取れないのではないのでしょうか? (5/23-18:39)
その通りでございます。
以前にエレグソンのパーティでやっていた時はすでに3レベル以上だったので、そのまま違和感無く取得していました。その時の記憶とゴッチャになっていたようで。
キャラクター製作担当者として謹んで1モカ受けさせていただきます。
*****
 

 VerdantLordにクレリックがなるのは不可能です。PlantDefianceの前提条件であるディテクトプランツオアアニマルズを使用できないからです。 (5/23-18:58)
いったい何をチェックしてたんだ俺は(笑)。
ドメインスペルなら取れると思って、必死にスペルのところの”Domain(領域):植物”をチェックしてたわけですが。
冷静になって考えるとドメインスペルは別の表を見れば早かったし間違わなかった…。
何故か取れるからディファイアンスもOK!とか納得してました。なんでだ。
エンタングルじゃん。
凡ミス。凡モカ。
ってなわけで下の表は役にたたないので注意(泣)。
必死に計算しても足元から崩れるよ、という教訓として見ておいてください。
*****
 

現在のところBMが5モカ、石川と右近が1モカずつ。
そして、たったいまMageAdviceの方から入ってきた速報。

一ラウンドに一回より多くの攻撃を行なう場合は、常に全力攻撃です。PHB pp124 「全力攻撃」を参照してください。2003/05/27(Tue) 00:31
*****

と、いうことで残念ながら石川さんに1モカ追加です。残念だ!。
原稿を書いている間に増えてめんどいんで”モカの間:CDS版”のコーナーを設立しときます。どこかに。
最新情報はそっちをチェック(笑)。
い、嫌だーーーーーっ!!!(魂の叫び)

p.s
ちなみにモカルール適用は”プレイリポート以降の記事”とさせていただきます。
あと、(魔王)ほえほえさんの手によって掲示板での発言にもモカが課せられるようになりました。
オニ!!。
 
 

§2−2 キャラクターメイキング

この日は残りのメンバーであるダンナさん、ジェック、それに飛び入りでゲドボン(社長)まで参加してくれた。
まずは3人のキャラクターを作った。
残っているクラスはドルイド、ソーサラー、バード、バ−バリアン、そしてファイター&レンジャー。
最終的にどのクラスが残るか楽しみだ(笑)。

ケース6 ノインガム(ドルイド)の場合 〜12 Swim Temple's Shields

キャラクターシート

サードは初めてながら、日本語版PHBを購入してまで参加してくれた猛者のダンナさん。
ありがたいこってす。
ダンナさんは能力値が良い目と悪い目にハッキリと分かれました。
これをどうやって割り振るかが問題。

BM『さて、シフターかヴァチューソと言ってましたが…どっちがいいですかね?。』
ダンナ『うーん。シフターってどのくらいにまで変身できるの?。』
BM『最初はたいしたこと無いですけど、レベル上がるととんでもないものに変身できるようになりますよ。ドラゴンサイズから…ガルガンチュアサイズにまで(笑)。』
ダンナ『そりゃあすげえなぁ。』
BM『3.5版でポリモーフは修正されるらしいですけど、まあシフターの場合はそのままにしようかと思ってます。じゃないと意味が無いクラスなんで…。』
ダンナ『じゃあそれにしようかなぁ。』

サードは常にエラッタや改訂を気にしながらプレイしながらいけないゲームである。
…シビアだ(笑)。
(でもたまーにエンハンスドで強くなるんで諦めてはいけない)
ポリモ−フが問題なのはウィザード系がいろいろやる場合だろう(※0)。
シフターは「ワイルドシェイプ」以外になにも無いクラスなので、ポリモーフとは別に考える必要がある。

ダンナ『すると人生設計としてはどのクラスから始めれば良いのかね?。』
BM『うーん、まあ無難にドルイドじゃないですかね。ウィザード系でポリモーフ覚えてから来るっつールートもありますけど。』
ダンナ『まあ、ドルイドいないみたいだし、ドルイドをやってみっか。』
BM『うっす。すると…まあ、判断力に最高値を入れるのは良いとして、残りが難しいですねー。』
ダンナ『変身した時の能力値ってどうなるの?。』
BM『Strength 【筋力】 、Dexterity 【敏捷力】 、Constitution 【耐久力】 は変身したクリーチャーのものを使いますね。』
ダンナ『じゃあSTRとDEXは捨てるかな。CONもいらないのかな?。』
BM『まあ、いらないっちゃあいらないんですけど、変身してもhpは変わらないんですよ。』
ダンナ『え?CONが変わっても?。』

<サード豆知識>
変身したことでCONは変わるがhpは元のままである。
そのことによって高いフォートセーブを得る事はできるが、追加のhpは得られない。
変身を目指すキャラは多少は自前の固さを持たなくてはならないのだ。

BM『そうなんですよ。だからまあ、CONをマイナスにするのは止めたほうがいいかも知れませんね。』
ダンナ『んー、じゃあやっぱり上2つを捨てよう。』
BM『そうですね。そっちは変身しちゃえば関係無いんで。』
ダンナ『そうすると…まあ、ACとか飛び道具があるからDEXを一応高くして…スキルポイントも欲しいからIntelligence 【知力】 に高めに入れて…。』

能力値も決まったので、アレについて考える(笑)。

ダンナ『Swim Temple っつーのが謎なんだよなー。』
BM『もっとこう、無難な寺院は無かったのかなぁ(笑)。』
ダンナ『じゃあ12枚の伝説の盾を求めて旅をしているということで。』
BM『Swim の(笑)。うーん、謎だなぁー(無責任)。』
ダンナ『12枚集めると何が起こるんじゃろうか。』
BM『そりゃあもう、凄いことが起きますよ(笑)。』
右近『でもそれ、数字シリーズですよね。ちょうどいいんじゃないですか。忍者が13で、俺が14。んで12だから!。なんか関係あるかもしれませんよ(笑)。』
BM『あるのかなぁー(笑)。』
ダンナ『どうなんだろうねー(笑)。』
ガロウズ&グライズ『わはは(笑)。』

笑ってる場合ではない。

BM『さて、必要フィートは《Alertness/鋭敏感覚》と《Endurance/持久力》ですね。まあ、問答無用で《Alertness/鋭敏感覚》から取った方がいいでしょう。』
ダンナ『《Endurance/持久力》って使わないの?。』
BM『うーん(笑)。俺、ホッジでプレイしてて使ったこと無いですね(※1)。』
ダンナ『そうすると1レベルでもう1つは違うフィートにしたほうがいいのね?。』
BM『そうですね。《Endurance/持久力》は冒険の役には立たないですから。なんかの罰ゲームだと思ってとるしか無いッス(笑)。まさにプレイヤーのエンデュアランスを試しているんですよ(笑)。』
ダンナ『すると…安定フィート?(笑)。』
BM『うーん…そうかも…(笑)。』
ダンナ『じゃあそれにするか。Dexterity 【敏捷力】 低いから少しは上げとかないとな。』

そしてドルイドといえばアニマル。
お供に何を連れて行くか。

ダンナ『山猫とかどうかな?。』
BM『んー、なんか軒並みHDが3とかですね。普通の猫が1なんですが。』
ダンナ『あとは何がある?。』
BM『猿とか…蛇とか…カラスとか…。』
ダンナ『蛇!。蛇にしよう!。』
BM『ちょうどヴァイパー(毒蛇)が2HDですね。…おお、しかも結構スキルとか高いなー、蛇(笑)。』
ダンナ『どれどれ…(データを見ながら)…俺より強いなー(笑)。』

蛇をお供に連れたドルイド誕生。
さ・が・そ・う・ぜ! スイテンシールド!!
…って、どこにあるんじゃそんなもーん!(逆ギレ
 
 

ケース7 グライズ(バーバリアン)の場合 〜Heart Punch far the Thunder

キャラクターシート

珍しいことに(?)意味がなんとなく通じているキャラ。
モンクっぽいけど、モンクは既にいるので…
やっぱり暴れ系になるんだろうか?。

BM『なんかこう、ズシンと来る様な激しいキャラだよね。』
右近『Far the が格好イイ。』
ゲドボン『しかもHeart だから(よくわからん)。』
BM『そんなゲドボンにオススメのクラスがあるんよ。』
ゲドボン『どんなの?。』
BM『フレンジードバーサーカー。何が楽しいって、一番楽しいのは「インスパイアフレンジー」っつって”みんなで暴れる”能力。周りの人と一緒にバーサークできる。』
ゲドボン『おおおーっ、確かに俺好みだ(笑)。』
BM『うぉぉぉぉーーーっ。』
ゲドボン『うおりゃーーーーーっ。』
BM『どう?。』
ゲドボン『それに決めた(笑)。』

(初代)D&Dの頃から蛮人をプレイしていた男である(笑)。
アッサリとフレンズィることを決定。
うおらどぉうらぁっぁぁっぁーーーっ!!!

ゲドボン『クラスは何にすればいいの?。』
BM『Barbarian Rage(バーバリアンの激怒)が必要なんで、バーバリアンかな。』
ゲドボン『能力値のDexterity 【敏捷力】 とConstitution 【耐久力】 ってどっちを優先すればいいの?。』
BM『うーん…フィートの関係があるんでDexterity 【敏捷力】 かなぁ。』
ゲドボン『DEXが無いと取れないの?。』
BM『取れないフィートもある。』
ゲドボン『じゃあDexterity 【敏捷力】 にしとくかな。』

最初に謝っておきます。
これは大間違い。
 
 
 
 
モカ

 

たしかにDexterity 【敏捷力】 が無いと取れないフォートはあるんだけど、ゲドボンの場合はフレンジードバーサーカーになるって決まってるんであまり関係無い。
《Power Attack/強打》系はStrength 【筋力】 があれば取れるし、ここはBarbarian Rage(バーバリアンの激怒)の時間を増やす事を考えてもConstitution 【耐久力】 にしておくべき。
*****

(…っつーわけでこのセッションが終わったあとでDEXとCONを入れ替えておきました。 )
1モカゲット(通算6)
良いペースだなぁ、俺(涙)。

ゲドボン『フレンジードバーサーカーに必要なフィートは?。』
BM『うーん…4つ。多いね。こりゃ人間じゃないと無理だわ。』
ゲドボン『ハーフオークがやってみたかったけど…まあ、俺は蛮人のが性にあってるんで(笑)。』
BM『だよね。裸族とかね(笑)。最初に取るのは《デストラクティヴレイジ》(※2)がオススメかなぁ。楽しいよ。』
ゲドボン『《Power Attack/強打》と《Cleave/薙ぎ払い》じゃないの?。』
BM『《Cleave/薙ぎ払い》より《デストラクティヴレイジ》のが楽しい(断言)。これはね、Barbarian Rage(バーバリアンの激怒)を消費して、怒りのパワーで物を壊すフィートなんだ(笑)。』
ゲドボン『楽しそう!(笑)。』
BM『なんだこの扉…ふぬぬぬぬぬ…うおらどぉうらぁっぁぁっぁーーーっ!!!。』
ゲドボン『この宝箱堅いなぁ…このヤロウ…うおらどぉうらぁっぁぁっぁーーーっ!!!。』
BM『(はぁはぁ)…どう?』
ゲドボン『(はぁはぁ)…それにする。』

《Cleave/薙ぎ払い》のが絶対に強いのでご注意(笑)。
ここはあくまでもやりたい事優先で取りましたので。
…まぁ、各キャラ1つぐらいは傾いたことをやってもいいかと…ジッター以外は…

スキルは一点豪華主義。〈Intimidate/威圧〉、〈Swim/水泳〉、〈Jump/跳躍〉に4ポイントずつぶち込む。
武器はグレートアックスのみ。細かい事は知らん!。
という豪快にして大雑把、極端にして過激なキャラクターが誕生した。
キャンペーンの台風の目となってくれるに違いない。
さあ、みんなで一緒にフレンズィろう!

ゲドボン『ねえねえ、欲しいものがあるんだけど。』
BM『ん?。』
ゲドボン『頭にかぶる狼の毛皮みたいなヤツ。』
BM『あー、あの狼の顔がちょうど頭の上にくるようなヤツね。Mikaみたいな。』
ゲドボン『そうそう。いくらで買える?。』
BM『うーん、戦利品でしょ、それ?。なら最初から持ってて良いよ。』
ゲドボン『イエー(笑)。』
BM『ひと目で蛮族って分かるキャラだなぁ。』
 
 

ケース8 ガロウズ(ファイター)の場合 〜Below the Earth,the Knee Swoops

キャラクターシート

BM『なんか、格好イイんだけど意味が良く分からないね、コレ。』
右近『響きは良いんだけど矛盾しているというか。』
BM『地面の下から…まではいいんだけど…。』
右近『…膝で上からの急襲(笑)。』
BM『下なんだか上なんだかハッキリしろと(笑)。』
ジェック『まぁまぁまぁ、私はしがないHFOですから。』
BM『なんか忍者みたいなイメージだよな。潜ったかと思うと突然上から現れるって。』
ジェック『まぁまぁまぁまぁ。』
右近『忍法みたいな感じだよな。』
ジェック『まぁまぁまぁ、HFOですから。』
 

HFOならしかたねえや。
 

BM『しかし、能力値は良いねー。』
ジェック『これは嬉しいね。これで能力値低かったらホントーにパラディンの馬の世話するしかないからね。』
BM『まあ、Strength 【筋力】 が18あればファイターはイケてる…ハズなんだよな。』
ジェック『それを祈る…っていうか無理なのは最初からすでに分かってるんだけどね(笑)。』
BM『ま、そんなこと考えてたらHFOはできないよな。』

その通り。
ファイターを選ぶということはそれだけで既に冒険である。
アドヴェンチャーである。
フロンティアスピリッツである(?)。
諦めるな。常に進み続けろ。倒れる時は前のめりだ。

BM『キャラクター作成は…って早っ!。もうほとんど終わってるじゃん(笑)。』
ジェック『まあ。プレステージクラスも考えてないし。20レベルファイター目指すから。』
BM『スキルは…〈Ride/騎乗〉と〈Handle Animal/動物使い>のコンボ!!(爆笑)。』
ジェック『ま、乗るだけなんだけどね。HFOだから。』
BM『そして新理論による怒涛の〈Craft/製作〉!!(笑)。』
ジェック『ファイターですからー。この技能で自分の鎧作るぜぇー。』

はいそこ、笑わない。
ファイターはこれでも必死なんよ?。

BM『あとはフィートか。』
ジェック『けっこう《Power Attack/強打》系の人が多いから、俺は《Dodge/回避》系で行こうかと。』
BM『ふむふむ。』
ジェック『しかもここはやはり剣と盾で。戦士らしく。』
BM『リーチウェポンは使わないのね(笑)。』
ジェック『それは…なんか戦士っぽくない。やっぱ基本でしょ、基本。』

強いて言うならKIHON。
レインボーの合言葉その2。
グレートヘルムにロングソード、ミディアムシールドがKIHONである。

BM『じゃあこの《モンキーグリップ》(※3)とかは取らないのね?。』
ジェック『なんか、それは戦士と違う気がするんだよね。やっぱ剣と盾で苦まってる(にがまってる)のが戦士らしいかな、と。』
BM『苦まるのかよ(笑)。…じゃ、その路線で行こう(笑)。』
ジェック『だからまず《Dodge/回避》系を極める人生設計してみようかと。』
BM『有り余るフィートを生かすぜー、ってな(笑)。』
右近『極めるとどうなるの?。』
ジェック『それはその時のお楽しみということで。』
右近『おい(笑)。どうせたいしたこと無いクセに(笑)。』
ジェック『いやいやいや。』
BM『いやいやいや。だって、《Whirlwind Attack/大旋風》だよ?(笑)。』
ジェック『そうだよ。大旋風 だよ。大・旋・風。』
右近『俺はFlurry of Blows(連打)とか《ライトニングフィスト》(※4)とか使うけどね。』
BM『何言ってんの。だってこっちは旋風だよ?。小じゃないよ、だよ。』
ジェック『それはもう大変なことになるよ?。』
右近『いらんから。』
ジェック『知らないよ。エラいことになっちゃうよ?。』
右近『じゃあ効果教えろ(笑)。』
BM『…それは…ねぇ…。』
ジェック『…それは…6レベルになってからのお楽しみということで…。』

括目して待て!
怒涛のスーパーエクセレントデリシャスダイナマイツフィート!!
その名も大・旋・風!!!
君の町にも大旋風を巻き起こしちゃうぜ?!。

平仮名で書けば”だいせんぷう”。
カタカナで書いたら”ダイセンプウ”。
”ぷう”ってのがちょっとかわいいぞ《大旋風》 !。
がんばって、がんばって、がんばり抜いて《大旋風》 。
その凄さを実感せよ!。
…君は刻の涙を見る…(嘘)

ジェック『いや、もうちょっと考えなきゃいけないかと思ったけど、アッサリ決まったねぇ(笑)。』
BM『余ってるからなー。』
ジェック『じゃあ、この《ドラゴンタフネス》(※5)を取れるだけ取ろう(笑)。』
BM『無駄にhpを上げてみるか(笑)。』
ジェック『それでも余る?。』
BM『かなり余るね。もう1つ何かできるよ。さすがファイター。あ、あと3.5版の修正が後で入るかもしれんので微妙に期待してて。』
ジェック『どうなるの?。』
BM『もしかしたら《Weapon Specialization/武器開眼》が重ねて取れるかも…。』
ジェック『本当なら有り難いねー。ま、後で変更できるようにしておこう。』

最後まで生ファイターなので別に最初から決めておく必要は無いのだが、取れる範囲が決まっているんで決められる。
とりあえず6レベルまでを大公開。
 
ガロウズ(HFO) 6レベルまで
《Weapon Focus(Long Sword)/武器熟練(ロングソード)》
《Improved Initiative/イニシアチブ強化》
《Dodge/回避》
《Mobility/強行突破》
《Expertise/攻防一体》
《Weapon Specialization(Long Sword)/武器開眼(ロングソード)》
能力値上昇
あわてないあわてない ひとやすみひとやすみ
《Spring Attack/一撃離脱》
《Whirlwind Attack/大旋風》

ははははは(笑)。

BM『頑張った割には…』
ジェック『ねえ。』
右近『で、どうなるのよ、そんなに頑張って?。』
BM『うるさいね君も。6レベルになるまで待ってろや!。』
右近『それまでに忘れてるかも(笑)。』
ジェック『……。』
BM『…。』

…君は刻の涙を見る…(再嘘)
 
 

§2−3 ミニセッション

キャラクターを作成した後で時間がちょっと余ったのでミニセッションをすることに。
ここでゲームぎゃざ2003年2月号の「暗闇の中へ」を使いました。
日本でも入手可能なものから、とりあえず。

…で、これはシナリオというかミニダンジョン(しかも3部屋しかない)なんですが。
このままの使用は無理なのであちこち変えました。
いきなりダンジョンの入り口から始まるんだもんなぁー(笑)。
そんなわけでまず、導入部分から。
 

冒険の導入

BM『背景設定はCDS:PEのページにアップしてある通り。大体分かってるかな?。』
全員『なんとなく。』
BM『なんとなく分かってれば良し(笑)。ってなわけで荒れ果てた土地が舞台なんですわ。だから…そうだな、ガロウズにしようかな。』
ガロウズ『俺?。』
BM『そう。君は善なる戦士※6)だよね?(笑)』
ガロウズ『もちろん。それが一番損だから(笑)。』
BM『じゃあ、この危険な土地を旅して困っている人を助けたりしてるんじゃないの?。』
ガロウズ『してるね。間違いなく。しかも所持金から考えて無償で。』
BM『だよね。善なる戦士だからね。御布施とか寄付とか強要する人たちとは違うよね。…さて、実は君が討ち漏らしてしまった仇敵の情報を掴んだのだよ。旅の商人から。』
ガロウズ『おお。』
BM『そいつは”血の斧”ホルグと言ってだな。ま、ハーフオークの夜盗なんだが。君が逃してしまったばかりにホルグに襲われて村が1つ壊滅した。』
ガロウズ『うおおー、あの時の野郎かー。許せんな。じゃあ早速情報通りに行ってみよう。』
BM『商人が言うにはグラスという村がホルグに脅されて困っているらしいのだよ。だから、そこに行けばホルグの手がかりが掴めるかもしれんのだ。』
ガロウズ『よし。じゃあグラス村にむかおう。』

村へと続く道を徒歩で(※7)進む。
そこへ現れた4人のゴロツキ!。
〈Listen/聞き耳〉にも〈Spot/視認〉にも成功するはずの無いHFOはアッサリと囲まれてしまう!。

ごろつき『てめえ…タダモンじゃねえな?。何しにこの村に来た?。』
ガロウズ『俺はガロウズ。ホルグを倒すためにやってきた。君たちと争いに来たのでは無い。』
ごろつき『…ガロウズだと…そうかい。ヘッヘッヘッ、こりゃあ探す手間が省けたぜ。…おう!、野郎ども!やっちまぇ!。』
ガロウズ『なんだと!。』

相手の方はなんだかガロウズのことを知っているようで。
いきなり戦闘開始だ。

(真ん中のセフィ●スがガロウズ。後はごろつき×4人)

BM『これはヤバイね。正直。イニシアチブに負けるとスニーク連発の恐怖が…。』
ガロウズ『うーん、そんなこともあろうかと《Improved Initiative/イニシアチブ強化》取ってある。…がんばるしかないな。』

フィートの力で先攻を取ったガロウズは素早く手近な賊に切りかかる。
その後、フランキングしてスニークを狙うごろつき部隊だったがガロウズの硬さに阻まれて命中しない。

BM『えー、ガロウズはひとまず置いといて。…その頃。グライズとノインガムは一緒に旅をしてるんだよね?。』
ノインガム『そうだね。成り行きで。』
グライズ『うん。』
BM『で、サイランも人里目指してブラブラと旅をしてるんだよね?。』
サイラン『そうだねー。特に行く当ても無いんで。』
BM『じゃあ、その2つのグループの”出会いロール(※8)”をしましょう。お互いにd20してください。』
サイラン『えーと、1。』
ノインガム『こっちは2、だね。』
BM『(じゃあ割と近いんだな)。じゃあ、ノインガムたちが街道を歩いていると、前方の茂みから見たこと無い生物が出てくるのに気付いた。』
ノインガム『どんなん?。Nature Sense(自然知覚)で分からない?。』
BM『(あれは主に動物と植物用だから…)分からないですね。ヒューマノイドなのは確かなんですが。目が細くて色が白っぽい生物、人間では無さそう。』

そう、ヴァルカニアではエルフが人前(ドルイドの前にすら)に姿を現さなくなってから随分と経つ。
だから当然エルフを知らないキャラがいてもおかしくない。
そういう雰囲気でプレイしている。

サイラン『(あ、俺のことかな)。』
BM『(無言でうなずく)。』
グライズ『しらんぞ!(何故かエラそうに)。』
ノインガム『うーん、じゃあ挨拶してみよう。コモンは通じるのかな…えーと…こんにちわ。』
BM『(無言でサイランを指差す)。』
サイラン『(俺?)…何か用か、人間?。』
グライズ『あ、しゃべったぞ!こいつ(笑)。』
ノインガム『ええい、お主は黙っておれ(笑)。いや、用と言うほどのことは無いのだが…。』
BM『などと会話をすれ違わせているとだ。前方から争いの声と音が聞こえてきたぞ。〈Listen/聞き耳〉やってくれ…ふむふむ…(えーと、サイランが高いな)。じゃあサイランには”やっちまえ!”って言ってるのが聞こえたぞ。たぶん誰かがピムチっぽい。』
サイラン『なんだか分からないが、行ってみよう。』
ノインガム『俺らも行くかな。』
グライズ『突撃ィ〜!!。』

BM『さて、こっちは大変なことになっているね。ガロウズ君。』
ガロウズ『鎧と盾と《Improved Initiative/イニシアチブ強化》のおかげでなんとか凌いでるよ〜。』
BM『じゃ、このラウンドにサイランたちが到着するから…サイランはどの辺りに出てくる?。』
サイラン『んー、俺はまだ様子見だからちょっと戦闘地域から離れた所に。』
ノインガム『俺と蛇は遅いからこのラウンドはまだ届か〜ん。』
グライズ『もち、戦闘の真っ只中に登場(笑)。』

最初から暴れてるなオイー(笑)。

ごろつき『な、なんだ手前らは!。』
サイラン『貴様らに名乗る名前は無いッ!。』
ごろつき『なんだと〜死にたいのか〜?。スニクるぜ〜?。』
ガロウズ『もし、旅の御方。私はガロウズと言って旅の戦士なのだが…こいつらに絡まれて困っている。助けては貰えないだろうか?。』
サイラン『わかった。』
グライズ『まかせろ!うりゃあーーーーっ!。』
ノインガム『俺はまだ辿り着いて無い〜。』

3対4の乱戦となる。フランキングを気にせず突っ込むグライズ、大暴れ。
ガロウズは堅実な守備と攻撃で傷を負わず、サイランはFlurry of Blows(連打)で暴れる。
次のラウンドにノインガム(と蛇)が到着し、戦局は圧倒的にPC側が有利となった。

ノインガム『拙者も助太刀いたす!。…蛇が!(笑)。』

さーてごろつきたちのモラルチェックでもしようかなー、とか思ってたら急にPC側の目が走りだして一気に残り1人にされた。
ガロウズは情報が欲しかったので手加減攻撃で最後の1人を気絶させ、縛り上げる。
チェックするまでも無く降参。
っつーか、硬いなぁーガロウズ(1回も当たらなかった)。
 

パーティ結成

ごろつき『けっ。てめえ、俺に手を出したらホルグ様が黙っちゃいないぜ?。』
ガロウズ『やっぱりホルグと関係があるのか。おい、アジトを教えろ。』
ノインガム『そのホルグというのは何者かね?。』

ここでガロウズが他のキャラクターにホルグについて説明する。

サイラン『それは…許せないな。』
グライズ『ぶったおす。』
ごろつき『ふん。貴様らがホルグ様にかなうものか。』
グライズ『マスター、ここで〈Intimidate/威圧〉って使っていいですか?。』
BM『いいよ〜。』
グライズ『じゃあ脅します。うりゃ。17…ってことは21かな。』
BM『ぎゃあー、死ぬほど脅されたー。』
グライズ『斧振って脅かすぞ。”すなおにはなさんかい〜ごらぁ〜〜っ!”。』
ごろつき『ひいー。命ばかりはお助けを〜。』

泣いて命乞いするごろつきA。
グレートアックスを振って暴れる蛮人は怖かったらしい。

ガロウズ『知ってる事を教えろ。』
ごろつき『へ、へい。あっしはジョーっていうしがないローグなんですが。ホルグの旦那と一緒にこの辺で山賊紛いのことをしてるんでさ。』
ガロウズ『次はグラス村を襲うってのは本当か?。』
ジョー『へい。い、いや、あの、今日までに金を用意しなかったら襲う、と宣告したんでさ。』
ガロウズ『いつ襲うつもりなんだ?。』
ジョー『おそらく今夜じゃないかと…。』
ガロウズ『マスター、今は何時ぐらい?。』
BM『そろそろ夕方だね。』
ガロウズ『うわー、時間が無いなぁ。おい、アジトへの道を教えろ。早くだ。』

ジョーはたどたどしい口ぶりで(グライズに小突かれながら)アジトへの道を説明する。

ガロウズ『よし。そこに見張りはいるのか?。』
ジョー『あっしらが見張り役だったんで…今はいないと思いますが…。』
ガロウズ『そうか。急がないとな…。』
サイラン『もしもし。』
ガロウズ『ん?。』
サイラン『事情は分かりました。ホルグとやらを倒すために私も協力しましょう。』
ガロウズ『おお、助かります。』
ノインガム『ここで遭ったのも何かの縁。我らも助太刀いたしましょう。』
グライズ『わるいやつは、ぶっとばしてやる!。』

ここでパーティが結成された。
ふう、スンナリいってよかった。
蛮人が暴れ出したらどうしようかと(笑)。

ガロウズ『よし、分かった。おい、ジョー。お前もうこんなことするなよ。ここにはもう近付かない、悪いことはしないと約束しろ。』
ジョー『へ…?助けてくれるんですか?。』
サイラン『おい、ちょっと甘くないか。こいつはどうせまた悪い事するぞ。』
ジョー『しません。しませんから命だけはお助けを…。』
ノインガム『嘘ついてそう?。』
BM『まあ、真剣な表情で許しを乞うているように見えますが…〈Sense Motive/真意看破〉あるならどうぞ。』
ノインガム『…(コロコロ)んーーー、分からん。』
グライズ『マスター、俺も〈Sense Motive/真意看破〉して良いですか?。』
BM『技能なしアリ(※9)だよね?。振ってみそ。』
グライズ『えーと…19。だから…19だね(笑)。』

なぜか対人技能が得意なバーバリアン。
脅して顔色をうかがっているだけという噂もあるが。

BM『さっきからすげえなぁ(笑)。うん、分かるよ。嘘は言ってないと、グライズは思う。』
グライズ『(ちょんちょんとガロウズの肩を叩く)ん。』
ガロウズ『どうした?。』
グライズ『こいつはうそをいってない。おれにはわかる(と、自分の胸を親指で指差す)。』
ガロウズ『そうか。俺もそう思うよ。』
ノインガム『うーん、いいのかなぁ?。』
サイラン『…(人間のやることはわからん)。』
ガロウズ『よし、縄を解いてやる。』
ジョー『ありがとうございます。このご恩は忘れません。もう悪いことはいたしません!。』
ガロウズ『そうか。じゃあ行け。…っと、最後に1つだけいいか?。』
ジョー『は、はい?(ビクッ)。』
ガロウズ『お前は13忍者っていう言葉を聞いたことがあるか?。』

さあ、出てきたぞ(笑)。
ガロウズは以前に”13忍者”について聞き及んでいるという設定。
どうも夜盗や山賊の後ろにそういう名前の組織があるらしい…と言うことを。

ジョー『…そうですね…あ、聞いたことがありますね。たしかホルグ様がそんなことを言ってました。』
ガロウズ『どういう風に?。』
ジョー『”俺には13忍者がついているからな!”って。自慢してましたよ。』
ガロウズ『ふーむ。(これはホルグに会って直接聞き出すのが早いかな)。よし、わかった。じゃあな、ジョー。』
ジョー『ありがとうございます!。』

というわけで改心した(?)ジョーと別れてアジトに向かう一行。
重大なことを忘れてないか〜?。
とマスターは思いつつ(笑)。
 
 

アジトにて

実際にはここからがシナリオ(というかミニダンジョン)。
ゲームぎゃざ2003年2月号の「暗闇の中へ」を使用しました。
シナリオを持っている人は冒頭のくだりを読んで爆笑しといてください(笑)。
 
 

***********************************
**ここから先はDMに許可を貰っていないプレイヤーの方は読まないでください**
**            (読んでも良いか聞いてみましょう)           **
***********************************



さっそくアジトに辿り着いた一行。
入り口の扉を見てプレイヤーは顔を見合わせて苦笑する。

ガロウズ『うーん、調べられる人いないよね?。』
グライズ『できん(なぜかエラそうに)。』
ノインガム『できねっすー。』
サイラン『調べるだけなら…。』

と、サイランが調べた結果”鍵がかかっている”ことが判明。

BM『さあ、困ったね(笑)。』
グライズ『よし、俺が開けてやる(笑)。…ふん!(コロコロ)。』
BM『うーん、その目だと失敗だね。』
グライズ『なにをー。』
BM『やるしか無いんじゃない?(笑)。』 ←悪いDM
グライズ『やったるか。《デストラクティヴレイジ》発動!!。』
ガロウズ『なんだ、いきなり怒り出したぞ?(笑)。』
グライズ『このヤロウ〜おりゃ〜っ!!…えーと、全部足すと28?(笑)。』
BM『壊れた壊れた(笑)。木っ端微塵だよ(※10)。』
サイラン『なんだコイツ〜(これだから野蛮な人間は…)。』

PCたちは”とびらをけりあけなかにおどりこんだ”。
出迎えたのはアンデッドたちの軍団。
”クレリックがいない!”とか”パラディンがいない!”とか絶叫しながら戦闘に入る。
せめてさっきジョーの奴に中に何がいるかぐらい聞いておきゃあ良かったのに…。


一気に入り口に詰め寄られたパーティの巻。
(青いブラ●カはバーバリアンのグライズ、腕組みしているデュエリストにしてコーポレーションの社長がノインガムでその横のニョロニョロしてるのが蛇、足技が得意なコックさんがサイラン。残りはスケルトンとゾンビ。)

とまあこんな感じで。
メタルフィギュアを揃えないとゲームができない!と思い込んでいる人はぜひ参考にしてください(笑)。
その辺にある人形とフロアタイル、それに割り箸(部屋の境界表示用)があればゲームはできます。
ノープロブレム。

BM『薄暗い部屋の中から現れたのは腐った肉を撒き散らしながら詰め寄る死体と、やけに機敏に動く骸骨だ。』
ノインガム『うおー、それってNature Sense(自然知覚)で分かります?。』
BM『うーん、分からないです。自然じゃない、ということは分かります(笑)。』
ガロウズ『確かに自然じゃあないよなー。』
BM『で、まあその辺のモンスター知識に関しては”知識ロール(※11)”っつーのをやりましょう。』

判定の結果、なんとかアンデッドでスケルトンとゾンビだと分かった。

BM『奴等はなんかウガウガ言いながら向かってきます。押し寄せる亡者の群れ。さてどうする?。』
グライズ『うん、おれにもこいつらがしんでてきけんなのはわかる。』
サイラン『殴りたくないけど…いっちょやるか。』
ガロウズ『HFOのパワー見せるぜー。』
ノインガム『いけ!…ヴァイパー!!(笑)。』

アンデッドたちはアホなのでリーチウェポンを持ったグライズの横を通り抜けて突進していく。
もちろんそこでAOOをくらうのである。
アホだ。
ノインガムのコンパニオンのヴァイパーも大活躍。

ノインガム『ヴァイパーが噛み付いたぜ〜。毒は(くらうのか)?。』
BM『いや、ゾンビですからくらいません(笑)。いや…でも毒ゾンビになって目が見えなくなるかも…。』
サイラン『それは無い!!(笑)。』
BM『いけねぇ、こんなところで毒ゾンビになったツケが回ってきたぜ…とか言って(笑)。』

最初はパーティが優勢だったが。
”骨(※12)は硬いぜー”の名言通り、スラッシングがメインのパーティにとってスケルトンは強敵だった。
わりと苦戦を強いられた。
最後まで骨が残り続けたがサイランのFlurry of Blows(連打)とガロウズの高い近接攻撃(※13)がうなってなんとかかんとか亡者を撃退。
これが今回のクライマックスだったかも…(笑)。
 
 

どうする宝箱?

戦闘が終わってすぐに部屋の隅に宝箱発見!(笑)。
この安直さがホノボノとしてていいかも、と一瞬思った(笑)。


(宝箱を見守る一行。グライズのポーズがピッタリだ。(笑))

ガロウズ『一応聞いてみるけど…(罠を)外せる人はいないよね?(笑)。』
サイラン『まあ、さっきも言ったけど調べるだけならできる。』

調べる(だけの)サイランが”罠がかかっている”といういらない情報をGET(笑)。

サイラン『うむ。罠があるぞ!(笑)。』
ガロウズ『あるのかよー(笑)。』
サイラン『どんなワナかは分からないんだが…どうも開けると発動するらしいぞ。』
グライズ『こわすか?。』
ノインガム『いや、壊さんでいい(笑)。』
ガロウズ『しゃあない。じゃあ、矢が飛び出してくる罠だと読んで、俺が後ろから開けよう。盾を構えて。みんなは部屋の隅に居てくれ。』


(罠を先読みして裏に回ったガロウズ)

BM『で、後ろから開けるのね?。』
ガロウズ『これがHFOの仕事ですから(笑)。』
BM『うむ。すると…開けた途端に…』
一同『とたんに!?。』
BM『…中から…』
一同『中から!?。』
BM『ガスが噴出してきた!(笑)。』
ガロウズ『うーん、外した〜(笑)。』

外した〜じゃないだろ!(笑)。
良い子の皆さんは決して真似をしないでください。
…っつーか、ローグ無しで余裕で冒険始めるのはレインボーだけか(笑)。
あまつさえこの悪臭ガスのフォートセーブに失敗し、ガロウズはStrength 【筋力】 にペナルティをくらってしまう。

ガロウズ『はぁ、元から18あって良かった〜。』
ノインガム『おかげで助かったよ(笑)。』
グライズ『さて、つぎいこうか。』
BM『行動が早いな(笑)。』
グライズ『とまってるのはニガテだ。』
 
 

コボルドの待ち伏せ

というわけで箱の中身をかっさらい、ヒーリングポーションを即飲みして次の部屋へ。
次の部屋に入った瞬間、クロスボウの洗礼を受ける。
木箱の後ろに隠れたコボルドたちが待ち構えていたのである。
が、ここでも先頭のガロウズは高いACにものを言わせて無傷で通り過ぎる。
硬いよ〜(泣)。


(部屋に入った一行を狙撃するコボルド軍団。)

ガロウズ『このぉ〜、箱の後ろに隠れやがって〜。』
サイラン『あ、良いこと思いついた。』
BM『なによ?。』
サイラン『俺って<Jump/跳躍>で箱の上にヒラリと乗れないかな?。』
BM『撃たれるけど?。』
サイラン『いいよ。』
BM『(くそ、コボルドだから当たりにくいと思ってるな)…じゃあ<Jump/跳躍>チェックしたまえ。ガロウズもやるかい?。』
ガロウズ『いや、俺は<Jump/跳躍>が苦手なんで。ファイターだから(笑)。飛んだり跳ねたりは無理っす(笑)。』
BM『鎧のペナルティが膨大だからなあー(笑)。』
ガロウズ『まあまあ。戦士は男らしくゆっくりと這い上がります。』
BM『あいよ。』
サイラン『モンクの身軽さを見せるぜ!とうっ!。成功!。』
ガロウズ『はぁ、よいしょっと(笑)。』

で、登ったり飛んだりしてるヤツを撃ってやったんだが、サイランに一発当たっただけ。
ガロウズ硬いよ!!(※14)。


(箱に乗って上からコボルドを攻撃しだした。上からなので+1のボーナス付き。)
 
 

俺のターン!

BM『えーと、他の2人は?。』
グライズ『のぼるのめんどくさい!。箱を斧でぶっ壊す。』
BM『アンタ破壊好きだねー(笑)。』
グライズ『うおーーーーっ!。』
BM『ノインガムは?。』
ノインガム『うむ…俺のターン!!(笑)。(※15)』
BM『腕組みしてキター(笑)。』
ノインガム『よし、箱の隙間から蛇を送り込むか。…ヴァイパーを攻撃表示!(笑)。』
BM『攻撃表示された(笑)。』
ノインガム『しかるのちにターンエンド!(笑)。』
BM『やりたい放題だこの人!(笑)。』
サイラン『いやー、それドルイドに似合ってるわー(笑)。』

結局グレートアックスの破壊力を持ってしても箱を壊すのに随分かかった。
その間にコボルドはフランキングを狙うが、パーティが場を制圧しているのとグライズのリーチウェポンがあるのとで上手く動けない。
コボルドピンチ!
略してコボピン!(略さんで良し)。

そんなコボルドのピンチに救援がかけつけた。
パーティの後ろのドアを勢い良く開け、飛び込んできた人相の悪いハーフオークは…
そう…ここの親玉である”血の斧”ホルグだ!!。
 
 

”血の斧”ホルグの恐怖

ホルグ『うらーーーっ!。』
ガロウズ『貴様!やっぱりここにいたか。決着を付けてやる!。』
ホルグ『へっへっへっ。ガロウズか、久しぶりだなぁ?。だがその減らず口もここまでだな。ここで死ぬが良い。このヘビィメイスによってな!!。』
サイラン『お、恐ろしい!。』
ホルグ『恐ろしかろう。ふっふっふ。』
サイラン『”血の斧”ホルグなのにヘビィメイスを使っているなんて…!。』
 

…なんでだ(泣)。
 

ノインガム『おまえ、”血の斧”じゃないのか。』
ホルグ『…ま、それは個人の趣味ということで…。』
ガロウズ『恐ろしいわー。さすが血の斧だわー。』
ホルグ『…貴様ら俺の秘密を知ったな!…死ねぃ!!!。』

これが何か13忍者に関わる秘密らしい、とガロウズは直感した(笑)。
ホルグの突入を見てノインガムが最後のスペルを放つ。

ノインガム『俺のターン!サモンネイチャーズアライの呪文を使用!天空の猛りくるヴァイパー(※16)を召喚!』
BM『なんか凄いの出てきたんですけどー!っつーか蛇2匹!!。』


(乱戦模様。グライズのリーチウェポンが冴えていた…っていうかノインガムをなんだかグライムズって書いちゃった(0.1モカGET、通算6.1モカ。))
 

グライズ『じゃあBarbarian Rage(バーバリアンの激怒)使って良い?。』
BM『さっき入り口で《デストラクティヴレイジ》使っちゃったから今日はできないね。』
グライズ『あ、そっかー。じゃあ、ここから攻撃届くんだよね?。』
BM『うん。リーチウェポンだからね。』
グライズ『じゃあ普通に…当たった。15点。』
ホルグ『ぐわぁーーっ!。』
BM『ホルグは猿みたいな顔で吼えています。さて、ここでホルグが只のバーバリアンじゃないってことを見せてやるかな。ふっふっふ。』
ホルグ『俺様の術をくらいな!。くらえ…』
サイラン『ねえ。』
BM『なによ。』
サイラン『そこはグライズのZOCだからスペルを使ったらAoOくらうよ?。』
BM『…そっか…リーチウェポンだもんな…(※17)。』
ホルグ『…と、言うのはフェイントで(笑)、俺の血の斧…というのもフェイントで(笑)、俺の痛いメイスをくらえ!!このやろーー!(ヤケ)。ハズレ!!。いいことねーっ!。』
ノインガム『じゃあそこへヴァイパー2号の攻撃を。1号は危ないので後ろに下がってます。』
BM『ぎゃあ痛ぇ。もうダメかも。毒が…毒がイタイぜー(※18)』
ガロウズ『あ、ちょっと待って、ソイツから話を聞きたいんで殺さないでく…。』
グライズ『もう遅い(笑)。うりゃーーーっ、命中。9だから…13点!。』
ガロウズ『…れよーっ!。』
ホルグ『ぐわっ!…。』

胸を切り裂かれてもんどりうって壁に倒れかかるホルグ。
しかし、最後の気力を振り絞り、ギラリとガロウズを睨みつける。
口から血の泡をとばしながらホルグは叫ぶ。

ホルグ『ぐっふっふ…貴様らはまだ13忍者の恐ろしさを知らない…俺を殺したからといって…良い気になるなよ…。』
ガロウズ『なにぃ!。13忍者とはなんだ!。教えろ!(俺は今コボルドと交戦中なんだけどねー!)。』
ホルグ『…ガロウズ…貴様の名前は既に組織に…』

そこで壁に背中で血糊を塗りたくりながらホルグは沈み込む。
それを見たコボルドどもはいっせいに降参し、戦闘は終結した。

ガロウズ『しまったなー、コボルド相手にクリティカルしてる場合じゃなかったなー(笑)。』
サイラン『なんか、俺は結構ダメージくらったんですけど。キュアは…無いですよね?。』
ノインガム『呪文はキュアマイナーウーンズガイダンスぐらいしか残っていませんな。』
サイラン『マイナーで良いんでかけてくれませんか?。』

生意気なエルフとはいえ傷を負っているときは殊勝である(笑)。
コボルドから次の部屋の”崖”と”トカゲ”について聞き出した一行は休息のあと隣の部屋へ向かう。
 
 

魔の崖

ホルグの宝を守るために凶暴なトカゲが放し飼いになっているという。
部屋の真ん中には7フィートほどの崖があり、その向こうに巣のようなものが見えた。

サイラン『7フィートなら俺には余裕だな!。………念のためガイダンスください。』
BM『おいっ!余裕じゃないのかよ!(笑)。』
ノインガム『まあいいぞ。ここでガイダンス発動!対象はサイラン!。』
サイラン『まあまあ。ここは華麗に…ほいっ!…(コロコロ)。』
 
 
 
 
 
 
 
 

「1」
 
 
 
 
 

問答無用で「1」
 
 
 
 
 

誰が見ても「1」
 
 
 
 
 

BM『…うーん、俺がルールを確認する間もなく落ちたな(笑)。』
サイラン『うわぁぁーーっ!(落ちるポーズで)。』
BM『いちおうDC25でレフセーブしてみ。崖の端を掴めるかどうか。』
サイラン『ん?まだ落ちてないの?(元の体勢に戻る)…って25ぉ!?…(コロコロ)……うわぁぁっーーーーっ!!(再び落ちるポーズで(笑))。』
ガロウズ『おい、なにやっとんじゃ。』
ノインガム『モンクも崖から落ちる。』
BM『落下ダメージくらってください。ビシっと。』
サイラン『ししししし、死ぬ、死んでしまう。』

ここで件の”トカゲ”登場。
崖の反対側のPCめがけて走ってくる。

ノインガム『ぬおっ、なんか来たぞ!。ちなみにNature Sense(自然知覚)では?。』
BM『うーん…これは…マジカルビーストですね。』
ノインガム『また自然じゃないヤツがきた!。』
グライズ『だいじょうぶ。おれがたたっきってやる。』
ガロウズ『しかたないな。おい、下のサイラン、大丈夫か。』
サイラン『上にTake10じゃないと登れないくらいヤバイ。…がんばってくれ。』
ガロウズ『まかしとけ。で、ソイツは崖の向こうから?。』
BM『うん。で、(コロコロ)〈Jump/跳躍〉して…〈Jump/跳躍〉して……そしてぇ???。』
ガロウズ『どしたん?。』
サイラン『そして?。』
BM『こいつ、ここで生活してるはずなんだが…えーと距離が6.55フィート?。』
グライズ『足りてないじゃん。』
BM『シャギャーーーッ!!(笑)。』
サイラン『うわぁ、なんか振ってきたぞ、おいおいおい(笑)。』
BM『(マジカルビーストとはいえ所詮はIntelligence 【知力】 5のケダモノか…って落下で9点かよ。はははは…)…そして落ちた。
一同『わはははは!(爆笑)』

何しに出てきたんだコイツ(泣)。
あまつさえ、ここでガロウズが鬼のようなことを言う。

ガロウズ『ま、いいや。上からショートボウで撃つわ。ペナルティあるだろうけど。』
BM『へ?…あ、そういやそうだね。持ってたね、そんなもん。』
ノインガム『俺はやること無いな…。』
グライズ『俺、飛び降りようか?。』
サイラン『やめろやめろ!(笑)。』

そんなこんなでトカゲ対パーティのイニシアチブ。
《Improved Initiative/イニシアチブ強化》を持ったキャラが3人もいるパーティは早い早い(※19)。

ガロウズ『一番手いっくよ〜えい、プス。あら命中。』
BM『わひー。…死んだーーっ!(笑)。』
ガロウズ『よし!。』
サイラン『助かった!。』
グライズ『おれなんにもしてないー。』

こっちだって何もしてないわいっ!!(泣)
…と、言うわけで魔獣は何もせずに滅んだ。
なにがマジカルだ(逆ギレ
サイランはTake10でゆっくりと元の場所に登って戻り、次は移動速度があるグライズが飛ぶことに。

グライズ『まかしとけ。えーいっ…っておおおっとぉ?(笑)。4だよ。』
BM『微妙な目を出したなー(笑)。』
サイラン『魔の崖だ…ここには魔物がいる…(笑)。』
BM『(えーと、ランクが7だから…あ、バーバリアンだから1.33倍してと…(※20))…7.98フィート(笑)。ギリギリだ。』
グライズ『うわーぉ。』
ガロウズ『バーバリアンじゃなきゃ落ちてたねー。』
BM『そんなにドラマチックにしないでもいいから(笑)。』

で、巣を調べてポーション3本と銀貨、それに白い円盤を発見する。

ガロウズ『円盤?どんなの?。』
BM『金属ではない。土を焼いたものに見えるが、軽くて表面がツルツルしている。』
グライズ『ふしぎなもんじゃのうー。』
BM『で、表面になにやら文字のようなものが描かれているな。』
サイラン『何語?俺読める?。』
BM『読めないね。〈Decipher Script/解読〉があれば読めるかもしれないけど。』
ノインガム『うーん、持ってない。』
サイラン『俺も無いなー。』
ガロウズ『いやぁ(笑)。』
グライズ『ねぇ?(笑)。』
BM『ま、いちおうこんな感じだから(と、いってイラストを見せる)。』


(謎の(?)プレートの図)

一同『うーーーむ(笑)。』
BM『君たちの知らない言語だね(白々しく)。』
ガロウズ『なんか、13忍者と関係あるのかなー?(笑)。』
サイラン『あるかもしれんなー(笑)。』
ノインガム『読めないから分からんなー(笑)。』
ガロウズ『ま、これは取っておいて、ひとまずグラス村に向かいますか。』
サイラン『そうしよう。傷がひどい。』
グライズ『はらへった。』
 
 

グラス村にて

村に辿り着くとなにやら心配そうな顔をした村人に囲まれる。

村人『あのう…旅のお方…しかも腕に覚えがありそうなお方とお見受けしましたが…。』
ガロウズ『まあ、旅の戦士だ。ガロウズという。』
BM『ガロウズって人助けしながら旅してるんだよね?。』
ガロウズ『そうみたいだね。』
BM『じゃあ村人に誰か知っている人がいるかもしれないな。DC…うーん…17ぐらいかな(コロコロ)あ、知ってた。』
サイラン『有名人なのか?。』
BM『じゃあ村人をかき分けて白髪のくたびれたおっさんがやってくる。』
オーデル村長『わしゃあオーデルといいましてな。このグラスの村長をやらしていただいとるもんですがの。…あのう…ガロウズさんは、あのガロウズさんで?。』
ガロウズ『いや、ガロウズだけどさ(笑)。』
オーデル『失礼ですが…あちこちの村で人助けをなさっているという…?。』
ガロウズ『うーん、まあ、そうかな。そんなにたいしたもんじゃないけどさ。』
オーデル『おお、やはりあのガロウズ様でしたか!。』
ガロウズ『かなあ?(笑)。』
オーデル『実は初対面でこんなことをお話するのは気が引けるのですが…。』

と、いって汚いハンカチを取り出してやたらめったら顔の汗やら鼻水やらを拭き出すオーデル村長。
ふう、と一息ついてから言いにくそうに切り出す。

オーデル『…実は…この近くにタチの悪い夜盗が住み着きましてな。』
ガロウズ『もしかして、ホルグって奴かい?。』
オーデル『おお、そう、そうでございます。さすがはガロウズ様、良く知っておいでになる。』
ガロウズ『いやまぁ実はさっき…』
オーデル『(それを遮って)そのホルグがですな。ワシらの村に襲われたくなかったら金貨1000枚出せと言ってきたのでございます。ワシらのような小さな村にはとてもとても無理な話でして…。』
ガロウズ『そりゃヒドイな。まあ、でも安心してくれ、ホルグはさっき…』
オーデル『(再び遮って)やつらはコボルドや手下の山賊をけしかけて、しきりに脅してくるんですじゃ。家畜を盗んだり村の娘を犯したり…わしゃあもう悔しくて悔しくて…。』
ガロウズ『いや、だからホルグは…』
オーデル『(気にせず)スミスのところの豚が3頭も盗まれましたじゃ。な、スミス?。…それにアンドレのところの娘は山賊に…な、アンドレ?。…そこでワシらの村でもなけなしの金を集めましてな。誰ぞホルグのヤツを倒してくれるヤツはおらんもんかと、思っておったわけですが。』

ガロウズの説明が耳に入らぬ様子で熱弁をふるうオーデル村長。
顔は紅潮し、汗を大量にかき、必死である。

ガロウズ『倒したぞー。』
オーデル『(気付かずに)…しかしこんな辺鄙な村に来てくれる者もおらず…こりゃあ隣のオークハースト(※21)にでも行かなきゃならんかと思っておったわけですわい。そこへガロウズ様が来てくれたんですじゃ。』
ガロウズ『わかった、わかった(笑)。もう、ホルグは倒したってばよ、オーデルさん。』

話聞け、村長(笑)。

オーデル『(力を込めて)誰ぞあの悪たれのホルグを倒して…倒して…倒しなさった!?。』
ガロウズ『ああ。アジトにいたヤツは全員倒した。だから安心してくれ。』
オーデル『さ、さすがはガロウズ様じゃーっ!!(笑)。』

村長の絶叫が村の広場に木霊する。
村人の歓喜の声がそれに唱和する。あちこちで上がる万歳の声。
あっと言う間に酒が用意され、干し肉が配られ、果物が宙を舞った。

グライズ『お、えんかいだ。…いいねぇ(食い始める)。』
ノインガム『お前は気楽だなー。』
オーデル『それはさておき、ここに村で集めた銀貨がありますじゃ。受け取ってくだされ(下を向いてズイっと差し出す)。』
ガロウズ『いやいや、受け取れないって。…それでいいよな、みんな?。』
ノインガム『拙者は別に。』
グライズ『かねはいらん(食いながら)。』
サイラン『俺も別に…(こいつ、人間のくせに変なヤツだな)。』
ガロウズ『…というわけだ。返すよ、オーデルさん。』
オーデル『お、おおお…さすがはガロウズ様じゃーーーっ!!(笑)。』

村長の声は近隣の山に響き渡ったと言う(笑)。
 

エピローグ

夜も更けて。
ガツガツと果物を、干し肉を貪りくらうグライズの横に、遠くを見るような目をしてノインガムが座った。

ノインガム『なあ、グライズ。これからどうするよ。』
グライズ『…あいつといっしょにいく。』
ノインガム『やっぱりか。』
グライズ『あいつは…きっとすごくいいやつだ。…おれにはわかる(胸を親指で指差す)。』
ノインガム『(苦笑して)お主のそういう勘は、やけに当たるからなあ。』
グライズ『…それに、あいつといるとたくさんたべれそうだ!。』

そう言ってグライズとノインガムは朗らかに笑いあった。
それを少し離れたところから…影に身を潜めて…しかし、隠れると言ったふうではなく、さりとて聞き耳を立てるといった風でもなく…どこかぼんやりとした様子でサイランが聞いていた。
このエルフのモンクは見つからないようにしようと思えば見事に気配を消すことができるようだ。

サイラン『たしかに…アイツにはどことなく不思議な所があるし…なにか俺を惹き付けるものがある。まさか、アイツが…な。』

白い息を吐きながら呟くと、彼は細い目をさらに細めて夜空を見上げた。
エルフの目にはこの、冬の満天の星空はどのように映っているのだろうか。
やはり遠い記憶に想いを馳せているのだろうか。

サイラン『スイミング・オックスよ。お前はどう思う…?。』

その声は村の中央から聞こえてきた笑い声にかき消された。
宴は終わりそうに無い。

<ミニセッション 終わり>
 
 
 

§2−4 プレイヤーの感想

一言コメント

ガロウズ
『せっかく仇敵のホルグのヤツと遭えたのに、一撃もあびせられずにコボルドと戯れてました(泣)。ま、グラス村の人たちが喜んでるからいっか。ところでこの白い円盤は何?。次回も地の底から、相手に上空から膝で強襲だぜ!ん〜っ、大・旋・風!!。』
ジェック(ガロウズのプレイヤー)
『実は今回ノーダメージでした(笑)。うーん、まだ差が出ない今のうちが花かなーと。今回はHFOってことでリーダーっぽく決めてみました。個性溢れるメンバーだったけど、意外に(?)素直にさくさく進められて良かったです。本番(第1回)はもっと個性溢れるメンバーになるでしょうから、上手くまとめられるといいなぁ〜(無理w)。はやくもパーティのまとめ役として生き残りのすべを模索しているのでした…。』
 

グライズ
『なんだかわかんないけど、てだすけしたひとといっしょにわるものをやっつけにいったぞ!。いちばんわるそうなやつ、よわかったなぁ。なにはともあれむらがぶじでよかった。』
ゲドボン社長(グライズのプレイヤー)
『ぶっこわすぜぇ〜〜!!。』
 

ノインガム
『グライズと一緒にいると、面倒に巻き込まれていけない(苦笑)。退屈すぎる毎日も困るが…程ほどにして欲しいものだ。相棒の蛇(”ロクナント”)と俺の明日はどっちだ?。
p.s 森が恋しいぜ 』
ダンナ(ノインガムのプレイヤー)
『フレンドのがつええぜ?!。』
 

サイラン
『旅の途中で出会った人間たちと一緒に山賊退治してみた。やはり人間にも良いヤツはいるのだろうか?。しばらくは一緒に行動してみようと思う。』
右近(サイランのプレイヤー)
『念願のモンクやってみたけど、1レベルだとさすがにファイターのほうが強い感じが。はやく素手ダメージ上がらないかなー。』
 

§2−5 BMの独り言

Finally!
The HFO has come back to the VALCANIA!!
HFO様の《特技》を味わえ!

来たねー、ついにHFOが(笑)。
やっぱりレインボーというからにはHFOがいないと話にならないからね。
俺がプレイヤーだったら間違いなくやったんだけどね。
いま、ファイアー●ムブレム2周目だけどHFO育ててるからね。
ドルカスとバアトル、弱ぇぇぇぇーーーっ!!。
よええーーーっ!!
yoeeeee----!!

さて。
キャラクターもできたし、試しにセッションしてみたりしたし、と盛りだくさんな回でした。
原稿書くのに随分とかかりました…
…毎回このペースだと睡眠時間無くなるな、俺(笑)。

ミニダンジョンはイロイロと変更して、なんつーか原形はあんまり無いですが。
…素直にホルグにはグレートアックス持たせておけばよかったかな(笑)。
(でも扉絵も自信マンマンにメイスなんだよねー。)
ま、そこは13忍者の恐るべき秘密ということで。ひとつ。

このパーティって8人中5人が《Improved Initiative/イニシアチブ強化》取ってますね(笑)。
いくら安定フィートとはいえ安定しすぎだろ(笑)。
俺も勧めたけどさー(笑)。
取ってないのはジッター、グライズ、アブロの”痛い一撃を持ってる人”たち。
先制攻撃でザコを倒した後、ファイナルウェポン軍団が攻撃っつーパターンですかな。
やはりファイターはパラディンの露払い?(笑)。

さて、次回は晴れて「地底の城砦」…にスンナリと行きますかどうか。
それは次回のお楽しみということで。

<第2話 了>


*注釈*

※0 ウィザードのスペル
それにしてもウィザード(古くはマジックユーザーやメイジ)がバランス壊すぐらい強いのは昔からなので、何を今更…という気もするのだが。
ウィザードのスペルをルールブック通りにそのまま全て使ってはいけないのは常識である。
曖昧なところを付いたり、拡大解釈したりしていくらでもやりたい放題できるからだ。
そういう認識で細心の注意を持って扱うべきなのだ。
ある呪文が「強過ぎる」と思ったのならば、セッション後にDMとプレイヤーで協議して妥協案を練るべきである。
繰り返す。ウィザードのスペルは強い。気を付けよう。
 
 
 
 
 

※1 ホッジでプレイしてて〜
エレグソンキャンペーンでのこと。
ゴーストウォーカーになるのに必要だったので使わないと思いつつ泣く泣く取ったが、やっぱり使わなかった(泣)。
何かあるたびに
『いやぁ、ここは疲れるかもしれないからConstitution 【耐久力】 チェック必要なんじゃないかなー?。』
とか言ってみたが全て却下された。ハナクソ。
つーかダークサンでもなきゃこんなもん有効活用できんて。
 
 
 
 

※2 《デストラクティヴレイジ》
MOWに収録されているアツいフィート。
怒りのパワーで物をぶち壊してしまうという。
なかなか開かない扉に業を煮やしたバーバリアンがローグを押しのけて…とか想像すると楽しさも倍増。
個人的にはMOWで一番楽しいルール(笑)。
 
 
 
 

※3 《モンキーグリップ》
S&Fに収録されているフィート。
自分より大きいサイズの武器を無理矢理握って使うという強引なフィート。
♪モンキーグ〜リップ
♪モンキーグリップ
(4回くりかえし)
 
 
 
 
 

※4 《ライトニングフィスト》
こちらもS&F収録のモンク用フィート。
攻撃回数が増える。
つえー。
 
 
 
 
 

※5 《ドラゴンタフネス》
MOWで追加された鼻血ルール。
今までの《Toughness/追加hp》の数倍のhp上昇率を誇るトンデモフィート。
 
 
 
 
 

※6 善なる戦士
HFOかつLGなキャラのこと。
詳しくは用語辞典を参照。
 
 
 
 
 

※7 徒歩で
タダでコンパニオン、マウント(レベル上がれば)、ファミリアが手に入るクラスと違ってHFOはツラい。
〈Ride/騎乗〉と〈Handle Animal/動物使い〉を持ってるのに馬を持っていないキャラが楽勝で誕生する。
…っつーか鎧を買い換えるのが忙しいのでしばらくは乗り物ナシも当たり前。
だから言っただろう!。
男は損、と。
 
 
 
 

※8 出会いロール
ルールブックには無い。
いきなりハウスルール使ってすいません。
 
 
 
 
 

※9 技能なしアリ
なんだか分かりにくい言い方だが(笑)。
技能が無くても可能な行為のこと。
 
 
 
 
 

※10 壊れたドア
普通の木のドアを破壊するのはDC18です。
28って、石とか鉄でも開くぞ(笑)。
んー、実は便利なのか《デストラクティヴレイジ》って?(笑)。
 
 
 
 
 

※11 知識ロール
はい、これもハウスルールですね(笑)。
使わないつもりだったのになぁ…やっぱ、実際にプレイすると…気になって…。
普通はこんなルールを使いませんが。
知識が失われたヴァルカニアらしいかなーと思って導入してみました。
 
 
 
 
 

※12 骨
スケルトンの愛称(レインボー用語)。
ちなみに『骨は硬いぜ〜』の元ネタは『毒はデカいぜ〜』なのだが、おそらくほとんどの人に意味不明であろう(笑)。
 
 
 
 
 

※13 高い近接攻撃
1レベルにして+6。MAXが+7なのでほとんど最高値と言える。
さすがにHFOと言えども(笑)強かった。
 
 
 
 

※14 ガロウズ硬い
んー、別に普通なんだけどねー(笑)。
何故か当たらないのよ、これが。
HFOの底力ってヤツですかね。
 
 
 

※15 俺のターン!
主に手下(動物)に戦闘や偵察を任せ、自分は後ろで腕を組んでふんぞり返っているドルイドならではのセリフ(笑)。
イニシアチブが回ってきたら、まずはこのように高らかに宣言する。
その後に
『ヴァイパーを攻撃表示!』
『トラップ、エンタングル発動!』
『そしてターンエンド!!』
と、続く(笑)。
できるだけ尊大に、偉そうに、できればジェスチャーを交えて言うのがポイント。
戦況が不利になってきたら『俺様を守備表示!』と言って防御するべし。
 
 
 
 

※16 天空の猛りくるヴァイパー
勿論ただのヴァイパーですが。
 
 
 
 
 

※17 リーチウェポン
と、このよーにリーチウェポンを持って突撃していると強い(笑)。
パーティに1人突撃役がいると便利でしょう。
《Combat Reflexes/迎え討ち》を持っているとベター。
 
 
 
 
 

※18 毒がイタイぜー
いや、わからんから。誰も。
 
 
 
 

※19 《Improved Initiative/イニシアチブ強化》
と、このように”先に攻撃しなければやられる!”っちゅう時に頼りになるのがこのフィート。
マジで安定です。
 
 
 
 

※20 バーバリアンだから
スキルのところに紹介されてる数式は普通の移動距離(30フィート)のキャラクターの場合。
移動距離が増えている場合はそれに沿って跳躍距離も延長します。
40なら40÷30=1.33、で1.33倍となるわけです。
これはこのシナリオにチャートが載ってましたんでソレを見ると分かりやすいかと。
(ただし最大距離は増えないので注意。)
 
 
 
 

※21 オークハースト
深い意味は無いが、隣町の名前です。
プレイ時はただ”隣町”とだけ言ってました、実際。
まあ、深い意味は無いですが。
忘れていいです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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