DDM 旧→新ルール 変更点要旨
060322
抄訳:石川
 War Dram発売に伴い、一部ルールが変更となった。
 これらの変更は多くが複雑だったものを整理してプレイしやすくするため、またプレイ時間を短くするためのもので、よりプレイしやすくなるように意図されたものだと思う。

 以下にその要旨を示す。


・クリーチャーは8体まで:ウォーバンドにはクリーチャーは最大8体まで。呪文や特殊能力によるものはその限りではない。

・バトルマップ:これまでの「バトルグリッドと地形タイル」に代わり、印刷済みのバトルマップを使用する。これまでとは異なり、マップの外周は壁とみなす必要はなくなった;マップによっては壁として扱うが、この場合は絵でその旨が示されている。
これまでのゲームでは、ゲームの開始時に"バトルマップイニシアチブ"と"セットアップイニシアチブ"が行われてきたが、この変更に伴い(ルールブックp7-8にあるように)Terrain Inisiativeが行われることになる。Cave Setup, Scout, Wandering Monster, Waylayなどの能力は、それぞれglossaryに示してあるように変更されている。Glossaryの"Assembly tile"" Feature Tile"の項を参照のこと。

・"指揮下にないクリーチャーは移動力2"ルールの撤廃:クリーチャーはおのおののターン開始時に指揮下になくとも通常通りの移動力で移動できることになった。この変更に伴い、急接近ルールは撤廃される。制御困難Difficultを有するクリーチャーは(一番近くのクリーチャーに対し)急接近を行う必要はない。一部の指揮官効果Command Dependedt abilityはこの変更に伴い内容の変更がなされている。Glossaryを参照せよ。

・指揮範囲と距離のカウント:ルールp20にあるように、指揮効果範囲を決定する際は、射撃武器などの攻撃範囲を決定するときと同じやり方で、つまり壁の角を回り込むときは指揮官から対象までのマス目を数える形でカウントする。

・Squeezing:クリーチャーはsqueezing(狭いところに入り込んでいる)状態でゲームを開始したり、ターンを終了してはならない。

・非実体Incorporeal:この能力は視認困難Conceal と呪文抵抗Spell Resistanceを併せ持つような形にリバイスドされた。つまり、攻撃や呪文によるダメージを与えようとするなら、d20を振って11以上を出さなければそのダメージは無効化される(攻撃ははずれたとみなされる)。

・Vulnerable [ENERGY]:「特定のエネルギーから2倍ダメージを受ける」能力にリバイスドされた。



 そのほか、いくつか変更点はあるがゲームに直接関係しそうなのはこのあたりくらいだと思う。
 この辺だけ気をつけて読めば、現在旧版しかない日本語ルールを読みながらでも問題なくプレイできるだろう。