Eberron Expanded 09/10/2006

プレイヤーズ・ハンドブックU

キース・ベイカー


 

プレイヤーズ・ハンドブックUは新しいクラス、新しいオプション、新しいインスピレーションをあらゆるD&Dプレイヤーに提供する。この記事はそれらの選択肢をエベロンに導入するとき、どのように適応させればよいのかを述べるものである。

PHBUに記載された殆どのものはそのままエベロンにも適用できる。キャラクターの個性付け、冒険者パーティ、キャラクターの再構築などの章は普遍的なものであって、全てのプレイヤーとDMに等しく役に立つだろう。

新特技、新呪文、及びクラスの拡張に付いてはDMとプレイヤーが相談して決定するべきである。DMはこれらのオプション全てを特別な訓練なしで習得できることにしても良いし、これらを扱うのを特定の文化や組織のみに制限し、キャラクターがそのオプションを選択するために特定の師を見つけなければいけないようにしてもよい。

 

新しい基本クラス

PHBUにはPC用の新しい基本クラスが4つ掲載されている。狡猾なビガイラー、禁欲的なドラゴンシャーマン、恐るべきダスクブレード、大胆不敵なるナイト。どんな種族や背景を持つキャラクターもこれらを選択できる一方、それぞれのクラスは特定の文化や国によく似合っている。ここではこれらのクラスをエベロンに適合させるための幾つかの提案を示す。PCクラスを持つキャラクターは常に希少である事を覚えておいてほしい。ビガイラーはアンデールのロイヤル・アイズに非常にマッチしたクラスだが、それでもロイヤルアイズの大部分はエキスパートかエキスパート/ビガイラーである。高レベルのビガイラーは際立って有能な諜報員であり、PCの敵手として相応しい存在である。

 

ビガイラー

多才な呪文に多芸な技能をあわせ、ビガイラーは秘密と詐欺の専門家となる。ビガイラーは特別なスパイとなることができる――幻影と魅惑に加え、彼女は敵の頭の中から情報を盗み出し、壁の向こうの書類を盗み見、会話を聞き取り、それを敵中にいながらにして直接本国の上司に送ることができるのである。エベロンのように魔法が文明の一部である世界では幾つかの組織がビガイラーを訓練し、組織しているかもしれない。PCはこれらの組織の一員としてキャリアをはじめることができる。あるいはキャンペーンの途中で彼女の才能を認めたそうした組織からスカウトが来るかもしれない。

主要種族の中でもっとも古いビガイラーの伝統の一つはフィアラン氏族――現在はチュラーニ氏族と共有されているが――に存在する。影のマークが出現するはるかに前からフィアランはスパイであった。そしてフィアラン・ビガイラーの教えのいくつかはゼンドリックの時代にまでその起源を遡ることができる。

陰謀と機知に注ぐ愛とその生来の才能からすれば、ズィラーゴのノームが素晴らしいビガイラーになるのはそれほど驚くべきことでもない。多くのズィラーゴ・ノームがバードを好む一方でビガイラーの才能はより純粋なスパイに向く。結果、トラストの腕利きのコリガノ(corliganos 、ノーム語で「うろつく耳」の意)の多くはビガイラーである。

五つ国の中ではアンデールが秘術魔法の最も長い伝統を誇っている。そしてかの国の秘密諜報機関ロイヤル・アイズ・オブ・アンデールはビガイラーのエリート部隊を擁している。一方、ブレランドとカルナスのスパイは一般的にビガイラーの秘術的トリックよりもローグの純粋な技能と急所攻撃を好む。

全てのビガイラーがスパイであり、訓練の結果その才能を開花させたか、というとそうでもない。ドロアームとシャドウ・マーチでは自然にビガイラーの才能を開花させる子供が生まれることがある。伝統的にこれらの才能は暗黒六帝の賜り物と考えられており、これらの若者は聖職者によって暗黒六帝に仕える為に育てられる。これらの天性のビガイラーはシーライダー(sheelidar)、すなわち「六本指の手」として知られており、実際に手や足の指が普通より多いものもいる。暗黒六帝の聖職者に訓練されるとはいえ、彼等が必ずしも悪と言う訳ではない。多くは暗黒六帝を単により強力な原初の力と捉えており、ソヴリン・ホストの文明的な信者たちは六帝の情熱とエネルギーを恐れているのだと信じている。

他、エベロンにおける幾つかの種族はしばしばビガイラーを生み出す。ドッペルゲンガーとチェンジリングがその最たるもので、DMの裁量次第ではチェンジリングのPCにローグの代わりにビガイラーを適性クラスとさせてもよい。ビガイラーを生み出すもう一つの種族はラークシャサである。ラークシャサが欺瞞に満ちた魂を持つのはよく知られており、DMはそのソーサラーとしての呪文能力の代わりにビガイラーとしての呪文能力を与えても良い。ただし、呪文以外のビガイラーのクラス能力を得るためには依然としてこのクラスのレベルを取得する必要があるだろう。

 

ドラゴン・シャーマン

実際に見たものは滅多にいないが、ドラゴンは魔法と力のシンボルとしてエベロン中に知られており、ドラゴンシャーマンが多くの異なる文化に存在するのも不思議ではない。あるものはエベロンとシベイの最初の子供、すなわちドラゴンを神格の如く崇拝しているが、単に強力なクリーチャーの強力なパワーに惹かれているものもいる。うちいくつかは以下に述べる。

セレンの諸部族は顕著な数のドラゴンシャーマンを生み出す。それぞれの部族は部族の創設者たるドラゴンを崇拝しており、創設者の力を借り受けることのできるドラゴンシャーマンは真に祝福された存在であると考えられている。最も力あるドラゴンシャーマンの多くは召喚を受けてアルゴネッセンの奥地へと消えていく。これらのドラゴンシャーマンが竜の王国に仕えていると考えるものもいれば、主たる竜の命を果たすべく、広い世界に旅立つと言う者もいる。

"嵐の守護者"(アダールで最も高い峰の上に存在し、敵からこの土地を守護すると言われるブルードラゴンの一族、EWG p219参照)にまつわる伝説を知るものは多い。しかし、アダール以外では殆ど知られない別の伝説もある。コランダーの峰に高く隠された谷には、かつて最初の守護者によって選ばれた修道士たちの本拠地があるのだと。伝説によればこれらの修道士たちはドラゴンの道を修め、自らがドラゴンになることを目指すのだという。伝説が真実であるなら、アダールの雲上を舞うドラゴンの幾たりかは驚くべき昇華を遂げたドラゴンシャーマンである。何度か、大胆な者達がこの竜の谷を求めてコランダーの峰に分け入ったが、いまだかつて帰って来たものはない。

ソヴリン・ホストにおいては様々な解釈がある。カルトの一つはソヴリン・ホストの神々がドラゴンそのものであり、世界に初めて生まれたドラゴンが常人の理解を超えた域にまで自らを高めたのが神々であると断言してさえいる。崇める存在と教義を反映して、こうした宗派の聖職者はクレリックやアデプトではなくドラゴンシャーマンであるかもしれない。例えばウレオンに仕えるドラゴンシャーマンはブルードラゴンをそのトーテム・ドラゴンとするだろう。神と象徴となるドラゴンについてはエベロン・ワールド・ガイドp68-69を参照のこと。現在の所このカルトは弱小の一派に過ぎないが、このところストーム・リーチで支持を得つつある。

シャドウ・マーチの伝説に曰く、かつてのデルキールとの戦いにおいて黒竜の力持つ戦士あり、その名はドゥラーカル(duraak'al)と。そのようなオークはかつてゾリアットとの戦いの準備をせよと告げたかのブラックドラゴン、ヴァラークの祝福を運ぶ存在だと見なされている。現在ドゥラーカルは伝説上の存在に過ぎない――しかし、伝説はいつでも甦る時を待っているのだ!

またコボルドの中にもドラゴンシャーマンを見ることができ、彼らは部族の霊的なリーダーシップをソーサラーと競っている。またクバーラではリザードフォークの中にドラゴンシャーマンが存在するという話がある。彼らはブラックドラゴンのラシャークを生き神として崇める聖職者なのだ(EWGp159-160)。

トーテム・ドラゴンの特徴を自らの肉体に体現するドラゴンシャーマンは、コーヴェアでは恐ろしく目立つ存在のように思えるかもしれないが、この世界には彼等が可愛く見えるほど奇妙な者、あるいは物が山ほど居たりあったりする。シフターとチェンジリングは日常生活の一部であり、大都市あるいは街道ではオーガー、ガーゴイル、果てはメドゥサまでもが闊歩するこの世界では、ちょっと鱗を持ってる程度では大して目立ちはしない。もっとも、外見に基づく差別を受けて黙っているドラゴンシャーマンというのもまず存在しない。

プレイヤーズハンドブックUによれば、ドラゴンシャーマンが従うべき竜の特性の中にはその属性が含まれている。しかしエベロンではドラゴンの属性は体色とは一致していないし、神格の崇拝者も神の属性には縛られない。であるからしてDMもそうした属性制限を取り除くことを望むかもしれない。ただ一つ言える事は、具体的な崇拝対象を持つドラゴンシャーマンは通常その崇拝対象の属性に従うだろうということである。例えばエベロンのブルードラゴンは通常いかなる属性でもありうるが、アダールの"嵐の守護者"達は一見して高貴な魂を持つ存在である。従って、かのブルードラゴンを崇拝する者たちは善属性に傾くだろう。

 

ダスクブレード

ダスクブレードは魔法と武術を統合する。プレイヤーズ・ハンドブックUはエルフの伝統としてダスクブレードを紹介しており、これはエベロンの設定に上手くはめ込むことが出来る。古代のエルフと巨人との戦争におけるもっとも偉大な英雄の幾たりかはダスクブレードであり、今日においてもこれらの魔法戦士たちはエアレナルのチャンピオンであり、またヴァラナーのターナダル・エルフの戦団の一員としてウィザードやレンジャーとくつわを並べる。

しかしエルフがダスクブレードを生み出す唯一の文化と言う訳ではない。最近モルグレイブ大学が行った遠征調査では、ゼンドリックの巨人達が自身のダスクブレードを持っていた事を示唆する証拠が発見されている。サーロナがインスパイアドによって征服される前、オー・カルーン(Ohr Kaluun)の人間の王国にはダスクブレードが存在しており、この伝統が避難民の中に受け継がれていたかもしれない。例えばラザー公国連合の奥地、アダールの修道院、またオー・カルーンの崩壊しかけた戦争迷宮の遺跡の奥にひっそりと。

最後に、ダスクブレードはアンデールの軍事ドクトリンにとって理想的な存在である。彼らは魔法への深い敬意と戦いにおける才能と技の統合を体現する存在なのだ。今の所アンデールはエアレナルやヴァラナーのそれに匹敵するダスクブレードをまだ輩出できていないが、プレイヤーキャラクターは当然のことながらその例外である!

 

ナイト

ガリファーの最盛期、高貴なナイトがコーヴェアの各地に存在した。最終戦争の勃発以降もなおナイトはコーヴェアの各地に存在していたが、特にカルナスとスレイン、現在では互いに恨み骨髄に徹するこの二つの国で騎士道が華開いたとされている。両国は常に軍の質と規律を重視していたし、これらの国の伝統的戦法はナイトのそれによく適したものであったのである。スレイン重装騎兵は大陸に並ぶものが無かったし、カルナスの重装歩兵部隊は全ての敵に恐れられていた。対して他の五つ国にもナイトは存在したが、魔法を重視するアンデールにおいてナイトは軍の主流になりえなかったし、ブレランドの現実主義はナイトに名誉ある戦いを許さないことがしばしばであった。一握りのサイアリのナイトがデイ・オブ・モーニングを生き延び、これらの誇り高き軍人はしばしば優れた技量を持っている。忠誠を誓うべき国を失った彼らに残されたのはただ自身の名誉のみであるが、彼等がそれまでも失うことは決して無いだろう。

スレインとカルナスの国民の間にはかなりの緊張が存在しているが、これらの国に属するナイトは互いに敬意を払うことがしばしばである。敵ではあるが、少なくとも彼らは好敵手の名に値する敵なのである。最近カルナスのカイウス三世が両国の絆を深め、平和を安定させるためとしてフレイムキープと連携して大武術大会の準備を進めている。

五つ国以外ではムロラノン氏族のドワーフの中に、最終戦争においてカルナスとともに戦った際に取り入れられた幾つかのナイトの伝統がある。ムロールがガリファーから脱退して以降、こうしたドワーフのナイトとカルナスのナイトの間で激しい競争が燃え上がることがある。またヴァラナーにもナイトは存在するが、その軍事文化の中で一般的なものではない。巨人との戦争において、かつてのエルフは奇襲をその戦術の中心に据えており、それもあって多くのエルフはレンジャーやスカウトの道を選ぶのである。

 

クラスの拡張と新特技

プレイヤーズ・ハンドブックUは多くの新特技とあらゆるクラスのための新しい選択肢を提示する。DMの裁量で全てのキャラクターはこれらのオプションを利用可能であるとしても良い。そうすればバーバリアンは部族の伝統に関係なく、激怒の代わりに"狂戦士の底力"の能力を取得することが自由にできる。しかし文化や組織によっては特定の特技や代替クラス特徴を重視したり、それに関する何らかの傾向を持っていたりするかもしれない。幾つかの例を挙げる。

《秘術の学究》:コーヴェアにおいてこの特技は秘術評議会のウィザードの間でよく見られる。アンデールの長い秘術的伝統は特定の研究分野に焦点を合わせる人々の助けとなる。コーヴェア以外では特定の一つの技能を極めるという傾向を反映して、エアレナルのエルフも《秘術の学究》を好む。

ヴォルの血:ヴォルの血の信奉者たちは血の秘める霊的なパワーを非常に重視している。これを反映してヴォルの血の聖職者は《血盟の儀式》特技を種族に関わらず取得できるようにすべきである。この《血盟の儀式》は同じくPHBUの《信仰の後見人》特技と関連付ける事も可能である。ヴォルの血の聖職者は血の儀式により遠方からその信奉者を支援することができるのだ。そして、ヴォルの血の聖職者の多くは"領域呪文任意発動"のオプションを選択し、主に死霊術士の領域を任意発動する。

シルヴァー・フレイム教会:光の宗教らしく、《清浄なる輝き》と《清浄なる浄化》の二つの特技はシルヴァー・フレイムのクレリックにぴったりだろう。スレインの聖職者の多くはアデプトやクレリックでなくエキスパートであるが、彼らの中にも《祝福の儀式》を習得している者がおり、それを用いて信者に祝福や聖別を与える。

ガランダ氏族:歓待の氏族は概ね人畜無害と考えられているが、この氏族のメンバーは芸術的なレベルまで話術に熟練していることがしばしばである。《話術の達人》と《放浪者の交渉術》はそうしたガランダ氏族のキャラクターによって用いられる。

ヴァダリス氏族:調教の氏族は魔法と動物の世界の間にある全ての相互作用に興味を持っている。五つ国の多くの戦闘ウィザードが"割り込み魔法"の代替クラス特徴に興味を持つ一方、ヴァダリスのウィザードは決して使い魔を諦めたりしない。加えて氏族ではPHBUに提示された種々の使い魔関連の特技が盛んに修得されている。

《地獄のソーサラー》及び《天上のソーサラー》:エベロンと外方次元界の行き来は限られているが、これらの特技を修得する方法はそれなりに存在する。顕現地帯生まれのソーサラーは来訪者の血が混じっていないにもかかわらず末裔特技を修得するかもしれない。《天上のソーサラー》はシルヴァー・フレイムとのリンクを授かり、この神々しい力の顕現となったのかもしれない。同様にカイバーやシベイの力に触れたソーサラーは世界に光、ないしは暗黒をもたらす力の器となるだろう。《地獄のソーサラー》は地下竜教団に安息の場所を見つけたり、ロード・オブ・ダストのために働いたりするかもしれない。《天上のソーサラー》は教会やチャンバーで、或いは独自の道を進むことだろう。

ミロン・モンク(Mironite Monk):「ミロンの力を授かりしモンク」はスレインの外では殆ど知られていない。彼らは自身の肉体と精神を通じてシルヴァー・フレイムの力を顕現させる術を学んだ軍人モンクの一派である。コーヴェアにおいて彼らは《燃える気の拳》、《燃える気の防御》、《気弾》特技の代表的な使い手である。

ソヴリン・ホスト:ソヴリン・ホストの聖職者は霊感のために多くの神々に祈ることができるので、プレイヤーズ・ハンドブックUに提示された新特技のいずれも使用することが出来る。ドル・アラーのパラディンは《信仰の正義》や《清浄なる輝き》を使用するかもしれないし、ドル・ドーンのクレリックは《信仰の鎧》を使うだろう。特定の神格を信仰するクレリックはよく"領域呪文任意発動"の代替クラス特徴を使用する。特にオナターのクレリックで回復呪文を任意発動できる者は殆どいない。

カルナスの戦闘魔法:アンデールの秘術の力を認識したカルナスのウィザードは、独自の戦闘魔術を構築すべく最終戦争の末期の数十年に渡り悪戦苦闘を続けてきた。カルナスの戦闘ウィザードはアンデールのそれに比べて秘術に対する鋭さと学術的な理解を欠くが、断固として冷酷である。《秘術的応急処置》と《捨て身の秘術》はいずれもPHBUに提示された新しい呪文修正特技とともにカルナスのウィザードによって使われたテクニックである。カルナス・ウィザードの大多数は割り込み魔法の代替クラス特徴を使用する――戦争になったら、使い魔など邪魔なだけだ。

《武器の極意》:知られている限り、いかなる英雄もこの特技を修得できるほどの技量を持ってはいない。PCがその域に達したならば、その名前は五つ国中に轟き、上は王侯から下はその日暮らしの労働者の間にまで知らぬ者はいなくなる事だろう。五つ国において極意に達した者の内、知られている最後の者はカルナスのソード・マスター、ドラゴ・イル・ローランである。最終戦争の起こるはるか前、彼は若きジャロット王の剣術指南を勤めていたことでも知られている。
 勿論、人間以外の世界においてこのレベルの技量を持つ存在がいるかもしれないし、それを隠しておくことも可能だろう。アシュタカラの評議会に席を占めるザキャ・ラークシャサの王侯は、自らに匹敵する技量を持つ死すべき定めの好敵手の出現を待ち焦がれているかもしれない。

ズィラーゴ:ズィラーゴのノームは錬金術の技能と陰謀に対する愛で有名である。ズィラーゴ出身のキャラクターには《話術の達人》と《放浪者の交渉術》特技がよく似合う。更に《敵弾兵》と《暴走錬金術師》の特技を身につけるのにズィラーゴ以上に相応しい場所は他にない。ズィラーゴのバードは彼らの芸能に魔法と幻影を織り込むのを好んでおり、《秘術の装飾楽句》特技はこれを上手く表現できる。