080409 からくりいしかわ 編
Ｄｒａｇｏｎ誌350 p52
■Planetouched, Celadrin （セラドリン）
セラドリンは、黄金の瞳、ブロンズ色の肌、燃え立つような赤い髪を持ったエルフのように見える。
彼女は金と銀で縫い取られた動きやすい絹の衣類を身にまとっている。
（イラストから分かるように胸はふくよかで、肉感的である）
●戦略と戦術（Strategy and Tactics）
セラドリンは、できる限り偽装や狙撃、待ち伏せなどをできるように戦場を選ぶし、敵の分析に時間をかける用心深い戦士です。
彼女たちは発見される前に遮蔽物のかげから射撃しては撤退するという戦術を、敵を殲滅するまで繰り返します。
ロングボウ(Longbow), ショートボウ(Shortbow), レイピア(Rapier), ロングソード(Longsword)を好んで武装しています。
接近戦でも、相手をよく観察して美しくも複雑な機動によって、優雅でありながら致命的な存在となります。
彼女たちのウィザード(Wizard)は戦闘中にしばしばスリープ(Sleep)を使います。なぜならエルフと同様に自身はその影響を受けないからです。
●生態と社会（Ecology and Society）
セラドリンは通常、Gold Elf(Sun Elf)の中にとけ込んで生きています。けれども一部のセラドリンは、他のタイプのエルフと定住するようになる前に数十年世界を放浪して過ごします。
彼女たちは天上語(Celestial)とエルフ語(Elven)を話します。
放浪の吟遊詩人(wandering troubadours)や守り手(guardians)として彼女たちの寺院の外で旅を続けるほとんどのセラドリンは、共通語(Common)を話すことを学びます。
彼女たちは“金の心臓”Lady Goldheart(女神ハナリィ・セラニル[Hanali Celanil]のこと)の寺院のあるエルフの共同体内で暮らすことを好みます。
ほとんどのセラドリンはHanali Celanilを尊敬し、セルダラインSeldarine(Arvandorにあるエルフの神々のおわすところ。北欧戦士におけるヴァルハラのようなものか。)での休息を名誉としています。
出現環境(Environment)：セラドリンは通常、エルフの血縁がいる温帯の森林地帯に生息している。
身体的特徴(Typical Physical Characteristics)：セラドリンは通常、黄金の瞳、ブロンズ色の肌、燃え立つような赤い髪を持ったGold Elfに似ている。
性格(Alignment)：純粋なエルフのように、セラドリンは自由奔放な方向性でありながら穏やかで上品な傾向をもって、混沌にして善(Chaotic Good)の性格となっています。
財宝(Treasure)：装備に加えて脅威度(CR)に見合った標準(Standard)の宝物を保持している。貨幣よりも宝石をちりばめた細工物や宝石用の原石などを持ち運ぶ方を好みます。
●レルムにおいて(In the Realms)
コーマンソー(Cormanthor)の森では珍しくもない存在であります。
ほとんどのセラドリンはミスドラノール(Myth Drannor)にその祖先がたどれます。
Weeping Warによって、ほとんどのセラドリンがディーピングデイル(Deepingdale)やセンバー湖(Lake Sember)周囲の森に移住しました。
セラドリンはエヴァレスカ(Evereska)やエヴァーミート(Evermeet)でも見られ、教会で重要な役割を担ったりするのでHanali Celanilの教会がある他のエルフの共同体でも見られます。
彼女たちは芸術に強い結びつきがあり、職人や演奏者やその守り手として存在します。
セラドリンはレルム世界の地域を決定する類のことに関しては、Gold Elfとして取り扱います。（フェイルーンプレイヤーズガイド[Player Guide to Faerun]参照)