17.《眼》の守り手 Keepers of the Eye


  2体のデスドリンカー・デーモンがこの部屋を守っている。これら卑劣なクリーチャーは、〈麗し〉のレアスの護衛としてここにやってきた。そしてここで侵入者を警戒している。
  PCがこの部屋に入ったなら、それらは戦術的遭遇を引き起こす。


戦術的遭遇:遭遇レベル20

準備

  デスドリンカー・デーモンを戦術マップ上に配置しろ。プレイヤーはキャラクターのミニチュアをマップ右端から3マス以内に配置しろ。プレイヤーが配置を終えたなら、読め:

  この部屋には、明りを放つ、緑色の液体を満たしたプールがある。そして不吉なデザインの胸当てを身につけ、巨大なロングソードを手にした、身長30フィートはある赤い肌の護衛が立っていた。彼らの頭部の両側には、幾分壊れた枝分かれした角が生えている。彼らの白い目の間には、逆ピラミッドのような紋章が描かれている。

 

デスドリンカー Deathdrinker (2体):ヒット・ポイント337:脅威度18:MMW40ページ

 

戦略

  デスドリンカーはコラプト・ウェポン のオイルを武器に塗り、次のラウンドに突撃を行う。彼らは《強打》に8ポイントをつぎ込む。デスドリンカーは本質的に利己的なため、互いに集団戦術には頼ろうとしない。その代わり、彼らは1体の対抗者を殺すまで執拗に狙い続け、《虐殺の栄光》能力を起動しようとする。デスドリンカーから10フィート以内に位置するキャラクターは毎ラウンド2d6ポイントのダメージをこうむることを忘れるな。

 

展開

  この部屋で発せられた戦闘音は近くのクリーチャーを警戒させるかもしれない。第20区画にいる〈タリズダンの聖堂騎士〉は戦闘ラウンドが続く間は〈聞き耳〉判定を行うことが出来る(距離と扉の存在を計算しろ)。同様に、第18区画にいるアスペクト・オヴ・オボクスオブも〈聞き耳〉判定を行う権利がある。もしアスペクトあるいは〈聖堂騎士〉が戦闘音を聞いたとしても、彼らは戦いに加勢しようとはしないが、彼らは記載された戦略に従ってアクションを待機する。

 

区画の特徴 Features of the Area

  この区域は以下の特徴を持つ。

  酸のプール Acid Pools:この大きな部屋にはところどころ腐食性の液体を満たしたプールが存在する。酸のプールに隣接したマスに立つキャラクターは難易度25の頑健セーヴを行わなくてはならず、失敗した場合は1ラウンド間吐き気がする状態になる。
  プールはそれぞれ広さと同じ深さを持っている。プールの水に触れた場合は2d6ポイントの[酸]ダメージをこうむる。不幸にしてプールに頭まで浸かってしまったクリーチャーは毎ラウンド20d6ポイントの[酸]ダメージをこうむる。[酸]によるダメージはプールから出た後も3ラウンド間続く。しかしその際のダメージは半分になる(毎ラウンド1d6ポイントか10d6ポイント)。[酸]ダメージに完全耐性を持つクリーチャーはプールからダメージをこうむることはない。しかし、このようなクリーチャーであってもまだ溺れる危険はある。