精鋭ドロードヌ Elite Draudnu  脅威度14(本来のドロードヌは14ヒット・ダイス、脅威度10である)

…人間大の、頭頂部に3本の筋肉質の足を生やした無毛のクリーチャーがこちらに迫ってくる。その胴体からは、膨れた房が垂れ下がっている。脈打つ一つ目が、クリーチャーの頭部と思われるしわだらけの肉塊から凝視している。しかし、それはクリーチャーの胴体の底に付いている。その目の付近に、3本の腕のような形をした骨の鉤が生えている…
混沌にして悪・中型・来訪者(混沌、悪、他次元界、オビリス)
イニシアチブ:+5;知覚:暗視60フィート、トゥルー・シーイング ;聞き耳+28、視認+28
言語:奈落語、共通語;テレパシー100フィート
移動速度:50フィート(10マス);一撃離脱
接敵面/間合い:5フィート/5フィート(肉鉤のみ20フィート)
AC:22(+5【敏】、+7外皮)、接触15、立ちすくみ17;回避、強行突破
失敗確率:
ヒットポイント:187(22d8+88、22ヒットダイス);高速治癒5
ダメージ減少:15/秩序
オーラ:狂気の姿(60フィート、難易度25)
完全耐性:酸、[精神作用]効果、毒
抵抗力:[冷気]10、[電気]10、[火]10
呪文抵抗:22
頑健:+17、反応:+18、意志:+16
脆弱性:
近接攻撃:肉鉤  +26(3d6+4/19-20、移動不能)
基本攻撃/組みつき:+22/+26
能力値:【筋】18、【敏】20、【耐】18、【知】13、【判】16、【魅】18
技能:平衡感覚+42、登攀+29、脱出術+30、跳躍+49、知識:次元界+10、聞き耳+28、捜索+17、視認+28、生存+28(他次元界では+30、追跡時+30)、軽業+34、縄使い+5(縛り上げる場合+7)
特技:攻防一体、迎え討ち、回避、クリティカル強化(肉鉤)、肉体攻撃強化(肉鉤)、強行突破、一撃離脱、追跡、大旋風

以下は〈知識:次元界〉判定37で判明する事項。

攻撃オプション:攻防一体、迎え討ち、大旋風、属性打撃(混沌、悪)、移動不能
移動不能 Immobilize(変則)ドロードヌが肉鉤でダメージを与えたなら、それは敵に命中すると共にはずれ、命中した対抗者を床もしくは壁に貼り付けてしまう(ドロードヌの肉鉤はすぐに再生する)。敵は難易度21の反応セーヴを行わなくてはならず、失敗したなら移動不能になる(そのマスを出ることが出来なくなる)。もしクリーチャーが、貼り付けることの出来る表面に位置していなかった場合、肉鉤は無駄になり、この能力は機能しない。移動不能状態のクリーチャーは、移動アクションを消費して難易度21の【筋力】判定か〈脱出術〉判定を行うことで引き剥がすことが出来る。引き剥がした場合は1d10ポイントのダメージをこうむるが、他の者が標準アクションを用いて難易度21の〈治療〉判定を成功させているならこれを避けることが出来る。セーヴ難易度は【筋力】を基準とする。

以下は〈知識:次元界〉判定42で判明する事項。

特殊アクション:酸の破裂
その他の特殊能力:真実の目、狂気の姿、来訪者の種別特徴
真実の目 True Seeing(変則):トゥルー・シーイング 呪文と同じだが、常時起動している。
狂気の姿 Form of Madness(超常):〈オボクスオブの奴隷〉を60フィート以内で見たすべてのクリーチャーは、難易度25の意志セーヴを行わなくてはならず、失敗したなら何かが心に芽生えることにより、永続的な不調状態に陥る。グレーター・レストレーション、ヒール、ミラクル、ウィッシュ 呪文のみがこの狂気を癒すことが出来る。セーヴに成功したクリーチャーは、同じ〈奴隷〉から24時間に渡り〈狂気の姿〉の影響を受けなくなる。また失敗した場合、回復するまで再び効果を受けなくなる。混沌にして悪の来訪者はこの能力に完全耐性を持つ。これは[精神作用]効果であり、セーヴ難易度は【魅力】を基準とする。
酸の破裂 Acid Spray(変則):ドロードヌがダメージをこうむったなら常に、半径5フィート以内に2d4ポイントの[酸]ダメージを与える爆発を起こす(反応セーヴ21・半減)。セーヴ難易度は【耐久力】を基準とする。

新たな状態:移動不能 Immobilized

  『Tome of Magic』で紹介された移動不能状態とは、クリーチャーは手番が始っても自身が占めているマスから移動できない状態である。移動不能状態のクリーチャーは通常に攻撃や呪文発動を行うことが出来、ACへの【敏捷力】ボーナスを保持している。飛行しているクリーチャーであっても移動不能状態になる。彼らは下降を制御できるため、落下ダメージをこうむらない。しかしながら、彼らはこの状態が終了するまで隣接するマスに移動することはできなくなる。下降速度は毎ラウンド20フィートである。もし移動不能状態の飛行クリーチャーにホバリングができるのであれば、それは高度を維持することが出来る。しかし、マスを移動することはできない。