15.肉の部屋 Flesh Chamber


  この不安を覚えさせる部屋は、このダンジョンの真なる性質を明らかにする。
  キャラクターがこの部屋に入ったなら、読め:

  あなたがこの陰鬱な回廊を進むにつれ、暗い壁が徐々に明るい色合いになっていく。やがて剛毛に覆われた黒い壁は灰色になり、回廊の末端に着くころにはピンク色になっていた。ここはアンモニア臭がし、薄気味悪い緑の液体が床に溜まっている。

 

  ここの壁は本当の肉で出来ている。そのため斬撃武器か刺突武器で攻撃すると激しく出血する。より悪いことに、このような負傷を与えることによりエルダー・イーヴルは全体を震わせる。内部にいるすべてのクリーチャーは難易度15の〈平衡感覚〉判定を行い、失敗すると伏せ状態になる。もしPCがここの壁に20以上のダメージを与えたなら、回廊は全体が収縮し、10d6ポイントの殴打ダメージを与える。その後毎ラウンド、PCはすり潰そうとする内壁により4d6+12ポイントの殴打ダメージ、2d6ポイントの[酸]ダメージ、6ポイントの[猛悪]ダメージを受け続ける。キャラクターは軽い斬撃武器か刺突武器を用いて、筋肉に20ポイントのダメージを与えることで、この回廊から脱出することができる(AC26)。キャラクターが脱出すると同時に筋肉は閉まる;各PCは自分自身で脱出孔を作り出さなくてはならない。1d6ラウンド後に回廊は弛緩し、内部に残されたPCは解放される。