12.歓喜の間 Chamber of Delights


  この部屋にいたる扉は施錠されており(〈解錠〉難易度35)、そしてシンボル・オヴ・ウィークネス により守られている。

シンボル・オヴ・ウィークネスの罠 Symbol of Weakness Trap 脅威度7
方式魔法の罠
作動条件距離式(扉を通過すると)
再準備条件なし
ダメージ/効果呪文効果(シンボル・オヴ・ウィークネス 、クレリック13レベル相当、3d6【筋力】ダメージ、意志セーヴ難易度20・無効)
判定難易度〈捜索〉難易度32;〈装置無力化〉難易度32

 

  PCが扉を調べたなら、読め:

  巨大な鉄扉が、あなたの前に立っている。それには何百という、嗚咽する小さな顔が彫り込まれている。彼らの目からは、実際に涙が流れ、扉の表面には、錆びの筋が残されている。

 

  PCが扉を開けたなら、読め:

  幅10フィートほどの、でこぼこな黒い壁の回廊が、前方に40フィートほど続いている。その先は大きな部屋につながっているようだ。回廊には骨が散らばり、強い腐敗臭が鼻を突く。

 

  回廊のはずれに着いたなら、読め:

  この恐るべき死の部屋は、砕かれた肉体と血しぶきで覆われている。床は不潔な紫のカーペットで覆われ、ところどころ血のシミがある。中央には、死んでいるにもかかわらずビクッと動く、煌めく器官で作られた、肉の祭壇が築かれている。

 

  この部屋は、〈麗し〉のレアスがタリズダンに捧げる目的で、数多くの無垢なる民を恐ろしい儀式を執り行った場所である。その邪悪な儀式の結果、強力なデスシュリーカーが生みだされた。
  もしPCが回廊を通過して部屋に入ったなら、彼女らは戦術的遭遇を引き起こす。


戦術的遭遇:遭遇レベル19

準備

  PCのミニチュアを扉をくぐった通路の終端に配置しろ。現時点ではアゴニーは床の内部に潜んでおり、したがって何者かがカーペットに踏み込んだなら出現する。PCがこの部屋に入ったなら、読め:

  この不気味な光景を見るとともに、あなたは床から何かが浮き上がって来るのを見つけた。それはか細い姿の髑髏で、エーテル状態のローブを羽織っていた。それは怒りと恐怖の雄叫びを上げると、あなたに向かってきた。目が憎悪に燃えている。

 

強大化デス・シュリーカー、アゴニー Agony, Advanced deathshrieker ヒット・ポイント187:脅威度19:MMV121ページ

 

戦略

  アゴニーは床の中から立ち上がるとすぐに《死にゆく者の叫び》を使う。それはPCを破壊力の範囲に捉え続けるように移動して《叫び》を維持し続ける。もし追い込まれたなら、アゴニーは壁や床の内部に入り込みつつ接触攻撃で打ち掛かる。

 

区画の特徴 Features of the Area

  この区域は以下の特徴を持つ。

  祭壇 Altar:肉の祭壇はカーペットの縁まで届くディセクレイト 効果を発している。アゴニーが効果範囲内にいる場合、それは攻撃ロール、ダメージ・ロールとセーヴィング・スローに+1不浄ボーナスを得る。