この石でつくられた部屋の床は、全面がむき出しの土で覆われている。ここはひょっとして畑であるのかもしれない。人型生物と思われる髑髏が、よくわからない獣の骨と混じって、いくつも転がっている。 |
この部屋に転がる骨の多くは人間のものである。そしてそれらはすべて食い荒らされている。このように土が敷き詰められた部屋を以前に経験している場合、英雄たちは罠を予測するだろう。そしてそれは正しい。それぞれの部屋には、土の下に飢えたドラゴン教徒のグールが各部屋6体ずつ、合計12体埋まっている。英雄たちがこの部屋に踏み込んで10ラウンドが経過したなら、これらのクリーチャーは立ち上がって攻撃アクションを行う。DMは、東側の部屋のグール6体が起こされたなら、西側のグール6体も同時に起こしても構わない。そのような場合、東の部屋に隙間が生じる毎に、西側の部屋のグールを順次移動させろ。
土中に埋まったグールを発見するには〈捜索〉難易度25に成功しなくてはならないが、ディテクト・イーヴル などの感知呪文があるなら問題なく発見できる。PCが気付いていない限り、移動アクションで土を取り払い、標準アクションで攻撃を行う。この奇襲攻撃に対し、PCはACへの【敏】ボーナスを失う。グールの出現位置と同じマスに位置するPCは、自動的に組みつき状態としてアクションを開始する。PCは反応セーヴ難易度15に成功することで隣接マスに入り込むことかできるが、そこに敵がいる場合は不可能となる。味方のマスに入り込むことは出来るが、その場合は両者とも無理やり入り込んだ状況となる(攻撃ロールとACにー4)。
グール Ghouls (12体):ヒット・ポイント13