この部屋に続く、錆びついた鉄の扉はゆがんでおり、ちょうつがいが半分壊れている。部屋の内部は、黒ずんで壊れており、はるか昔になんらかの爆発にさらされたかのようだ。床に描かれた、ルーンで満たされた奇妙な円は、とてつもない熱にさらされたかのように溶けている。 |
本来の住民は、この部屋を実験的な招請の間としてここを使っていた。不幸にして、最後の実験は手に負えない結果をもたらした。冒険者には、この部屋には東壁に隠された扉以外は何も残っていないと伝えろ。
実際、ドラゴサに仕えるドラゴン教徒は、盗まれた〈ドラゴサの心臓〉の代替物の召喚を試みた(D21区画参照)。そのとき何かがまずい方向に転がった。そしてそれに続く爆発は、研究を中止するに十分なものだった。しかし招請されたものはこっそりと逃げ出し、東壁の秘密扉(〈捜索〉難易度20、〈解錠〉難易度20、硬度8、ヒット・ポイント20、破壊難易度25)を抜けてD13区画に隠れた。